後味の悪い話　その157

891 ：1/3＠＼(^o^)／：2015/07/24(金) 17:17:16.59 ID:v8cUZKe60.net

うしおととらと同じ作者の「からくりサーカス」の黒幕にしてラスボス白金の行為が全て後味悪いというかキモ過ぎ糞過ぎ
文章おかしいと思うけどごめん

少年・勝が、冷徹な謎の美少女・しろがね(本名エレオノール)と、偶然巻き込まれた若者・鳴海の二人に守護されながら、人類に猛威を奮う恐ろしい自動人形のサーカス団に立ち向かうという物語
しろがねことエレオノールは、自動人形と戦う謎の集団「しろがね」の一員で、幼い頃から厳しい訓令を受け、「人形を倒すため、自分も人形になれ」と教育されて育てられたため、自分を人形だと思い込んでいる
エレオノールは幼い頃、ある人物から「いつか出会う勝という少年を守れば、お前は人間に成ることが出来る」と言われていて、それを信じて勝を守って戦っている
物語が進むにつれて謎が明かされて行く(その解けっぷりが良い！)

古代中国に「白銀(ﾊﾞｲｷﾞﾝ)」と「白金(ﾊﾞｲｼﾞﾝ)」という名の仲の良い兄弟がいた
人形作りの家に生まれた兄弟は「生きた人形を作りたい」と夢を懐き、錬金術の技術を求めて異国の地にたどり着いた
そこで弟・白金はフランシーヌという美しい女性に恋をする
そして兄もフランシーヌの天使の様な心の美しさに惚れてしまい、フランシーヌに求婚してしまう
フランシーヌも兄に惹かれており、兄の求婚に同意し微笑んだ
しかし、白金は偶然にもこれを盗み聞きしてしまい、白金の中で何かが壊れた

白金はフランシーヌを誘拐し、逃亡生活を続けた
フランシーヌが白金に微笑むことは無く、いつも悲しそうな眼を向けるだけだった
白金は「笑え！」と怒り狂ってフランシーヌを何度も殴り、それに疲れると泣きながらフランシーヌの膝に頭を乗せて眠った

兄は必死にフランシーヌを探し続けた

兄はようやく白金が潜伏している村にたどり着いた
フランシーヌは過酷な生活を続けていたせいか病気にかかってしまっており、村人たちから疫病だと誤解され、動物小屋のように不衛生な牢獄に閉じ込められて隔離されていた
兄は鉄格子がはまった小さな窓越しにフランシーヌと再会し、病気の治療薬を作ると誓った

兄は苦労の末に錬金術の髄を極めた霊薬「賢者の石」を完成させ、フランシーヌの所に持っていく
しかしフランシーヌは髪を切って兄に渡すと、牢獄に火を放った