後味の悪い話　その155

262 ：本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／：2015/02/10(火) 06:18:08.95 ID:Xg1pDFG10.net

サキュバスの巣っていうM男向けエロ小説サイトの「サキュバス無限地獄」が中々後味悪かった
他にもバッドエンドになる作品が多いけど、その中でもこれは随一
エロが絡む話が苦手な人は注意


主人公はダンジョンの入り口辺りに潜っては小銭を稼ぐ、無気力で小市民的な勇者。
だが、ひょんなことから地下深くに落ちてしまい、そこで超人的な力を身に着けてしまう。
どんなモンスターも一撃で倒し、いかなる攻撃も通じない無敵の肉体となった勇者は一度町に戻った。
腕試しに闘技場に挑むも、やはりその力は本物で、名のある他の勇者もまるで相手にならない。
その活躍を見た国王から、正式にダンジョンの奥深くに潜む魔王の討伐を依頼されるのだった。
（なお、勇者自身に特に功名心や正義感は無く、内心面倒だと思っていた）

再度ダンジョンに挑むが、無敵の力は凄まじく、逆に退屈さを感じるほどだった。
ダンジョンの最深部に潜む魔王でさえ、拳一つで消滅させてしまった。
魔王を倒した証にペンダントを手にして、来た道を戻る勇者。
だが、その途中で、村にいた娘がサキュバスの群れに（性的な意味で）襲われているのを見つけた。
助けなければと思いつつも、その行為を見るのに夢中になってしまう勇者。
そうこうしているうちにサキュバスに感づかれ、捕まってしまう。
戦えば負ける相手ではないが、先ほどまでの饗宴を見ていたせいで、されるがままになる勇者。
やがて村娘もサキュバスとして生まれ変わり、勇者を襲うようになってしまう。
が、何度も行為を繰り返すうちに、サキュバスが魔王のペンダントに気付いてしまった。
これを持っているという事は、この男は魔王を倒すほどの力を持つという事。
危機感を感じたサキュバス達は、勇者の力を封じるべく、魔界へと転送した。

魔界に待っていたのは、大量のサキュバスの群れ。
絶え間なく快楽を与え続けることで、勇者の無敵の力は封じられた。
地上では魔物が消えた事で、勇者は風のように去って行ったと思われ、彼を称える銅像が建てられていた。
だが、無敵の力を手に入れた故、発狂する事も気絶する事も許されない勇者は、永遠にサキュバスの餌となってしまう。
元村娘だったサキュバスに「殺してくれ」と懇願するも、心までサキュバスとなった娘は勇者を襲い続けるのだった…