後味の悪い話　その159

677 ：筋肉男のハロウィーン(1/2)＠＼(^o^)／：2015/10/31(土) 17:08:42.12 ID:7/cLM+O10.net

10/31なのでw、レイ・ブラッドベリの短編を。数年前から書きたいと思っていたけどまとめられなかった。本が手元に見当たらないのでうろ覚えで書く。
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<筋肉男のハロウィーン>
筋肉男(Heavy set)と周囲から呼ばれている男は30歳、母と二人暮らし。
本も雑誌も読まず、レコードやラジオを聴くこともなく、空き時間はひたすら筋トレ。電気技師として高所で働いている。
彼は自宅で母親の食事を食べて、筋トレをする。夜中に遠くまで泳いで帰ってくることもある。大変滑らかな動きで。

彼は近所の少年たちのヒーローだ。皆、彼の二の腕に惚れ惚れ憧れ、大騒ぎするが、17・8歳にもなると普通に女の子と一緒に出かけるようになり、彼のところにはやってこなくなる。
そして次の世代の少年たちがまた集まってくる。
女の子から声をかけられることもあるが、デートにはあまり熱心ではない。
母親は息子が早く彼女を作って結婚してくれるといいのにと思いつつ、毎日おいしい料理を作って男の世話をしている。