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キングコング西野公論 511
- 445 :サロン過去ログ 2023年4月13日(2/3) (ワッチョイ 83f0-OINQ [220.146.178.191]):2024/04/13(土) 00:49:59.33 ID:JMyBxCYn0.net
- (>>444続き)
マリオにしても、トトロにしても、輝かしいスタートを切れたわけじゃなくて、
作品の力(普遍性)を信じぬいたスタッフのその後の努力によって、世界的なIPへと成長しています。
さて。僕自身、エンターテイメントの世界にいて、いつも思うことがあります。
それは、皆(特に日本の場合)「IPを生み出す」というところは頑張るんだけれど、
「IPを育てる」という“しつこさ”をあまり持ち合わせていない…ということ。
なんなら「いつまで、その作品をやってるの?」という声すら上がったりします。
個人的には、「普遍性のある作品を育てない(しつこく発信し続けない)」あるいは
「普遍性のある作品(古くならない作品)を、普遍性のない作品(古くなる作品)と同じように売り出す」
というのは、“普遍性のある作品の無駄遣い”だと思っています。
「なんの為の普遍性なの?」という。
「煮込めば煮込むほど味が出る料理を作っておいて、煮込まずに出す」みたいなことをしちゃっている。
原因はいくつかあると思っていて…特に日本の場合だと、
「旬の俳優(の集客力)で集客する」という攻め型がベターになっているので、
「俳優さんの旬が過ぎた時に集客できなくなる(=育てるコストに売上が見合わない)」という問題がありそうです。
「20年後に『ごくせん』のリバイバル上映しても集客が難しい」的な。
それなもんで、作品が「鮮度重視」になり、「稼げるうちにサッと稼いで、次!」が当たり前になり、
お客さんの中でも、「そういうものだ」となってしまっている。
だから「いつまで、その作品をやってるの?」という声が出てきてしまう。
そもそも「いつまで、その作品をやってるの?」って、IPの意味を成してないと思うんです。
落語ファン的に言うと、落語家さんに向かって「いつまで『芝浜』やってんの?」と言ってるようなもの。
#いつまでもやれる芝浜を作ったことが凄いんだよ
ピノキオにしても、ピーターパンにしても、100年前に誕生して、何度も何度も映画や舞台になり、
去年も“新作のピノキオ”が公開されました。
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