二階堂黎人23
- 22 :20:2023/02/21(火) 12:42:23.80 ID:1IFyR3l4.net
- 悪霊の館、結局夜中まで起きて一気に読んでしまった。
・「それはなんとかかんとかじゃないのか、黎人君」「中村警部。それはありえないんです」みたいな、登場人物がいちいち相手の名前を呼んでから喋り始めたり、蘭子のセリフに黎人がいちいち絶叫して応じたり、会話文のぎこちなさは今も昔も変わらないが、一気読みさせるだけの筆力とリーダビリティは十分。
・南雲堂ほどじゃないが、初歩的な校正不足が。「犯行現場の保存」には努めるものだと思うが、「務める」になっている。
・ゲドさんが乱歩とか横溝を好きなのはよく伝わってくるが、ちょっと換骨奪胎とまではいかず、そのままやなぁ、と思うところはちらほら。衒学趣味的に散りばめるのもそれはそれでうざったいけど、トリックの根幹でもそれが出てきちゃうと、なんだかなぁ、とは思う。
・高木彬光の「わが一高時代の犯罪」を作中で名作と称えているけど、新・本格推理の序文だか選評でネタバレした挙句感心しない作とか評してなかったかい、ゲドさん。
面白いは面白いんだけど、日光江戸村的なレトロさという感覚で読んだ方がいいんじゃないかなと思った。
ミステリーなんて真面目に読んで分析するもんじゃないとゲドさんご本人も言っていたし。
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