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ワイが文章をちょっと詳しく評価する![51]

571 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/03(水) 20:46:08.15 .net
>>570
 まさに世界の終りと言う感じだ。
 この町には、もう誰もいない、
誰も残っちゃいない、
誰も、誰も生きちゃいない
 そして、じきに町はあの穴に落ちる
 あの大きな穴に……、
ぼくが生み出したあの大穴にすべてを飲まれる……
「ごめんね……、みんな」 
 誰かへの謝罪の言葉、その言葉を紡ぐようにどこからか声が聞こえた

『――そうやって、』

572 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/03(水) 20:47:25.78 .net
>>571
 脳に直接聞こえて来たそんな声、なんだか懐かしい声だ
 
『そうやって、また君は諦めるのかい?』

 仕方ないじゃないか……、もう何も残っちゃいないんだから……

『そうだね、同級生達も、愛想のいい後輩も、いつも元気を分けてくれた幼馴染も……』 

 そして、共に片親を親を亡くし、二人でこれからを歩もうと約束した可愛い義理の妹も……

『みんな、みんなみんなみんないなくなったね……』

573 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/03(水) 20:48:05.72 .net
>>572
 そう、みんないなくなった、そしてぼくは妹との約束は結局守れなかった 

 だからもうこんな世界……
 
『まだ諦めないで! 君はそんなやつじゃなかった筈だ……、だから!』

「うるさい!」

 ぼくだって嫌だよ、諦めたくないよ! 
 でもぼくは……、ぼくは……、
「結局、人間じゃなかった! ヒトじゃなかった! 人間じゃなけりゃ同級生でもない! ヒトでなければ家族でもなかった」
すべて僕が悪いんだ……

574 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/03(水) 20:48:41.34 .net
>>573
『やりなおしたい?』

 唐突に言われたそんな言葉

『やり直せるよ……、君がみんなとバカみたいに過ごせた日常にまた戻れる……』

『またみんなに会えるんだよ、ねえ』
 
「……またこれか」
 またこれだ、もう何回これを繰り返すのか

575 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/03(水) 21:16:18.70 .net
中二病をこじらせとるな。

576 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/03(水) 21:23:47.16 .net
うむ。ここまで稚拙だと清々しいくらいだ。
書いてなさすぎるせいで逆に前後の話や絵が浮かんできて、しかも自分でイメージするせいか割と嫌いじゃないという。
筆力がないのは明らかだけど、とりあえず、もうちょっと自分の頭の中の絵を描写することに挑戦したら?

577 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/04(木) 00:36:22.36 .net
ニューデリーに着くなり僕はバザールの活気に圧倒された。
夜の9時だというのに、煌々と明かりがともり、派手な音楽が爆音で流れている。
ホテルを目指して歩いていると、あらゆる屋台から「安いよ、買っていってよ」などと日本語が聞こえてくる。
一つの店に興味を持って近づくと、とたんに周囲の店番が集まって来て、僕を囲む。
そして口々に売り込みを始めたかと思うと、そのうちにヒートアップしてきて、互いに小競り合いを始める。
僕は、居心地が悪くなって、そそくさとその場を離れることになる。
しばらく行くと、市場のはずれに、ガラクタのような物を並べて商売をしている店を発見した。
中心部は賑やかだが、端のほうになると明かりもまばらで、その店も明かりをともさずに商売していた。
店主は60代くらいの寡黙そうな男で、先ほどまでの店のように大声で呼び込みをしたりしない。
不思議そうに覗き込む日本人を、店主もまた何も言わず、不思議そうに見返している。
僕は商品の一つ(そう呼ぶのも憚られるが)を指差し、「マフラー?」と聞くと店主もまた「イエス、マフラー」と答える。
どうやらスクラップ屋のようで、ばらした車のパーツを売っているようだ。
しかし、よく見ると男の前には車のパーツ以外にも細々としたものが置かれていた。
その中の一つに僕は引きつけられた。
それはランプだった。アラジンと魔法のランプに出てくるようなランプで、年季が入っており実に見事な色合いをしている。
一瞬だが、このランプに祈ればもしかしたら…などと思ってしまうほどの魔力があった。
バカな妄想はすぐに振り払ったが、今度は実際にどうやって使うのだろうという疑問が湧き上がってくる。
アニメや絵本では見慣れたランプだが、実際に手に取ってみるのはこれが初めてだ。

578 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/04(木) 00:36:54.76 .net
「How to use?」
僕がそう聞くと、店主は言った。
「Hope Something」
「Hope Something?」
店主の遊び心だろうか。何かを望めと言う。
僕もそれに付き合って、大げさに目を閉じ、胸の内で願いを唱えた。
「酒池肉林…」
すると店主は口の部分に火をともし、すぐに吹き消したかと思うと「嗅げ」と言って、僕の鼻先に煙のくすぶるランプ近づけてきた。
お香でも焚いたのだろうか。僕はそれを吸い込んだ。良い匂いがしたと思うと、体が宙に浮いたような感覚になり、視界がぼやけ出した。
いつのまにか僕は中国の宮廷にいた。目の前を裸の女どもが舞い踊り、それを肴に浴びるように酒を飲んでいる。
-がはは、珍は満足じゃー!-

気が付くと、僕は中国の宮廷ではなく、インドのバザールの道端にに寝そべっていた。そんなに時間は経っていないようで辺りは暗いままだった。ただ、多くのインド人が上から見下ろしながら僕を囲んでいた。
この場を離れないと大事になると感じた僕は、走ってその場を後にした。不思議なことに、僕が目覚めた時、スクラップ屋は店ごと消えてしまっていた。
次の日、改めてバザールに出かけたが、いくら探しても男の店は見つからなかった。

579 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/04(木) 07:02:18.44 .net
>>570-574
走り書きのような拙い文章で綴られていた!
人ではない主人公が生み出した大穴に全てが飲み込まれて終焉を迎えるらしい!
人ではないとして主人公は何者なのか! 大穴を作り出した原因は!
頭に語り掛ける声は誰なのか! どのようにすれば世界を遣り直せるのか!
何も解決していないどころか、この状態に至った理由がまるでわからない!

何かの抜粋だとしてもあまりに内容がわからないので評価は見送る!(`・ω・´)

580 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/04(木) 07:03:51.73 .net
>>577-578
>僕の鼻先に煙のくすぶるランプ近づけてきた。
(脱字があるように見える! 「ランプを近づけて〜」ではないだろうか!)

現実に即した少し不思議な話! スクラップ屋の主人の意図が気になる!
魔法のランプと思わせた品で主人公を昏倒させた!
何もしないでスクラップ屋は店ごと、姿を消した!
主人公の金品を奪うことが目的ではないのか! それがワイは落ちのように思った!
しかし、掌編では何の被害も書かれていなかった! 物語としては腑に落ちない!

作者が物語の落ちを失念したのだろうか68点!(`・ω・´)

581 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/04(木) 11:00:54.02 .net
>-がはは、珍は満足じゃー!-
朕じゃないの?おかしなヤツになってるよ。

あとインドの通りで観光客が気絶したりしたら起きた時はパンツいっちょだと思う。

582 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/04(木) 12:33:35.80 .net
久しぶりにきたけど、ワイはまだやってんのかよ
いつ辞めるの?

583 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/04(木) 13:00:03.32 .net
ニートだからな

584 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/04(木) 22:05:48.92 .net
お、久々に戻ってきたら通常運行してるな
なんか書くか

585 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 14:09:57.24 .net
『日本人に生まれて』

 アジアへの歴遊の際にひとつ感じたことといえば、私は幸いにして日本人に生れたという自覚を得たことである。
 まさに天地に跼蹐して怯懦な日々を送っていた時分には、日本人ほど憐れな国民は世界広しといえどもそんなにはないだろうという思いに、始終圧迫されてしかたなかった。
 が、満洲から朝鮮へと渡って、わが同胞が文明事業の各方面で活躍していて、大いに功労者となっている状態を目の辺りにし、日本人もはなはだ頼もしい民族だとの印象を、深く頭の中に刻みつけられた。
 と同時に、私は支那人や朝鮮人に生れなくて、まあよかっと思った。彼らを眼前において、勝者の意気込をもって事に当たるわが同胞は、真に運命の寵児といわねばならないだろう。

586 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/05(金) 15:50:54.34 .net
吾輩はぷぅぎゃああああああである!(`#・ω・#´)

587 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 17:19:32.75 .net
えー?うっそだー

588 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 21:10:18.38 .net
男塾かここは。

589 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 21:44:17.98 .net
我が輩はワイである。

590 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 21:52:41.76 .net
名前はまだわい。

591 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 22:07:26.79 .net
『ステイ・フーリッシュ』

 もう一度人生をやり直せるなら……
 今度はもっと間違いをおかそう。もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。絶対に完璧な人間ではなく、もっと、もっと、愚かな人間になろう。
 この世には、実際、それほど真剣に思い煩うことなど、ほとんどないのだ。
 もっと馬鹿になろう。もっと騒ごう。もっと不衛生に生きよう。もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にももっともっとたくさん行こう。
 もっとたくさんアイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。もっと本当の厄介ごとを抱え込み、頭の中だけで想像する厄介ごとは出来る限り減らそう。
 もう一度、最初から人生をやり直せるなら、春はもっと早くから裸足になり、秋はもっと遅くまで裸足でいよう。
 もっとたくさん冒険をし、もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、もっとたくさんの夕日を見て、もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。
 そう、もう一度人生をやり直せるなら……
 だが、見ての通り、私にはもうやり直しがきかない。
 私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか? 自分に規制をひき、他人の目を気にして、起こりもしない未来を思い煩ってはくよくよ悩んだり、構えたり、落ち込んだりと……
 もっとリラックスしよう! もっとシンプルに生きよう! たまには馬鹿になったり、無鉄砲な事をして、人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう!
 人生は完璧にはいかない。だからこそ、生きがいがあるのだ!

592 :577:2015/06/05(金) 22:08:56.98 .net
>>580
ワイさんありがとう。
確かにスクラップ屋は物取りでもよかったですね。
>>581
御指摘ありがとう。
僕は朕を珍とし、酒池肉林もはき違えてとらえています。

593 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 22:20:31.78 .net
『曲がり角』

 わたしは、一秒一秒を楽しむつもりです。そして、楽しんでいる間は、そのことを意識していようと思います。
 たいていの人たちは、生きているのではなく、ただ競争をしているだけ。はるかかなたの地平線にある、決勝点にたどりつこうと一生懸命です。
 そして、そこに行くことに熱中するあまり、息切れし、あえいでしまって、自分たちがいま通過している美しく静かな田園風景さえも、目に入らないのです。
 そのあげくに知ることは、もう自分たちは年老いて、疲れ果てていて、決勝点に着いても着かなくても、結局、何の違いもない、ということ。
 わたしは、たとえ大作家になれなくても、道草をして、小さなしあわせをたくさん積み上げることに決めました。

594 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/05(金) 22:21:52.54 .net
>>591
無為な時間を過ごすがよい!(`・ω・´)

595 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 22:23:09.90 .net
>>594
ひどい

596 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/05(金) 22:24:19.98 .net
>>593
ブログでやればよい!(`・ω・´)

597 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/05(金) 22:25:58.34 .net
悪戯に付き合う程、ワイは暇ではない!

さて寝るか!(`・ω・´)

598 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 22:29:14.76 .net
なんか性格悪くなったなワイ
韓国がどうたらの奴よりよっぽどまともな文章じゃん
点はつかないだろうけどさ

599 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 22:31:43.66 .net
勘違いするな。

このスレは、

眼力に覚えがある人間たちが、

文章評価するスレである。

より詳しく評価しあいながら腕を競うあうスレであり、

参加するしないかは自由である。

600 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 22:34:02.56 .net
なんだそうだったのかあ。

601 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 23:33:23.24 .net
ビン詰め地獄

第一の瓶

中に手紙が入っている。
「母さん、正夫君、今、父さんを迎えに来た瓶が見えました。その上で、手を振る叔父さんや叔母さんの姿が見えます。おそらくあ
の瓶は父さんが最初に出したビール瓶の手紙を読んで迎えに来てくれたのでしょう。でも父さんはどうしても帰るわけにいきません
。あの高台から遙か下方に見える海面の渦に飲まれて死んでしまおうと思います。そんなことをしても父さんが犯した罪は、未来永
劫許されることのないのは承知の上です。父さんにはもう懺悔してもしきれない重篤な罪が付きまとってしまっているのですから。」


第二の瓶

中に手紙が入っている。
「ああ、どうしても抗うことの出来ない力は、父さんに容赦なく降りかかりました。母さんがいない寂しさが日々募り、父さんは段
々と自分が誰なのかも分からなくなってきました。それと同時に、一緒に流れ着いたあの人が妖艶な美しさを持って輝きだすではあ
りませんか。しっとりとした、濡れたような肌は初夏の若葉のような瑞々しさに溢れ、その手はひんやりとして、吸い付くように絡
んでくるのです。父さんとあの人はそのうち、普通に話をする時も、潤んだ瞳で見つめ合うようになり、お互いに何を欲しているの
か、胸の内をすっかり見透かしたかのような、共通の意識を持つに至ったのです。こんな恐ろしい考えを振り払おうとすればするほ
ど、誘惑はいたずらに膨れ上がり、父さんを容赦なく、深い井戸の底へと沈めていくのです。ああ、神様、神様がもしいらっしゃい
ましたなら、今すぐにでも不貞な父さんを裁いて欲しいのです。父さんにはもう、帰る場所などなくなったのですから。」

第三の瓶

中に手紙が入っている。
「母さん、正夫君、父さんは元気にしています。一緒の船に乗り合わせた一匹のメスと達者に、幸せに暮らしています。早く助けに
来てください。」


第四の瓶

中に蛙が入っている。

602 :601:2015/06/05(金) 23:54:08.86 .net
訂正、重篤→重大

603 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 23:57:29.23 .net
>>595
>>598

無断転載&無断改変の評価依頼って、
張った奴が永久になんとか法の二十条台で訴えられる可能性を抱えていくだけの話だよな?

604 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/05(金) 23:59:41.92 .net
>>603
まさかあんな日記みたいな文章が転載だと思わないじゃん
ごめんなワイ悪口言って

605 :秋吉君@ガリデブきのこ ◆2itMTGf8Qk :2015/06/06(土) 00:30:08.56 .net
過去のファイル見てたら、全然覚えてないやつ発見。
どっかに投稿したが、どこなのか思い出せない。
ワイ杯じゃなかったはず。
なんで、ワイさん評価よろしくね!

606 :秋吉君@ガリデブきのこ ◆2itMTGf8Qk :2015/06/06(土) 00:31:33.84 .net
Side A(1/2)

 豆腐屋の朝は早い。
 三郎は父親の手伝いを終えると簡単な朝食をすませ、八時まで仮眠をとる。
 目覚まし時計を止めると今が何曜日なのか、分からなくなることもある。
 教科書をかばんに詰めて「いってきまあす」と声を張り上げ店から飛び出す。
 創業百五十年。金沢で一番古い豆腐屋のせがれとして生まれて、今年中学を卒業する。
 雪が散らつく大通りを三郎は走る。息が白い。
 同級生の大半は高校へ進学するため、受験勉強に忙しい時期だ。自分はといえば、
中学を卒業した後、代々続く豆腐屋の仕事を手伝って、親父の引退後は自分が跡を継ぐ。
 先の見える人生、と言われればそれまでだ。地元から離れることもない。

「あ、おはよう」
 声がして、三郎は足を止める。
「おう」ぶっきらぼうに応えながら、そっと振り返る。
 早朝、雪国の陽は淡く、無垢で透明な光が街にあふれている。
 光の中心に、クラスメートの京子が立っていた。
「宿題、やった?」
「え。なんだっけ」
 マフラーの毛糸の隙間から、ふわっと息の煙がたつ。
「やっぱり忘れたんだ」京子は笑う。「一限目。数学の宿題、出とったよ」
「はあ、そうか」
 二人は並んで歩いている。三郎はわざと京子の制服姿が視野に入らないよう、車道
ばかりに目をやっている。

607 :秋吉君@ガリデブきのこ ◆2itMTGf8Qk :2015/06/06(土) 00:32:47.67 .net
Side A(2/2)

「なあ、さぶちゃん、ほんとに高校いかんの」
 京子は背が低い。肉付きの良い体型だが、腰はぎゅっと締り、胸は豊かだ。美人とは
言えないが、クラスの男子から密かに人気を集めていたのは、専らその肉体による所が
大きい。
 三郎はすぐ隣を歩く身体を意識した。のどの奥に何かが詰まった感触を覚える。
 沈黙の後、三郎はひときわ険しい顔つきをしてみせた。
「やわらかくてな、あっつい塊なんだ」
「え。何?」
「豆腐だよ。出来立ての豆腐、やわらかくて乳色の、かたまり」
「さぶちゃんちの豆腐、おいしいもんね」
「むうっと湯気がたって、ぽっかり浮かびあがるんだ。産まれたばっかの豆腐って。
そいつをすくって冷やして。毎朝つらいんだけどな、その時だけは、なんだか嬉しく
ってなあ。乳色のかたまりをなあ、こうやって掬い上げる時って、俺も知らんけど、
なんか、赤ん坊でも掬い上げるみたいで。あほくさいだろ。でも、俺、嫌いじゃない
んだ」
 雪が舞っていた。再び沈黙。三郎は肉体を隣に感じるのが、もどかしく堪えられなか
った。
「さぶちゃん、私さ……」
 三郎は走り出していた。京子の声は、ずっと後ろから聞こえた。校門へ続く道は淡い
光の束があふれて、三郎には眩しすぎた。

608 :秋吉君@ガリデブきのこ ◆2itMTGf8Qk :2015/06/06(土) 00:38:05.92 .net
Side B(1/2)

走っていた。おつかい。金沢市内にある老舗の豆腐屋に向かって全力疾走。
いい加減にしてほしいよね。高校受験を控えた一人娘に、豆腐買って来いだ?
年季の入ったママチャリをこぐこぐこぐ。
太ももいてーっす。運動不足っす。
街は雪が散らついていて、ほんとに寒い。いい加減、こんな田舎からオサラバ
したいのにいかんせん私ってばまだ中学生。
向かってる豆腐屋ってばさ、同級生の三郎の店なんだわこれ。
ダっさ。
豆腐屋のせがれで、中学出たら跡継ぐんだとさ。
まぁ一応幼馴染のよしみってやつで、道で会えば挨拶くらいはすっけども。
正直ダっさ。
今どき中卒ってありえなくね? そんで悪いけど綽名のとおり、ジャガイモ君
なんだわ。豆腐なのにジャガイモって何それ笑えねえ。
こいつがむっつり野郎で。
私の乳ちら見してんのモロバレだっつの。そんで勝手に顔赤らめちゃって。
「豆腐掬い上げるときってなんか俺嬉しくってなあ」だって。
だっさ。
おめー乳見てたじゃん。

609 :秋吉君@ガリデブきのこ ◆2itMTGf8Qk :2015/06/06(土) 00:40:04.13 .net
Side B(2/2)

何が豆腐の乳色だっつーのってどわーーーっ! 糞ガキいきなり飛び出してく
んなっづーの! ママチャリのブレーキ錆びでるっづーの! ってかいっでええ
ええぇぇぇ! 膝の皮べろりんちょだわ! っでおっさんクセえべ私! 
あいだだだ結構血が出てるよコレ。
乙女のおみ足、台無し。
ガキびっくりして泣き出して。泣きたいのはこっちだっづの死ねファッギュ!
あー信号待ちのばあちゃんまで心配顔で寄ってきて、いやあんた何の役にも立た
ねえから来なくてよし、
「あら京子ちゃん?」じゃねーよ、よく見りゃ隣のくそババアかよ、いや大丈夫
じゃねーし見りゃ分かんだろガキうるせえよてめえが泣くと私が悪者みでえだろ
うが!
「あらあら、足から血が出てるわよ」
言われなぐでも十分承知。ごめんなさいね、ちょっと急ぎますからええ大丈夫、
って立ち上がって痛痛痛、よろよろ歩いてようやく到着さぶちゃんの豆腐屋ね、
くそったれがきょーび豆腐なんてどこで買っても同じなんだよあほくせえ、こん
なおつかいに出されなきゃこんな目にも遭わなかったっつーのに私ってばよ店に
入ってにっこり笑って「炎の豆腐くださあい」ってかあいい声だしちゃって。
この時間、必ず店にいるのな、三郎。じっとりした目で私の乳見るのやめでな。

610 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 01:15:16.53 .net
ワイも自演ネタがなくなってきてコピペまでするに至ったか
あわれだ

611 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 01:39:01.96 .net
ttps://www.youtube.com/watch?v=X-NNzPHSlmU

612 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 01:59:53.42 .net
>>606
一行目からダメでしょ。
二行目も酷い。

613 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/06(土) 07:44:34.64 .net
>>601
父さんとその家族が瓶を介して遣り取りをしている!
登場人物は全てカエルなのか! 最後の瓶に入っていたのは母さんなのか!
カエルが瓶に手紙の類いを詰めて、どこかから流して相手に意思を伝えることが可能なのだろうか!
父さんの犯した罪の内容がよくわからない! どのような理由で今の状況に至ったのか!

