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ニコニコ静画スレpart9

1 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/13(土) 16:45:22.75 ID:w9dqIG7w.net
ニコニコ静画
http://seiga.nicovideo.jp/

イラスト投稿サイト、ニコニコ静画について語るスレ
情報交換、感想や雑談、なんでもアリ
次スレは>>970がたてること

ニコニコ静画の特徴

・若い男性ユーザーが多い為、いわゆる萌え絵やネタ絵が人気。BL絵は受けが悪い
・コメントが匿名なので気軽に付けられる。他の類似SNSと比べてコメントが付きやすい
・コメントが匿名という事もあってか、絵描き同士の交流は生まれ難い
・「創作」「ファンアート」「殿堂入り(東方・ボカロ)」などカテゴリーに分けられたランキング
・ランキング集計期間は「新着」「毎時」「デイリー」「週間」「月間」「合計」と、非常に細かい
・R-18表現(性行為描写など)はNG。露出の高めなイラスト用にR-15カテゴリー有り
・性描写表現のNG判定ラインは厳しめ。乳首描写で削除された事例も

前スレ
ニコニコ静画スレpart8
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/cg/1404818656/

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 18:14:30.73 ID:hwv3cSH6.net
俺は揚げたてのフライドポテト。客に買われるところを今か今かと待っていたところ、ついにお買い上げとあいなった。
俺を買った人間は小太りのつんつんヘアー、年の頃は35といったところか。
いかにも俺みたいなジャンクフードが好きそうな見た目をしている。
さてこいつは俺をビッグマックセットの一つとしてテイクアウトすると高速バスの中に持ち込んだ。
乗車するときに「俺は弁護士だ、お前らとは違う」とかなんとか言っていたが、弁護士様が俺みたいなジャンクフードを食うなよと問い詰めたい。
どうやらこのデブはバスに遅刻をしていたようで周りから睨みつけられるがお構いなしに自分の座席へと進みどかっと腰掛ける。
そして俺たちをムシャムシャと食べていく。食べられたからこれで終いだ。
このあとこいつらがどうなったかって?さあて、そんなの知るわけないね。
俺はジャンクフードさ。

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 18:15:00.95 ID:hwv3cSH6.net
我輩はうんこである。宿主のタイミングを少しは尊重してやるつもりだがこの窮屈な腸からいつ外に出るかは我輩の勝手だ。
どうやら我輩の宿主は弁護士という肩書きをもっているらしい。
「俺は弁護士だ、お前らとは違う」という声が体内を振動させて伝わってきたのだ。
弁護士という肩書きを得るには相当難しい試験を突破しなければならず、かなり優秀な人間でなければなることができないらしい。
優れた肩書きをもつ人間のうんこであることを誇らしく思うと同時に、自分が選ばれた人間だと舞い上がっている愚かな男にお灸をすえようという気にもなる。
どれ少し外の方に近づいてやろうかね。ほんの少し直腸に移動してやった瞬間
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
奇声を聞いたかと思えば外に出てしまったようだ。ちょっとおどかしてやるだけのつもりであったのに、やれやれこんなに糞を漏らしやすい人間は初めてだ。

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 18:17:25.09 ID:hwv3cSH6.net
私のもとに一台の福岡行きのバスが入ってきた。
バスのドアが開き新鮮な空気がバス内の油臭い空気と入れ替わる。
どうやら休憩時間のようだ。人が次々と降りて行く。
そのうちの一人は夢中で食べ歩きしながら周りをまわっていた。
バスに人が戻ってきた、どうやら出発のようだが、先ほどの一人が見当たらないらしい。
やはり彼は夢中で時間を忘れていたようだ、遅刻し他人の冷ややかな目線が彼に向けられる。
福岡に向けバスが私のもとから出ていったのも束の間、合流地点から凄まじい悪臭が漂ってきた!
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
彼の奇声が追い越し車線からこだました。

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 18:19:54.86 ID:hwv3cSH6.net
それは、まさに地獄の光景でした。あるものは悪臭に表情を歪ませ、
あるものは脱糞しておきながらどこか誇らしげな彼をただただ呆然と見つめ、またあるものは彼に畏怖し顔を背けました。
慟哭のこだまするバス車内で、彼だけが、彼ただ一人だけが、平然とフライドポテトをほうばり続けていました。
私には分かりませんでした。脱糞しておきながら、どうしてすまし顔で食事を続けられるのか。
どうして、こんな目に合わなければならないのか。どうして、こんな苦痛を受けなければならないのか。
私はただ、ただただ彼と同じバスに乗り合わせただけなのに。無事、福岡へ辿り着くはずだったのに。
私は助かりましたが、彼の近くに居た何人かは残念ながら亡くなりました。
彼は最後まで、薄ら笑みを浮かべ、ただただフライドポテトをまるで機械のように口へ運び続けていました。

