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後味の悪い話 その157
- 298 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/06/21(日) 13:50:42.71 ID:ov611Cvt0.net
- 既出かもしれんけど、星新一「ブルギさん」
主人公はうだつの上がらないサラリーマンで、金もなく、女もなく、退屈な日々を過ごしている
それを嘆いていると、一人の裕福そうな紳士から「ブルギさんになってみませんか?」と声をかけられ、
彼が身に着けていたピンバッジを譲られる
そのピンバッジを身に着けてみると、道行く人から「ブルギさん」と呼ばれ、嘘のように親切にされるようになった
飲み屋を奢って貰えるわ、無料でタクシーに乗れるわ、女性とベッドイン出来るわ、札束を貰うわ
主人公は仕事を辞め、日々楽しく過ごした
主人公がブルギさんに成ってから二か月が経ったある日、主人公は高級車に乗せられる
付いたのは祭壇の様な場所
「今からブルギさんを殺して生贄に捧げますね」
今まで人々が親切にしてくれたのは、主人公が生贄だったからなのだ
必死に命乞いする主人公
「でも、あなたは一生分のいい思いを出来たでしょう」
主人公「たしかにいい思いはしたけど…」
主人公「でしょう。何せ、一年間もブルギさんを続けたんですから」
「ちょっと待ってくれ、俺、二か月しか…………」
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