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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part74∧∧

1 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/23(月) 05:23:38.68 ID:/Ti9RPFd0.net
いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。

※ここは実話のみのスレではなく昔話、伝聞何でもありです。
※嵐はスルーでよろしく>ALL

山怖まとめサイト
http://syarecowa.moo.jp/yamakowa/yamatop.html

登山するのいいけど途中幽霊とかいませんか 一霊目
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/out/1347622454/l50
海にまつわる怖い話・不思議な話 19
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1360142443/l50
【樹海】死に場所を探すスレ総合3【東尋坊】
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/mental/1386165280/l50
【マターリ】廃墟を語るスレ 4 【朽ちてゆく】
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1382848954/l50
【ORJ】道路・廃道系サイト26【山さ行がねが】
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/net/1386990541/l50
【酷道!】とんでもない酷道を語れ!32【険道!】
http://nozomi.2ch.net/test/read.cgi/car/1400864842/l50
【落石】酷道、旧道、廃道R15【倒木】
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bike/1308632550/l50
狭い林道を走る怖さ
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その辺の登山道もない山を登る
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/out/1401592246/l50
トンネル 総合スレ
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/way/1248136367/l50
熊に喰われた奴11
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1391015577/l50

42 :雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/:2014/06/26(木) 19:24:49.17 ID:XaEXjAmt0.net
友人の話。

夜中、山裾にある橋を通り掛かった時のことだ。
下の川から、ゴリゴリと何かを擦り付ける重い音がした。
橋の中程で自転車を降り、弱い外灯の光を頼りに目を凝らした。

黒い水の中、頭を突き出した石塊が幾つも、独りでに動いていた。
どれもこれも、とても人が抱えて動かせないような大きい石だ。

手近な小石を拾い上げ、動く大石の上に落としてみた。
小石が当たって硬い音を立てると、どの石もピタッと動きを止めた。
まるで、生き物が辺りの気配を伺っている、そんな印象だった。

やがて石は再び動き始めた。
下の河原に下りるのは少々不気味だったので、それ以上見るのは
止めてそこを離れたのだという。

「え、それだけ?」と尋ねる私に、
「うん、それだけ」とあっさり答える友人だった。

43 :雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/:2014/06/26(木) 19:26:02.91 ID:XaEXjAmt0.net
友人の話。

幼い頃、祖父と二人で山に籠もっていた夜のこと。
炭焼きをしていた祖父の庵へ、キャンプ感覚で遊びに行っていたものらしい。
夕食の片付けを終え、屋内へ戻ろうとしていると、祖父が血相を変えて出て来た。
やおら手に握っていた炭を彼に向かって投げ付ける。

まだ熱い炭は、ビックリして硬直した彼のすぐ頭上を越えていった。
鈍い衝突音と小さな悲鳴が聞こえ、いきなり背後で風が巻き起こる。
悲鳴は明らかに人の声、それも若い女性のものだった。
驚いて振り返ったがバサバサと何か羽ばたくような音がするのみ。
闇の中には何も見えなかった。

ホッとした顔の祖父は、彼を中に引き入れ、直ぐに寝かし付けてしまった。
何を聞いても、口をへの字にして教えてくれなかったらしい。
その後、何故か祖父は山に招いてくれなくなり、彼も何となく行き辛いのだという。

44 :雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/:2014/06/26(木) 19:27:15.95 ID:XaEXjAmt0.net
友人の話。

彼の実家にある裏山の奥には、神様が住んでいるのだそうだ。
その御名はカガシサマ。
平安時代の公家みたい衣服を着ているが、首から上は赤楝蛇のそれなのだと。
御丁寧に烏帽子までつけて。
実家ではかなりの昔から目撃されていたらしい。

当初は物の怪扱いされていたそうだが、いつの間にか神様みたいな扱いに変わり、
明治の頭には先祖の一人が小さな祠まで造ったのだという。
しかしこの御先祖様、祀りはしたものの実際に何かを願うことはなかったらしい。

実家に伝わる話では、祠に初めて願掛けした日の夜、カガシ様が夢枕に立ったそうで。
「おお、早速聞き入れていただけましたか」
そう喜ぶ御先祖に向かい、カガシ様は短い文句を口にして消えた。

「小面倒くさいことをわざわざここまで言いに来るな」――と、ただそれだけ。

このため、カガシ様に何かを願うことはしなくなったのだとか。
ただそれでも御先祖様は、祠の手入れを欠かさなかったと聞く。
今の代も、簡単ではあるが祠の世話をしているそうだ。

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