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ニコニコ静画スレpart9

1 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/13(土) 16:45:22.75 ID:w9dqIG7w.net
ニコニコ静画
http://seiga.nicovideo.jp/

イラスト投稿サイト、ニコニコ静画について語るスレ
情報交換、感想や雑談、なんでもアリ
次スレは>>970がたてること

ニコニコ静画の特徴

・若い男性ユーザーが多い為、いわゆる萌え絵やネタ絵が人気。BL絵は受けが悪い
・コメントが匿名なので気軽に付けられる。他の類似SNSと比べてコメントが付きやすい
・コメントが匿名という事もあってか、絵描き同士の交流は生まれ難い
・「創作」「ファンアート」「殿堂入り(東方・ボカロ)」などカテゴリーに分けられたランキング
・ランキング集計期間は「新着」「毎時」「デイリー」「週間」「月間」「合計」と、非常に細かい
・R-18表現(性行為描写など)はNG。露出の高めなイラスト用にR-15カテゴリー有り
・性描写表現のNG判定ラインは厳しめ。乳首描写で削除された事例も

前スレ
ニコニコ静画スレpart8
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/cg/1404818656/

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 17:36:30.78 ID:hwv3cSH6.net
私は敏腕テレビディレクター。といっても北海道のローカル局のだ。けど、受け持った番組は深夜帯にしては高視聴率の人気番組で、今もそのロケの真っ只中。
まぁ人気番組とはいえ、そこは地方局深夜帯で、タレント二人、ディレクター二人のこじんまりとした低予算のロケハンだ。肝心の企画内容もサイコロで出た目に書かれた行き先へ向かうという勝手気ままなもの。そして、新宿で出た目は深夜バスで福岡博多だった。
長時間のバス移動は辛いが疲れ果てたタレントの顔芸が売りの番組。ここはおいしい展開と思うしかない。意を決して乗り込む。
一通りの撮影を終えるも、バスは定時になっても出発しない。多少のアクシデントは番組を面白くするエッセンスだと思うが、こうも遅れては単純にいらつく・・・と思ったその時に遅れた乗客がようやく乗り込んできた。
かなり大柄な男だった。自分も太り気味だという自覚はあるがそれ以上で、ぶつぶつとつぶやく声も気味が悪い。カメラマイクが拾っていたら編集で消しておこう。
男はバスが走り出してからも鼻息荒く脂の臭いを漂わせハンバーガーを貪り食い、定期的に奇声をあげるなど、何度も長距離バスに乗っている私でも初めての経験だった。臭いが電波では伝わらないのが不幸中の幸いか。
タレントの片方も初めは「バスの刺客だw」なんて茶化していたものの段々と怯えだし、もう片方も本気で苛ついているように見える。
挙句、サービスエリアでの途中経過の撮影中に、テレビと知ってか知らぬか後方でカメラを意識した素振りをして非常に迷惑だった。とはいえ、撮影を終えあとは寝るだけだ。バスが動き出すと同時にまぶたを閉じる。
ところが出発してものの数分で例の男がガタガタと震えだした。いっそカメラを回そうかと思った瞬間、
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
番組史上初、企画のお蔵入りが博多行きのバスの車中で決まった。

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 17:37:12.94 ID:hwv3cSH6.net
明日は息子が九州で同期の送別会、唐澤貴洋はもう今後ワシからの援助は受けない、などと寝ぼけた事を言いあろうことか、乗った経験のない長距離バスで行くとほざきだした。
電車の乗り換えすらもままならない唐澤貴洋が長距離バスで無事目的地にたどり着けるだろうか、
そして言わなくともわかるだろう、ある不安が生じ念のため、唐澤貴洋には秘密にして同じバスに乗る事にした。
若干の変装をして当日バスに乗車すると、一人遅れているらしく中々バスは動かない。半ば確信に近い予想を胸に待っていると、
遅れてやってきたのは案の定あの馬鹿息子だった。親として他の乗客に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」、なにが弁護士だ、だったらワシの事務所を間借りするなよ。
とりあえず予定から遅れたとはいえバスが無事出発した事に安堵したのも束の間、あのバカはあろう事かマクドナルドなるジャンクフードを食べ始めた。
密室であのようなものを食べれば匂いが室内に充満する事なんて猿でもわかる。親として教育に無関心だった事に、再び他の乗客に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
とうになくなったであろう飲み物を吸っている音がワシを嘲笑しているかのように感じ、ここ最近の海原士業会の会合を思い出す。
バスは海老名SAに到着し、唐澤貴洋にバレないようにバスの中に籠っているとまたしてもあいつは遅刻してきた。
さすがに呆れる感情すら馬鹿らしくなり少し仮眠を取ろうとすると前の方から椅子を激しく揺らす音が聞こえ
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
ワシのある不安は最悪の形で的中してしまった。

