後味の悪い話　その152

671 ：本当にあった怖い名無し＠＼(^o^)／：2014/09/03(水) 09:59:56.50 ID:wVVgeVVh0.net

あと、終盤で犯人は「山田こそが本物の霊能力者」って認定して、「彼女の霊を呼び出してくれ」って言い出す
霊能力など信じてない山田は「お前は彼女に会いたいんじゃない。彼女に謝罪することで、彼女を守れなかった事の罪悪感から逃れたいだけなんだ！」って言って犯人を否定する

瀕死のマツケンが最後に出会ったのは、偶然そこを通りがかった山田のオカン
犯人は山田のオカンを彼女だと誤解して手を握りながら「(守ってやれなくて)すまなかった」って何度も呟きながら息絶える

山田のオカンは霊能力者の血筋らしくて、昔はある島で巫女として祭り上げられていた
オカンは現実主義者のオトンと出会ったことで目が覚めて、オトンと共に島を出た

もしオカンが本物の霊能力者であったなら、犯人が見た彼女の姿はいまわのきわの幻ではなくて、オカンが口寄せした本物の彼女の霊だった可能性もある
そう思うとなんかしんみりくる
彼女が幻だったとしても、見ず知らずの瀕死の人間の手を最後まで握ってやるオカンの優しさにもホロリときた