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ほんのりと怖い話スレ その113

682 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/12/31(木) 10:59:33.66 ID:XhTNrJK50.net
あれは俺が10歳のころの話

俺は冬休みに祖父母のいるA県へと泊りに来ていて、いとこのBやCと一緒に遊んでいた
ある日Bが「立ち入り禁止になってる2階行こうぜwww」といいだした
正直怖くて行きたくなかったがチキンと思われたくないので俺とBとCで2階へ行った
2階に行くと右隅に扉が一つあった
確認しようとすると中から「コポォwwwwwwwwブフゥwwwwwww」という
低い不気味な声が聞こえたので
怖くなった俺たちは急いで1階に戻った
祖父母が何事だと駆けつけたので今起きたことを話したら「お前たち!!ゆう○×の部屋に行ったのか!?」
といつもは温厚な祖父が凄い剣幕で何かをみたのかと怒鳴りだしたので
すっかりビビった俺たちは声は聞いたけど中はみてないと言ったら祖父は
「そうか…とりあえずもう2階には行くのをやめなさい……」といった
祖母は突然わあああああああああっっっ!!と泣きだし
「何で!?何であの子は!!!!!」と叫びだした
俺は祖父に中には何がいるの?と聞いたら祖父は
「お前たちが大人になればいずれわかる存在だ」といった
その日の夜Bは震えながら言った
「実は……俺見ちゃたんだよな少しだけ……」と
一体何を見たんだと言ったがBは「とても話せるものではない」といった
それから家に帰るまで2階には上がらず特に変わったこともなかった
あれから20年の月日が流れた
今思うと2階にいた何かの正体をBが必死になって隠したのか
祖父が「大人になれば分かる」といったのか分かった
俺がその何かになってしまったから
ほら今も顔も見たことない甥姪たちが2階へ上がって俺の部屋に近づいてくる――

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