後味の悪い話　その155

190 ：バイオショック２　1/2＠＼(^o^)／：2015/02/03(火) 20:50:10.06 ID:Lv4gOE8m0.net

バイオショック２というゲームのバッドエンド

科学や芸術や工学の発展を目的に造られた「海底都市ラプチャー」は、人間を超人に変える薬品の副作用により秩序が失われて荒廃し、ディストピアと化した

海底都市で警備員の用な役割を勤めるブリキの人造人間の一体である「デルタ」は、少女「エレノア」の専属護衛を勤めさせられていた
しかし、エレノアは謎の女精神科医「ラム」によって拉致されてしまう
デルタはエレノアを救い出すべく海底都市を冒険し、エレノアの秘密、ラムの正体と野望を知ることになる

かつて、荒廃した海底都市は２つの勢力に別れて争っていた
戦乱の中、ラムはどちらの勢力にも加担することなく自分の職務を全うして人々を救おうと勤めていた
そんなラムを一部の人々が聖母のように信仰して崇め始め、新興宗教のようなものが誕生してしまう
ラムは２大勢力の片方から「第３勢力」と見なされ不当に投獄されてしまった
戦争が終わる頃、ラムはある思想に狂信的に囚われてしまっていた
「“楽園”とは場所ではなく、“健全な精神”の中に存在する。
　一人の聖人を創造し、全人類の精神をその聖人の精神の中へと移植すれば、全人類が楽園へと行けるっちゃ！」
そしてラムは自分の実の娘であるエレノアを教育し、改造し、全人類の精神を受け入れる能力を持つ「救世主」へと造り上げた
そして全人類の精神をエレノアへと移植する気でいるのだ