後味の悪い話　その155

709 ：1/2＠＼(^o^)／：2015/03/09(月) 21:54:29.69 ID:zHAp1U1x0.net

映画「アンブレイカブル」

デビッドは、妻とパパ大好きな幼い息子のいる、平凡な警備員。
ある日乗っていた列車が脱線事故を起こし、百数十名の乗客が、彼ひとりを除いて全員死亡した。
デビッドはかすり傷ひとつなかった。
その後、イライジャという男がデビッドに接触してきた。
イライジャは生まれつき骨がまともに形成されない病気で、母の胎内ですでに両手両足を骨折して生まれてきて、
人生の三分の一を入院生活で過ごしてきた。
母親は骨折を恐れて家に閉じこもっている彼に、１回外にでたら１冊コミック本をあげると言った。
その結果なのか、イライジャは裕福そうなコミックの画廊のオーナー（画商？）となっていた。
イライジャはあまりにももろい自分の体とは対極にあるコミックヒーローのような強い人間を探していた。
それで大事故にあいながらひとり生き残ったデビッドに強く関心を示したのだ。
最初はイライジャを相手にしなかったデビッド。
自分はコミックのヒーローなんかじゃない。
しかし、たしかに自分がこれまで怪我も病気もしたことがなく、
結婚前に現妻と乗っていた車が事故を起こしたときにも怪我をしなかったこと、
人並み外れた腕力があること、
また、犯罪者に接近するとその犯罪を察知できる不思議な力を持っていることなどから、
次第にイライジャの言う事を受け入れるようになっていった。
「おれはどうしたらいい？」と聞くデビッドに、「人の中に出ろ」というイライジャ。
デビッドは人ごみの中に出て、様々な犯罪の気配を探ろうとする。
やがてデビッドはある男をつけ、少女たちが監禁されているのを発見し、
彼女たちを開放して男と格闘し、打ち勝った。
新聞に「謎の男が子供を救った」という記事が載った。
そっと息子の前に新聞を押し出すデビッド。
新聞のイラストの、デビッドが着ているのとそっくりなレインウェアを来た男を見て
察したように表情が明るくなる息子。