逆に父さんが人間で恋した相手がカエルだとする!
そうなると瓶の役目が無くなる! 携帯電話やメール、または手紙等を使えばよい!
その場合でも父さんの犯した罪の内容はわからない!
最後の瓶詰のカエルは呆れた家族の返答と云うことになるのだろうか!

二通りの読み方のどちらも言葉が足りず、ただの雰囲気小説のように思える67点!(`・ω・´)

614 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/06(土) 07:45:24.07 .net
>>606-609
>目覚まし時計を止めると今が何曜日なのか、分からなくなることもある。
(仮眠の時間は二時間くらいではないのだろうか! 曜日がわからなくなる理由がワイにはよくわからなかった!)

>「おう」ぶっきらぼうに応えながら、そっと振り返る。
(受け答えには「答える」を使った方がよい!)

>三郎はわざと京子の制服姿が視野に入らないよう、車道ばかりに目をやっている。
(制服に限定すると意味が希薄になるので、京子が視野に入らないようにした方がいいように思う!)

>〜こんな田舎からオサラバしたいのにいかんせん私ってばまだ中学生。
(「オサラバ」と「いかんせん」で中学生に思えない!)

>膝の皮べろりんちょだわ! っでおっさんクセえべ私!
(おっさん臭い自覚はある! 京子の育った環境が気になるところ!)

二人の見方がかなり違う!
三郎は京子が告白しようとしたので振り切って逃げた!
京子はいやらしい目で見てくる三郎を嫌っていた!
登校の際、京子はどのような理由で三郎に声を掛けたのだろうか!
京子が最後に口にしようとした言葉は何だったのか!
その部分については書かれていなかった! 私の乳を見るな、と云うことなのだろうか!

京子のパートで三郎パートの疑問をすっきりと解消して欲しかった68点!(`・ω・´) 豆腐屋のモチーフは○前豆腐店のような気がする!

615 :秋吉君@ガリデブきのこ ◆2itMTGf8Qk :2015/06/06(土) 08:23:25.31 .net
waiさんありがとう!

点数から〜い!

616 :秋吉君@ガリデブきのこ ◆2itMTGf8Qk :2015/06/06(土) 08:36:12.78 .net
からいといえば、
男◎豆腐にペンギン食堂のラー油たらすとうま〜い!

617 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 12:17:39.03 .net
>>585
日本の文豪「夏目漱石」にたいして

 ・おまえが無駄な時間を過ごせ。
 ・日記みたいな悪文。

>>591
経学の権威「ドラッガー」にたいして

 ・ひどい。落書き駄文に付き合ってられない。
 ・日記よりはまともだが点をつけるレベルではない。

>>593
足長おじさんの「ウェブスター」にたいして

 ・ブログでやってろ。
 ・まるで日記みたいな素人の文章。

618 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 12:55:07.03 .net
文章を評価するスレだから
書き手が誰だろうと関係ない

しかし評者のレベルもわかることも確か

619 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 16:24:37.11 .net
>>601
面白く読みました。
第四の瓶で、意表を突かれて思わず吹いちゃったんだけど、
後から来るゾワゾワとした恐怖をともなうような違和感。
”父さん”の徐々に崩れていく思考と相まって面白かった。
一種のホラーとして読ませていただきました。

ただ少し筆者が父さんに寄り過ぎて書いているのかな。
内容の割に手紙が頭に入ってきにくい。特に二通目。
もしかすると狙ってるのかもだけど。
もう少し、読者に優しく書いてもらえるといいかも。

ホラーじゃなかったのなら、笑い飛ばしてくりゃしゃんせ。

620 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 17:21:58.69 .net
『狼のうなり』

 運転手さん、そのバスに僕ものっけてくれないか? 行き先ならどこでもいい。――でも、こんなはずじゃかっただろ。歴史が、僕を追い詰める。眩しいほど、青い空の下で。
 僕らがまだ生まれてなかった半世紀ほど前に、この極東の島は、戦争に負けた。そして今、この島は、歴史に残った、幾度も、放射能に汚染された島として。
 僕らを縛り付けて、一人ぼっちにさせようとした。そう、すべての大人に感謝します! 1985――日本代表ブルーハーツ!
 ここから一歩も通さない。理屈も法律も通さない。誰の声も届かない響かない。友達も恋人もここには入れない。手がかりになるのは、薄い月明かり。嗚呼、あれは伝説の爆撃機! この町もそろそろ危ないぜ!
 こんなふうに逃げようか、どんなふうに隠れようか。いやすべては幻と笑おうか。手がかりになるのは、薄い月明かり!
 僕は今、コクピットの中にいて、白い月の真ん中の、黒い影。夜の闇に悲鳴をあげた少年が、狼になる、なる、なる、なる、なる、なる。うなる! うわおっおおおお! ぷびゃああああああ!

621 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/06(土) 17:24:09.12 .net
>>620
学習能力に欠如した者に向上は望めない!(`・ω・´)

622 :ブルーアイリス ◆1pVQTmlaVU :2015/06/06(土) 17:29:55.08 .net
>>620
ブルーハーツだな

623 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 17:31:15.34 .net
うむ。ブルーハーツって書いてあるね

624 : ◆Z4f.cuxODv1B :2015/06/06(土) 17:38:47.48 .net
>>620
そのタイトルって毎回自分で考えてるの?それともコピペ元になんかあるの?
二重括弧でコピペにタイトルつけて貼るの、結構前にも見た気がする。
単純な事で繰り返し楽しめる人は人生得してるよ。いいよね

625 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 18:10:16.03 .net
『零れ落ちる時がすべて小説となる瞬間に僕等は生きていく』

 その作家の日常の生活が、そのまま作品にもあらわれております。ごまかそうたって、それはできません。生活以上の作品は書けません。ふやけた生活をしていて、いい作品を書こうたって、それは無理です。
 文人の仲間入りができたのが、そんなに嬉しいのか、プロの作家気取りで、
 「どうもこの頃の作家志望はテニヲハの使用がめちゃくちゃで恐れ入る。」
 「ゲロが出そうだ。『先生』と言われるようになったのが、そんなに嬉しいのか。」
 「小説を書かなくたって名士の扱いを受ける道があったでしょう。ことにお金は、他にもうける手段は、いくらでもあったでしょうに。」
 「ゲロが出そうだ。」
 「そのタイトルって毎回自分で考えてるの? それとも剽窃先になんかあるの? 二重括弧でタイトルつけて貼るの、結構前にも見た気がする。単純な事で繰り返し楽しめる人って人生得してるよ。いいよね。」
 「責任が重いんだぜ。わからないかね。一日一日、責任が重くなっているんだぜ。もっと、まともに苦しもうよ。まともに生き切る努力をしようぜ。明日の生活の計画よりは、きょうの没我のパッションが大事です。」
 「あ、はいはい。」
 「戦地に行った人たちの事を考えろ。正直はいつの時代でも、美徳。ごまかそうたって、だめ。明日の立派な覚悟より、きょうの、つたない献身が、いま必要。お前たちの責任は重いぜ。」
 と或る詩人が、私のもとへ来て私に向って言いました。その人は、酒に酔ってはいませんでした。

626 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/06(土) 18:17:16.50 .net
>>625
太宰を混ぜてもダメ!(`・ω・´)

627 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 18:21:37.16 .net
ちょろちょろ変えてるww ご苦労さんw
こいつ、バカだねw あとは顔真っ赤で連投荒らししか残されてないねw

628 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 18:55:46.90 .net
しかしわざわざ作家めざしてる中高生を集めて自費出版で本出しただけの素人がその中に含まれる将来がある人を潰して自分の章の虚栄心と暇つぶしの為に適当で稚拙な批評を押し付けるスレあることはかわりがないだろ
ここまで来て自演、受賞暦虚言、さらに自分の無知の披露など、もはやこっちがつらい。

629 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 18:57:17.86 .net
嫉妬乙

630 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 19:25:37.38 .net
まあ2ちゃんも変わるべきときだ
自己満足の為にスレ立ち上げて子供を惑わすのは犯罪行為との認識が必要だ
はずかしさを引き換えに快楽優先するやからは排除していくべきだ

631 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 21:03:03.56 .net
と子供のフリをしたオッサンが言ってます。

632 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 21:22:53.67 .net
『ボクがガンダムだ。』

 一通り挨拶をしたうちに幹事の某というのがいた。彼は文学士だそうだ。文学士といえば大学の卒業生だからずいぶん偉い人なんだろう。妙に女のような優しい声を出す人だった。だがもっと驚いたのはこの暑いのにフランネルのシャツを着ている。
 「しかしどうもねえ、わざわざ作家を目指しているずぶの素人をかき集めてさあ、自費出版で何冊か出しただけの先生が、あざとい虚栄心と暇つぶしのために、適当で稚拙な批評を押し付けてますわねえ。」
 いくらか薄うすい地ではあっても暑いに決まっている。文学士だけにご苦労千万ななりをしたもんだ。しかもそれが赤シャツだから人を馬鹿にしている。
 「虚言癖に、妄想癖、さらには自分の無知のご披露とは、もはやこっちがつらいんですけどねえ。」
 「待て待て、赤シャツ殿。そいつあちと言いすぎではないか? 自己満足のためにこうして皆を呼び集めて無知蒙昧の類を惑わすのは、犯罪行為! その認識を共有するは必要。それは同意――」
 「なんざんしょ。」赤シャツはひょろりと座についた。畳に座布団は彼の一張羅を台無しにしているように思われる。
 「――しかし我々も変わるべきだ! 恥と引き換えに快楽優先する輩は排除せねばなるまい!」赤シャツのふくれっ面には目もくれず剛力自慢の五十嵐は握り拳を突き上げていた。「ジーク・ジオン!」
 なにがジーク・ジオンだ。漢学の教師だとは聞いていたが、ただのアニオタではないか。言葉の端々に御里が知れる。こんなのが江戸っ子なら江戸には生れたくないもんだと心中に考えた。
 そのほか一人一人についてこんな事を書けばいくらでもある。しかし際限がないからやめる。

633 :ブルーアイリス ◆1pVQTmlaVU :2015/06/06(土) 21:37:26.34 .net
あ、これ夏目漱石の坊ちゃんが底本だね。昔読んだ記憶がある

634 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/06(土) 22:05:59.32 .net
さて寝るか!(`・ω・´)

635 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/06(土) 22:28:05.13 .net
自費出版自己満足自己中心な批評スレ

636 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 15:18:21.62 .net
『自己満足を愉しむ時代』

 店の名は忘れてしまったが、私は今度から友達を誘って飲むとき、時々ここへ来ようかと思っている。
 料亭などというものはやはり大切なのは気質の問題で、職人にとって、芸とカタギの世界、良心が大切なことは、我々の場合と同じであろう。
 端的に言えば、すべて自己満足の世界、愚か者の世界なのだ。
 良心にかけたオイシイ物を、そうむさぼらずに、自己満足を第一にして、心愉しくサービスするような気質的な生き方が必要だ。文化には、そういった裏付けがなければ、もはや文明開化も死物にすぎない。
 料理や酒には、それを作る人の気質の復活、誕生が急務だ。出来る限りオイシイ物をつくろうという気質がなければダメだ。そういう気質の点で、日本はともかく一応の歴史をもっていたといえる。
 しかし、それが歪められて、器物に凝ったり、建築に凝ったり、大事な料理そのものを忘れるのが通癖であり、そうかと思うと妙に小細工な通に走って、たとえば着物の裏地に凝ってそれに気付かぬ人を俗物呼ばわりするような馬鹿げたことをやりたがる。
 着物の裏は表に相応すべきもの。裏だけ凝るとは大バカな話、通ぶった頭の悪さというものは、まことに不快なものである。
 オイシイ物を、オイシク食べてもらうことを、愉しむ、という料理屋が、たくさん生れてほしいものだ。どんな職業であれ、職業を愉しむ心が大切なのだが、それが要するに、文化の本来の地盤なのだろう。

637 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/07(日) 15:22:26.51 .net
>>636
無駄な労力は何の肥やしにもならない!

去るがよい!(`・ω・´)

638 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 15:34:48.60 .net
『変革(チェンジ)』

 早急に何から何まで変えないほうがいい。変えるために、すぐさま便利というものだけを変える。つまり変える目的は常に「ただちに簡単になる、良くなる」という主意によるものでなければならず、当分不便であろうけれども、というのはよろしくない。
 つまり、我々はなぜ変えなければならないのか、即ち、今さしあたって人々がそれに苦しみ無駄な労力を費している、よって変える必要がある、よって困っていない部分は変える必要がない。
 変革というものはそういった要領でなければならないと私は考える。
 まことにザッパクにまくしたてたが、私の意見は主旨として、文章というものは、事物の操作を容易にし、人生を豊富にするためにあるべきもの、である。まあ僕は学者じゃないから、学のある人々からそう定義してもらいたいものだ、と請い願っている次第なのである。

639 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/07(日) 15:39:40.44 .net
>>638
坂口安吾の文章を改変して意味はない!

去るがよい!(`・ω・´)

640 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 15:42:50.01 .net
無駄な仕事をよく引き受けたもんだ

641 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/07(日) 15:43:04.18 .net
今後は改変のコピペは無視する!
コピペに労力を費やし、無駄にした時間に涙するがよい!

フヒヒヒヒヒヒヒ!(`・ω・´)

642 : ◆BaKA//CWMY :2015/06/07(日) 15:54:07.38 .net
負けるなワイさん!
荒らしは反応するとつけあがるのでスルーがいいよ!

643 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 16:21:42.11 .net
ワイ杯マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチンチン

644 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 16:23:48.83 .net
『隔離病妹』

 ……キチガイだろうか。……正気だろうか。いやいや。キチガイだキチガイだ……そんな馬鹿な……こんな不思議なことが……ウハッ、ウハハハ……。
 私は思わず笑いかけたが、その笑いは私の顔面筋肉に凍り付いたまま動かなくなった。またもいっそう悲痛な、深刻な声が、コンクリートの壁を貫いてきたのだ。
 笑うにも笑えない……たしかに私を、私と知っている、確信にみちみちた……真剣な……悽愴とした……。
 「……お兄さま。何故、御返事をなさらないのですか。妹がこんなに苦しんでいるのに……たった一言……御返事をして下されば……いいのです。……そうすれば皆さまに妹がキチガイでないことが……わかるのです。……何故……御返事をして下さらないのですか……?」
 私と壁ひとえを隔てた向うの部屋に閉とじ籠こめられたまま、ああして夜となく、昼となく、私を呼びかけている。
 「……妹の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄さまのお耳に入らないのですか……ああ……お兄さまお兄さま……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
 そうこうしているうちに壁の向側から、もう一つ別の新しい物音が聞えはじめた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトと叩く音であった。
 皮膚が破れ、肉が裂けてもかまわない意気込みで、叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私は、その壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼をみはり、奥歯を噛み締めていた。
 「……お兄さまお兄さま……お兄さまのお手にかかって死んだあたしです。ああ、お兄さまもおんなじです。そうやって他人からキチガイと思われて、この病棟に閉じ籠められているのです。」

645 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 16:28:21.15 .net
自費出版問題ではするー
公募最終までいったと公言し
無知を披露しながら実力もないのにアドバイス

恥を知りなさい

646 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 16:34:37.69 .net
>>644
三点リーダーの多用は文章の品格を下げる。

647 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 16:38:08.26 .net
>>645
万年一次落ちって生きてて恥ずかしくないの?

648 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 17:11:45.12 .net
気にするな。お前の顔よりましだ。

649 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 17:37:46.43 .net
 発 者 同         . 。_   ____           争
 生 同 .じ     .    /´ |  (ゝ___)          い
 .し 士 .レ      .__/'r-┴<ゝi,,ノ   ro、      は、
 .な で .ベ      ∠ゝ (ゝ.//`   ./`|  }⌒j     
 .い し .ル        } ⌒ /`ヽ、_∠l,ノ ・ヽ´
 .! ! か の       /  ´..:.} >、、___,  .r、 ソ、`\
             /   ..:.:.}   /   |∨ ` ̄
            /   ..:.:./    |   丶
           / _、 ..:.:.:.{    .{.:.:.   \
          {   ..:Y  .ゝ、   {.:.:.:.:.    ヽ
          |、  ..:/ 丿 .:〉   >.- ⌒  .  ヽ
          / {. ..:./ ソ ..:./  .(    ..:.:.:`  ..:}
         ./..:.:}.:.:./ ヘ、 ..:./   .\ ..:.:r_,ノ、.:.:}
        ./..:.:/|.:/   {.:./     X.:.:}.}   X X
        /..:.:/ .}.:|    }:/       .Y丶ヽ  Y.:Y
  . __/.:/ { }  《.〈、     _,,__>.:》丶   Y.:\
  /.:.:.:.:.::/   !.:.:ゝ  ゝ.:. ̄ヾ ´:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾゝ   \.: ̄>

650 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 19:14:41.51 .net
最近のはレベルが高いな。

651 :ブルーアイリス ◆1pVQTmlaVU :2015/06/07(日) 20:21:17.93 .net
「もうすぐ卒業の三人のいつもの帰り道」

真優と勇太とこずえは、いつもの高校の帰りに羽生のニャオンショッピング
センターの中にある甘味処小玉に寄って、三人で餡蜜を食べた。
ニャオンを出て三人で同じ方角に自転車を走らせる。外は春何番目かの猛烈な
風が吹いていた。真優は遠い夕焼け空と、言葉をかき消す程の轟音の風の中で
勇太に向かって叫んだ。「勇太−!私、M大学の通信も会社経営もやりきって
みせるーっ」
といきなり言われた勇太はちょっとびっくりした顔をしたが、幼なじみ同士の
勘所を働かせて、言葉を返す。
「おー、期待してるぞ。俺とこずえは東京に行っちゃうけど、LINEもありゃ
メールもあるからな、大丈夫だよ。俺は兄貴と同じ世界に出ていくけど、
帰ってくるのはこの羽生だ。だから安心しろよー」と怒鳴るように勇太は言った。
こずえも相づちを打つように叫んだ。「アタシも東京でデザインやるけど、
羽生の事は忘れない、また3人で餡蜜食べよー」
「勇太ー?私の事、愛してくれるーいつか?」と、思い切って真優は叫んだが、
その時轟音が鳴るように強い風が吹き、勇太には良く聞こえなかった。
「えー、真優、なんて言ったー?」
(しまった、せっかくの告白なのに)と自転車を力一杯漕ぎながら、真優は
風を恨んだ。「いー、またいつか話すー」
と三人は、いつもの三人になった。もうすぐ三人は関東でばらばらになり、
勇太は外語の専門学校を出て旅行会社の添乗員を目指し、こずえはWEBデザイナー
を目指し、真優は小糸紺屋の経営者兼M大学の通信の学生になる。
最後に二人に聞こえる様に真優は叫ぶ。
「私はやる!お父さんとお母さんの意志を継いで小糸紺屋を立派にしてみせる」
と叫んで、自転車を力一杯漕いでいった。

三人はいつもの交差点で分かれ、さみしいか、と言うと多分三人はさみしくないようだ。
なぜなら心が繋がっているから。三人の足元に夕暮れの長い影が出来る。夕日も三人の若い魂を見守りながら一日の仕事を終えて行くようだ。

終わり

652 :ブルーアイリス ◆1pVQTmlaVU :2015/06/07(日) 20:26:55.20 .net
えーと第46回埼玉文学賞の応募作品の為の素描っす。でも今年、もしかしたら
埼玉文学賞開催が無いかも、まだ募集要項が出ない。無ければ8月末まで受験
勉強に絞れるから楽っすね。8月末過ぎれば室生犀星文学賞があります。これも
原案は考えてありまして、金沢のバイクのメカニックと幸薄い女の子の話でー
といろいろ考えまして、ノートにボールペンで骨格と設定を考えています

653 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 20:29:14.00 .net
テメーのジジョーなんざシらねーヨ!

