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後味の悪い話 その151

378 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/07/04(金) 19:12:49.59 ID:bLoInjoy0.net
霊能力者の双子の姉妹が邪悪な呪術師と戦うオカルト漫画「カルラ舞う!」シリーズのひとつ「新カルラ舞う!」の話。

この話の敵は諏訪の古代神(いわゆるミシャグチさま)を祀る宗教団体“復古神道・巳差口神”で、
その目的は古代神に神風を吹かせてタイムスリップし、東京大空襲を阻止・および日本を太平洋戦争で勝たせること。
そのために米軍の軍艦撃沈なんてこともやらかしているため、主人公姉妹たちと激しく戦う。

その中で、主人公姉妹の妹・扇舞子は、組織の幹部(儀式の中核を担う神官)である青年に負けて捕まり、彼が協力する理由を聞かされる。
青年はかつて虐待に耐えかねて父親を殺しており、その虐待の理由というのがかつて戦争に負けて荒れた祖父に父親が虐待されていたから、というもの。
戦争の歴史が変われば、自分が父親を殺す歴史が変わると信じる青年は、組織に協力していたのだ。
その後、いろいろあって結局儀式は成功し、姉妹と青年は東京大空襲当時にタイムスリップ。

「もし元の時代に戻れたら、私の家を訪ねてみてくれ。そこには人殺しをしていないきれいな私がいるはずだから……」

という言葉を残し神風をまとった青年はB-29に挑む……

やがて現代に戻ってきた姉妹。だが歴史はほとんど変わっていなかった。神風の力をもってしても、敗北という結果は変えられなかったのだ。
そして姉妹は青年の家を訪ねるが、そこに彼はいなかった。歴史がわずかに変わったことで、青年の父親は別の女性と結婚した。
そのため、彼は歴史から消滅していたのだ……

正直、虐待の理由とかの事情はうろ覚えだが、ラストシーンの空しさはよく覚えている。
上には書かなかったけど、諸悪の根源である組織の首領もタイムスリップして、現代まで一般人として生きている(無力感に打ちひしがれてはいたが)。
それがなんか納得いかんかった。

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