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後味の悪い話 その159

1 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/09/19(土) 05:00:21.00 ID:1iOjAzjs0.net
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聞いた後に何となく嫌な気分になったり、切なくてやりきれない夜をすごしてしまったり、
不安に駆られたり、体中がむず痒くなるような話を語り合うスレです。

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後味の悪い話 その158
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/occult/1438102711/

455 :1/2@\(^o^)/:2015/10/23(金) 04:18:19.50 ID:M0tuJh+30.net
映画、鑑定士と顔のない依頼人が後味悪すぎる

主人公ヴァージルは短気で傲慢ではあるがかなり腕のたつの鑑定士兼競売人。女性の考えが分からないため女性との関係は老齢になっても一度もなかった。
そのためか、彼には貴重で高額な女性の絵画を集める趣味があった。ヴァージルは絵画の模倣を専門とする友人ビリーと手を組み、長い年月をかけて本当に価値のある女性の絵画を収集、自分だけの知る隠し部屋に数多く保管していた。
(取引額は必ず払っていたのでグレートゾーンではあるが不正ではない)
ある日彼のところにクレアという女性から、彼女の館にある家具や絵画すべてを鑑定し競売に出して欲しいと電話がかかってくる。
契約に必要な彼女の印や経歴を提出するよう求めるも、彼女は一向にヴァージルの前に姿を表そうとしない。苛々しながらもクレアの館の家具鑑定を進めるヴァージルだったが、床に古い部品が落ちていることに気がつく。
と同時に、クレアが館の隠し部屋に引きこもっていることを知らされる。なんとクレアは広所恐怖症だったのだ。
ヴァージルは拾った部品と共に、女たらしで機械整備の天才であるロバートの元へ訪れる。
するとその部品は18世紀に作られた超貴重な人形機械の一部だと判明、ついでにクレアに惹かれていたヴァージルは女性へのアプローチの相談もする。

徐々にクレアと仲良くなり遂に彼女に隠し部屋から出させることも成功、人形機械の部品も徐々に集まって行く。
同様にヴァージルは人間としても成熟し思いやりが生まれ始める。
しかしある日、彼女の元へ訪れようとしたヴァージルは町のチンピラに襲われ重症を負う。
意識が朦朧とするなかなんとかクレアに電話し、14歳以来初めて外に出たクレアが救急車を呼んだことにより一命をとりとめる。
クレアとの愛を確信したヴァージルは回復後彼女に自分だけの隠し部屋を彼女に披露しプロポーズ、
「今まで絵画を愛してきたが、これからは全ての愛を君に注ごう」熱く燃えたふたりは初夜を共にする。幸せに包まれるふたり。
「何があってもあなたを愛しているわ」クレアは呟く。人形機械の部品もほぼすべて集まりつつあった。

ヴァージルは彼女と余生を過ごすため鑑定士と競売人を引退することを決意。
数日間競売地で過ごし、最後の競売は拍手喝采。引退を惜しむ友人のビリーとハグを交わし帰路に着いた。

456 :1/2@\(^o^)/:2015/10/23(金) 04:20:28.27 ID:M0tuJh+30.net
しかし、家に帰るとクレアは彼が生涯集め続けてきた女性の絵画と共に消えていた。
かつて絵画が飾られていた隠し部屋には人形機械が置かれており、ロバートの声で「
会えなくて寂しいよ、いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む」(ヴァージルがロバートに「本物の偽りの愛は存在するか?」と聞いたときの返答)と呟き続けていたのだ。
慌ててロバートの店に訪れるが、中は既にもぬけの殻だった…
放心しクレアの館の側にあるバーに入るヴァージル、そこには見聞きしものすべてを記憶する女性がおり、クレアがここ一年間館を出た回数は237回だと言われる。
更に、ロバートが頻繁に館を出入りしていたことを知る。

ロバートとクレアはグルだったのだ。更に、放心したヴァージルが、クレアが終始大事にしていたクレアの母親が描かれた絵画をふと裏返すとそこには
「今までありがとう。君の友人ビリー」と書かれていた。
実は共謀していたのはクレアとロバートだけではなく、長年の友人ビリーもだったのである…

場面は切り替わり、老人介護施設。ヴァージルはショックから痴呆が進み人の判別もできない有り様になっていた。
ふと思い返すことと言えばクレアと初めて一緒に寝たこと、その他の幸せな記憶ばかりであった…

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