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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part77∧∧
- 741 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/07/12(日) 23:48:22.46 ID:WEZh1M990.net
- あーあやっちまった。と思ったね。庶民は携帯など持っていない時代だ。こんな人気のない僻地で、最寄りの所轄まで一度連絡しに行って、それからここまで案内して戻るとか、絶対にありえん。
とりあえず見なかった事に…と思いながらちょっと観察してみた。
ご遺体の手足はもげていて上半身だけ。白骨と半生の中間ぐらいで、干からびた皮が若干骨にこびりついている。波に洗われ臭いはほとんど無い。頭蓋骨は異様に変形していて、とても人間には見えない。
でよくよく見るとどうやらイルカの死体だったという落ちだ。まいったね。同じ哺乳類だから色々とパーツが似ているんだな。椎骨や肋骨なんかはほとんど人間と変わらない。
まぁイルカを見慣れているわけではないので本当かどうかわからんのだが、周りの状況からそう推測した。少なくとも人間の頭蓋骨じゃあなかった。
そのまま召国分岐まで北上して澄海岬でようやく人里に出たので、茶屋のおっちゃんに話してみたら、そういう事はよくあると言っていたから、実際よくあるんだろう。
ただこの話をなんでここに書いたかというと、いろいろ動揺していて後で思い出したんだが、その死体の下顎骨に残っていた歯の一つが明らかに義歯だったのよ。
アマルガムとかいうあれね。なので初めに人間と見間違ったんだな。
どういう経緯でイルカが義歯をしてるのか知らんが、幸いなことに今のところ「おろく」には会っていないし、今後も会いたくはない。おれ自身がおろくになっちまった時には、よろしくお願いしたい。
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