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後味の悪い話 その155

571 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/28(土) 23:10:32.94 ID:x2hRnvlu0.net
ルパン三世の原作「新ルパン三世」から「だんまり」
(この回はセリフが一切ないので描写から推測した所もあります)

ある日ルパンの元に敵対するネズミ一族という組織の幹部・吉三から決闘状が届く
約束の場所で待っていると背後から静かに吉三が姿を現した
だが二人は合図を待っているかのように動かない

ここで回想になり、二人の過去が明らかに
実はルパンと吉三は幼なじみで、子供の頃は一緒に野山を駆け回って遊んだ仲だった
やがて二人は同じ女の子に恋をする
相手は近くに住んでいる、足が不自由でいつも車椅子に乗っているお嬢様だった

月日は流れ、青年になった二人。お嬢様のハートを射止めたのはルパンの方だった
すっかり初々しいカップルとなった二人を見て、吉三は悔し涙を流す
そんなある日、デート中に吉三とばったり会ったルパンはつい子供の頃と同じノリで「お前も来いよ」的な感じで声をかける
が、その言葉は吉三のプライドを深く傷つけ、ルパンに対する殺意を抱かせるのに十分だった
感情にまかせて、履いていた暗器でもある下駄をルパンに向かって投げつける吉三。ルパンはとっさにかわすが、その後ろにはお嬢様がいた
避けることが出来なかったお嬢様はまともに下駄をくらってしまい、バランスを崩して崖から転落
ルパンが慌てて助けに向かうが、もう後の祭り。我に返った吉三は、自分のしたことの恐ろしさに青ざめ、逃げていった

そして現在に戻る
相変わらず動かない二人。その時カラスがギャアーと一声鳴いた。それが合図だった

勝負は一瞬で決まった
吉三が銃の引き金を引くより早く、ルパンが投げた靴の中に仕込まれていたナイフが、吉三の喉を貫いていた
倒れ、崖下へと消える吉三。後には彼の銃だけが残った
弔いのつもりか、ルパンは銃を手に取り引き金を引く。が、鳴ったのは「カチッ」という音だけ
吉三の銃には初めから弾は入っていなかったのだ
彼がどういうつもりで来たかを悟り、ハッとするルパン…で終わり

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