ひじきのとなかまたち

名無しさん＠また挑戦

>>627 続き　※絵露有無：有（ただし、表現はオブラートに包みまくり）

　ひじきの尽力により、きのこは無事に安定期を迎えました。
　ひじきは結婚後、きのこと一度愛し合ったきりですが、
　安定期突入後もひじきはジェントルマンに徹し、きのこを大切にしました。
　きのこのお腹は日に日に大きくなり、ひじきときのこの幸せも大きくなりました。
　そして、あっという間に月は満ちました。
　きのこが豚吐露栗家ッ戸倶楽部のリンクで練習中に4Lzをキレイに着氷後、
　きのこはいきなりお腹を押さえて苦しみ出しました。
　03コーチや取れ石ーコーチ、そしてひじきが慌ててきのこの傍に寄り、
　その場で棒ヤン選手にそっくりな運転手がいるタクシーを呼びました。
　約３０分後にはきのこは病院に着きましたが、直後にきのこは破水したため、
　即座に分娩室に運ばれました。きのこの陣痛の波を医師や看護師が監視し、陣痛が来ると
　『ここですよー！！！いきんでーーー！！』ときのこに指示します。きのこも、
　『うぅぅぅぅぅん―うぅぅぅぅぅぅん！！ヒッヒッフー！！ヒッヒッフー！！』と
　懸命にいきみます。きのこの心の中には、
　『折角授かった最愛の人との子供だから、1分1秒でも早く会いたい！
　　そして、両親にも元気な孫の顔を見せたい』ということで占められていました。
　きのこは子供に会いたい一心だったのとあまりに痛みが激しかったので、
　お産の時間が異様に長く感じられました。ひじきも懸命にきのこの背中やお腹を
　さすったり、バナナをきのこに食べさせたりしつつ、『まだか？』と思っていました。
　『きのこさん、もう少しですよ！！赤ちゃんも頑張っていますよ！！』
　そんな医師や看護師の励ましに支えられながら、きのこは
　『うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん！！うぅぅぅぅぅぅぅぅん！！』と一心不乱にいきみます。
　すると、『おぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！』と産声が分娩室に響き渡りました。
　『jajajajaja！きの！！―聞いたかい？僕らの待望の赤ちゃんの産声だ！でかした！』と
　ひじきはきのこを思い切り抱きしめました。ひじきときのこの間に生まれた男の子は
　“ハニエル”と名付けられました。
　そして、２年後に生まれた第二子の女の子は“ひのき”と名付けられ、
　家族４人は永遠に幸せに暮らしましたとさ。　　　　　　　　　　　　　おしまい」

―完―