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後味の悪い話 その158

934 :1/2@\(^o^)/:2015/09/16(水) 12:02:42.38 ID:CLAZXkru0.net
清水玲子のジャック&エレナシリーズ(但しエレナは出てこない)

ジャックは男性人型ロボットだが、怪我をしたら血もでるし空腹感もプログラムされているため
自分がロボットだとしらない時期があった
その当時は傭兵のような仕事をしており、相棒と一緒に牢屋にいれられる。
相棒もジャックをロボットとは知らないため、二人で食料を分け合ううち、ドンドン相棒はやつれて行き
やがて相棒は餓死する。
その後、ジャックは自分がロボットで食料が必要ないことを知る。
自分が食べる必要のない食糧を食べてしまったがために相棒を殺した、という後悔から
食事という行為に対して嫌悪感をもつようになった。

数年後、ジャックはある星の女王救出作戦に参加する。
そこで知り合ったのがその星独特の習慣をもつ種族の少女。
その種族は「食べる」ということを神聖なことと考えており、食事の前には長い祈りを捧げる。
また、人が死ぬとその周囲の人が食べ
食べることによりその人の能力や命を引き継いでいく、という考え方をもつ種族だった。
その少女の母親も夫の肉を食べ、彼女も母親の肉を食べ、いずれ子供が生まれれば
自分の肉を子供に与えて命をつなげていきたいと考えている。
ちなみに、その種族内で最も重い刑罰は「谷」へ突き落とす、ということだった。
「谷」はその種族が暮らす森の真ん中にある深い谷のことで、
当然人もおらず、死後誰にも食べてもらえない(=命を繋いでもらえない)という
死刑よりも酷い極刑とされていた。

ジャックはその少女がおなかを空かせていると思い、食料を与えるが
実はその種族にとっては、食料を渡す=求婚、という意味だった。
少女はジャックが自分にプロポーズをしたと思い込み、ジャックについていこうとする。
(ちなみにジャックはロボットとは彼女に伝えていなかった。)

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