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 17:37:59.37 ID:hwv3cSH6.net
バス会社に就職が決まり、今日はいよいよ初めての運転。だが出発時間になっても、お客が一人乗り場に到着しておらず、なかなか出発できない。
かなり定刻から送れた後、スーツ姿の男が何やらブツブツ言いながらバスに乗ってきた。
何が「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」だ。文句を言いたいのはこっちだ、と内心思いつつ、お客様の為に、なるべく到着時刻は遅らせまいとアクセルを踏み込んだ。
高速に乗ってしばらく経つと、何やら油の匂いと荒い呼吸が運転席まで運ばれてきた。ガサゴソと何やら紙袋の音もするし、どうやら客がマックを食べているらしい。
周りの迷惑を考えない客もいるものだなあと、少しこの仕事を選んだことを後悔した。
休憩予定地である海老名SAが見えてくる。やっと休憩だ。距離的には全く問題無かったが、初めての運転で客に慣れていなかったせいか、少し疲れていた。
あの小太りのスーツ男が降りて行く。マックの紙袋を持っていたから、車内で食っていたのもあいつだろう。
私は手洗いに行き、出発することを乗客に告げると、福岡へ向けて再びバスを走らせた。
ところが出発してものの数分で、客席のほうからガタガタ音がするのが聞こえた。
どうやらあのスーツ男の席のようだ。本当に嫌な客を乗せてしまったものだと思った瞬間、
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
僕の人生史上最低の客の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 17:39:28.44 ID:hwv3cSH6.net
今日は新宿発、九州・福岡行きの夜行バス運転。会社から独立し、個人タクシーの運転手でもやりたいものだ。私はそう思いながら長距離バスの運転席に座った。
九州行長距離バスの運転は初めてだったので、はりきり過ぎて1時間以上早く出勤、事務所へ顔を出したさいにみんなから気張り過ぎだぞとなだめられてしまった。
出発時刻を過ぎたが乗客が一人揃わない。ようやく表れたかと思ったら悪びれもせすノソノソとこちらへ向かってくる。チケットを見せる時に「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」と呟いていて気味が悪い。
私が運転する長距離バスは4列だ。値段で選んだ客は失敗だったと思うことだろう。狭いシートだと尻が痛むのだ。
交代のSAに到着するまでは眠れないのでコーヒーを飲んだが、緊張に加え客席のほうから酸化した脂の臭いが漂ってきて美味しく感じられない。
あまりに臭うので何事かとバックミラーに目をやると、先ほどの気味の悪い太った男がマックの包み紙を取り出し、グチャグチャと音を立てながらメガマックを口いっぱいに頬張っていた。
ポテトをボロボロとこぼしながら、まだバーガーが入ったままの口へ放り込む。ズゴゴゴ!と音を立てながらジュースを飲む。乗客はその様子と音でみな顔をしかめていた。
横の就活生だろう若い女性はこれが苦虫を噛み潰した顔だ、と言わんばかりに可愛らしい顔を歪めている。あとであの男がこぼしたポテトを掃除するのは私だ。いまいましい男め。思わず私も顔を歪めた。
太った男が2、3人分はあろうかと思われる食事を済ませた頃、バスは海老名SAで到着、休憩についた。乗客を降ろして脂臭いバスを換気し、私も一服することにした。
出発時刻にまたもあの迷惑な男が遅刻した。やれやれと思いつつ、沈んだ空気を漂わせたバスを九州へと出発させた束の間、後方から椅子を激しく揺らす音と凄まじい叫び声が!
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
私の運転手史上最低の乗客の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 17:40:19.58 ID:hwv3cSH6.net
今日は司法研修所の送別会、幹事の俺は仲間と最高の別れをしようと張り切っていた。
準備は順調に進み、開始時刻となり参加者が全員席に着いた所で乾杯の音頭を取ろうとしたその時「ちょっと幹事ー!一人足りないんじゃないのー!」
そんなはずはない、さっき全員の顔を確認したはずなのに。半ば疑いながら人数を数えてみると確かに一人足りなかった。
慌てて参加者名簿を確認すると、唐沢貴洋という名前を見つけ軽く舌打ちをした。なんだあいつ来んのかよ、幹事として絶対に言ってはいけない言葉が思わず口から出てしまった。
正直言って来て欲しくない奴だった。どうやらこの感情が参加者を確認する際に無意識に奴の名前を脳内から消したようだ。
幹事である以上、いくら来て欲しくない奴とはいえ全員が揃わないのに会を始めるわけにはいかない。あまり気の進まないまま唐沢貴洋の携帯に電話を掛けると予想外の声が返ってきた。
「もしもし、ああちょうどいい所だ!あんたが九州の同期の弁護士さん?」
その声は40歳を少し超えた位の初老の男性の声だった。ほとんど唐沢貴洋と会話した事がなかったとはいえ、この声があいつの声でない事位はわかる。
状況がよく理解できないまま、俺ははいそうですがと返答した。
「おたくの弁護士がバスの中で派手にまき散らかしましてね、バスがダメになっちまったんですよ。本人はその後もポテトを食ってるだけだし
父親に電話を掛けてもつながらないし。なので弁護士さん、申し訳ないんですがバスの修理費弁償してもらってもいいですかね?」
順風だった俺の司法研修所の思い出が全て真っ暗になった。

