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後味の悪い話 その157
- 508 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 19:04:36.40 ID:2ED08Eyf0.net
- タイトルは失念したけど、20年くらい前の児童書に収録されていた話
ある所に子沢山の羊一家がいて、幸せに暮らしている
そんな一家を妬んだ狼が、羊に化けて一家の元で良い暮らしをしようと試みる
ある日、羊一家の子供達が全員で外出をするが、帰宅後に子供が1匹増えている事に気付く母親
子供達はまだ数の概念があやふやな年齢で、母親に指摘されて初めて人数が増えている事に気付く
しかし皆顔がそっくりなので誰が偽物なのか分からない
きっと狼がイタズラをしているに違いないと思った母親は、
学者?に相談して「変身した狼を元に戻すクッキー」(羊には無害)を作り、順番に子供達に食べさせる
すると最初にクッキーを食べた子供が狼の姿になり、母親が激怒する
狼が泣きながら「僕は羊だよ。信じてよ母さん」と抗議するも
「泣いて同情を誘おうなんて小賢しい!二度とウチに近寄るな!」と言われ、家を追い出される
ラストシーン(上記の騒動からしばらく経った後)
学者「奥さん、もしかしてあのクッキーに砂糖入れませんでした?」
母親「入れましたよ?レシピは砂糖無しだったけど、砂糖の無いクッキーなんて有り得ませんから」
学者「砂糖を入れると『無条件で狼に変身するクッキー』になってしまうんです。もしかしたらあのお子さんは本当は羊で、他のお子さんの中に狼が混ざっているかも…」
母親「でももう誰が狼だろうがどうでも良いんです。一緒に暮らしてきたのだから、うちの子には変わりありません」
そして羊一家は幸せに暮らしました
狼に変わってしまった子供はどこで何をしてるのか、誰にも分かりません
本物の狼にとってはラッキーなだけで、事故で狼になった子供には何の救いも無いのが後味悪い
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