後味の悪い話　その157

391 ：本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 21:16:10.07 ID:lhg5k93T0.net

最近WEB連載が復活した
非公式二次創作小説「ファイナルファンタジーＳ」より
この小説は主人公達がいろいろな世界や星々を旅して
そこを支配している悪役を倒しながら進んでいく冒険ものなんだけど
その中に特に後味の悪い話がある
一応グロ表現注意

第299話、ファンからは「人の使い方を誤った星」として知られているエピソード
誤った宇宙、「誤宙」を進んでいた一行は、
人間が人間を支配し、人間の身体や臓器が道具として使われている惑星に着く
道具屋ではあばらの鎧や筋肉マントや脳髄エーテルが売られ、
人間牧場では「ママー怖いよー道具になりたくないよーパパーどうして鎧になっちゃったのー」
という子供の叫びがこだましていた
怒りに震えて支配者を倒そうと進む一行だったが、
その前には人間ゴブリン、人間蝙蝠、人間スライムなどが襲いかかる
モンスターまでもが人間という世界なのだ
元凶がいるという人間の城を進むと、人間の扉、人間階段などの罠があり
あらゆる人間装備をしたヒューマンナイトが襲ってきた
しかし、その頂上の扉を開けた先には、何もなかった
「あの星は人間達みずから選択した姿なのね」
「ああなっては手の施しようがないでしょう」
と納得した一行は再び星の海を進むのだった