                                   ――バス後方の乗客より

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:16:01.70 ID:hwv3cSH6.net
明日は九州で同期の送別会。坂本事務所から独立し、父からの自立を目指す当職は自分で交通費を出す。当職は節約も兼ねて長距離バスを利用して行くことにした。
長距離バスの利用は初めてだったのでバス乗り場がわからず大遅刻、バスは無情にも時間通りに出発してしまった。
置いてけぼりになったのである。仕方なく、車内で食べようと買っておいたマックを貪ることにした。完食して少しすると便意が襲ってきたため、バスターミナルのトイレを拝借した。
しかし、先客がいて鍵がかかっている。
「当職は弁護士ナリ」という脅し文句を使ってみたが効果はない、万事休すである。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
齢三十四にもなる男の奇声がバスターミナルの中でこだました。

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:18:03.03 ID:hwv3cSH6.net
明日は九州で同期の送別会。坂本事務所から独立し、唐澤洋からの自立を目指す当職は自分で交通費を出す。当職は節約も兼ねて格安航空を利用して行くことにした。
格安航空の利用は初めてだったので搭乗口がわからず大遅刻、搭乗するさいにみんなから冷ややかな目で見られてしまった。
冷ややかな視線に中学時代を思い出す。「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」とそう思いこみ、嫌な気分をかき消した。
当職が乗る航空機はエアバスA330だ。値段で選んだのは失敗だった。狭いシートに尻が痛む。
到着するまで寝ようと思ったがスチュワーデスさんのスカートが短いということもあり興奮して寝られなかった。
そこで当職は小腹を満たすために航空機に乗る前に買ったマックを食べることにした。
ガサゴソと包装紙からメガマックを取り出し口いっぱいにほおばる。たまらない。
ポテトの塩が濃かったのと機内が乾燥してるせいもあってLサイズのコーラはあっという間に空になった。
腹を満たしてしばらくすると航空機は安定飛行に入った。安定飛行中はシートベルトを外して当職はゆっくりとくつろいだ。
再びベルトサインが入り、航空機は目的地の九州へ向け航空機は着陸態勢に入ったのも束の間、当職に凄まじい便意とかつてない尿意に降りかかった。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
齢三十四にもなる男の奇声が福岡行きの航空機の中でこだました。

297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:19:20.91 ID:hwv3cSH6.net
新宿駅西口、夕刻。今日は運転手としての私の初の乗務日だ。お客様を安全に目的地まで送り届けるという初の使命を背負い、私はそこにいた。
お客様の荷物を先輩の福嶋さんと行いながら、乗務にあたっての「心得」を改めて聞かされていた。「いいか。高速バスっていうのは必ず一人は乗客が遅刻する。大抵は…まあ大体の場合はオヤツを買ってて遅れるんだ。」と先輩は笑ながら言う。
私は思った。ターミナル側にコンビニがあるのだからそこで買えばいいじゃないか。それがぼそっと口に出てしまったら、先輩はそれに応じた。
「それならいいけどね。それならね。」含みを持ったその言葉の意味を、私は理解できなかった。
お客様の荷物を積み込み終え、最終確認となった。乗客名簿を見直すと、先輩が言うように、現れない乗客がひとり。
ケールセウェイ・チェケーヒルという外国人観光客と思われる乗客はついに姿を見せないので止むを得ず定刻を15分過ぎてバスは走り出した。
普段なら道路が混雑する時間帯であるが幸いにも道はスムースに流れ、用賀の料金所を通過する頃には遅れを取り戻しつつあった。
東名高速道路を下り、しばらく時間が経った。4列シートのバスであるので小まめにトイレ休憩を取る。第一予定地の海老名SAである。この頃には完全に平常通りのウンコスケジュールとなっていた。
あの外国人観光客と思われる客には申し訳ないが、彼を待っていたらこうはいかなかっただろう。
バスに戻る乗客の顔を見ると、この仕事を選んだことに改めて確信を覚えた。未来ある若い女の子、少しそわそわした白いもみあげを蓄えた一人旅の老年男性。
それぞれの乗客の目的地には何があるのか。12時間後には福岡市街に入るだろう。乗客を乗せ、いや、人生を乗せ、バスは勢いよく運航を再開した。