654 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 20:54:58.26 .net
一言居士

655 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/07(日) 21:38:55.60 .net
『アンチ・ネトウヨ爺』

 文美子は十七の歳から筆小町といわれたが、
 「日本の男はみんな嘘つきで無節操だ。……」
 だからおまえには亭主ができん――という父親の言葉を素直にきいているうちに、いつしか三十九歳の老嬢になり秋は人一倍寂しかった。
 父親は偏屈の一言居士で、稼業の宿屋より小説投稿にのぼせあげ、字の巧い文美子はその清書を手伝いながら、父親の文章が縁談の相手を片っ端からこき下す時と同じ調子だと、情けなかった。
 秋の夜、目の鋭いみすぼらしい男が泊まり客にいた。宿帳には下手糞な字で共産党員と書き、昨日出獄したばかりだからと服装の言い訳をして、ベラベラとマルキシズムを喋ったが、十年入獄の苦労話のほうはなお実感がこもり、父親は十年に感激して泣いて文美子の婿にした。
 ところが、男は一年たたぬうちに再び投獄された。が、主義のためではない。聞けば前科八犯の博徒で入獄するたびに同房に思想犯が膝をかかえて鉛のように座っていたのだ。
 最近父親の書き込みには在日擁護論が多い。

656 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/08(月) 01:13:37.25 .net
自費出版問題ではするー
公募最終までいったと公言し
無知を披露しながら実力もないのにアドバイス

恥を知りなさい

657 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/08(月) 03:37:18.71 .net
>>651
>その時轟音が鳴るように強い風が吹き、勇太には良く聞こえなかった。
(轟音の風の中にいる為、大声で話しているのではないのか!
 轟音を上回る風が吹く! そのような風が引き起こした何かで周囲が騒がしい!
 等の大声を遮る何かが必要である!)

読んでいて場面が頭に浮かんで来ない! 理由は三人の描写による!
三人は自転車に乗って話しながら帰っている! どこを走って、どのような位置にいるのか!
周囲の様子もまるで描かれていないので、どのような土地なのかもわからない!
個々の人物の描写もないので容姿も会話から想像するしかない!

賞に挑むのであれば最低限の人物と背景の描写はした方がよい66点!(`・ω・´)

658 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/08(月) 03:37:53.45 .net
>>644 夢野久作の改悪
>>655 中里介山の改悪

馬鹿に付ける薬はない!(`・ω・´)

659 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/08(月) 04:20:03.01 .net
>>658
織田作之助

660 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/08(月) 11:20:46.89 .net
こそこそググってこのページを見たのかw
http://kanji.quus.net/jyukugo459/idiom162868.htm


641 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/07(日) 15:43:04.18
今後は改変のコピペは無視する!
コピペに労力を費やし、無駄にした時間に涙するがよい!

フヒヒヒヒヒヒヒ!(`・ω・´)

661 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/08(月) 22:36:42.83 .net
ワイも落ちるところまで落ちた

662 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/08(月) 23:27:23.15 .net
『私のメール小説』

 ちょっと気にいったお話ができましたので、まず、あなたに見ていただきたくて、いさんで送信いたしましたのに、思いがけず、さんざんな目にあいました。
 私は恥ずかしゅうございました。あなたに文章を見てもらって、褒められて、そうして、あなたとメール交換をしながら、お互いまずしい小説家としてお友だちになりたいと思っていました。
 私は狂っていたのです。あなたに酷評されて、はじめて私は、正気になりました。自分の馬鹿を知りました。
 お若い作家志望たちが、どんなに私の作を褒めても、それはみな浅はかなお世辞で、陰では舌を出しているのだということに気がつきました。
 けれどもその時には、もう、私の生活が取りかえしのつかないところまで落ちていました。引き返すことができなくなっていました。
 落ちるところまで落ちて見ましょう。私は女だてらに毎晩お酒を飲みました。お若い作家志望たちと徹夜で騒ぎました。焼酎も、ジンも飲みました。気障な、馬鹿な女ですね。
 愚痴は、もう申しません。私は、いさぎよく罰を受けます。窓のそとの樹の枝のゆれぐあいで、風がひどいなと思っているうちに、雨が横なぐりに降ってきました。
 雨の音も、風の音も、私にはなんにも聞えません。サイレントの映画のようで、おそろしいくらい、淋しい夕暮れです。
 このメールに御返事はいりませんのですよ。私のことは、どうか気になさらないでください。淋しさのあまり、ちょっと書いてみたのです。あなたは平気でいらしてください。

663 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 15:39:09.04 .net
「なんじゃこりゃああ!」
 洗面所からの絶叫に美世を迎えに来ていた弟達と鷹山がリビングの入り口を見た。慌てて立ち上がると三人はドタドタと洗面所に向かった。洗面所では美世が洗面台に屈みこんでいる。
 美世がゆっくりと顔を上げると、鏡に映った美世の目は不安に揺らぎ、口元は血まみれだった。実物の手に目を移すと、空中を掴むように上に向けている両手のひらも血まみれだった。
「どうしたんだ!」
 鷹山が駆け寄り肩を掴んで体を向けさせた。
「わからん、なんか気持ち悪うなってえずいたらドバーって…」
「救急車を呼ぼう」
 慌ててリビングに戻ろうとする鷹山の手を美世が握った。血でぬるりと滑ったが鷹山が動きを止めた。不安そうな顔で美世が見上げて言う。
「姉さんは?姉さんやったらなんとかしてくれるやろ?」
「今は学会で栃木だ、早く病院へ行こう」
「いやや、行けへん、姉さんが帰ってくるまで待つ」
「そんな悠長な事言ってて大変な事になったらどうするんだ、ほら来い」
 今度は逆に鷹山が美世の手を掴んだ。
 しかし力任せに引っ張った鷹山に美世は体をくの字に曲げて抵抗した。だが所詮は女、体重差が30kgほどもある男にはかなわずズルズルと引きずられた。
「いやや、堪忍して、病院なんかに放り込まれたら死ぬ」
「病院にいかなきゃ死ぬの間違いだろ!」
 美世とて風邪を引いた、怪我をした等では気軽に病院に通っていたはずだが血を吐いた事で重病の予感に一気に不安になったようだ。
 長い闘病生活の末に病院で亡くなった母の事も思い出しているかもしれない。
「お願い堪忍や、トモ兄お願い」
 ついにボロボロと涙を落として泣き始めた美世に少し心が痛んだがそういう問題ではない。
「うわああああん!殺される〜」
「人聞きが悪いな!助けようとしてんだよ、お前は野生動物か!」

664 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 15:39:53.25 .net
 その時引きずっていた美世の腕から抵抗がふっと無くなった。美世は鷹山を軸に180度ほど勢い良く回転すると右足から左足の順番でふわりと体を浮かせ、空中で水平になった。
 勢いそのままに体を曲げて下半身を引き付け、鷹山の首に両足を絡めると、今度は鷹山の首を軸に美世の体が180度回転した。そして目前に迫った柱に頭をぶつけないよう鷹山の頭に巻きつくように
縮こまった事で回転力が倍になり、コマのように回った鷹山は頭から床に組み伏せられ、したたかに頭を打ちつけた上にごろりとでんぐり返った。
「うわああああん!」
 泣き声を上げながら立ち上がる美世にぶるぶると頭を振った鷹山が追いすがったが足がよろけて間に合わなかった。
「捕まえろ!」
 慌てて行く手に立ちふさがる玲一だったがジャンピングニーの素振りを見せる美世に空中キャッチの体勢になった瞬間、美世が視界から消えた。サーッという音に下を向くと
バックホームのようなスライディングで美世が股を抜いた。
 泰蔵は突然の出番到来に慌てて手を大きく広げて待ち構えたが、カエル飛びで立ち上がった美世の頭突きであっさりノックアウトされた。
「うわああん!皆がウチを殺そうとしてる〜」
 玄関を出てゆく美世を追いかけようとした玲一が泰蔵に躓き、転びそうになって耐えている所に鷹山が突っ込んできて団子状に転んだ。

「バッグも車のキーもリビングにある、そう遠くへは行けないはずだ、ましてやあの血まみれのパジャマ姿で目立たないはずがないし、警察に保護されてるかもしれん」
 そう言いながら三人で交番を目指して歩いて行くと、道端に自転車と警官が倒れている。溝口健二巡査部長35歳独身彼女募集中だ。三人は同時に眉間を摘んだ。
 鷹山が助け起こして朦朧とする溝口の頬を叩いた。
「美世に会ったろ?どっち行った?」
 玲一が言った。
「無理やろ、ノックアウトされた後の事なんか知るかいな兄さん」
 ふう、と溜息をつく鷹山に、近くの自動販売機で水を買ってきた泰蔵がボトルを差し出した。溝口健二巡査部長が仲間になった。

 四人で分かれて近隣を捜索する事一時間、よく美世が行くコーヒー自慢の喫茶店で鷹山が親父に事情聴取をしていた。
「美世、本当に来てない?」
「ああ、もちろんだよ、そう言ったじゃないか」

665 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 15:41:00.20 .net
 親父のカップを拭くスピードが上がった。顔を伏せ気味にじっと親父の顔を見ていると、目を合わせたがらない親父はずっと同じカップを拭いている。
「そう、ごめんね」
 ほっとした表情の親父が言った。
「お役にたてませんで」
 一旦は帰ろうとした鷹山警部がまた振り返った。
「あそうそう、ここのコーヒー飲んだのいつが最後だったかな、久しぶりにご馳走になるよ」
 親父があからさまに嫌な顔をした。

「どうぞ」
 運ばれたコーヒーを悠々と飲みながら、親父が去ったのを確認して鷹山は窓側の耳に掛けたヘッドセットで玲一に電話をかけた。
「間違いない、珈琲ウーゴだ、俺は今店内にいる、正面を玲一君、裏通りの西側と東側を巡査と泰蔵君で塞いでくれ」
 その時、カウンターの奥から白いブラウスに黒いベストと蝶ネクタイの女が現れた。サングラスとマスクをしており、頭は大きなバンダナで覆われ、何かゴツゴツした中身のせいでターバンのようになっている。
 女は真っ直ぐに入り口に向かった。
「ちょっと君」
 慌てて立ち上がり、女に近づくと突然女が何かを振りまいた。
「ぐえっ、ゴホッゴホッ」
 胡椒や様々な香辛料がミックスされた粉のようだ。女は顔を手で覆っている鷹山の足の甲を踏むと思い切り突き飛ばした。机や椅子を巻き込みながら豪快に転んだ鷹山の周りでガチャガチャと
瀬戸物の割れる音が響き渡る。
「おっちゃんごめん、後で弁償するから!」
 美世の声だ。激しく咽ながら涙にぼやける視界で見上げると、カランカランと音を立てて玄関を出て行く後姿が見えた。
「おやっさん!なんで隠したの!」
「だってあんた達が美世ちゃんにDVして口から血が出たって」
「冗談じゃない!今朝吐血したから病院に連れていこうとしてたんですよ!」
「ええ!いやまさか鷹山さんがそんなのおかしいなとは思ったけども!」
「何かあったら責任取ってくださいよ!」
 ウーゴの親父が仲間になった。

666 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 15:53:40.38 .net
 ウーゴを飛び出した美世は玲一と鉢合わせた。あからさまに怪しい格好と、見慣れた体型ですぐに変装はバレた。美世は右を見て左を見たが逃げられそうな場所が無い。
 さすがに泰蔵と違い正面から行って組み伏せるのは無理だ。反転して走るのも悪くはないが、玲一はその巨躯に似合わない俊足で大学アメフトで活躍した男だった。
 改めて玲一と敵として対峙し、能力を測ると死角が無い。ヘタレな性格を抜きにすると怖ろしい男だった。睨みあいながら後ずさる美世とじりじりと間を詰める玲一。
 その時、玲一の後ろから現れたのはパトカーだった。美世は玲一に向かって猛然とダッシュをした。当然の如くガッシリと美世を捕まえた玲一だったが美世はニヤリと笑った。
 マジックテープ式の蝶ネクタイを引きちぎってブラウスの襟を掴むと、思い切ってバリバリとボタンを飛ばしながら叫んだ。
「あーれー!やめてー!ウチを犯さんといてー」
「姉ちゃん何をアホな事言うとんねん、ほら病院いくで」
「はたしてできるかな?」
 美世が再びニヤリとした。
「そこの男!彼女を離しなさい!」
 驚いて振り返った玲一に警棒を向ける二人の警官が及び腰で近づいて来る。
「おまわりさん気ぃつけて、こいつ素手で鹿の首握りつぶしててむしゃむしゃ食うようなやつなんです」
「嘘つけぇ!」
 顔を見合わせた警官が銃を抜いた。驚いた玲一が両手を上げ、ストンと美世の体が開放された。コンマ1秒も迷う事なくダッシュを再開した美世だったが、異変に気づいた泰蔵と溝口が
裏通りから回って美世の正面から走って来た。流れるように方向を変えて路地に逃げ込んだ美世はさらにビルとビルの隙間に滑り込んだ。溝口が追いついてきて隙間に体を突っ込んだが
柔道で鍛えられた体が邪魔で入れない。
「みぞぐっちゃんちょっとどいて、俺行ってみるわ」
 泰蔵が上着を脱いで体を横にするとズルズルと胴体を擦りながらも入れた。要領を掴んでスピードを上げると
ベストの前を持って胸を引っ張り上げるようにしながらカニ歩きをしている美世に追いついてきた。
 泰蔵が手を伸ばすと美世がピタリと止まって手を払い落とし、自分の手のひらを泰蔵に向けてギロリと睨んだ。
「狭い場所での接近戦でウチに勝てるとおもてんのか?」
 泰蔵が硬直してゴクリと唾を飲んだ。

667 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 15:55:13.46 .net
「みんな姉ちゃんが心配なんや、解ってくれ」
 しかし美世は無言で手の平を泰蔵に向けたまま、ズリズリと音を立てながらゆっくりと下がった。顔が半分闇に覆われ、体が消え、最後に手のひらが消え
擦過音だけが遠ざかって行った。

 鷹山、玲一、泰蔵、溝口は額をつき合わせてウーゴの親父が操作するタブレットを覗き込んだ。
「この辺の事はなんでもしってるけどさすがにあんな狭い所がどこに繋がってるかなんて」
 地図ソフトを操作しながらビルの境目をアップにすると、いずれかのビルのプライベート空間になったような中庭がある。だがどのビルの所有かわからず出口が特定できない。
 五人は再び散開して美世が消えたブロックを封鎖する作戦に出た。範囲を割り当てて配置したのでビルから出てくれば誰かの目に留まるはずだ。5人はあらゆる事象に
目を光らせながらビルを出入りする人や道行く人を注視したが、その中で泰蔵は少し違った。目の前にある現象よりも芯にあるものに注目したのだ。美世の考えや行動、それら
が引き起こす結果に五感を研ぎ澄ました。泰蔵の女たらしたる所以である。美世いわく、探し当てる勘と危険を察知する能力と逃げ足だけは一流のロクデナシという事だった。
 泰蔵は考えた。美世は洗面所に行った時にサブの小さな化粧ポーチを持っていたはずだ。サイドポケットには緊急用のクレジットカードが入っている。あのポーチは
洗面台に残されていただろうか。慌てているとはいえそこは女。グルーミングを途中で中断するとは思えない。ましてや血まみれの出で立ち。泰蔵は目を瞑ってスライディング
で向かってくる美世の映像を脳裏に展開した。床に肘をついた左手に何か持っている。泰蔵は吸い寄せられるように洋服店があるビルに入った。ゆっくりと歩きながら
障害物から人物が顔を出すたびに向こうからは悟られないようにゆっくりと。注視する店内の風景の中をを柱や壁が流れていく。居た。うす汚れたウェイターの格好で既に
服を選び終わって支払いをしている。この後試着室に入って着替えるはずだ。しかし泰蔵ではあの女豹を捕らえる事が難しい。泰蔵は鷹山に連絡を取って美世が入った
試着室を監視した。しかし仲間の到着を待たずに試着室のカーテンが空いた。淡いピンクのワンピースでつば広帽子とサングラス姿は美世らしく無く、ぱっと見は騙されそうになる。

668 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 15:56:38.04 .net
 美世が靴に片足を伸ばした時、ピタリと動きが止まってゆっくりと顔を上げた。帽子のツバが上がって現れたサングラスが泰蔵を凝視しているように見える。
 美世から自分の位置まで様々な障害物が重なってわずかな隙間しか見通しが利かない場所でこちら側が認識できるとは思えない。泰蔵はゴクリと唾を飲んで見守った。
 美世はそのまま何事もなく靴を履き、紙袋を持って歩き出した。泰蔵も歩き出す。美世と泰蔵の間を障害物が流れていく。その時突然美世が紙袋を投げ出してダッシュした。
 フェミニンな服装には似合わないスポーツシューズを履いている。慌てて追いかけたが美世のダッシュのタイミングは計算ずくだった。角を曲がってすぐに姿が見えなくなり
その先は隣のビルへの通路と通りに出るドアと階上への階段が集中していた。泰蔵は立ち止まる事なく通りに出た。右を見て左を見て正面を見た時に驚愕した。
 対向車線に止まっていた赤いイタリア車の助手席に滑り込む所だったのだ。泰蔵が行きかう車をやりすごす間、イタ車は動かなかったが、泰蔵が車に向かって走り出した
途端に白煙を上げて車が発車した。泰蔵を指差して悪者に追われてるとでも説明したのだろう。
 それならばと泰蔵は周りを見渡し、国産のスポーツカーに乗っている女を見つけると、甘いマスクを憂いで満たして懇願した。
「お願い、緊急事態なんや、必ずお礼はするからあの赤い車を追ってくれへんかな」
 事態が飲み込めずにポカンとした女の手を取ってさらにダメを押した。
「君の力が必要なんや」
「わ…わかった」
 泰蔵はGPS位置情報を鷹山達に公開して美世の後を追った。勤務地を離れられない溝口以外はタクシーに乗り込み泰蔵に続いた。
「まずい、愛子さんの所に逃げ込む気だ、美世の口車に乗せられて彼女が味方したら厄介だぞ」
「雛子姉さんとは連絡取れへんのですか?」
「電源が入っていない、カンファレンス中だからな、この先はおそらく渋滞する、電車に乗り換えて先回りするぞ」
 
 美世と泰蔵は軽い渋滞に巻き込まれていた。車を降りて走れば追いつけなくもなかったが泰蔵では美世を制圧できないので意味がない。しかも運転手を仲間にした以上、警察を呼ばれかねない。
「あの車には誰が乗ってるの?」
 運転手の女が聞いてきた。
「両手が血まみれの性悪女や」

669 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 15:58:29.64 .net
 女はゴクリと唾を飲んだ。
「大丈夫、追いついてくれたら後は俺がなんとかするし、これ、俺の名刺な」
 泰蔵が名刺をコンソールの上に置くと、女は照れくさそうに笑った。

 京王多摩川駅で降りた鷹山達は多摩川団地にある山田家に走り、愛子に事情を説明してそれぞれ浴室やトイレに隠れた。ベランダに身を隠した鷹山は格子の隙間から駐車場を見下ろしていた。ほどなく
赤いスポーツカーが到着し、美世が降りて来た。運転席に回った美世が運転手と何か話しをした後、発車した車に手を振っている。そして団地の階段に向かって歩き出した美世だったが
途中でピタリと足を止めた。そのまま暫く固まった後、ゆっくりと後ずさってこちらを見上げた。慌てて鷹山は顔を引っ込める。死角を上手く利用して片目だけで様子を見ると、美世は向きを変えて早歩きで
団地の奥に向かって歩き出した。
「ちっ、なんという勘のいいやつだ」
 美世と50mほど間隔をあけて同じく早歩きで泰蔵がついてきた。取り押さえる事はできなくても泰蔵にはそれなりの足がある。見失う事は無いだろう。
「愛子さん、お騒がせしました、どうやら気づかれたようです」
 そういって出て行こうとする鷹山を愛子が呼び止めた。
「美世ちゃんが心配だし、私も行きます」
 愛子が仲間になった。
 
