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【命は美しい】乃木坂46★2633【本スレ】
- 105 :名無し46さん(仮名):2015/05/03(日) 01:59:47.33 ID:o6mWSd7s0.net
- >>15
玲香と若月、そして真夏とさゆりんの4人で登山を計画していてた。
初日は車で山小屋まで行き一泊してから登山する計画だった。
全員で行きたかったが、若月は用事があるため、ひとりで遅れて山小屋に着くことになった。
玲香と真夏、さゆりんは一緒になり、若月よりも一足先に山小屋へ向かって山道を登っていた。
最初のうちは三人で話をして盛り上がっていたが、途中休憩してついウトウトして眠ってしまった……
気がつくとすぐ山小屋に着いた。どうやらすぐ近くで寝てしまったらしい。
玲香が体を起こして辺りを見回すと、真夏とさゆりんが真剣な面持ちで立っていた。
「どうしたの?」
二人の異常な雰囲気に玲香は問いかけた。
「玲香、気をしっかり持ってね。実はさっき警察から連絡があってひとりで途中まで来ていた佑美ちゃんが山道から落ちて死んだらしいの。」
「そんな……」
玲香は絶句した。仲良しで大切な若月が事故で死んでしまうなんて……
ショックを受けた玲香は、泣きながらひとりひざを抱えて塞ぎこんでいた。
そして夜、山小屋のドアが乱暴にノックされた。
「ねえ! 玲香!ここをあけてちょうだい!」
若月の声だ! 玲香は開けようとしたが真夏とさゆりんが引きとめた。
「だめよ玲香、佑美ちゃんは死んでいるのよ!きっと幽霊だわ。あなたを連れて行こうとしているのよ。ゼッタイにドアを開けちゃいけない!」
二人は強い口調で玲香を諭した。
しかしドアをノックする音はさらに続いた。
「玲香いるんでしょ!?今すぐ開けてお願い!」
若月の声が聞こえる。若月の顔を見たい、もう一度会いたい…
玲香は二人の制止を振り切ってそのドアを開けた。彼女の待っているドアを…
次の瞬間、景色が変わった。
白い天井が見える。そして目を赤くはらした若月の顔が見えた。
「玲香・・・よかったです本当によかった……」
若月はそういって玲香を抱きしめた。
訳のわからないでいる玲香に若月は事情を語り始めた。
それによると事故に遭ったのは玲香と真夏、さゆりん達の方で、崖から転落して
玲香は一晩病院のベッドで生死の境をさまよっていたという。
「真夏とさゆりんは死んじゃったの...。即死だったみたい。」
若月は泣きながらぽつりと言った。
玲香が先ほど見たことを話すと、
「二人ともさびしかったんだよ、きっと。 玲香を一緒に連れて行こうとしたのかもしれないね。」
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