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 17:41:59.05 ID:hwv3cSH6.net
明日は九州で贔屓球団のビジターゲームや。ワイは独立や自立なんて全く興味ないから当然親から交通費をくすねて観にいくことに。
ホンマは飛行機でいきたかったんやけどマッマの財布に三万ぽっちしかなかったからしぶしぶ長距離バスでいくことに。
どうやら1人遅れているらしくバスはずっと止まったままや、狭苦しいバスで待たされてクソイラつくんじゃ殺すぞ!
本来の出発時刻からゆうに30分が過ぎた頃にようやく表れたのは見るからにくさそうなきっしょい太ったデブ男やった。
大勢の人をこれだけ待たせたくせに謝罪の弁の一つもなく、横柄な態度でどかっとワイの前の席に座ったかと思えば
「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」などとボソボソ呟いていた。どうやらホンマもんのガイジらしい、殺そうかと思ったが関わらんことに決めた。
到着するまでレスバトルでもしようと思ったが旨そうなジャンクフードの匂いが強烈に立ち込めているせいで食欲が刺激されて集中できん、どうやら例の男がマックを持ち込んでこの場で食べているらしい。ワイも買ってくればよかったわ。
バスが走り出して小一時間ほどたったころにサービスエリアに到着した。海老名のSAにはいろんな店があって前の席のガイジに食欲を刺激されたワイは時間を忘れて食べ歩き。
休憩時間が終わりバスに戻ったころには腹はパンパン。再び九州へ向けバスが出発したのも束の間、ワイに凄まじい便意が降りかかった。 あかん漏れる!そう思った瞬間
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
という奇声と強烈な大便の匂いが立ち込めた。
どうやらの前のガイジが先に漏らしたみたいやった、サンキュー脱糞ガイジニキ(ブリブリブリブチュチュブッブブッブブ)

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 18:10:18.50 ID:hwv3cSH6.net
国会議員になって5年目、私は講演会に向かう為に始めて高速バスを使った。
本来ならば新幹線を使うはずだったが予定が立て込み、新幹線に乗り遅れてしまう。そこで急遽高速バスを使うことになったのだが何せ東京から福岡までの大移動、高速バス一つではあまり頼りがいが無かった。
定刻通りバスに乗り込んだ私と秘書は最前列の席に座った。
「事故が起きたらひとたまりも無いな」と冗談半分心の中で思いながらバスの発車を待つ。しかしバスは中々発車しない、どうやら乗客が一人遅れているらしい。
苛立ちの中待っていると醜い小太りの男性がノソノソとやってきた。彼は悪たびれもせず「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」、そう言い放った。
「だったら私は国会議員だ、貴様なんかと違う」そう言いかけたがそれでは奴と一緒、私はそのまま口を塞ぎ黙りこむ。
その後バスが遅れて発車するも後方から酷く不快な臭いが鼻をついた。どうやらあの弁護士が鼻息を荒くしジャンクフードの数々を貪り食っていたようだ。
「あれが日本の弁護士なのか、これが日本の司法を担っていくのか信じられん」私が一人苦悩しているとバスは海老名のSAにたどり着く。私は気分を変えるためSAで用を済ませ冷たい缶コーヒーを押し込み異臭の放つバスへと戻る。
これ以上は体力の無駄だ、私は異臭とバスの揺れの中、目を閉じようとする。
しかしその瞬間後方であの弁護士の叫び声が響いてきた。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
私はこの国の有様に絶望した。