「兄さん俺や、姉ちゃんタクシー拾って南下してる」
「じゃあ膳の女将か茜の所か…いや違う、あっさり手が回りそうな所は避けるはずだ、じゃあ、蘭大医学部付属病院か!」
 ウーゴの親父がキョトンとして聞いた。
「病院で篭城ってどうやって」
 愛子が答える。
「美世ちゃんの事だから適当に入院患者と仲良くなって見舞いに来た人のように振舞うと思う、あそこは付き添いの宿泊が認められやすいし個室に入られたらアウトだわ」
 それを聞いて鷹山が閃いた。雛子の研究室には缶詰め状態になった時のために短期に寝泊りできるだけの環境がある。そこに泊まって自動的に雛子の帰りを待つつもりなのだ。

「というわけで岩見君、ここに美世が来たはずだが」
 病院に入るのを確認した泰蔵と合流して5人は雛子の研究室に来た。白衣に黒縁メガネの弱弱しい岩見は万年助手で雛子のしもべだった。
 直立不動でフルフルと顔を横に振っているが鷹山はビンゴとつぶやいた。

670 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 15:59:23.50 .net
「そうか、じゃあ外を捜すか」
 鷹山が少し大きな声で言いうと、玲一が睨みを利かせてずいっと岩見に覆いかぶさり、人差指を立てて口に当てた。
 岩見君が捕虜になった。 
 5人はしのび足で研究室の左右に展開してガラス張りの部屋や机の影に目を凝らした。鷹山が隣の休憩室のドアノブに手をかけた時、ガラガラと窓の空く音がした。
 カギのかかっているドアを力任せに引っ張ってバキリと開けると、ちょうど美世が窓に片足をかけた所だった。雛子のパンツとジャケットを着ている。
 一瞬振り返った美世だったが次の瞬間外に向かって跳躍した。
「おいっ!ここ5階だぞ!」
 慌てて窓にかけよって身を乗り出すと、落差5m、距離も5mほどありそうな隣の建物の屋上でゴロゴロと転がっている。
「くそっ」
 あまり高い所が得意でない鷹山は少し迷ったが、考える事をやめて跳んだ。心臓が飛び出そうな思いをしたがなんとか着地に成功して転がる勢いそのままに立ち上がって走った。
 美世は屋上の配管や排気塔をジャンプしたり地面を転げたりしながら巧みに逃走をはかる。鷹山も同じようにしながら、またはより効率のいいかわし方を使い分けながら
徐々に美世に迫った。美世の障害物の捌き方を見ている分判断が早いのだ。二人が走っていた場所はさらに高い建物へと接続されていた。行き止まりに廊下のガラス窓が見える。
 素早くカギの状態を見たが開いている所が無い。美世は腕を組むように顔を覆って飛び込んだ。ガッシャーンとけたたましい音をたてて美世は廊下に転がり出た。
「あいつバカ!」
 鷹山は残っているガラスに蹴りを入れて落とすと足をかけて廊下に出た。すぐに美世の背中を追って走り出したが廊下に置いてあるストレッチャーや車椅子を後ろに弾き飛ばしながら
妨害してくる。階段を駆け下りる美世の前に下から登ってきた警備員が立ちふさがったが手すりにすとんと座るとサーっと滑り降りていった。追いかけようとした鷹山に警備員が掴み
かかり、もみ合いになった。1階に降りた美世はエントランスを目指したが、その時物影から誰かが飛び掛った。激しい腰へのタックルで美世はもんどりうって倒れた。そのまま
 後ろから胴体に巻きついて足を絡めてきたのは泰蔵だった。
「捕まえたで姉ちゃん」
「離せ泰蔵、お前ウチに逆らうんか」
「こればっかりは言う事きけん」

671 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 16:01:01.83 .net
 美世はギリリと歯軋りすると泰蔵の中指を握って逆に曲げた。
「あいっ」
 思わず悲鳴を上げた泰蔵に厳しい口調で美世が言った。
「離せ」
「いやや」
 さらに美世が力を込める。
「折るで」
「かめへん!」
「言う事聞けぇ!」
「うるさいボケェ!やるならやれやぁ、俺は絶対離さんぞ!」
 泰蔵の声に泣きが入った。さらに嗚咽まじりに泰蔵は訴えた。
「頼むから診察うけれ、うけ、うけてくれぇ…」
 そこへ捜索チームが集まってきて2人を見下ろした。美世は泰蔵の指を離してそっぽを向き、両腕をだらりと投げ出した。

「急性胃粘膜病変やて」
 玲一の言葉に廊下の椅子に座ってうな垂れていた泰蔵が顔を上げた。
「なんやそれ」
「胃潰瘍や、心理的なプレッシャーが急激にかかった時にできるらしいわ、幽門のちょっと横なんやけどな、癖になりかけとるんやて、普段はなりを潜めてるけども
ストレスがかかった時に再発するんやて」
「ああ、昨日はきっつい商談やったもんなぁ、平然として不敵に笑ってるようでもやっぱりおとろしい時もあるんやなぁ」
「そらそうやろ、あれでも女やで、さて、俺は病院の事務局に土下座にいかんならんからお前姉ちゃんについといてくれ」
「悪いな」
 玲一はニヤリと笑ってその巨躯でのっしのっしと歩いていった。
 診察室から鷹山と美世が出てきた。鷹山と一緒じゃないと診察は受けないとダダをこねたのだ。目の前に立つ美世に泰蔵はしょんぼりとしながら言った。
「あの、姉ちゃん俺な」
「すまんかった」
 突然の美世の言葉に顔を上げると美世が進み出た。慌てて立とうとする泰蔵の肩を押さえて美世は言った。
「自分の事ばっかりで必死になってお前らの気持ち考えてなかった」

672 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 16:01:39.70 .net
 泰蔵は再び俯くと言った。
「そや無いんや、あのな、姉ちゃん俺らにもっといろいろ打ち明けてほしねん、そら俺らなんか兄さんとちごて頼りにならんかもしれんけども…」
 美世がベンチに片膝をつき、泰蔵の顔に抱きついて言葉を止めた。鷹山は向きを変えると廊下を歩いて去って行った。暫くの沈黙の後泰蔵が言った。
「姉ちゃん乳が顔に当たっとる」
「大サービスや」
「それ拷問て言うんや」
「アホか、これ触りたいやつなんぼでもおんねんぞ」
 またしばしの沈黙が流れ泰蔵がボソリと言った。
「Cカップを盛ってDカップ相当にしとるな」
 パシーンと小気味いい音が病院の廊下に響いた。

 美世は暫く様子を見るために入院する事になった。病室には兄弟達と愛子が見舞いに来て和気藹々とした雰囲気の中、ガラガラとドアが開いた。
「姉さん!」
 ドアの向こうに立つ雛子を見て美世の表情が浮き立った。しかし雛子はつかつかと病室に入ってくると。仁王立ちでズダンと竹刀を床に突き立てた。
「あんた退院したら道場ね」
「ひいいいい!」

673 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 17:06:41.05 .net
現実世界で

「ひいいいい!」

なんて言う奴なんて見たことない。
コントだろ。

674 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 17:08:00.85 .net
誰も読んでない

675 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 17:12:24.62 .net
いや、俺はちゃんと読んだよ。
ざーっとスクロールさせて、止まった最後の一行を、読んだ。

コントだった。

676 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/09(火) 19:53:02.99 .net
これは失敬した。お疲れ様でした。

677 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/10(水) 06:18:35.14 .net
>>663-672
>美世がゆっくりと顔を上げると、鏡に映った美世の目は不安に揺らぎ〜
(名前の重複で見栄えが悪いので最初の「美世が」を削ってもよい!)

>美世の声だ。激しく咽ながら涙にぼやける視界で見上げると、カランカランと音を立てて玄関を出て行く後姿が見えた。
(三人称の視点かと思いきや、この一文は鷹山視点になっていた! 少し人称が揺らいで見える!)

>五人は再び散開して〜
>5人はあらゆる事象に〜
(表記は統一した方がよい!)

>注視する店内の風景の中をを柱や壁が流れていく。
(打ちミス!)

>岩見君が捕虜になった。
(「君」が付くことで特定の人間の視点に見える!)

>突然の美世の言葉に顔を上げると美世が進み出た。
(見栄えの観点で「美世の」を削ってもよい!)

今回の作品を端的に言えば複数の鬼による、鬼ごっこである!
複数の人間に美世はひたすらに追い掛けられる!
急激なプレッシャーを受けて吐血しているはずの美世が胃痛の症状を見せないで猛然と逃げる!
鬼に追い掛けられる状態はプレッシャーにならないのだろうか!
少しくらいは胃痛に苦しむ場面を挟んでも良かったように思う!

場面は目まぐるしく移り変わる! 様々なアクションが書かれていた! 苦手な場面の練習のように思えた!
以前にも指摘した! 速い動きに文字数を費やして反対に読み難くなることがあると!
最初の鷹山の場面に説明過多の傾向は窺えるが読み難いと断定するには至らない!

最後の落ちでプレッシャーを受けて再度の吐血を期待したが、そのような展開にはなっていなかった69点!(`・ω・´)

678 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/10(水) 13:34:30.92 .net
>苦手な場面の練習のように思えた!
バレてるw

>最後の落ちでプレッシャーを受けて再度の吐血を期待したが
書き込んだ後に思いました。
どうもオチが弱いなって事で
ドバっと血を吐いたにすればよかったと思いました。
それにしても荒が多いですね。

ありがとうございました。

679 :小ネタ:2015/06/10(水) 16:31:49.00 .net
「閑静な住宅街として知られる神戸市灘区で今月に入り、あいついで住民がイノシシに
襲われる事件がおこっています」

「もーぅ気がついたらほんのすぐそばにおっても〜恐かったですぅ」
「夜ぅ買いもんから帰って帰ってきょったらな、買い物袋、買い物袋破られましてん、でも命あってのものだねて言いますやろ?袋ほりだして逃げましたわ」

「地元猟友会では山麓での駆除を進めていますが、餌付けする住人がいるため、イノシシが人を恐れなくなっているとの声も上がっています」

 寝転んで足をぱたぱたさせていた美世はポテトチップスをパリっとかじって言った。
「これ玲一の地元やん?」
 ソファーに座っている玲一が答える。
「そや、昔はこない頻繁には出てこーへんかってんけどあぁ」
「お前、今度いつ神戸帰るんや」
「帰るっちゅーか来月ちょっと家寄るけどイノシシなんかよー獲らんで」
「なんでや、お前鹿の首を握りつぶすぐらい余裕やて言うてたやん」
「それアンタがゆーたんや!」

680 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/10(水) 16:33:34.61 .net
>>679
無価値

681 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/10(水) 20:35:12.17 .net
作品に見所があれば感想やアドバイスを書き込む人がいるもんだけど
この作者にはそういうのないな。

682 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/10(水) 23:24:50.52 .net
ワイ杯マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

683 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/11(木) 06:30:16.45 .net
>>679
続きものか!

>>682
ちょっと忙しいので!

では、出掛ける!(`・ω・´)

684 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/11(木) 07:55:42.24 .net
ワイは今月子として文芸部の幹事だからいそがしいんだよ

685 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/11(木) 17:15:25.20 .net
「仮に鹿やイノシシ獲ってきたとしてやな、誰が捌くんや、俺はそんなホラーはごめんやで」
「お前アホやな、うちらには解体のプロフェッショナルがついとるやないか」
「解体のプロ?」
「姉さんやがな、今まで人間を300体は捌いたって言うてたで、オペした日はレーザーメスで肉が焦げる匂いに刺激されてそのまま焼肉食いにいくほどの猛者や」
「レクター博士みたいやなぁ、見た目はクラリス寄りやのに、そらイノシシ達も沈黙してまうで」
「行ってこいや、神戸行ってこいや、ほんできゅっとすればええねんきゅっと、近所のオバハンも喜ぶで」
「恐い事を可愛く言うなや、突進されたらどないすんねん」
「お前、アメフト現役時代に100kgぐらいのやつ3人まとめて弾き飛ばしたり、引きずったまま走ってたやん」
「そら相手に牙はついてなかったからな」
「ええ事教えたろ、イノシシの雌には牙が無い、狙うならか弱い雌や」
「この人鬼畜に成り下がりよったで、しかしなんでそんな獣が食いたいんや」
「日本が崩壊した時のために備えるんや、自己完結でなんでもできるようにすんねん」
「そういや姉ちゃん島流しになって自給自足する漫画にはまってたな、あれのせいか」
「まずお前と泰蔵とトモ兄が腰蓑と槍を装備して狩りに行くやん?」
「日本に何があってん!」
「ほんで手足を縛ったイノシシをウッホウッホって言いながら持って帰ってくるやん」
「人格まで崩壊しとるがな」
「それを姉さんが居合い斬りでチャラリ〜って捌くやん」
「普通に捌かしたれや」
「そこで料理人のウチが蘇ってきて料理すんねん」
「楽すんなや、後からじゃがいも持って登場して一番華々しいとこ持っていく気か」
「それでみんなで鍋囲んで団欒すんねん、国が滅んでもずっとずっとみんな一緒やねん」
「姉ちゃん…」

686 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/11(木) 17:16:02.74 .net
「でもそんな幸せも長くは続かんねん」
「なんか物語キタ」
「姉さんが天下布武を夢見て魔王と化すねん、姉さんの魔力でお前らも付いていってまう」
「予想以上に話がデカかった!」
「うちは正気を取り戻して元の優しい姉さんに戻ってくれる方法を探す旅に出んねん」
「まさかのファンタジー」
「でも方法を見つけられんまま数年が経って、姉さんはついに巨大帝国の王になってまうねん」
「いや、巨大帝国言うほど人おらんやろ腰蓑つけなあかんほど疲弊しとんのに」
「ウチは決意する、かつてのよしみを利用して近づき、姉さんと刺し違える事を」
「悲しい結末やがな」
「………」
「あれ姉ちゃん?泣いてんのか?」
「なんで、なんでごんなごどなってもだんや〜」
「知らんがな!」

687 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/11(木) 20:56:34.04 .net
さすがプロだな

688 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/11(木) 23:25:04.31 .net
わいが書いただけあって会話文がイキイキしている!

689 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/11(木) 23:39:19.57 .net
会話文なのか?
コピペの羅列かと思った

690 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/12(金) 00:28:48.78 .net
すまん、ざっと見ただけで実は読んでない。
なんだよワイ、コピペすんな

691 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/12(金) 05:52:00.05 .net
>>685-686>>679の続きなのだろうか!
作者が書いたようにも思えるが、会話文の羅列に少し引っ掛かる!
内容としては悪くない! 各キャラクターの特徴を活かしていた!
ただし予備知識を必要とする内容なので単体として評価すると点数は少し下がる!

予備知識込みで71点のところを下げて68点とする!(`・ω・´)

692 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/12(金) 06:24:42.02 .net
こんなやりとりをワイはいつまで続けるの?恥ずかしくない?

693 :記憶喪失した男:2015/06/12(金) 07:14:59.56 .net
ぷぅぎゃああああああよ、おれは第三回星新一賞に二作応募した。
おまえが低評価した作品が受賞するのを心して待つがよい。

694 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/12(金) 14:36:21.85 .net
『台所の神様』

 昨晩の焼き肉はほんま美味かったなあ。肉体的な疲れも、よりいっそうおいしく、感じさせてくれたんやないやろか。そや、タレの工夫もしっかり活きてたでえ。
 だがなあ、わいは思うんよ。牛肉でグラム七百円は上質とはいえない、とね。ゆーても牛はグラム千円を超えてからが本領発揮や。ま、これはわいの百パー確実な経験則なんやけどな。んでもって鶏や豚なら、そら、ま、グラム七百円でも上質の部類に入るやろ。
 あと残念でならんのは、グラム千円以上の、そこまで高い牛をおいている店がほとんどあらへん、ちゅうこっちゃ。かといって通販となると、通販は頼んでから届くのが遅すぎる。わいは食欲に駆られたとき、そんとき即座に食べたいんや! そうせな、美味さは半減や。
 わいの近所には、鶏舎はあるが、豚舎はない。鶏にしても白色レグホンなので卵取るのが主なんやろな。そや、きょうの朝食はシンプルに卵かけご飯にしたろか。お味噌汁も付けたるわ。と思たけど、もう朝飯の時間でもないやん。
 ならちょっくら休憩で緑茶でも淹れたるわ。茶請けは梅おかきがええな。でもまあもうすぐ昼食や。昼は冷たい蕎麦を食べたい気分やな。外食はそれなりの時間を要するから神様に祈りながら台所でも漁ってみるわ。ほなな。

695 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/12(金) 16:48:39.75 .net
>>694
戻って来なくてよい!(`・ω・´)ノシ お達者で!

696 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/12(金) 17:08:30.81 .net
>>691
点がついたw
小ネタの続きです。

697 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/13(土) 00:07:37.89 .net
『ゼロ―――なにもしない自分に小さなイチを足していく』

 大事なことは掛け算ではなく足し算だ。ゼロに何を掛けたところでゼロのままだ。つまり才能のない人間、才能がゼロの人間は、何をやってもゼロのまま。
 だから僕は、小さなイチを足していく。僕はなにもしない。小さなイチをかき集めてはそれを足していく。どんどん、どんどん、増えていく。フォロワー数も、メルマガ登録者数も、どんどん、どんどん、増えていく、カネが、マネーが、サツタバが。ウホウホ、おいひい。
 しかし最初の一つを積み上げることが非常に困難だ。積みあげようとして潰されることもあるし、せっかく積みあげても崩されることだってある。
 なにより難しいことは、最初の一つを積みあげようと考えることだ。まず考えて一つ目の奴をきちんと選べなければ、スタートラインに立つことすらできない。
 ゴーストライターは彼にしよう。表紙は彼に描かせよう。ステマ宣伝マンはあいつとあいつ。しかしカネだ。誤解を恐れずにいえば人の心はカネで買える。女もカネについてくる。
 逆に、カネで買えないものは、差別につながる。血筋、家柄、毛並み。世界で唯一、カネだけが無色透明で、カネこそフェアな基準ではないか!
 ようはカネの動かし方だ。大衆の7割はバカで無能。だから3割の人間をカネで扱きつかい、7割のバカからカネを巻きあげる。
 カネの力でできないことなど何もないのだ。それに気付けずに、自分の人生はこんなもんだと思い込んでしまい、小さくまとまってしまう人も結構いる。カネだ、カネだ、カネ! だがそれを前面に出すとやはり逆効果。
 逆効果になるから、逆に僕はなにもしない。でもなにもしない自分に誇りをもつこと。そんな自分に小さなイチを足していけばいいだけの話なのだから。

698 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/13(土) 04:02:48.90 .net
作者のオリジナル文章を随時募集中!(`・ω・´)

699 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/13(土) 20:03:16.81 .net
>>697
うまい!

700 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/13(土) 20:13:10.44 .net
このスレからの卒業♪

701 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/13(土) 20:35:50.92 .net
『読書階級』

 僕の経験から導きだした法則によれば、小説の読者というものは、たいていはその小説の筋を読んでいる。
 その次に、小説の中に描かかれた生活に憧れをいだいている。これにはやや不思議な気がしてならない。
 げんに僕の知っている人で、ずいぶん経済的に苦しい暮らしをしていながら、金持ちばかり登場する通俗小説を読んでいるのがいる。のみならずこの人は自分に近い生活を書いた小説にはぜんぜん興味をもっていない。
 第三には、それとは反対に、その読者自身の生活に近いものばかりのものを求めている場合であるけれども、僕はこれを必ずしも悪いこととは思っていない。
 ただ、読者のこの三つの心持ちは、同時に僕自身のうちにも存在している。僕はストーリーの面白い小説を努めて愛読している。それから僕自身の生活に遠い生活を描いた小説を読まないこともない。そして僕自身の生活に近い小説を愛読していることは無論のことである。
 しかし小説を読んで、僕の評価を決定するものは、それらの気持ちではない。もし僕が(読者として)世間一般の読者と違っているとすれば、以下の点にあると思っている。
 なにが僕の評価を決定するか、といえば、感銘の深さ、とでもいうほかはない。それにはストーリーの面白さとか僕自身の生活に遠いとか近いとか、そういったことはいっさい関係ない。もちろん幾分かは影響しているだろうが、しかしほかに何かがあると固く信じている。
 この何かに動かされる読者の一群が、つまり「読書階級」と呼ばれるものではないだろうか。あるいは「文芸的知識階級」と呼んでもよいだろう。
 そしてこういう階級はあんがい狭い。おそらく西洋よりも一層狭いだろう。僕は今、こういう事実の善悪を論じているのではない。ただ事実として、ちょっと話しただけである。

702 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/13(土) 20:41:39.56 .net
>>701
学習能力がないのか!

