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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part75∧∧

898 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/11/22(土) 21:49:30.19 ID:8vTxwo5Q0.net
板金屋をやっている

地域外からの仕事も来るのだが、ある神社の小社の修理を頼まれた
郊外の住宅地にある神社の小社の屋根の銅板葺きを変える仕事だ

籠山と昔は呼ばれていた地域で、今は町村の統廃合で市に併合された
起伏が多い畑ばかりの台地の上にあり、見下ろせば武蔵野を廻る一級河川が流れている
神社の境内には様々な小社があり、宮司に聞くとこのうち持ち込まれた三嶋社は
神仏分離の時に弁天社から三嶋社に変えられたそうだ

小社は魂抜きをされた後に土台から外して車に載せて作業場に運び込んだのだが、
最初にそれの前から異な物を目撃した
人気のない境内の本殿に近づいた時、拝殿の階段の下の浜床に非常に長い
白っぽいアオダイショウらしい蛇が横たわっていた
そいつが口をパクンパクン動かしている

仕事と思うからこの程度の小さな事ではあれこれ考えないのだが、
社務所に顔を出して作業日程について伝えたい事を話している時から
背中に何かの刺さる視線を感じていた

晴れていたと思った空は、社務所から立ち戻るといつの間にか雲が広がり、
降られでもしたら面倒なので早速小社を取り外す事となった

個人商店は厳しいもので、1人工分でも節約したいので運び出しまで手伝って貰い
ハイエースに載せた
境内を後にする時、また後ろに視線を感じたので振り返ると、何時からいたのか
可愛いらしい女の子が自分の後をついて来るではないか

オヤ、何だこりゃとニヤけながら石段を降りきって振り返ると、女の子は石段の上で
立ち止まってこちらを寂しげな目でジッと見つめていた

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