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後味の悪い話 その153

78 :羨望不要@\(^o^)/:2014/09/20(土) 19:38:15.82 ID:1fsW4F/T0.net
ファンタジー版必殺シリーズであるネット小説「必殺断罪人」より、「羨望不要」。
ある日、仕事人の一人である少女が、国で1,2を争う有力者の令嬢に自らの「身代わり」を探すよう依頼される。
立場の弱い妾の子のため軟禁状態だった令嬢は、屋敷の外の世界を見たいと思っていたのだ。
前金で大量の金貨をもらった少女は、身代わりを探す中で令嬢にそっくりな夜鷹を見つける。そして憲兵隊員である主人公に依頼料の一部を渡して夜鷹を令嬢に引き合わせた。
そして令嬢は夜鷹の服を着て外の世界に出、夜鷹は令嬢の身代わりとして屋敷に残ることとなった。
しかし、令嬢は主人公の同僚である別の憲兵に捕まってしまい拷問を受けていた。
もともと憲兵隊では娼婦の一斉摘発が行われていた上、誇大妄想壁のある憲兵は少女や主人公、夜鷹が入れ替わりのために令嬢の屋敷を出入りしていたことを国家を揺るがす陰謀を企んでいると思い込んでいた。

令嬢は憲兵に対し、自分が令嬢だと訴える。それを聞いた憲兵は部下を使いにやって、令嬢の老僕と夜鷹を連れてきた。
しかし、夜鷹は白を切り老僕を連れて去ってしまう。そのまま、令嬢は拷問に耐えきれず命を落としてしまった。
翌日、少女の前に老僕が現れた。老僕は少女に、令嬢が憲兵に捕まったこと、夜鷹が白をを切ったがために令嬢が拷問死させられたことを話し、令嬢を死に追いやった者たちに報いを受けさせてほしいと金貨を渡した。
結果、主人公や少女、その仲間たち仕事人によって憲兵とその部下、夜鷹は始末された。次の日、老僕は令嬢を守れなかった責任を取って自殺した。
必殺シリーズをオマージュしているだけあって他の話のターゲットは「殺されて当然」な奴らばっかりだけど、この話だと憲兵やその部下はともかく夜鷹はそんな悪くないんじゃない? と後味が悪かった。本当のことを言ったら自分が拷問されるんだし。

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