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後味の悪い話 その157

854 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/07/22(水) 23:40:10.31 ID:SubsTw+i0.net
もういっちょ「かげふみさん」から

友達がいない情報屋の主人公は、謎の殺し屋Bの正体を探るよう知人女性Aから依頼される
その年齢性別不明のBは、殺す標的の最後の言葉(遺言)を録音して収集する趣味をもっていたらしい
かつて、Aには父親がいた
Aの両親は離婚しており、母親に引き取られたAはごくたまにしか父と会うことが出来なかった
しかし、その父と娘の掛け替えのない面談の間、父はAに目もくれず遠くを眺めて一言も喋ってくれないのだ
Aは高校生になった時、父の殺害を殺し屋Bに依頼した
理由は、父の声が聴きたかったから
しかし、父が殺害された後、Bは消息不明になってしまう
Aは父の最後の言葉を知ることが出来なかった

主人公とAはBの正体を探っていき、Bに関する情報を手に入れようとする
その最中で他の殺し屋との攻防戦となり、Aは重傷を負ってしまう
そしてBが現れるという時間と場所の情報を入手した
Aは重傷だったが、病院に行くよりもBに会いに行くことを選んだ

主人公とAはいざBと対面するのだが、なんとBの正体はAの父だった
父は自分の娘から殺害を依頼をされたことがショックで、自分が死んだとみせかけて行方をくらませていたのだ
父は瀕死のAにテープレコーダーを突き付け、「何か遺していけ」と言う
Aは「あんた、口臭せーんだよ」と言い残して息絶えた
父は悲しそうな顔をし「しょうがないじゃないか、病気なんだから」と呟くと帰って行った

その後、主人公は「Aは数少ない友人だった」ということに気が付き、涙を流した

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