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ほんのりと怖い話スレ その110

424 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/08/02(日) 04:44:15.00 ID:9/e9g6ou0.net
最近なぜか思い出される子供の頃の不思議な体験

自分が物心ついてから中学生の頃まで、
お盆と正月は父方の実家に寄りそこで2〜3日過ごして帰るのが毎年の行事だった。
父の実家は山梨の田舎にあり、自営業を営んでいて、母屋と離れがある。
自分たちは離れで寝泊まりするんだが、その部屋に長方形のガラスケースに入れられた日本人形があった。
おかっぱで赤い着物を着た、50〜80cm?くらいのもの。子供の自分には結構大きく見えた。
それまでなかったのに、突然その年から部屋に置いてあった。
見るなり早々、親に気持ち悪い、と言ったのを覚えている。
人形は少し口を開いていて小さな歯があった。元々あるものなんだろうか。
笑っているのか怒っているのか分からない何とも言えない顔をしていた。
親も気持ち悪がっていたと思うが、口には出さなかった。

次の日、昼間離れで一人ごろごろしていると後ろから物凄い視線。
振り返ると目線の先にあの人形。気持ち悪いのでガラスケースごと
90度回して横向きにしてからまたごろごろしていた。
その内寝いってしまい夢を見た。夢の中で自分は大人の男になっていた。
大人の足と目線でどこまでも続く一本道に立っていた。両側は坂になっている。
街灯も何もないのに道だけが光っている。
そこを江戸時代の百姓みたいな襤褸を着て、ふらふら歩いてる。
意志に反して足がもつれ、道から外れ真っ暗な坂を転げ落ちる。
雑草が生い茂る土手の段差のようなところでとまって、身体がぴくりとも動かない。
自分は死んだんだ、と思った。
ふいにお経が聞こえてきた。上の道から誰かが自分のためにお経をあげてくれている。
なんだか嬉しかった。一人ぼっちで死ぬのは寂しいから。
そう思うと、自分が死んだ大人を見下ろす視点に変わっていた。
知らない人だった。その人は髪もまばらで口を開けて目を向いて、確実に死んでいた。
そこで目が覚めた。
寝汗をびっしょりかいてた。変な夢を見たな、と思い、
寝返りを打つと人形がこちらを向いていた。ちょっと笑っていたように見えた。
ガラスケースは90度回したままだった。触るのが嫌だったのでそのままにしておいた。

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