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ほんのりと怖い話スレ その104
- 20 :案山子ノ聲 ◆JHx2PWmwd2 @\(^o^)/:2014/08/23(土) 18:58:35.40 ID:bGchW8wf0.net
- 当時11歳だった私自身の体験です。
ある休日、図書館で一人、読者をしていました。
一冊を読み終え、本を替えようと思い、棚に移動して別な本を探していると、私の向かい、反対側の棚の人と目が合いました。
咄嗟に目を反らしましたが、感光したように鮮明に捉えてしまいました。同じくらいの学年の女の子です。
私が本探しを続けていると、その子の辺りから「ミズ……アツイ……アツイ……オカアサン」と、蚊の鳴くような声が聞こえました。反射的に逃げましたが、冷静さを取り戻すと途中で引き返し、その子の居た場所へ戻ってみました。
その子が見ていた棚には、「原爆忌」「広島長崎……」といった書籍が整列していました。ふと出口に目をやると、その子がゆっくり出て行くのが見えました。
※先日の終戦記念日に思いだしましたので、書いてみました。
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