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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part78∧∧
- 589 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/09/08(火) 19:45:50.21 ID:Whjaw+sD0.net
- 何年か前の冬に、都会育ちの従兄弟が我が田舎に遊びに来た
大学生だったが就職も決まり、叔父に言われてか御先祖に報告がてら三日ほどお世話になりますと
俺と歳が近いこともあり、彼の家族が里帰りした時はよく遊んだものだったが
もう俺は社会人で仕事もあり、そうそう相手もしてやれなかった
その日の朝も「帰ったら一杯やろうぜ」なんて言い残して俺は仕事に出た
その日は30センチ程新雪が積もっていた
時間を持て余した彼は、昔俺とよく遊びに行った裏山へ犬の散歩がてら軽い気持ちで出かけた
少し開けた所まで慣れない雪道をガブリながら犬と歩いて行った
そこでふと、都会育ちだからとは言わないが、アレをやってみたくなったのだと
まあ俺も童心に返ればアレをやるかもしれない
アレとは、新雪に大の字でバタンと倒れ込むアレだ
春まで自由なんだという開放感、春からの新生活への期待からか思い切り後ろ向きにバタンと倒れ込んだ
身体が着地した瞬間、彼のわき腹に激痛が走った
雪に埋もれ分からなかった秋に刈られた鋭く尖った低木の枝先が、わき腹を貫いた
俺が彼に再会したのは病室だった
幸い命に別条はないとの事だったが、貫かれた部位が違っていたらと思うと…
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