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後味の悪い話 その151
- 731 :2/3@\(^o^)/:2014/07/17(木) 08:46:55.08 ID:JzcIc7x/i.net
- その間、アニメでは原作に頼らないシナリオを構成しなければならない。
1999年に公開された映画第2弾「幻のポケモンルギア爆誕」では、映画専用のオリジナルポケモンを出す、という処置でなんとかその場をしのいだ。
そして、やがて映画第3弾の制作が決定した。しかし、「金・銀」は未だ発売日のアナウンスすらなく、スタッフ達の会議も行き詰まる。アニメオリジナルのストーリー展開にも、限界が来ていたのだ。
そこで、首藤は、半年かけて、映画一本分の脚本を書き上げた。
その内容は、簡単に言うと、ポケモンと人間だけが共存するこの世界で、巨大なティラノサウルスの化石が発掘され、意識が宿って暴走し、散々世界を破壊していった後で、突然止まるというものだった。
「こんな話だとポケモンの世界観を破壊してしまう」という反対意見が出てくることは、首藤は予期して、反論も用意していた。
しかし、会議で出てきた意見は、首藤が全く予想していなかった「この手の話はヒットしない」というものだった。
何も言い返せなかった首藤。その脚本は没となってしまった。
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