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後味の悪い話 その151
- 880 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/07/23(水) 17:31:44.59 ID:wFjqRtCc0.net
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「それにね、この近くの分校には座敷童子が出るらしいわよ」
「座敷童子?」
「朝礼で、生徒たちの点呼をするでしょ? そうすると、生徒が一人増えている」
「よけいなものが、混じっている」
「その一人が座敷童子なんだ。もう一つ、不思議な話があるよ」
「もう飽きてきたわ」
「例えば、真夜中に男と女がふたりきりで話をしてるんだ。辺りには誰もいない。
それなのに、いつの間にかふたりの会話に何か別のものが入り込んでいる。
でも二人はその事に気付かない……」
「嫌な話ね」
「しかも二人はいつの間にか、中身を摩り替えられてしまうんだって……」
「嘘よ。私は絶対信じない」
「あれ。そんなに強調するのは、信じてる証拠じゃないかい」
「私は目で見たことしか信じないのよ。むしろそんなものを怖がる事の出来るあなたが羨ましいわ。
あなたは怖がる事を楽しんでいるようだもの」
「おや、どうしてそう思うの?」
「怖がってる時のあなたが一番魅力的だからよ。
そんなあなたが見たくて、わざわざこんな真夜中についてきたんだから……あら? 変ね」
「どうしたの?」
「今の台詞、さっきも言わなかったかしら……」
終わり
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