298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:20:15.25 ID:hwv3cSH6.net
明日は九州で同期の送別会。坂本事務所は厳しいがやりがいのある職場だ。当職は新社員ながらも休日をいただき、前々から興味があった長距離バスを利用して行くことにした。
長距離バスの利用は初めてだったが、事前に乗り場を調べていたおかげで10分前には乗車ができた。
当職の隣が若い女性だったので、運転手に尋ねたらどうやらバス会社側の手違いだったらしく席が変更になった。
「自分はまだまだ未熟な弁護士だな、もっと経験を積まなきゃ」と、同期に会うと思うとついつい仕事のことを考えてしまう。
当職が乗る長距離バスは4列だ。値段で選んだのは失敗だった。狭いシートに尻が痛む。
出発前に軽く食事を済ませてきたのでウトウトとしてきた。まだまだ仕事に慣れないから疲れがたまっているんだろう。少し寝る。
しばらくするとバスは海老名SAで休憩につき当職は目が覚めた。海老名にはいろんな店があったが、当職は脇目も振らずに用を済ませておいた。
運転手が喫煙コーナーでタバコを吸っているのが見えたので、当職はタバコを運転手に差し入れ、バスに乗って待機することにした。
何事もなくバスは目的地の九州へ向けて再び出発した。
齢三十四の新人弁護士、まだまだ未熟だがその生活は充実感に満ちている。

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:21:36.96 ID:hwv3cSH6.net
「すみませぇん! 襟のバッジ、落としましたよ……おや、出発してしまったようですねえ。いえ、どうせ暇な身ですから、しばらく御一緒しましょう。
ああ、鳴ってますので、失礼。 ……君でしたか、丁度良かった。 取り急ぎ調べてもらいたい人物がいます。いま長距離バスの車内なので、以後連絡はメールにて。
どうも失礼しました。福岡行きは全て出発したかと思いましたが、また残ってたんですねえ。おや、お夜食ですか? 細かい所がつい気になってしまう、僕の悪い癖。
夜行バスはその性質上どうしても、長時間に渡り多人数が密閉されます、すなわち臭うものは避けたい。にも関わらずあなたがお持ち込みになったのは、
ファストフードのハンバーガーに、フライドポテトとコーラのセット。ユニークなチョイスです。ユニークと言えば先ほどの落とし物、こちらも実にユニークでした。
向日葵に秤の模様は、紛れも無く弁護士バッジ。ですが通常のバッジが純金製か金メッキであるのに対し、このバッジはザラザラとした厚みのある紙、ええそう、
まるで段ボールのような手触りです。拝見したところ、高価なスーツを御召しになっているのに、肝心のバッジが紙製というのは……おや、海老名のSAのようですね。
ああ、外で休憩なさるのでしたら、僕もお伴しましょう。いえ、今の僕は無賃乗車の身ですから、あなたと行動を共にしなくては。まあそう仰らず……唐澤さん! 
……やはり、唐澤貴洋さんでしたか。少々調べさせていただきました。第一東京弁護士会所属、恒心綜合法律事務所にてインターネット上の誹謗中傷対策等を担当。
華々しい経歴をお持ちで家柄も収入も申し分ない筈のあなたが、なぜわざわざ空路や列車を避けこのような安手の深夜バスに
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
「恥をっ知りなさぁぁぁぁぁぁぁぁい!!(プルプル」

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 19:22:45.50 ID:hwv3cSH6.net
クソッタレ。4列シートの下に身を潜め、俺は毒づく。
世界征服を目指す悪いもの達の改造人間である俺は、長距離バスの乗客をまとめて誘拐することにした。
なのに俺が隠れてるシートに座ったこのデブは、2度も俺の邪魔をしやがった。
最初は出発だ。指定の時間に遅刻したフリをして、バスの出発をわざと遅らせた。おかげで道に仕掛けた大量の時限爆弾が全てパアだ。
偶然じゃねえ、この野郎、俺の頭上にデカケツを下ろす瞬間「俺はこいつらとは違う」確かにそうつぶやいたんだ。
しょうがねえから催眠ガス作戦に切り替えたら、今度はすました顔でハンバーガーの包みを開いてモソモソ食い出した。これじゃ折角のガスも台無しだ。
運転手がハンバーガーの臭いを嫌って、ご丁寧にバスを停めて換気しやがる。こっちはこぼしたポテトの塩が目に染みて、涙が出そうだ。
もうこれ以上、作戦の失敗は許されない。だがこのままじゃ、確実に3度目の妨害が来る。
再び動き出したバスにつられるように、俺は決意した。このデブは直接殺さなきゃならねえ。
爪を研ぎ、牙を剥いてシートから這い出たのも束の間、怖れていた3度目が最悪のタイミングで来やがった。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」

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