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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part74∧∧
- 300 :雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/:2014/07/07(月) 20:12:17.29 ID:9v+lBLNS0.net
- 知り合いの話。
ある山中の長い一本道を、真夜中に自動車で下っている時のことだ。
道の上には彼の車しかおらず、鼻歌を歌いながらノンビリ走っていたという。
突然、エンジンの音と振動が止まった。
ガクンとスピードが落ち始める。
慌てて道ばたに寄せて停車し、キーを回してみた。
何も問題なく、エンジンは無事掛かった。
首を傾げながら走り出したのだが、少し進んだ辺りで、再度エンストしてしまった。
結局その道を下りきるまでに、計四回もエンジンが止まってしまったそうだ。
翌日、馴染みの車屋に調べて貰ったが、車体には何も不具合はなかった。
「おかしいな、あの下り坂でだけエンストするなんて」
車屋に昨晩のことを話したところ、次のように言われた。
「あぁ、あそこはナメラスジだからな。
何でも物の怪の通り道なんだそうで、時折おかしなことが起こるって話だ。
夜の一人乗りは避けておくのが無難かもね」
件の一本道、地元では昔から不思議な場所として名が売れているのだという。
彼は懲りていないようで、その後も何回か、夜中にエンストを起こしているそうだ。
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