後味の悪い話　その159

633 ：本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／：2015/10/30(金) 04:40:59.44 ID:GmOz4Nnt0.net

ラストです

留年君は今までクラスでは”流石にいじってはいけない、洒落にならない存在”として、タチの悪いリア充達ですら
アンタッチャブルな存在だった。
それが、いじるきっかけが生まれた事で、今までの分、堰を切ったようにリア充達がいじりまくる。

「パイセン遊戯王カードで遊んでるんすか！？ｗｗ」
「むっちゃかっこいいっすねｗｗ！！　罰ゲームだ！とか言うんでしょｗｗｗ子供の頃読んでましたわｗｗｗ」
「ていうかあれめっちゃ昔に終わったやんｗｗまだ読んでるんすか！？ｗｗｗ」

パイセンは下を向いてプルプル震えだす。

その様子に、リア充の一人が止めを刺すように
「パイセーン、そんなんで遊んでるから留年するんすよｗｗｗ」とパイセンの肩を叩いた。

するとパイセンは、まるで小学生の低学年の男の子の様な声、泣き方で泣き崩れた。
泣きながら席に戻り、筆箱を片付けている。ずっと泣き続けた。
先生が入ってきて「おい、どうしたっ」と声をかけ、肩を抱いても、
いつまでもいつまでも抱き続けた。　それ以降誰もパイセンの声を二度とは聞いたことが無い＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


そしてパイセンは今も、
キーボードを叩きながら、その忌まわしき思い出に！！！！顔を真っ赤にしておるんじゃあああああああああああああ！！！！！！！！！

おわり

おわり