∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Ｐａｒｔ75∧∧

371 ：本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／：2014/10/11(土) 12:41:52.63 ID:BAVhayTyi.net

上野公園で植栽管理の作業をしていた時だった
植え込みがガサガサと動き、そこに何かいた
（やれやれ、またホームレスか。昼からこんな所で病気でもして寝てるのかな？）

ひょいっと熊手でツツジを引き寄せてみた

「あ…ああ〜？」

そいつが奇妙な声を出して振り向いた時、右手の熊手は既に空に向かって真っ直ぐに立っていた

「聞…！」
バンという熊手の音に言いかけた声が止まり、カモメ姿の変態がその場で白目を剥いて斃れた
搬出のトラックの荷台に二人がかりでそれを載せると、仲間が言った

「これ燃やすの？」
「うん、時間かかるかな？」
言い返すと…

「雷鳥だもん…」と仲間は呟いた

「でも害鳥だからさ、焼かないと…」
「そうだなあ、でもねえ、匂いがねー…」

ブツブツ言いながら、彼は作業後の報告書を出しに行ってしまった

「人間じゃないし…」

荷台の山になった植栽から黄色い足だけが覗いていた