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自分が体験した不思議なことを書き込むスレ

529 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/01/25(日) 00:29:27.25 ID:8+R8hUkM0.net
そうして私はその生活を「満喫」していました。
お嬢さんや一家の顔や声はまだちゃんと覚えており、会えば絶対にわかります。
お嬢さんの名前もわかるのですが、さすがにここで書くのはやめておきます。
お父さんとお母さんの名前はわかりません。名字も正直曖昧で、多分これじゃないか…というくらいです。

そしてここまで書いておいて本当に申し訳ないのですが、話はこれで終わりなのです。

この「ペット」としての生活をどのくらい過ごしたのか、いつ、どうやって抜け出したのか。何も覚えていないのです。

生活の終わりは突然でした。
その家でいつものように寝床で寝ていて、庭に出ていたお嬢さんがリビングに入ってくる気配がしました。
(私の寝床はリビングにあり、深緑のカーペットの上が私のスペース。という感じでした。そこに無⚫︎良品の人をダメにするクッションソファーがあり、それが私の寝床でした。)
そして、「○○」と私のペットとしての名前を呼ばれ、返事をしようと振り向いた時
次の瞬間には私は今の私に戻っていました。
これが、私が覚えている最後の状態(一人暮らしの部屋で携帯をいじっていた状態)のままなら「長い夢だった。」で終わるのでしょうが
私が今の私として気がついたのは、交差点の信号待ちの状態だったのです。

瞬きもした覚えはありません。
寝転がった状態から肩越しにお嬢さんを視界に入れようと頭だけ後ろに動かした瞬間に、私は都心の交差点に立っていたのです。

そこは大通りというわけでもありませんでしたが、何度か通ったことのある横断歩道でした。
全くわけがわからないまま、歩行者信号は青になり、周りの人の動きに合わせるように自然に足が動きました。
とりあえず信号を渡り終わったあと、その場で止まって周りを見回していたらベビーカーを押す女性に「通ります。」と言われて歩道の真ん中にいたことに気づいて道を譲り、それをきっかけに妙に冷静になりました。

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