作者のオリジナル文章を随時募集中!(`・ω・´)

703 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/13(土) 20:42:23.31 .net
>>697
>>701
おまえに足りないのは読者に対するサービス残業だ。

704 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/13(土) 20:42:49.23 .net
>>702
お前に足りないのは恥じるこころだ。

705 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/13(土) 20:43:37.50 .net
俺に足りないのは嫁さんだ。

706 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/14(日) 00:11:13.21 .net
久しぶりに来たら大分勢いが落ちた、というか落ち着いてるな

707 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/14(日) 00:14:16.18 .net
ts

708 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/14(日) 00:15:21.26 .net
書けた!
でもネタがない!

709 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/14(日) 13:48:39.50 .net
『メディアワークス』

 おはよう。マクドナルドで朝マックしてきました。ソーセージマフィンを食べながら出版産業のことについて考えていたんだけど、それをちょっと書いてから、プロットを考えたい気分なので、これから書きます。
 いちおう僕は東京にあるデザイン事務所で働いていたことがある。非正規雇用者がたくさんいる職場で、ライター、カメラマン、スタイリスト、デザイナーなど、フリーの人達が、雑誌なら雑誌の、それぞれのパートを務めて、一冊の雑誌を作り上げていた。
 僕は統合失調の症状が出たのでそこをまるで逃げるように辞めて、なんとか地方の印刷屋で拾われて、DTPオペレートと、たまにデザインで、数年前まで、苦しいけど楽しい仕事をやっていた。
 その頃はまだ紙媒体も印刷に関しては印画紙とか製版フィルムとか使用してやってたんだけど、となり町からデザイナーのSさんが訪ねてきて、
 「東京の出力センターだと使い勝手が悪いので、ぜひお願いします。」
 ということで、それからは僕がインターネットでデータを受け取って、イメージセッターで印画紙にして、時間を合わせて即納、という東京の出力センターではできないことをやっていた。
 で、その印画紙というのは、みんなの憧れメディアワークスの広告物の版下だったということだ。Sさんもその後順調に仕事を増やして東京へ出て事務所を構えたようだけど、紙の出版は急落しているから、この先やはり心配である。
 デザイン業に就労するということは、いずれ独立を視野に入れて、名のあるラーメン屋で弟子入り修行するとか、美容院で腕を磨くとか、そういう徒弟制の、家内制手工業に就くようなものだろうか。
 大学に行って就活し就職というのも一般的なことだろうが、デザイナーの場合は実際に使える実力をつけてから独立とかフリーランスになっていく人が多い。また専門学校や美大を出てもやはり使える能力が必要不可欠だ。
 と言う訳で、書き足りないけど、考えたことを気の向くままに書いてみた。雨が止んだようなのでバイクで、珍来のチャーハンか定食か決めてないけど、食べてきます。
 開店は19時くらいっすかね。まあちょっと忙しいんですけど、2ちゃんねるも楽しいし、悶々です。それでは行ってきますです。

710 :ブルーアイリス ◆1pVQTmlaVU :2015/06/14(日) 15:42:28.25 .net
>>709
こらこら、オレの一人ごとをコピペするんじゃない。

すいませんねー、ネットストーカーがまだ居るようです

711 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/14(日) 15:44:26.88 .net
>>709
去るがよい!(`・ω・´)

712 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/15(月) 17:19:28.99 .net
「も、泣きなはんなや、妄想なんやしなんかええ方法あるんちゃうん牧場のプリン食べさせたら正気に戻るとか」
「ほんまに?」
「いや知らんけども、そこは姉ちゃんの匙加減ちゃうん」
「ほなプリン食べさせたら機嫌が直ったとしてやな」
「八つ当たりで帝国築いてもたんかいな!そこは呪いが解けたかなんかやろ!」
「築いてしもた帝国はもうどないもならんからそのまま国民を大事にしながらみんな仲良く一緒に暮らせたらええなぁ」
「姉ちゃんはあれやな、今が幸せすぎて破局が恐いんやな」
「実はそやねん、なんか悪い事がおきて今が壊れてしまうのが恐いねん」
「ええ事だけ考えなはれや、メジャーで活躍して帰って来た山田君と姉ちゃんが結婚するやろ?」
「あほかぁ!」
「イタイイタイ、ほんで姉さんと兄さんも結婚して俺らもそれぞれ落ち着いて子供できるやん、そしたらマンション建ててワンフロアにみんなで住んだらええねん」
「それええなぁ〜、あれ?でもお前らの嫁が気に食わんやつらやったらどないなんねん」
「それは〜、もう女同士で解決してくれや」
「そんなんアカン、お前らの嫁はウチが選ぶ」
「そんな横暴な」
「まずお前は新宮亜美な」
「願ってもなっ!いやけど相手の気持ちもあることやし」
「ほんで泰蔵は田中フローレンスな」
「あんな姉ちゃんみたいな人きっついなぁ、ちょっと見いひんぐらい綺麗やけど」
「お前喧嘩売っとんのか、あいつは激しいけど裏表が無いんや、そやから喧嘩しもってでもやっていけんねん、泰蔵やったらうまい事手のひらで転がすやろ」

713 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/15(月) 17:20:10.85 .net
「泰蔵とフロはんが結婚したら一体どんな子供が生まれるんや〜」
「確実に大阪弁の子供やろな」
「そこかい!いやさぞかし綺麗な顔してんのやろなーってそこを言うてんのや」
「そや、儲かりまっかて言うてる綺麗な子や」
「嫌な子供やがな、そっから離れろや、まず生まれてくる所からやろ」
「まいど!って生まれてくるわ」
「嘘つけぇ!」
「お前と亜美でもええ線行くと思うで、もし女の子やってみい、それはそれはかいらしい女の子になるで」
「そ、そやろか」
「身長2mやけどな」
「なるかぁ!おっとろしいわ!」
「まあ、モデルさんみたいな体型になるやろな」
「最初からそう言うとけや」
「想像できんのがトモ兄と姉さんや」
「何がやねん」
「もし姉さんみたいな男の子か女の子ならまあ大成功や、トモ兄みたいな男の子でもまあセーフや、問題はトモ兄みたいな…」
「………」
「俺がなんだって?」
「わあああ!玲一お前何言うてんねん!鬼瓦みたいな女の子て!」
「言うてない!考えたけども言うてない!」
「考えんなや!」
「姉ちゃん言うてもてるやん!」
「お前ら何を言ってんの?」
「あれ?話し聞いてなかった?」
「何がだよ」
「ほななんでもないわ、とにかくトモ兄ドンマイ」
「だから何が!」

714 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/15(月) 21:31:22.26 .net
よっぽどワイの嫌いな改変の方がマシなんだけど。
あー、こっちはワイが書いてんのか。

715 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/16(火) 05:08:59.05 .net
>>712-713
会話は活き活きとしているが、この文章だけで人物を理解するのは難しい!
山田君は美世シリーズの初期の頃の人物、だったような気がする!
確か山田の窮地を美世が腕っ節の強さで救ったと記憶している!

今回の会話文は泰蔵と玲一の判別が難しい67点!(`・ω・´)

716 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/17(水) 10:10:02.29 .net
>>710
ネットストーカーはお前だろ、消えろクズ。

717 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/17(水) 10:10:58.58 .net
このスレも中島にこそこそロムられてるのか。

718 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/17(水) 13:59:53.52 .net
ワイ杯マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

719 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/17(水) 15:05:12.98 .net
このスレからの卒業♪

720 :ブルーアイリス ◆1pVQTmlaVU :2015/06/17(水) 15:43:13.78 .net
「ポピーオイルの匂いに引かれて」
氷室冴子は高校を進路未決のまま卒業してしまった。美術大学を受け、二校受けて
両方とも不合格だった。専門学校という滑り止めを考えていなかった。大学には
受かるだろうという、自分の美術の成績に自信があったからだ。6月、答えは出ない
まま、冴子は自宅の部屋に居た。自分の部屋のイーゼル、イタリア製の堅実なデザ
インのそれは父が手配して買ってくれたモノだ。組み立て式で半日掛けて冴子が
組み立てた。白いF15号のキャンバスが掛かっている。まだ木炭でも鉛筆でも
下描きを始めていない。
「さてと、どうしましょうか」
と、呟くと、上着を羽織って、家の玄関を出た。自転車に乗って、春日部駅西口の
文房具屋を目指す。何を買うか、と言うと油絵の溶き油を買うためだった。高校
在学中に美術部で活動していた時は、油絵の具の溶き油は初心者向けのペインティング
オイルを使っていた。高校を卒業して、進路未決にしてしまった冴子には十分な時間があった。
時間はある、と言ってもゴールの見えない迷い道に入った時間だから、何か達成感や充実感のある
時間では無い。それでも高校三年間に培った油絵を描く、と言う所作は体に染みついていた。真白い
キャンバスには、だから、冴子の持つイメージが、すでに彼女自身の脳に固定されている。その確固
としたイメージをアウトプットするのに、冴子は新しい画材を探して当てはめていく意志を持つよう
になった。それで、春日部ではただ一件、油絵の具を扱う文房具屋へ行くことにしたのだ。春日部
西口まで一駅分はある距離を冴子は楽しみながら走っていた。清和高校へ通う通学路は、田んぼの中
を走っていったが、今回は春日部の町中を、いくつもの正解のある迷路を抜けるように走って行った。
程なくして冴子は文房具屋に付き、油絵のコーナーの溶き油の棚を見て、オイルの見定めをした。

721 :ブルーアイリス ◆1pVQTmlaVU :2015/06/17(水) 15:43:41.98 .net
「もうおしきせのペインティングオイルはつまらないわ」
と、リンシードオイルとポピーオイル、二つを取り出して、瓶のラベル横の但し書きを読む。
ポピーオイルは乾燥が遅いが、透明性と堅牢性があり、リンシードオイルは乾燥はポピーオイル
より早いが、黄変する特性がある。油絵のマチエールと言う本で予備知識を仕入れていた冴子は、
どちらにするか迷った。
ポピーオイルの蓋を開け香りを嗅ぐ冴子。
「あ、この香り、油絵の具の匂いらしい。こっちしよう」
と、ポピーオイルの購入を決めた。
(乾燥に時間が掛かるみたいだけれど、そんなに急ぐ制作じゃないから。
なによりこの香りが油絵描いてるって感じになれるかしら)
そう思いながらレジに行って精算を済ませ店を出た。帰りもまた自転車を漕いで、
古利根川沿いの道を走っていく。6月の緑は梅雨の雨に濡れ、鮮烈だった。
(私は自由、描きたいモノを描く。描きたい内は)と思いながら家に帰っていった。

722 :ブルーアイリス ◆1pVQTmlaVU :2015/06/17(水) 15:45:23.93 .net
ちょっと掌篇ぽく裏設定ナシでかなり説明を入れて掌篇として読める様に
してみましたが、話に盛り上がり欠けますが、評価よろしくお願いします

723 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/17(水) 16:02:00.11 .net
キ・エ・ロ!

724 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/17(水) 16:06:34.03 .net
(・エ・) あ、みつかっちゃった・・・

725 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/17(水) 16:10:31.04 .net
2ちゃんねるの申し子、中島か。

726 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/17(水) 16:11:18.68 .net
>>715
ありがとうございます。
泰蔵は一連の会話に参加してませんでした。
いつも2人一組だからわかり辛かったですかね。
山田は雛子の暴力禁止令発令中に路上でボコられてる所を口八丁で救いました。

727 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/17(水) 16:22:14.66 .net
六月になったら忙しくなるの中島さんは各スレで益々のご活躍ですなw

728 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/17(水) 16:24:57.59 .net
場末のバーもとい隔離スレへ戻れよ基地外。

729 :ブルーアイリス ◆1pVQTmlaVU :2015/06/17(水) 16:50:05.46 .net
>>727
いそがしいよ。お陰で少ない時間で集中力があるから、こういう文章の
リハビリもやってるよ

730 :ブルーアイリス ◆1pVQTmlaVU :2015/06/17(水) 16:53:52.03 .net
16:02 16:10 16:22 16:24

平日水曜のこの時間。暇なんだなー

731 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/17(水) 19:47:34.21 .net
『文士の日常』

 朝は八時過ぎに起床。夜は零時前後に寝るのが普通である。昼食後一時間くらい、うたた寝をすることがあるが、これをすると頭の調子がとてもいいように思う。
 出不精であんまり出掛けないが、時々散歩はする。たまに所用で外に出ざるをえない事態がないこともない。またいさんで誰かに会いに行くこともあるが、年始とか盆とかのばかげた廻礼は、絶対にしない。そんなことする必要はないと考えている。
 執筆する時間はべつに決まりがない。朝することもあるし、午後や晩にすることもある。長編小説も分量を決め、毎日少しずつ書き進める。書き溜ためたりすると、どうもうまくいかない。やはり一日一回で筆を止めて、あとは明日まで頭を休めておいたほうが、うまくいく。
 一気呵成というような書き方はしない。一回書くのにたいてい三、四時間かかる。しかし時には朝から深夜までかかっても、それでもうまく出来上がらないこともある。
 時間がじゅうぶんにあると思うと、やはり長く時間がかかる。午前中に切り上げるぞと思って臨むと、ふしぎとその制限した時間内で出来てしまうものだ。
 障子に日射しのさした場所で書くのがいちばんよいが、いまの家ではそんなことも望めないから、たまには日の当る窓辺にノートパソコンを持ち出して、頭から日光を浴びながら筆を取ることもある。
 あまりに暑い日には麦藁帽子を被かぶって書くようなこともある。こんなふうにちょっとした趣向を凝らして書くとよくできるようである。まあおしなべて明るい場所がよい。
 パソコンはアップル社のノートパソコンで、テキストエディットという付属のアプリケーションを使用している。標準テキストで縦書き表示もできるが、通常は横書きで書いている。べつにこれでいいと思って使っているので問題は何もない。
 幾度となく眼を走らせるのでフォントが重要だと思われる。游明朝体がたいへん見やすくちょうどよい。筆を執るというが、鉛筆や万年筆で原稿を書いたことは、未だ一度もない。

732 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/18(木) 05:30:02.59 .net
>>720-721
>美術大学を受け、二校受けて両方とも不合格だった。
(一読した時に若干の読み難さを覚えた!)
ワイの場合
 美術大学を含めた二校を受けて両方とも不合格だった。

>「あ、この香り、油絵の具の匂いらしい。こっちしよう」
(口語体で地の文の補足をしているような硬さが見られる!)
ワイの場合
 「あ、この香り、油絵の具っぽい」
(両方の溶き油を比べた状態! 一方に決めた時点で「こっちしよう」と云う部分は不要になる!)

>(乾燥に時間が掛かるみたいだけれど、そんなに急ぐ制作じゃないから。
>なによりこの香りが油絵描いてるって感じになれるかしら)
(心の声の内容が重複に思える! 地の文で二種類の溶き油の説明をした! 十分に時間があることも書いてある!
 口語体で油絵の具を好むことも窺える! 従って心の声を全て削っても問題ない!)

間違いではないが地の文に「だから」が挿入されると口語体のように見える!
これはワイの感覚的な問題なので聞き流してもよい!

文房具屋に行く時には町中を通った! 帰りは古利根川沿いの道を走った!
道を変えた理由は書かれていなかった! 絵に絡めた何かしらの文が欲しいところ!

不要な説明と必要な説明の区別が付いていない段階で全体的に文章は荒い65点!(`・ω・´) もう少し推敲に時間を割いた方がよい!

733 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/18(木) 13:50:51.96 .net
前のより格段に自然になったと思ったけどなあ。不要な固有名詞は避けたほうが無難だが

734 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/18(木) 16:41:05.27 .net
 鷹山は仕事を終えてマンションに戻ると、ポケットから鍵束を出しながら玄関ホールに入った。するとなにやらプラチナ色の髪をスポーツ刈りにした女性がパネルの前に立ってチャイムを連打している。
 よく見ると表示されている番号は鷹山の部屋の物だった。
「あの、家になにか?」
 振り返った女の顔を見て以外な人物像に鷹山は首をかしげた。抜けるように白い肌と真っ青な目に高い鼻。北欧系の美人だった。外国人の付き合いは多いが顔に覚えが無い。
「イティズフォアサムシング?」
 すると女性は目を吊り上げて怒ったような表情をしながら声を張り上げた。
「ウチはニッポン人や!」
 思わず体をのけぞらせた鷹山が焦って言った。
「し、失礼した、所でうちに何用でしょうか」
 一瞬眉に皺を寄せた西洋風日本人はぱっと目を見開いた。
「ひょっとしてトモ兄ちゃんでっか?」
「あ、ええまあ」
 鷹山は理解した。確実に美世の知り合いである事を。女は満面の笑みになるとビシっと姿勢を正して切れのいい角度のあるお辞儀をした。
「田中レンっす!よろしゅうに!」
 すると突然鷹山の後ろからすっとんきょうな美世の声がした。
「おま、こんなとこで何やっとんねん」
 田中レンと名乗った女が顔だけ上げてボソリと言った。
「あ、美世や、ほんまにおった」
「ほんまにおったてどないやねん、おまえになんでここにおるんか聞いてんのに、ほんでなんやねん田中レンて日本人ぽく言うなこの糞外人が!」
「ウチはニッポン人や!」
 その時小さな女の子を連れたお母さんがホールに入ってきて一同は思わず黙った。すると女の子が田中を指差して言った。
「あ、外人さんだ」
「こら、サキちゃん」
 すると田中はジャケットの内ポケットからピンクのペンをシュパっと出した。
「でぃすいずあぺん!」
 凍りついた空気の中で田中はさらに半身を捻って花瓶が置かれている台をペンでシュパっと指した。
「ざっといずあですく!」
 すると女の子はにこにこ笑って言った。
「はわゆー?」
「あいむふぁいんせんきゅーあんどゆー?」
「ふぁいんさんきゅー」
 怒ったようななんとも微妙な顔をしていた田中はにっこり笑うと腰を屈めて女の子に猫キャラのペンを差し出した。

735 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/18(木) 16:41:46.17 .net
「はいプレゼント」
「ありがとー」
「すいません」
 母親が頭を下げながら去っていくと、田中は姿勢を正して腕組みをしながら美世を睨んだ。
「どや!」
「お、おう、完全に日本人やなロレンス田中」
「アラビアみたいに言うな!田中フローレンスや!」

「ほんで、何しにきてん」
 美世が紅茶を出し終えて鷹山の隣に座った。
「何しに来てんてご挨拶やな、わざっわざ東京くんだりまで会いにきたったのに」
「嘘付けぇ、お前がウチに会いに来る名目だけで来るわけない、なんかの目的にウチを利用しようとしとんのか」
「はいはいきたこれ、ショウネが腐っとる人間は他人まで同じやと思いよる」
 田中は冷めた声と目で美世に言った後、急に前かがみになって卑屈な態度で鷹山に顔を向けた。
「どない思います?トモ兄さん」
「気安く呼ぶな!お前は鷹山様と呼べフロイライン田中」
「ドイツ人みたいに言うな!あとウチはイギリス人でもないで」
 そう言って紅茶をシュパっと指さした。
 「ウチは緑茶しか飲まん!」
「嘘付けぇ、お前丸ビルに初めてスターボックスが出来た時先頭に並んでたやんけ」
 田中は悔しそうな顔をしながら声を詰まらせた。
「おいおい美世、せっかく遊びに来たんだからそんな態度は無いだろう、彼女は俺の事知ってるみたいだから彼女の事教えろよ」
 鷹山はわざと美世を咎めるような口調の後に田中に愛想よくわらった。田中も笑い返すと再び美世を見て仏頂面で言った。
「ほれみてみい、お前みたいな化け猫の飼い主とあってさすがに人格者やで」
「ちっ、ああ〜もう」
 美世は面倒臭そうに頭をぽりぽりとかきながらだらしなく言った。
「えーとなんやったっけな、最初は天王寺の毛唐が多い高校に通ってたこいつが、ウチらになんくせつけてきたんや、それ以来何かとウチに張り合うてくんねん」
「何をええように言うてんのや、最初はおんどれの取り巻きのジャガイモみたいなイチビリが、事もあろうかウチにナンパカマしてきよったんやろがい、しかもLA青春白書風に」
「それをオドレがシバキ倒してスクラップにしたんが元やろがこのドヤンキーが!」
「ウチはニッポンジンや!」
「そのヤンキーちゃうわ!」
「まあまあ二人とも、ちょっと落ち着こうか」

