PerfectWorld-完美世界-317

名も無き冒険者

これ思い出したｗ

被害者「すいません、窃盗の被害届け出しに来たんですが・・・」
署員「はいはい。で、具体的には？」
被害者「いや・・・・ネトゲで不正アクセスされて、装備品や飛行具や騎乗ペットを取られたんです！」
署員「へ？ネトゲって何？」
被害者「ネットゲームです！正しくはＭＭＯＲＰＧと言いまして、
　　　　　あ、これはマッシブマルチプレイヤーオンラインロールプレイングゲームの事ですが。
　　　　　そこで擬似生活を送りまして、ギルドに所属したり、友達を作ったり、結婚したりするんですよ！
　　　　　戦争だってあります！遊びじゃないんですよ！？」
署員「へ、へえ、なるほどねえ（笑）　んで何を盗られたって？」
被害者「装備品や飛行具や騎乗ペットです！装備品は黄昏の神殿、通称黄昏に３ヶ月に渡り足しげく通い、
　　　　　２－３のおでん・・・あっ失礼しました黄昏ダンジョン運命の交響曲仙人ＰＴモードのウォーデンにﾌﾙﾎﾞｯｺされながらも
　　　　　やっとのことで素材を収集し、せまりくる金の高騰に耐えながら精錬石をこつこつ貯め、＋１０の廃精錬をかけた逸品ですよ！
　　　　　もう僕の装備を見ただけでみんな避けて通るんです！
　　　　　騎乗ペットに至ってはもはや僕の相棒と言っても過言ではないですよ・・・。暑い日も寒い日もあいつの背にまたがり、
　　　　　時には初期村の周りで新規の方に遠慮しながら、時には高レベルＭＯＢに囲まれた死地に赴いて高級材料を掘り集める毎日でした！
　　　　　１１月の月度ダービーもあいつのおかげで勝てたんです！まさに武豊に対するサイレンススズカ、岡部幸雄に対するシンボリルドルフですよ！
　　　　　これから領土戦だってあるのに・・・僕がいなきゃあ、ギルメン達もうろたえるばっかりです・・・
　　　　　でも今更店売り装備なんて社会的に恥ずかしくて装備できないし、どうしたらいいのか・・・・ｳｯ・・ｳｯ・・・・」
署員「で、あなたのご職業は？」
被害者「魔導です！」
署員「いやそっちじゃなくて」
被害者「無職です」