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後味の悪い話 その150

195 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/25(日) 14:48:12.57 ID:BeAA6wAE0.net
20年くらい前に見たドキュメント番組が怖かった。
当時、まだ子供だったから、かなりうろ覚えな部分もあるけど

アフリカの奥地に住んでいる某部族は、代々その部族に
高確率で発症し、最終的には死に至るという難病に悩んでいて
彼らの希望の光は、2〜3年に一度くらいの割合で
プロペラ機に乗ってやって来る白人の医療団だった。
彼らが来たと伝え聞くと、部族の人たちは
病人を連れて治療を受けにやって来たが、
(中には気の遠くなるような距離を2日かけて、病人の幼児を
連れて歩いて来た家族もいた)
その医療団がするのは、治療と言えないような
安い栄養剤を薬だと与えて、病人やまだ履感していない
部族の人たちの採血をした後、早々に去ってしまう。

それでも、部族の人たちは「自分達を救おうとしてくれている」
救世主を感謝しながら見送る。

でも事実は彼らは救世主でも何でもなかった。
医学的に、その部族は非常に希な、優性だか劣性だかの
ある遺伝子を持っていて(病気はそれが原因で部族のみに出る)
彼らの血液は高値で製薬会社等の研究機関に売れるので
採血目的のバイヤー達(医者ですらない)で、当然治療など一切していない。

番組ではそういうシステムだけを説明して
血液の売り買いの相手の明示も無かったが
最後に、あの2日かけてやって来た一家の幼児は
自宅への帰路の途中に亡くなった。
もし、ただ家で寝ているだけだったら、またもう少しは
生きられていただろう...というコメントが、子供心に強烈に残っているよ。

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