736 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/18(木) 16:42:28.82 .net
 二人が黙って睨み会った所で鷹山が苦笑いしながら言った。
「つまり二人は高校以来の友達と」
「友達ちゃうわ!」
 二人が声を合わせて同時に鷹山に顔を向けた。

 すぐにでも追い出さんばかりの美世の態度に、とりあえず昼ごはんでもと言う鷹山のとりなしで三人で食卓を囲むことになった。しかし出された食事を見て田中は固まった。
 おかずはともかく手前にある味噌汁、ご飯、納豆のセットを見て絶句している。顎を上げて目を細めた美世がいやらしい笑顔で見ている。
「どないした、ニッポン人なら誰でも馴染み深いもんばっかりやで、遠慮せんで食べなはれや、外人さんならちょっと苦手なもんも混じっとるかもなぁ」
 料理を見つめていた田中はギロリと美世を睨むと箸を取って素早く手を合わせた。
「頂きます!」
 そしておもむろに納豆に醤油をたらすと、グリグリとかき混ぜた。
「辛子もどうぞ」
 美世が辛子のチューブを差し出したが、田中は美世を一瞥すると一気に納豆を口の中に掻きこんだ。
「うっぶふっ」
 口いっぱいに納豆を頬張りながら涙ぐんでいる。鷹山は溜息をつきながら関わる事をやめて食事を始めた。その時田中がガバっと立ち上がり、流しに駆け寄って倒れこんだ。
「ぐええええ」
「あらあら、外人さんにはちょっとお口に合わんかったようで」
 田中がガバっと振り返って怒りの表情を浮かべながら箸で美世をビシっと指した。
「ほならお前は食えるんか!」
「あほか、そんなもん日本人以前に人間の食いもんやないで」
 美世は同じ色の器に盛られた冷奴を悠然と食べていた。
「な……」
 驚愕の表情でわなわなと震える田中に美世が言った。
「納豆あかんのやったらゆうてくれはったらよかったのに」
 美世はおもむろにテーブルの端に布を被せてあった小鉢を手に取って田中の食卓に出した。
「どうぞ、おあがりやす」
 すまし顔の美世に鷹山が痺れを切らして言った。
「お前らしくないぞ、なんだその鬼姑みたいな仕打ちは」
 鷹山が少し怒っている空気を感じ取って美世がしょぼんとなった。
「ごめん、ちょっと調子乗った」

737 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/18(木) 16:43:25.59 .net
「とにかく、食事が済んだら二人で買い物でも行って仲直りしてこい」
 すると田中がぱっと明るい顔になって言った。
「ウチビッグサイト行きたい!」
 鷹山と美世は田中を見て少し固まった後、顔を見合わせた。

「来てみたはええものの、なんやねん新エネルギーエキスポって、何がおもろいねん」
 二人はザワザワと人で賑わうビッグサイト内のブースを並んで歩いていた。中には様々なブースが建ち並び、よくわからない器械やボイラーの断面図等が展示されている。
「これからはエコやがな、クリーンエネルギーの事を考えてウチも地球に貢献すんねん、そういう志を同じくする同志が世界中から集まってきてんねん」
 美世は腕組をみして懐疑的な目で横の田中を流し見てから顎をしゃくりあげた。
「ふーん」
 すると通りかかったブースから図解のパネルを持った営業が進み出てきて半ば前に立ちふさがった。女二人組みだが、こんな所にいるのはどこかの会社のマーケティング担当しか居ないはずだからだ。
 しかし何を思ったかその日本人の営業は田中に英語で話しかけた。
「クッジュヒアザセールスピッチマダム」
 二人はピタリと足を止めて男を睨みつけると同時に吼えた。
「フロは」「ウチは」
「ニッポン人や!!」
 驚いて後ずさった男を尻目にお互いにわずかに顔を向け、冷めた目で見つめあった後、鼻で笑った。そして二人同時に歩き始めた。
 田中は会場の奥に入るにつれ、美世より少し後ろにさがってきょろきょろするようになった。美世は気配でそれを感じて田中が何を
しようとしているのか怪しんだが、特に指摘する事もなく歩いた。すると突然田中が立ち止まる気配がして美世は振り返った。
 どうしたのだと声をかけようとして田中の顔を見てその言葉を飲み込んだ。この世の終わりを見るような悲壮な目で一点を見つめている。
 美世も振り返ってその視線の先を見た。プラチナブロンドの初老の男性が自社製品について見学者に説明している。見学者が去り、実演セットを
男性が片付け始めたのを見てもう一度田中に振り返ると、視線だけを美世に向けて暫く固まった後、蚊のなくような声で言った。
「ちょっとまっとって」

738 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/18(木) 16:43:51.48 .net
 そしておずおずと歩き出したが足は震えている。ゆっくりゆっくりと歩いていき、やがて男性の手前で立ち止まると手を止めた男性が顔を上げた。
 そしてみるみる表情を変えると男性はゆっくりと田中に歩み寄った。そして両肩に手をかけると確かめるように全身を見回し、そしてゆっくりと
しかし力強く抱きしめた。半ばぶら下がるように抱かれた田中の肩はしゃっくりでもしているかのように揺れている。体を離した二人は何か情熱的に会話をしているようだった。
 しかしやがて男性がチラリと美世に視線をやると、田中が振り返って戻って来た。そしてもじもじとして申し訳無さそうに口を開こうとしたが、美世が先に言い放った。
「何時に迎えに来たらええねん」
 驚いた表情に変わった田中が口を開けて二三度ぱくぱくした後言った。
「あ、あんな、電話するとかではあかん?」
「お前ウチの電話番号知らんやろが!」
 そういって美世は鞄から名刺入れを出してバシっと押し付けた。
「泊まる時も電話せえ!」
「……わかった」
 憮然としたまま回れ右をした美世の背中に田中が小さい声で言った。
「おおきに」
 美世は足早に歩きながら考えていた。田中にはハーフの母親がいたが、父親は純粋な白人である事はそれとなく聞いていた。しかしその所在については
話す事はなかった。面白くもない見本市に来るために運転手をさせられた意味がようやく理解できた。
「くそ、やっぱり利用されてもとるがな」
 晩御飯に予定していた田中の好物のちらし寿司は手間がかかるため中止にしたかったが、田中が戻る可能性がある以上用意せざるを得ないだろうと美世は舌打ちしながら買い物に向かった。

739 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/18(木) 19:18:35.87 .net
  ,彡ニ三三三三三三三ニ=ヾ;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:i'
  ,彡ニ三三三三ニ三三ニニ;〃ヾ、;:;:;:;:;:;::;:;::;:::;:/;:;:/
 ,彡彡,'',ニ=ミミミ三三三三ニニ彡  `゙゙''ー-、;:;:;:;/;:;/
 ',彡'/ r' ノヽヾミ三三三三三彡'   _,,,,,,、ヽ;:;ィ''|
  彡'|.|(‐'''" 'iミニニ三彡"´ ̄     `゙゙ー'  ;;;:|
.  彡i、ヾ ('  ヾミニ三'          __,,、 ....ノ   /
  彡ゝ `'' "  |ミミミ'       ‐'"ひi,;'´  ,ィ;;ァ'
   '彳`ー‐i  |ミミミ'          `゙ーシ'   |、ニ'
 --、/    i  |ミミ         .,,r‐''"   | ノ
 く'ノ    :i  ミミ         ´  ., '   |'
 、\     .l  ヾ            .ノ(_,,、.   |
 :\ヽ,   ヽ          /   `t‐一'
 ::::ヽ ヽ   `::.       ,; '      .:i
 :::::::ヘ ヽ    `::.        ''"⌒゙''一ノ
 ::::::::::ヘ.ヽ    ヽ、       ` ー'ーノ
 ::::::::::::::ヽヘ     `ー┬‐一;;''""´
 \、:::::::::ヽヽ      /::ヘ ) `゙'ー、_
 〃`゙ー、;;;;\\   /i:::::::丿 ' , ' , '`゙ヽ、

740 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/18(木) 19:20:24.35 .net
              -ー=-‐ 、__
          , r '"        ヽ,
          l             ' ,
         /   三ニ=ー-'`=ニiiiiiiiiiiil
        /  ニ'"       `ヾiiiiiiii|
        /  ニ'           'liiiiii|
       ,l   |,r=-;.,_   _,、-=-、|iiiiil
       l  .il .,rェェ、_" :;"ェェ j  |iiiiiil
       | . i| ,,     :;   ,,  iiiiiiil
       ,|   il,    , :: ,    liiiiiill
       l   iil,    ` '      ,|iiiiiiii|
      /     l、  ー- -,ー   イiiiiiiiiill
      /      iゝ、  ̄  /|iiiiiiiiiiiil
     /      i| `ー- ' " ,liiiiiiiiiiii|

    クソスレータ・テルナー[Qtosleata Telnault]
         (1946〜1992 イタリア)

741 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/18(木) 19:40:17.20 .net
:;:;:;ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ:;:;:;|゙ヽ、
:;:;:;:;:;ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:/::::::::\
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  ヽ:;:;:;:;:;:;:;:ヽ:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:;:;:/  .`ー:、:::::::::::l lヽ ヽ
   ヽ:;:;:;:;:;:;:;:ヽ,ィ'゙:;:;:;:;:;:/         .>,<::::t ヒ 〉゙i
    't ̄ ̄ ̄ヘ:;:;:;:/   ,.:ィ‐==ヽv'ィ′ゞ:::ゝ、/ j:、
     ヾ------''゙   ,.ィ'´: : : : : : :ヽ.  \::、 人)\
      ゙t゙t   _,,.ィ"(: : : : : : : : : : i     ヾ: Y  i\
       ゞ>=''"'''''ヽ^'ゝ、: : : : : : :ノ     : : :゙i, .l j \      
         f´ : : : : : :゙i  `゙`''''''''''"      : : : :゙i l !j' `ヽヘ
        ヽ: : : : : : :.l゙:.  ,r-:、        : : : : :li,!,!  /  \
         ゝ、: : : ,ノ t  ,;:::;ノ;,,,,;;:::::;;;,,  . : : : : ノ,/ /     \
          ``ヾ′ `ー,.r;;;;;;;;::-‐'ヲ'''' . : : : : ://i ,r'" ,.r-ー――-=::、ヽ、
             `ヽ、:;;;;;;r''_,,.ィ',ノ′ : : : : : /イ i,/ ,/         ``ヽ
              ゙ヾ:;:'‐-=''"_,,_  : : : :,/'// / /
                ヽ、 '´ .`  :,:ノ  //',/
                  `ヽ、  ,.,.ィ'´   / /
                      `~/ ヽ、 /ノ

742 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/19(金) 06:39:07.79 .net
>>734-738
>二人が黙って睨み会った所で鷹山が苦笑いしながら言った。
(変換ミス!)

美世を頼ってきた田中の物語!
父親らしい人物と再会したことでようやく本編が動き出す!
今回は序章の位置付けで内容を評価できる部分は少ない!
よくある掛け合いは少々くどい上に面白味に欠けた!

ここまでの文章とくだりで68点!(`・ω・´)

743 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/19(金) 17:37:17.53 .net
すいません、中途半端でしたね。
ちょっと書いて放置してあったのをリメイクしたんですが、この続きはあるのかなw

744 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/19(金) 17:38:49.97 .net
なんで放置していたかというのも、書いてみてキャラ強いわりにはあんまり面白くないなと思ったからでした。

745 : ◆4ReZhiBzjxUu :2015/06/22(月) 00:38:09.55 .net
toritest
某スレで得た着想の断片を出発点にしました。
万が一某スレに関連して何らかのメッセージを受け取ってしまう方がいらしたらすみません。
当方の転換力の不足によるものです。
気のせいだということで、さらりと流していただければと思います。

以下、4レス使って投降予定

746 : ◆4ReZhiBzjxUu :2015/06/22(月) 00:39:06.84 .net
もの凄い勢いでドアが閉まると急発進した。
タクシーのドライバーは猫背の年寄りだ。
ハンドルの上、
ゴスペル聖歌隊の指揮者のように腕を揺らしている。
行き先を告げようとすると「わしゃもうはくじゅで、耳が遠くてな」と爆音量で聞き返された。
こっち見るんじゃない!
繰り返すこと十数回でらちがあかない。大きな声の爺さんだった。
白寿って九十九歳だったか。
俺は噛んだ舌先が痛い。厭な予感がする。あきらめて目をつぶった。そのうちガス欠でどこかにとまるだろう。

死んだ友達のことを思い出していた。午後の半分は彼の墓参りにいく予定だったのだ。
郊外の淡泊な街並みに背の高いハナミズキがポツンポツンとアクセントになっている。
しばらくすると気味が悪いほど滑らかな走りになっていた。
喋っているほうが調子がでるようで、爺さんは一人で喋りまくっている。
マイナーな観光名所とか、ローカルの伝承とか、音楽とか食い物とか、あと酒と女の話。
呂律が悪いので半分も聞き取れやしない。
爺さんの声が哀れっぽく枯れてくる。
しかし運転は相変わらず恐ろしいくらいに加速を感じさせない。
俺は爺さんに慣性飛行テスト零号機と心の中で渾名を付けた。

慣性飛行テスト零号機は、
昔はサラリーマンだったそうだ。宝探しがしたくて会社を辞めた。
というか蒸発したらしい。家にはもう三十年以上帰っていないと言う。
じりじりと日が暮れてくる。

奴は海で行方不明になった。だから本当はまだ生きているかもしれない。
墓は、真奈美さんは「けり」だと言った。
そろそろ「あのーー」、俺がほとんど何も言わないうちに、爺さんが雷雨のように声を被せてくる。
「そ、そいつはなあ、モビィ・ディックの腹の中に隠したのさ!」
ひどく真剣な顔をしている。
って、だから振り返るなよ! 片手ハンドルも! 信号を守れ! 
無免許の変人タクシードライバーらめら。なんで事故らないんだ? 猫背のわりに首柔らかいな、おい。

747 : ◆4ReZhiBzjxUu :2015/06/22(月) 00:40:00.38 .net
埠頭で停まった。もう辺りは真っ暗だ。
雲の合間から星がまばらに覗いている。
今夜は弓月。タクシーのフロントバンバーは繋留用のボラードにぶつかり軽くへこんでいた。

食料を手に入れ、埠頭の隣の小さな浜辺に降りた。
砂地はどこか他人行儀でざらついて、でも踏みしめると優しく鳴く。
どうせなら真奈美と来たかった。

爺さんは不味いと文句を言いながら俺の分のエビカツ弁当にまで箸をのばす。
おでん屋の女将が分けてくれた密造酒はキツかった。
「わしゃバットマンよりヒースれじゃーのジョーかーひゅぐ」
話題はダークナイトって映画のことではなく、目指している体型とかフィットネスのこと。俺が太マッチョ派で慣性飛行テスト零号機は細マッチョ派だと。
「ひゃひゃ、べんちぷれれすぅよりぷる〜わ〜けとなわぁとびせっかいじぇぶほぉ」
だから、口にもの入れて喋るなよ!
180センチ級の大男が二人、夜の浜辺で並んで飯を食っているのはサマにならない。ホモじゃないから。
目撃者はアメフラシ。
あ〜真奈美さんと来たかったな〜。

じじいは不味い不味いと文句を垂れながら、俺の分のエビカツ弁当まで平らげてしまった。
「タイもタコも、エビカツで釣れるが〜、モビィ・ディックはエビカツじゃ〜釣れんからの〜。よ〜く覚えておくんじゃぞ!」
本当だろうか? 
略して零号機は五分前に百寿(ももじゅ)になったと。本当なら凄いことだ。
零号機の狙うお宝はモビィ・ディックというアルビノのマッコウクジラの腹の中にあるという。
何かの暗喩か冗談か。それとも暗号文か電波だろうか。
奴だったら何か気がついたかもしれない。
奴はたしか「白鯨」という名のおでん屋でエイハブ船長の話を嬉しそうにしていた。
エイハブ船長は冷徹な復讐者で、人知を超えたモビィ・ディックに挑み敗北する運命にあるダークヒーローなのだと。
気持ちが落ち着いた頃に真奈美さんは、奴が隠れ文学青年だったと思い出を語ってくれた。奴の書斎には壁いっぱいの本棚に古本が遺されていた。
白い密造酒に虚実が渦を巻き空に昇りはじめる。夜風が懐かしい潮の香りを運んできた。

748 : ◆4ReZhiBzjxUu :2015/06/22(月) 00:40:53.22 .net
灯台の明かりがぼんやりと虚空に吸い込まれていく。

非常時のマル秘システム起動パスワードは――
一段目は俺の"****-****-****-****"、二段目は奴の"真奈美 七海 愛してる!"――
案の定、納品時のままで苦笑せざるを得ない。

探知レーダーに煌煌とした反応があった。
俺は人間魚雷の発射ボタンを押した。

錆びながら解体を待っていた船のセキュリュティーはいい加減だった。
気持ちの良いバブルパルスの音を微かに感じる。
甲板に出た。
人間魚雷といっても、操縦席が離脱する小さな潜水艇のような作りのものだった。
さすがに弾頭の火薬は抜いてあったが二基搭載の電撃銛が残っていた。
操縦席にいるのは、もちろん零号機。


奴は「あとは頼んだぞ」と凜々しく搭乗していった。
かたく握手を交わして別れた。
それまで俺が思っていた零号機の顔はしわくちゃの中に老いたオオカミの瞳。
闇の中でしか気づけないものがある。
その双眸はだんじて老いた者のそれではなかった。
ならなんだろうかと思いつく前に俺は幻惑された。トリックスターの瞳に。
そうだあれは奴とおなじ瞳……。そのとき俺は奴と零号機を重ねて見ていたのだ。

遠くから衝撃音がして、
沖合に小さく輝いた炎は俺の脳裏で血の海のように広がっていった。
天使と悪魔の羽ばたきが聞こえる。どちらがどちらなのだろう。

逃げるようにして俺は船を降り、優しい浜辺に向かって歩きだした。

749 : ◆4ReZhiBzjxUu :2015/06/22(月) 00:41:48.55 .net
潮騒が聞こえた。
太陽はすっかり水平線の上に顔を出してしまっている。
うす曇り。海は穏やか。
沖で海鳥たちが戯れていた。
口の中がネバネバとして目がゴロゴロとする。
起き上がるとスーツは砂まみれ。全身がじっとりと湿気っていた。
胃腸は二日酔いでムカつき、腰と肩は強ばっている。

光りの内でしか見えないものがある。
この朝の陽の内が事実なら、昨夜見たのは夢か幻。

そう言えば、宝箱の中味はなんだったのか。
闇の内でしか見えないものがある。
叶えられない夢だったからといって、すべてが無意味になったわけでもないだろう。
いや、エイハブ船長の義足か入れ歯。
俺にはそんなところしか思い浮かばない。
蓋を開けて、零号機がガッカリとしないといいのだけれども。いや真実何が出てくるかはやってみた者にしか分からない。
ダメならダメでそれは新しい冒険のはじまりというものかもしれない。
朝の涼やかな風に鼻水が出てきた。クシャみも……。

灰色の空で海鳥が
滑空、旋回、獲物を狙って急降下。羽ばたいて上昇。魚をしとめたかどうかまでは遠くて見えない。

今日一日を戦うには十分なコンディションだ。
おでん屋で借りた鍋はなくしてしまった。零号機に託された車のキーはしっかりとポケットに入っている。
幻だったからといって、まったくの無価値だったというわけでもない。


……「真奈美さ――ごめん――
メールは入れておいたんだけど――君と七海ちゃんの両方の――
道に迷ってね――大丈夫、ありがとう――
もう近くまで来ている――大丈夫、待ってて――」君に伝えたいことがある。

750 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/22(月) 06:22:05.31 .net
>>746-749
>もの凄い勢いでドアが閉まると急発進した。
(行き先を告げる前にタクシーが発車することはないので違和感を覚える!
 相手は白寿の高齢なのでボケているのだろうか!)

