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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part74∧∧

44 :雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/:2014/06/26(木) 19:27:15.95 ID:XaEXjAmt0.net
友人の話。

彼の実家にある裏山の奥には、神様が住んでいるのだそうだ。
その御名はカガシサマ。
平安時代の公家みたい衣服を着ているが、首から上は赤楝蛇のそれなのだと。
御丁寧に烏帽子までつけて。
実家ではかなりの昔から目撃されていたらしい。

当初は物の怪扱いされていたそうだが、いつの間にか神様みたいな扱いに変わり、
明治の頭には先祖の一人が小さな祠まで造ったのだという。
しかしこの御先祖様、祀りはしたものの実際に何かを願うことはなかったらしい。

実家に伝わる話では、祠に初めて願掛けした日の夜、カガシ様が夢枕に立ったそうで。
「おお、早速聞き入れていただけましたか」
そう喜ぶ御先祖に向かい、カガシ様は短い文句を口にして消えた。

「小面倒くさいことをわざわざここまで言いに来るな」――と、ただそれだけ。

このため、カガシ様に何かを願うことはしなくなったのだとか。
ただそれでも御先祖様は、祠の手入れを欠かさなかったと聞く。
今の代も、簡単ではあるが祠の世話をしているそうだ。

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