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後味の悪い話 その152
- 259 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/15(金) 11:12:12.41 ID:06KB/DVk0.net
- 星氏の話で思い出した
ある日、地球にUFOがやってくる。それも一機のみ。
政府の呼びかけにも応えず、いきなり着陸してくる。
中から出てきたのはトカゲの様な宇宙人ども。しかし、とてもUFOを作れる様な文明を持っていそうには見えない。
遠巻きに人々が見守る中、一匹のノラ犬がトカゲ宇宙人に吠えたてた。
するとトカゲはすぐさま槍の様な棒で犬を刺殺した。
どうやら友好的には思えぬその存在。軍人は一斉に宇宙人どもを射殺してしまう。
勢いでやらかしたとは言え、どんな報復があるのか固唾を呑む人々。
だが宇宙人はそれきり現れず、地球人は傷一つなしでUFOを手に入れてしまう。
「こんなUFOに乗ってきた割には不甲斐無い奴らだ」
どんな攻撃も防ぐバリア、凄まじい攻撃力を持つ破壊兵器など、その素晴らしい設備に唸る科学者たち。
しかし、なぜあのトカゲどもはこんな凄い装備を使わなかったのだろう?
ともかく無敵のUFOを手に入れたのだ。宇宙の星々を制圧し、植民星にもできるだろう。
早速優秀なパイロットたちを集め、制圧部隊を結成、UFOで宇宙へと送り出した。
やがて一つの地球型惑星に辿り着く一行。だがその住人どもののんびりとした間抜け面は制圧兵器の
使用をためらわせる。それに、星にもダメージを与えかねない。
部隊は銃を構え、星に降り立つ。
「なるべく手荒な真似をしない様に」
隊長に促され、皆で一歩進んだ瞬間地面が陥没した。
深い穴の底、上からどんどん土が、石が降り注ぐ。原始的な罠だ。落とし穴だったのだ。
こちらを見下ろしながら、興奮する現地人が何かを話している。
言葉は解らなかったが、内容は良く分かった。
「こんな凄い物に乗ってやってきたのに不甲斐無い奴らだ。これを手に入れた俺たちは宇宙を征服できるに違いない…」
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