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後味の悪い話 その150
- 46 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/18(日) 19:09:50.95 ID:CjTAuR7g0.net
- 二つ目の発表はA子が3人目を妊娠している事だった。
「産み控える人って経済的な事情でしょ?これからは子供の数がステイタスになるかもね」
「兄弟はいた方がいいわよ、B子娘ちゃんも一人っ子じゃかわいそう」
「女の子もいいけど男の子がかわいくておすすめよ」
小夜子が不妊治療中とは知らず、A子は明るく言いはなつ。
小夜子は自分の中にマイナスの感情が溜まるのを押さえられず苦しむ。
ある日の夜、B子の娘から電話が来る「ママがいなくなっちゃったの」。
B子の家に飛んで行って話を聞くと、A子の双子がお泊りに来たが、
夜中目覚めると、B子とともに双子のうち男の子がいなくなっていたという。
あちこち探し回り、安産祈願の神社にたたずむB子と男の子を見つける。
A子への嫌がらせはB子の仕業だった。
B子は二人目不妊で治療をしており、男児を切望していた。
姑からの男を産めプレッシャー、夫の浮気、
「男の子が生まれた時の練習よ」とB子に子供の世話をさせ、あっさり妊娠するA子、
「一人いるんだからいいじゃない」と簡単に言う周囲の人間、
B子は傷ついていた。
男の子の寝顔を見ていたら、たまらない気持ちになって、衝動的に連れ出してしまったという。
B子を抱きしめ、自分も不妊治療をしている事を告白してともに泣いた
ありがとう、今日の事は一生忘れない、
ずっと一緒に頑張ろう、この苦しみがわかるのは経験者だけだから、と語るB子。
B子はもし男児ができたらつけたい名前があるという。
名前は「優大」。
優しい、大きな心を持つ子になるように…。
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