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 18:11:33.84 ID:hwv3cSH6.net
今日は新宿を出て九州・福岡まで長距離夜行するのが私の仕事だ。私はこの会社で10年間バスとして働いている。
最近の長距離移動を労ってか今朝オイルを新調してもらったため非常に調子が良い。だがこの調子のよさに水を差すようになかなか出発しない。
どうやら乗客が一人揃わないらしい。大遅刻の末やっと現れたかと思いきや「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」と皆呆れ顔だ。
私は4列シートである。値段で選んだ客は失敗だったと思うだろう。狭いシートで長距離移動をすると尻が痛むのだ。
ようやく出発しオイル交換の甲斐もあってか私はトラブル無く順調に飛ばすが、突然車内に油の異臭が立ち込める
何事かと思うと先ほどの男が嬉しそうな顔をしてメガマックを頬張っている。彼が口を動かす度に上から食べかすがこぼれる。私は仕事柄慣れているが隣の女性が可哀そうだ。
さらにこの男紙ナプキンを使わず私の窓とシートで指に付いた油を拭いている。せっかく掃除をしてもらったのに出発早々汚れてしまった。
そうこうしているうちにSAに到着。ドアが開けられ、新鮮な空気が舞い込む。例の男も下車した為、私も休息を味わう。
ヤツはまだ満腹でないらしくSA内で食べ歩きをしており、案の上集合時間に遅刻していた。
再びエンジンをかけられ、九州へと出発したのも束の間、異様な悪臭と共に凄まじい声が聞こえてきた!
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
私のバス生史上最低の乗客の奇声が福岡行きの私の中でこだました。

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 18:12:24.48 ID:hwv3cSH6.net
「夜行バス」と人間達に呼ばれる巨大な城、俺こそがその城のカーペットに暮らすイエダニである。
このバスにはいったいどれだけの仲間がいるのか。一家15世代で暮らしていると、なんとも珍妙な事も起きる。
今日は乗客の男の一人が大遅刻、やっと現れたかと思いきや「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」と呟く。だからどうしたというのか、人間はつくづく分からない。
このバスは人間には窮屈らしい、おまけにこの男は血を死ぬ程吸ったかのような膨れっぷりである。隣の女も嘸迷惑であろう。
この場合、何もせずに眠るという人間が多いがこの男は猛烈な匂いを放つ黄色いMの字の食べ物を取り出した。
おまけに汚らしい音を立て頬張りながらパンやらポテトやらを地面に落とす。ああもったいない。どこかから舌打ちが聞こえた。
おこぼれを仲間と共に頂戴しているとバスはSAに到着した。ドアが開けられ、外の涼しい空気が舞い込む。
例の男も下車した直後、乗客達の安堵と疲れによる溜息が聞こえた。それからどれだけ経ったであろう、男はようやく戻ってきた。
バスは再び唸りと共に振動を再開させ、轟音を響かせ動き出すも束の間。南無三、凄まじい声がバスの中にこだまする。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
俺の一生史上最低の乗客の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/12/18(木) 18:13:07.62 ID:hwv3cSH6.net
九州行きの長距離夜行バス、車内に並ぶ4列シートの内の一脚が私である。
このバスとは生まれた時からの付き合いだ。10年も客席をやっていると、色々な事が起こる。
今日は私の上に座るはずの男が大遅刻、やっと現れたかと思いきや「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」と一声、新顔の運転手も呆れている。
先にも言ったがこのバスは4列だ。この男は安くて固い私の座り心地に憤慨しているかもしれないが、私の方も脅威の体重に背中が痛む。
それでも到着するまで静かに座っていてくれればいいのだが、ここでマックの紙袋が登場。
上からボロボロとパンやらポテトやらの破片が降り注ぐ。椅子の私だが、隣の女性に申し訳ない気分になる。
私の体が食べ物のカスだらけになった頃、ようやくバスがSAに到着。ドアが開けられ、新鮮な空気が舞い込む。
私の乗客の男も下車した為、暫くの休息を味わう。男はまたしても集合時間に間に合わず遅刻しているが、少し嬉しいのは椅子失格だろうか。
バスも再びエンジンを回し、急ぎ足に九州へ走り出した安堵感も束の間、上から異様な臭気と共に凄まじい声が聞こえてきた!
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
私の椅子生史上最低の乗客の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。

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