後味の悪い話　その152

894 ：本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／：2014/09/07(日) 23:27:22.68 ID:feyqVxXP0.net

>>893の続き

一応疑問は解けたものの、今度は出生の秘密が気になる主人公。
夏休みに入る頃、主人公が発見された山がコースに入る小規模ツアーの広告を見つけた主人公は、両親に頼み込んで行かせてもらうことに。
あいにく両親はどちらも都合が悪かったので、近所に住む青年（主人公一家とは仲良くしている）と一緒に参加した。

ツアーでは件の山でハイキングをするも、何の変哲もない山だった。
山中にある広場のような場所での休憩時間、主人公はすっかり落ち込んでしまう。青年も主人公が見つかった状況を初めて聞き、首をかしげていた。
その時、再び強めの地震があった。そして休憩をとっていた場所が突然崩れてツアー客（主人公と青年含む）は中に落ちてしまった。

主人公が目を覚ますと、大きな地下室のような場所にいた。
起き上がって周りをみると大鍋がたき火の上にのってぐつぐつ音を立てているのがたくさんあった。
そして、足元にはおびただしい人骨。驚いて体がすくんでいる主人公の前に長身の男女が近寄ってくる。
服装からして明らかにツアー客ではない。身構える主人公を二人は優しく抱きしめて頭を撫でると、椀に入ったスープを差し出した。
勧められていると思った主人公は恐る恐る口を付ける。その瞬間、封じられていた記憶が一気に蘇ってきた。