>呂律が悪いので半分も聞き取れやしない。
(珍しい表現! 普通は「呂律が回らない」を使う!
 「滑舌が悪い」と云う表現が混ざっているのだろうか!)

>無免許の変人タクシードライバーらめら。
(語尾の「らめら」は「らめ」なのだろうか!)

>タクシーのフロントバンバーは繋留用のボラードにぶつかり軽くへこんでいた。
(打ちミス!)

>この朝の陽の内が事実なら、昨夜見たのは夢か幻。
(深酒が過ぎて浜辺で寝ていた! 空は晴れているように思える!)
>灰色の空で海鳥が〜
(空は曇っているのか! 主人公のいるところは晴れて、遠方の空は曇っているのだろうか!)

現在を舞台にしているように見える! 読み進めると首を傾げる内容になっていた!
行き先を告げる前にタクシーが発車するのか! ガス欠になるまで走らせると云う境地にあっさりとなる!
主人公はタクシー料金を払うことが出来るのだろうか! 午後から友人の墓参りに行くのではなかったのか!
おでん屋の女将が密造酒を客に差し出すだろうか! 密造酒をどぶろくと呼ばない理由がわからない!
おでん屋は鍋も貸すのか! 恐らく主人公は店にすれば一見さん! 信用される要素がどこにもない!
船のくだりは夢と思えばどのようなことも可能なので敢えて指摘はしない!
適当に走ったと思われるタクシーは主人公には都合の良いところであった! 偶然なのだろうか!
最後の台詞めいたものはどのような状態なのか! 朦朧とした意識の主人公の独白なのか!
真奈美と云う人物と携帯電話の類いで会話をしているのか! よくわからない!

話の全てが夢、または主人公が亡くなっていて親しい人物に会いに行くと云う設定でも通用する話に思えた64点!(`・ω・´)

751 : ◆4ReZhiBzjxUu :2015/06/22(月) 20:16:13.20 .net
>>750
バンパーと呂律はミス。
どぶろくでツッコまれたのは想定外。ぐぐった。
ラストで主人公は真奈美(友人の妻)へのプロポーズを決意する。
といたようなストーリーに不時着できないか、迷ったのですが……ギブアップ。
廃棄してすっきりとなりたかったw

必ず読むという伝説のワイさんにはすこしごめんなさい。ありがとうです。

752 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/23(火) 08:37:40.43 .net
死 刑

753 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/23(火) 15:47:17.39 .net
スレ違いかもしれないけど、わかる人がいそうなので質問です。
知恵袋などのQ&Aサイトでよく見かけるんですが、
句点を10個ぐらい連続して使う人いますよね、あれは何事なんでしょうか。
何か意味が込められてるんでしょうか? それとも単にその人のクセ?
クセにしては、やる人が妙に多い気がします。こういうやつです↓

(この器官の名前を教えてください、の質問に対して)
松果体です。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

754 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/23(火) 16:06:25.58 .net
ただの役物です。。。。。。。。
正しいかどうかは別としてネット社会で徐々に浸透していくでしょう。
効果は見たまんまで、見る人によって印象は異なるでしょう。

ほんまかいな。

755 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/23(火) 18:07:16.62 .net
たぶんこれの仲間。知らんけど

車ニニニ ゴロゴロ

756 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/23(火) 21:10:50.43 .net
ワイは「……」の代用が「。。。。。。」だと思っていた!
打ち込みが簡単で余韻を持たせる効果を狙ったのだろうか!
会社では認められていない書き方なので癖になる前に使用をやめた方がよい!

ワイの考え!(`・ω・´)

757 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/24(水) 18:48:08.66 .net
>>746
僕ね、最初にこの作品読んだとき、もう嫌だと思ったのね
なんだこのパクリはって
なんだこのパクリはパクリはって

僕大嫌いなのね
こういう二番戦術

758 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/24(水) 22:03:39.18 .net
>>757
既視感がある、ではなくパクリですか?
すみません。文芸作品をあまり読んでおらず、思い当たるふしがないです。

今回の場合、適当なパターン(それに某スレで拾ったタネ)の組み合わせで
なにかオリジナリティなものが転がり出ていればラッキーセラミック!
だったのかもしれません。
それ以前にパターン同士の食い合わせが悪そうで見切りをつけましたが。
ご指摘いただきありがとうございます。

759 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/24(水) 23:35:44.73 .net
三島由紀夫のパクり発覚したね。

760 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/24(水) 23:40:08.56 .net
三島がパクリをしてたって? まさか!

761 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/25(木) 00:18:33.75 .net
じゃなくて韓国人女流作家

762 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/25(木) 00:24:03.19 .net
朝鮮人のパクリは珍しいことではない

763 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/25(木) 01:23:51.12 .net
パククネってるね

764 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 08:22:35.28 .net
早く見せて

765 :奥様はママ ◆y4AC1LxwSz1k :2015/06/26(金) 12:04:18.05 .net
ワイさん元気でしたかー(*´ω`*)
このスレもまだあったんだー
2年ぶりぐらいにこの板覗きました。

766 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 15:34:06.00 .net
太郎君と博士のなるほど手術室
というタイトルがつきそうなほど教材化してしまって面白くなかったんですけど
投稿が無いようなので。

 美世は毎週楽しみに見ている医療ドラマの3話目を見終えた。最初は興味無さそうに見ていた雛子もそれなりの目線で楽しめたようだった。
「なあなあ姉さん、姉さんもあんなん言いよったん?」
「ん?どんなの?」
 美世は姿勢を正してキリリと顔を引き締めながら言った。
「ただいまより山田太郎さん52歳の肝臓癌摘出手術を行います」
 そう言ってから姿勢を崩しながら前のめりに聞いた。
「的な?」
 雛子はため息混じりに笑って脱力した。
「言わないよ、普通にみんな患者のデータは頭に叩き込んでるから、でもこれからやるぞって勇ましいし演出としてはアリじゃないかな」
「え〜ほなホンマはなんていうん」
 口に持って行ったスナック菓子をぴたりと止めた雛子が、斜め上に視線を向けながら考え込んだ。
「ん〜、麻酔医の先生をチラっと見て『いいですか?』かな?麻酔医が頷いたら『それじゃ皆さんよろしくお願いします』それにみんなも答える感じ」
 思っていたような答えが帰ってこず少し膨れた美世だったが、再びわくわくするような顔をして聞いた。
「その後にメスって言うん?」
「うん、でも助手の先生と話してる時でも手を出したら出てくるし、必ず言ってるわけじゃないよ、メスの前にサージカルマーカーで線引く時はペンって言うけど」
「えー」
「熟練したオペ室ナースなら術野を見ながら施術の進行に合わせて器械出してくるからね、逆に食い気味なぐらいに、このドラマのナースは初心者に見えちゃうね
ハサミの事をクーパーとかメッツェンとか医者に言わせちゃってるし」
「ほんだらなんていうん」
「いやだからハサミっていうの、用途でタイプが違うけどそこはナースが判断してくれるよ、思ったのと違うのが出てくれば長い方とかスーパーとか言うけど
熟練した人は場面によって必要なのを的確に判断するし先生ごとに微妙な癖を記憶しててほぼ言わせないね」
「なんかおもんない」
「そんな事言われても」
 美世はなんとか理想のオペ風景を引き出そうと続けた。
「やっぱり術中は緊迫した空気なん」

767 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 15:35:32.01 .net
「緊迫?いや緊迫するのはバイタルが急変した時とか原因不明の出血とかだね、予定通りに進んでれば何の問題も無いし、好みのチャンネルで音楽聴きながらやってるよ」
「音楽流れとんの!」
「うん、有線であらかじめナースが私の好みのチャンネルにしといてくれる」
「意外と和やかなんやなぁ」
「そうだね、それにドラマみたいに執刀医のスタンドプレーじゃないから助手の先生と会話しながらやるよ、
思ったより病変でかいね、とかちょっとその手邪魔とか、こっちから切るよ〜そこ持ち上げてとか言うし、あと閉じに入ったら世間話したりね
何々先生娘さんが小学校に上がったそうですねーとか、新しくできたお店もう行きましたか?とか、ナースも入ってきてワイワイなる時もあるよ
オペ終わってもドラマみたいにやり切った顔もしないし後閉じといてねって言いながら去っていく先生もいるよ」
 再び美世が不満そうな顔をした。
「ふむー、あの後ろにおる看護師は何してんの?」
「外回りだね、不潔野担当」
「不潔なん?!」
「うん、術野と器械触る人意外は不潔、役割が違うの、美世ちゃんのイメージなら多分汗拭く人かな、外回りは臨機応変さがいるし機材と患者の様子を同時に見ないといけないから
ベテランにやって欲しい所だな、使った薬液やガーゼを帳面につけたりと一番忙しいしあんなにボケっと突っ立ってたりしないよ」
「大役やのに不潔か、哀れやなぁ」
「聞こえは悪いけどただのポジション名だよ、清潔の人でもなんかの事故で不潔になったら申告するし、私不潔になりましたーって」
「シュールやなぁ、事故ってなんやねん」
「地上70p以下まで手を下げてしまったり、不潔屋に触れてしまったりかな」
「潔癖症の人もびっくりやで」
「手が必要な時はまた滅菌からやり直してもらうけどその必要がなければそのまま外回り手伝ってもらったりする、でも器械出しが不潔になってしまったら
助手の先生に器械出しやってもらってる間にもう一回滅菌してもらうよ」
「やっぱり現実といろいろ違うんやなあ」
「一番非現実的なのはあんなにカッコいい医師は居ない事だよ、キモいの多いし、術着の下から胸毛はみ出てる先生いたり」
 雛子はケラケラと笑ったが、美世が眉間に皺を寄せて恐る恐る聞いた。
「あの服の下どないなっとん?」

768 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 15:36:49.96 .net
「一番外に着てるのがガウンなんだけどその下にシャツ、その下はなにも着てない」
「姉さんも?!」
「いや私はブラしてるよ、他の女の先生は知らないけど」
「ですよねー、外に突っ込み所あった?」
「ん〜、主人公が右利きなのに左利きの位置に立ってたな、まあその方が得意な医師も居るかもしれないけど私は見た事ないな、カメラアングルのせいかな」
「油断できんなー、全国の医者から総突っ込み入ってたんかなー、ちょっと今度姉さん突っ込みながら見てみて」
「やだよ、そんな無粋な事したくないしドラマとしてはそれなりに面白いし、見た事ない新製品も主人公が使ってたよ、おおかっけーっと思ったね」
「もったいない、そんな突っ込み所多いのに野放しにしとくやなんて許されへん事やで、ウチなら突っ込みすぎて隣の人の肩が壊れてまうで」
「どこに突っ込んでんのよ、とんだとばっちりだよ」

 ある日鷹山が部屋に戻ると、ソファーに並んでテレビを見ていた美世と雛子だが、突然雛子が美世の肩を手の甲ではたいた。
「なんでやねん」
 すると美世が待ってましたといわんばかりに笑顔で雛子に顔を向けた。
「今のは今のは?」
「手袋のつけかたがなってない、素手でギューパチンて勢いあるけどあれじゃ無菌操作終了だよ、滅菌袋を開いたらまず手袋の内側をつまんで…」
 テレビを見ながら何やら美世にレクチャーしているようだが二人が何処に向かおうとしているのかわからない。
「…ちなみに私の手袋はロクハン、6.5号ね、誰がどのサイズなのかはナースが暗記しているので私は普段意識してない」
「へぇーへぇーこれは5へぇーやな、続き見よか」
 鷹山は突っ立ったまま無言で見守った。

769 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 15:37:39.90 .net
「なんでやねん」
「え?え?今のは?」
「出番が来るかもしれない医者が腕を組んでリラックスするのは正解だけど、脇を締めたらだめー」
「脇締めんかったら兄者みたいなってまうがな!」
「はい連続で来た、病変組織を術中迅速病理診断に回したのに手術が続いてるー、一体何の作業をしているのか謎、ここは世間話でもしながら待つ所」
「患者の立場は?!」
「ちょっとだけ開腹放置プレイ、いま私のように優秀な病理専門医が頑張って診断してるから」
 鷹山は我慢しきれなくなって突っ込んだ。
「お前らそんな事言いながら見てて面白いの?」
 雛子が腐った目つきで振り返って即答した。
「全然面白くない」
 美世は満面の笑みで答えた。
「めっさおもろい」
「お前、楽しみ方間違えてるぞ」



「手術室をオペ室って言う人が多い理由はね………しゅじゅちゅしちゅ」

770 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 16:18:13.69 .net
>>766
これは売れる

771 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 16:40:53.08 .net
もはや小説の枠を超えたね
NHKのコント番組の方がいくらかましですわ
ゴミカス

772 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 16:47:46.14 .net
>>771
そういう言い方されるとね、俺頭くんのね

773 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 16:56:46.10 .net
ここまで俺の自演

774 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 17:44:22.64 .net
>>772
頭にきたらなんだって?変身するの?
子供じゃないんだから、道でうんちおしっこしちゃダメなのはわかるでしょ?
どこでも同じだよ?

775 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 19:09:43.48 .net
お前バカじゃねえか?

776 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 19:45:02.12 .net
誤字多い。

777 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 19:47:08.74 .net
 二人とも実に健康な若い肉体の所有者だったため、彼らの夜は激しかった。夜だけでなく、訓練を終えてほこりだらけの軍服を脱ぐ間さえもどかしく、帰宅するなり妻をその場に押し倒すことが一度や二度ではなかった。麗子もよく応えた。
 最初の夜を過ごしてから1カ月たつかたたないうちに、すでに麗子は喜びを知る体になり、中尉もそんな麗子の変化を喜んだ。

778 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 21:31:06.57 .net
>>775
単細胞w

779 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/26(金) 22:43:42.12 .net
論より証拠ですよね
口でうんぬくんぬ言うんじゃなくて、じゃあ実際にスレで作品だしてくださいよ

780 :\____________/:2015/06/27(土) 00:09:09.06 .net
      ∨
   |/-O-O-ヽ| ブツブツ・・・
   | . : )'e'( : . |
   ` ‐-=-‐
   /    \
||\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
||\\.          \      ∧_∧
||. .\\          \    ( ;´Д`) (オイ、なんか変なのがいるぞ)
.    \\          \ /    ヽ.
.      \\         / .|   | |
.        \∧_∧   (⌒\|__./ ./
         ( ´,_・・`)目合わせるなって ∧_∧
.         _/   ヽ          \  (     ) うわー、こっち見てるよ

781 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 00:11:31.62 .net
               _,. -‐1    ,. - ‐:‐:‐:‐:‐- 、
          _,. -‐:'´: : : : : |  , :'´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.丶
     ,.イ ,.-:'´: : : : : : : : : : : ! /::.::.::.;.ィ::; ヘ::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\
      /: ∨: : : : : : : : : : : : : : :l'/l:/::./ ,':/  i::.:ト、::.l、::.:!::.::.::.::.',
  ,. -:' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : -┴-'.._l/    l:| i::| i::l::.::.::.::.::i
 ー‐ァ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ーァ  l|  l|  l:|::.::.::.::.::|
   /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/  ー‐‐---、!ヘ::.::.::.::|
  ,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/    ┬--、  }::.:/::.!
  ! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;.イj     {辷リ ′/::/!::/ここは貴方の日記帳じゃないわ。
 ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.. : :、/     ;         /〃ノ:/
´. .:.:.:.:.:.:.:.: : : .:.: : : .:.:.:.. : : :.:.:.:.:.:.:__:.:.ヽ   r―-,    /-:'´::;′ チラシの裏にでも書いてなさい。
`ー---;.:.:.:..:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.V ̄`ヽ、 `ー‐'   ィ;、:::∧:{
    /:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|'´ヽ  rく` ト、. -‐'´ | `:く `   ね!
   厶-‐'´ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.|  _,.-‐! \  __,,. -‐''´ }‐:、
       _l;.ィ´ヽ:./ヽ:|'´ ,>‐'´: : く    ∨       > \
   _,r{`7  ̄{ ̄} ̄¨`‐く__ヽ_;,: -‐; :\       _,.-:'´: : : : : :>、
 ,.イ | 〉´ ̄ ̄ ̄:  ̄`ー‘v'´>‐_く : : : \___,,. -‐:'´: : :ト-、_;,.-'´  ヽ
r'l ! ,し′: : : : : : : : :}_ノ/ __,,.ヽ: : : : : : : : : : : : : : V       l
,Jー'´: : : : : : : : : : :`辷'_,,、 '; : : ∧: : : : : :_; -'´         |
  l´: : : : : : : : : : : : }´   l  l`ー':.:.:`ー:.'"´:〈         v'

782 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 00:17:38.56 .net
            ____
         __,,/  _, ----`ヽ  :.
     :.  / _     ___   、\
       / /   i      \   \\ :.
     :. ,'./       i  ヽ:.   ヽ:.:.. ヽ.ヽ
      ,'/    / .ハ ヽ ヽ:.:.:.:. ヽ::.. ヽヽ :.
     :. |i .i i  .i /  ヽ ト 、 \、:.:.:. ',:.',:.:.lヽ}
       |i .i l  :N_, -弋 \弌弋ナ:}:.:}
    :. |i∧ ', :{ ,ィjモト \  イjミトイイV :.  な…
       .|  :メヽ.', `ozZ}      izN。ハ::{     なんなんですか?
      :. |  :ヾ_! ゝ "゙゙    '  `゙ ハ.:', :.   ここ、どこですか?
      |  :.:_イ .:.ヽ.   (二フ , イ :.:.:!:.ヽ     なんであたし
   :.  / rィイ | :.:.ヽ: >r/`<ノ .:.::.}ヽ、\:.   貼られたんですか?
      / ∧l;l ! :.:.:.://{二 ̄ .} ..:..::リ//ハ.:\
 :.  / .{. ',ヾ、ヽi .:.:.{ /(^`  |.:.:.:.//: : :.}: . ヽ.:.
   / /  ) ヽ ヾ、ヽ:.ハ ヤ{   ∧/.-‐'": : |:.:. i ',
  ./ .,イ .:..} : :\ヾレ'ハ ∧__ノノハヾ、  : : : l:.:.: .ハ ',
  { /| .:.:ハ : : :i Y {ヾ`Yヽニン'ノ}: : } : : : :/:.:.:/ }:.}
  V | .:.:/:.:|_,ィ' ̄  ヽ三{ `ー-ノ : イ : : :/:.:i.:{  リ
    ヽ:.:{、.:.V     : : ヘ     : : {: : :/:.::∧|
     ヽ! )人    : : :人      : : : / \! :.
      "  ヽ : : : : :/イ{     :.ノ: : : :.\ :.
       :.  \__///: :\______/: : : : : : : ヽ
           / //: : :|;|: : : : : : i: : : __: : : : ',
       :.     / 、 {;{   |;|   . : i/. : : : : : :|
          / `Y;{. . . .|;|. : : : /i: : : : : : : : :l

783 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 00:26:20.14 .net
   _____
  ||// ∧_∧|∧_∧
  ||/  ( ´・ω・)(    ) クマが迫っている気がする
  ||   (    )|(    )
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u'

   _____
  ||// ∧_∧|∧_∧
  ||/  (n´・ω・)n   )  見られてる気がする
  ||   (ソ  丿|ヽ   )
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u'

   _____
  || ●   ●|∧_∧
  ||   ( _●_)(n´・ω・n) クマなんて居ないのに迫っている気がする
  ||、   |∪| |(     .)
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u' 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


784 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 00:34:27.91 .net
rock初めて見た

785 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 01:25:09.61 .net
お願いします
ほんとは全部一行です


ミセス・コールはセント・ジョージ教会を出て、ふう、とひとつ溜息をついた。安堵ではなく、空漠たる失望によるものだった。
なぜなら、彼女は十四歳で堅 信礼を受けて以来、国教会の敬虔な信者であったけど も、ついに初老に差し掛かろうというときに宗教への信頼が揺らぎつつあったのだ。
理由はそれだけではない。ここから家に帰るには長い上り坂を歩かねばなら ぬ億劫さゆえもあった。急な坂ではなく、一見は平ら なのだが、古代なら学者が球体を置いて知るような若 干の傾斜がある程度だ。
それでも、ミセス・コールは もう半世紀もここで暮らしてきたのだから、教会の帰り道が実際は上り坂なのを知っているが為に、面倒だ と思ってしまうのだった。
片意地なミセス・コールが この国の首都へ足を運んだことなどない。人口が三千人もいないような田舎町で、捕まえる馬車も通らぬような不便さだったが、彼女はこの町を愛し、ここで育ったことを誇りにしていた。
曲がりくねった道に、中世から近代まで荒風に晒されながらも耐え抜き、上等に構えるレンガ造りの町並みは偉観であろう。
“ラーダ ーデイル“ある人は英国の中の英国である場所という。 太陽が20世紀の方角へ沈んで行くのを、みな早々にも 今かと待ち望んでいるとき、それはロンドンから北西 に140キロも離れたところに在る、小さな町の出来事であった。

786 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 06:57:00.51 .net
>>785
非常に浅い
人間として浅いわ

文章でも句読点ってあるじゃないですか?
あなたはまさに句読点が無くてダーッと書いてるんですよ
文章を書くよりもまずご自分の人間性を高められたほうがいいのかなと

787 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/27(土) 07:17:31.31 .net
>>765
エッセイの受賞が飛躍に繋がれば幸い!
ワイは大賞を貰ったことがあるが、
何も進展はなく賞金の十万円は飲み代に消えた!(`・ω・´)

>>766-769
>「地上70p以下まで手を下げてしまったり、不潔屋に触れてしまったりかな」
(変換ミス!)

