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後味の悪い話 その159
- 471 :1@\(^o^)/:2015/10/24(土) 11:09:42.43 ID:2/V0q1gUO.net
- 昔かわいそうな子どもがいて、父親も母親もいない、みんな死んでしまってこの世にはもう誰もいなかった。
みんな死んでしまったので、その子は出かけていって、夜も昼も探し回った。でもこの世にはもう誰もいなかったので、天に昇ろうと思った。
お月様が自分を優しく照らして出してくださったのでお月様の所に行ってみると、それは腐った木のかけらだった。
今度はお日様の所へ行こうと思って、やっとの思いでお日様の所へ行くと、それは枯れた向日葵だった。
今度はお星様の所へ行ってみたら、それは小さな金色の油虫だった。百舌鳥がすももの棘に突き刺しておくように串刺しになっていたのだ。
それで仕方なく地球に帰ってみると、それはひっくり返った壺だった。
だからその子は本当にひとりぼっちになってしまい、壺の中に座って泣いた。
今でもその子はずっとひとりぼっちのままそこに座っているんだとさ。
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