>「手術室をオペ室って言う人が多い理由はね………しゅじゅちゅしちゅ」
(雛子の言葉で手術室が言い難いのでオペ室と呼んでいる! 実際に試してみてもちゃんと言えていない!
 理解は出来るが少し言葉が足りないようにも思う!)

実際の手術室では医師や看護師の間で和気藹々とした会話が繰り広げられていた!
患者が全身麻酔の時はそれでもいいが、局部麻酔であまり私的な話はしないと思う!
混同を防ぐ為、麻酔の種類を先に述べてから執刀の場面を語った方がいいと感じた!

手術の知識を学ぶことは出来るが読み物としての面白さはあまりなかった69点!(`・ω・´) 最後の一行に繋げる為の長い前振りであった!

788 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/27(土) 08:30:15.47 .net
>>785
某サイトで同じ文章を目にした!
同じ作者なのだろうか!(`・ω・´)

789 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/27(土) 10:31:11.16 .net
>>785
>〜宗教への信頼が揺らぎつつあったのだ。
(その理由が書かれていなかった! 上り坂を帰るのが面倒だと思う気持ちと
 信仰への揺らぎに因果関係はあるのだろうか!)

全体的に奇妙な半角の空白が挟まっていた!
コピペによる影響なのだろうか!

ロンドンから北西140キロの地点にラーダーデイルと云う田舎町がある!
そこにミセス・コールは半世紀も住んでいた! 信仰が揺らぎながら帰りの坂道を面倒に思う!
それだけの内容なので特に指摘するところはない!
話の骨格に肉付けを施して魅力的な人物を造形して貰いたい!

ワイの考え!(`・ω・´)

790 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 11:12:30.30 .net
>>789
話が長いわりに要点がない

791 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 13:01:05.29 .net
素人だけど良くないのがわかる坂の話なんかいらない蛇足
一行で済む話を引き伸ばしてるだけ

792 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 14:51:28.97 .net
コピペに対しては何らかの罰則が必要だ。
自分としてはトイレ制限などが良いと思う。
なんとか実現できないかな。

793 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 17:35:28.58 .net
文章評価スレだからコピペもおk

794 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 18:45:47.48 .net
コピペだとワイがぱくれないからだめ

795 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/27(土) 19:52:28.13 .net
パクったところで自費出版ww

796 :記憶喪失した男:2015/06/28(日) 09:22:53.47 .net
新作
「形而上学的異世界譚」
http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1435397666/33

797 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/28(日) 11:25:58.79 .net
>>796
これは売れる
パーフェクツ!

798 :記憶喪失した男:2015/06/28(日) 11:30:42.40 .net
>>797
おお! 高評価ですね。
やっぱり、文系肌の人にウケるのかなあ。ラノベ系の人には人気はそんなにで。

799 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/28(日) 14:57:51.41 .net
>>796
ここまでの作品が投稿されたのは初めてです
結構鋭いんですよ
よく人間を分析なさってる

800 :記憶喪失した男:2015/06/28(日) 15:09:35.94 .net
>>799 お褒めにあずかり光栄です。

どうしよう。めっちゃ褒められた(テレッ)

801 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/28(日) 15:35:56.68 .net
どこが?
アイデアは悪くないけど、文章もお話もまったく水準以下というよりなんだこれ?

802 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/28(日) 15:42:29.45 .net
ちゅーかここまでまともなのは>>94だけと言うw
それにたいしてワイは寝ぼけた批評だけ、カスみたいなのは褒めてる。
頭がおかしい。

803 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/28(日) 15:51:35.62 .net
>>802
自画自賛しね

804 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/28(日) 15:53:23.03 .net
>>803
俺は書いた本人じゃねーよwwwww

805 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/28(日) 16:13:58.14 .net
純文作文系だったっけ?

806 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/28(日) 20:37:47.65 .net
>>799
人間を分析できてる、って最高の評価だな

807 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/29(月) 07:07:26.96 .net
>>796
>プテラははたっと横を向いてしまった。
(「はたと」でよい!)

文章は読み易い! 人物の容姿は書かれていない! 怪物は名前を流用して描写を省いていた!
その為、個々がとても淡白な印象を与える! 最低限の背景と相俟って全体がさっぱりしていた!

ボロボロの剣では怪物に勝てないことを少女は最初から知っていた!
知っていながら少女は主人公と共に怪物に挑み、結果は敗走に至る!
少女は何者なのか! そこから大した労苦もなくとんとん拍子に話が進んで怪物を退治した!

少女の知識があれば誰でも本物の人間となって怪物を斃せるような気がした!
主人公が相棒でなければいけない必然性が文中からは感じられなかった!

子供向けの童話ならば、このような話も成立するのかもしれない64点!(`・ω・´)

808 :記憶喪失した男:2015/06/29(月) 09:23:10.37 .net
>>807 おお、評価ありがと。
とんとん拍子すぎたかなという自覚はある。
が、余分な蛇足を付け加える気にもならず。
確かに、少女が怪物に勝てないのに挑むのはおかしいかも。

809 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/29(月) 10:00:48.52 .net
記憶さんて多分料理はしないよね。
したとしても酷い味になるよね。

810 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/29(月) 11:45:53.60 .net
>>796
夏休みの作文かと思った

811 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/29(月) 12:47:39.50 .net
上手いは上手いよ
ただ驚いてまた読もうってほどの新感覚ではない

812 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/29(月) 13:02:00.44 .net
文体が説明調だな。
どういったスタンスで書くか、そういったことをもっと意識したほうがよいだろう。
訳もわからず書いているのがありあり。

813 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/29(月) 13:41:25.24 .net
>>787
ありがとうございます。
ドラマ見ててそんなやつおらんやろ〜
と思ったから書いてみました。
例の如くオチが無かったので無理やりつけてみました。

814 :記憶喪失した男:2015/06/29(月) 15:25:01.59 .net
  発明家の男

 俊行はむかしある時、世界人類が幸せであるようにと思ったのだった。
そして、それについて自分が何をするべきか考えて、とりあえず、できるかぎり勉強をすることにしたのだった。
俊行は「真面目かよ」といってまわりに嫌がられ、からかわれた。
「はあ、意識たけえなあ」とかいわれていた。でも、全然、みんなは仲良くしてくれなかった。
「おれはおまえみたいに大学で『エミール』とか読んでいる男は嫌いなんだ。あっちいてちょうだい」
「ああ」
 男に小突かれて、俊行は本を持ったまま遠ざかった。
「おまえ、人生で一度も嘘をついたことないのか。人生で一度も犯罪を犯したことないのか。
自動車に乗る時、本当は眼鏡をかけないといけないんだろ。でもかけてないんだろ。
おまえのいうことなんて聞かねえ」
「ああ」
 俊行は生返事を返した。
 おばさんが火蓮の隣に歩いてきた。そして、どすの利いた声で話しかける。
「火蓮という女の子だね。あの男の子のことをどう思う。俊行って子」
「いつもいじめられているよ。かわいそうだねえ」
「そうか」
 おばさんはため息をつく。
「わたしは歴史を変えるために来た。チャンスは一度しかない。その一度をおまえに使う。
わたしは未来から来た。あの男の子は、毎日がんばって働く。ただそれだけを伝える。
どう頑張るかは教えてあげない。おまえに伝えたいことは、あの男の子は年老いて死ぬ時まで、
女の人の肌に触ったことすらなかった。これを聞いたおまえは歴史を変えられる」
「ええ、それって、あたしに命令しているんですか」
「時間切れだ。わたしは未来へ変える。歴史が変わるかはおまえ次第だ。
おまえがそうしなくても誰も恨みやしないよ」
 そして、おばさんは消えた。
 火蓮は、俊行に話しかけた。
「あの、あたしと付き合ってくれませんか」

815 :記憶喪失した男:2015/06/29(月) 15:26:32.31 .net
>>809
家事生活全般が苦手です。

816 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/29(月) 16:22:56.39 .net
『未来からの使者』

 学生時代、ふと世界人類が幸せであるようにと思ったことがあった。それについて自分が何をするべきかを考えた挙げ句、とりあえずできるかぎり勉強をしようと思い立った。
 「マジメかよ?」と同期の友人らに嫌がられ、からかわれた。そのうえ成績は芳しくなかったので、「はあ〜ん、意識たっけえなあ。意識だけは。」と笑われもした。
 「おれはおまえみたいに大学で『エミール』とか読んでいる男は嫌いなんだ。あっちいてちょ〜だい。」後ろから優男に小突かれて、本を持ったまま席を移動した。
 田所火連は幼なじみの女の子でまだ近所に住んでいる。火連が町内会長のおばさんと桜並木の公園通りを歩いているのを見かけた。おばさんは楽しげに火連に話しかける。
 「火蓮ちゃん、あの子のことをどお思う? 俊如って子。あんた幼なじみでしょ。いっつもいじめられているよ。うちの子が同じガッコ行っててね。かわいそうだねえ。」
 「はあ。」
 火連はどう答えていいか困惑した様子でおばさんの話に相槌を打っていた。だがおばさんはため息をつくと、突然豹変した。
 「あたしは歴史を変えるために来た。チャンスは一度しかない。その一度をこれからおまえに使おう。そうだ、わたしは未来からやって来た。あの子は毎日がんばって働いていた。ただそれだけであった。」
 白目を剥いたままおばさんは立ち止まり低い声で語りはじめた。
 「どう頑張っていたかは教えてあげられない。わたしがおまえに伝えたいことは、あの子は年老いて死ぬる時まで女の柔肌に触ったことすらなかった。だからおまえなら歴史を変えられるであろう。」
 「あの、おばさん! 大丈夫ですか? ああ、おばさん! おばさん! しっかりしてください!」
 「時間切れだ。わたしは未来へと帰る。これから歴史が変わるかどうかはおまえ次第だ。いんや、おまえがそうしなくても誰も恨みやしないよ。」
 おばさんは口から泡を吹いてその場に倒れ込んだ。火蓮は驚き、助けを求めようと辺りを見渡し、「俊如? おばさんが、おばさんが! ちょっと来て!」と叫んだ。(つづく)

817 :記憶喪失した男:2015/06/29(月) 16:45:16.53 .net
>>814
>「時間切れだ。わたしは未来へ変える。歴史が変わるかはおまえ次第だ。

誤字。変える。→帰る。

「エミール」だと文系教育学部って感じでいまいちだけど、
ランダウ「力学」とか読んでる同級生を想像できないので勘弁してください。

818 :記憶喪失した男:2015/06/29(月) 16:48:43.11 .net
いや、ランダウの「力学」とか読んで解いてる同級生いたら、絶対にいじめないわ。

ちょっと詰めがあまいかな。「エミール」だからいじめられる。
ランダウ「力学」ならいじめられない。

>>816 わらた。

819 :記憶喪失した男:2015/06/29(月) 17:04:46.09 .net
すいません。責任とってそのうち「エミール」読みます。
ランダウ「力学」は読みません。

820 :記憶喪失した男:2015/06/29(月) 17:10:44.66 .net
やっぱ、「エミール」は読まない。
だから、小説家になろうの方はランダウの「力学」に変える。

821 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/29(月) 17:42:21.46 .net
発作か?

822 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/29(月) 18:48:03.05 .net
上からで失礼ですが、小説を語らせたら一流だと思いますよ
毎日の執筆時間はどれくらいですか?

823 :記憶喪失した男:2015/06/29(月) 19:38:00.63 .net
>>822 「エミール」にするべきか、ランダウの「力学」にするべきか教えてくれ。

824 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/29(月) 20:54:25.44 .net
間を取ってキューネン

825 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/30(火) 07:37:03.27 .net
>>814
なに、これ?(`・ω・´)

826 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 08:29:23.76 .net
このスレの意義

827 :記憶喪失した男:2015/06/30(火) 08:57:59.35 .net
>>825
おいらのアリジナル恋愛時間SFだ。評価してくれ。

828 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/30(火) 09:59:16.53 .net
>>814
まず一読して時制がおかしいと感じた!

>俊行はむかしある時〜俊行は生返事を返した。
(ここまではギリギリ過去の体験を振り返っているように見える!)
>おばさんが火蓮の隣に歩いてきた。そして、どすの利いた声で話しかける。
(ここからは回想ではなく、リアルタイムの遣り取りに見える!
 人物の紹介もなく唐突におばさんと火蓮が登場して面食らう!)

>「わたしは歴史を変えるために来た〜これを聞いたおまえは歴史を変えられる」
(狂人の戯言か! 歴史が変わるとどうのようになるのか!
 その部分を省いているので説得力が皆無である!)

>「あの、あたしと付き合ってくれませんか」
(歴史がどのように変わるのかが理解できない状態で行動に移した!
 火蓮と云う人物も狂人の類いなのだろうか!)

出鱈目にも程がある!(`・ω・´)

829 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/30(火) 10:04:42.75 .net
おばさん(火蓮の未来の姿)
火蓮  (おばさんの過去の姿)
俊行  (冴えない男。火蓮が関わることで世界を救う)

おそらく作者の頭の中では、このような人物として認識されているのだろう!
しかし、その部分が文中に書かれていなければ分かるはずもない!
分かったとしてもそれは読者の頭に頼った結果なので文章評価としては必然的に厳しくなる!

ワイの考え!(`・ω・´)

830 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 10:09:57.96 .net
時制がおかしいって、そりゃおまえがおかしいわ。何のための改行だよ?
改行っていうのはそういうこと。切り替えだ。

過去を振り返る感じで、導入。
導入つまり入り込んだら過去の話でも今それが進行しているように読む。
ようはお笑いのコントやなんかと同じだ。暗黙の了解。

てかアホが調子に乗ってんじゃねえぞこのハゲ。

831 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 10:24:35.47 .net
まあまあ落ち着いて
「金持ち仕事せず」と言うではありませんか。

832 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/30(火) 10:28:56.68 .net
>>814
>俊行は生返事を返した。
>おばさんが火蓮の隣に歩いてきた。そして、どすの利いた声で話しかける。
(おばさんと火蓮は別のところで俊行を見ているのだろう!)

>俊行は生返事を返した。

>おばさんが火蓮の隣に歩いてきた。そして、どすの利いた声で話しかける。
(このようにすれば立ち位置の違いを感じさせることはできる!
 出だしの地の文が時制を意識して書かれていないので
 妙な混ざり具合になっているのは否めないが!)

拙いことに変わりはない!(`・ω・´)

833 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/30(火) 10:31:51.88 .net
>>814
>「おれはおまえみたいに大学で『エミール』とか読んでいる男は嫌いなんだ。あっちいてちょうだい」
>「ああ」
> 男に小突かれて、俊行は本を持ったまま遠ざかった。
(ここが妙な時制の変わり目かもしれない!)

仕事に戻るか!(`・ω・´)ノシ

834 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 10:34:32.46 .net
記憶はいつも伝えたい事だけ伝えようとするから何も伝わらないという

835 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 10:46:31.25 .net
完了と過去の区別すらできてねえのに時制とか言っちゃってるのか

836 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 10:54:25.78 .net
罵倒みたいなもんだけすんのはやめとけ。
ちゃんと理由やら具体的な指摘をしてからだ。じゃないと建設的じゃないからな。お互いに。

837 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 10:57:55.82 .net


838 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/06/30(火) 11:03:18.81 .net
ここで>>814の総括!

> 俊行はむかしある時、世界人類が幸せであるようにと思ったのだった。
>そして、それについて自分が何をするべきか考えて、とりあえず、できるかぎり勉強をすることにしたのだった。
>俊行は「真面目かよ」といってまわりに嫌がられ、からかわれた。
>「はあ、意識たけえなあ」とかいわれていた。でも、全然、みんなは仲良くしてくれなかった。
(ここまでは過去の回想!)

>「おれはおまえみたいに大学で『エミール』とか読んでいる男は嫌いなんだ。あっちいてちょうだい」
>「ああ」
> 男に小突かれて、俊行は本を持ったまま遠ざかった。
>「おまえ、人生で一度も嘘をついたことないのか。人生で一度も犯罪を犯したことないのか。
>自動車に乗る時、本当は眼鏡をかけないといけないんだろ。でもかけてないんだろ。
>おまえのいうことなんて聞かねえ」
>「ああ」
> 俊行は生返事を返した。
(この部分は過去のリアルタイムの話!)

> おばさんが火蓮の隣に歩いてきた〜
(二人と俊行の立ち位置が違うので改行した方がよい!)

書き方が拙いの一言に尽きる!(`・ω・´)

839 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 11:06:44.91 .net
言文一致の弊害ですわこれ

840 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 11:33:45.62 .net
『(蛾)』

何処から入り込んだのか、掛け時計の真下、1匹の蛾がとまっていて、もう何日もじっとしていた。もともと虫は好きではない。追い払いたいのはやまやまだったが、窓の小さな部屋だから上手く出て行ってくれるとは限らないし、
下手に飛び回られても不愉快と思って、そのままにしておいた。子どもの拳ほどの大きさで、ベージュ地に斑模様の羽を時々、布団でも敷き直すかのようにふわっとさせる以外は、触覚一本微動だにしない。
不思議なもので、こちらに害が無いと分かると途端に愛着が湧いてきた。
原稿の合間、ちらりと視線をやっては、まだそこにいることに一人満足する。天気の良い日の夕暮れ前などには、肉厚の体が射し込む西日に長く影を引くのが日時計のようで、孤独な姿に愛おしさが増すのだった。
「あれね、ずっといるんだ。動かないんだよ」
と自宅を訪れた友人に教えても、何故蛾なんか自慢するんだろうというふうに「ふうん」と受け流して、興味を持つこともない。
しかし私にはそれが逆に嬉しく、この部屋に来たのももしかしたら、内気な害虫が皆にその姿を見られるのを嫌って逃げ込んできたのではと可愛く思った。

841 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 11:35:05.40 .net
(続き)

筆の進まぬ日が、一週間ほど続いた。珍しいことではないが、やはり気持ちは焦る。気分転換に外を歩いても、どうも妙案は出そうにない。にっちもさっちもいかなくなって部屋を右往左往していると、壁の斑模様と目が合った。
自分も、羽を休める時期なのかもしれないな……。
ふと思い、詭弁だな、と一人笑った。人と蛾は違う。なんだか諦めがついて原稿に向かい、見切り発車でとりあえず書き始めると、ふとした場面で物語がうまく繋がる予感がした。
「はい、では今回の分、確かに預かりました」
原稿を取りに来た担当の方の言葉にホッとして、肩の力がようやく抜けた。礼の意味を込めて時計の下に目をやると、私につられた担当の方がそいつを見つけて、おや、という風に、
「随分大きな蝶々がいますね」
というので、吃驚して、
「え、蛾じゃないんですか」
と訊くと、ジャノメという種類の蝶々なのだと教えてくれた。触覚の先の丸いものは蝶々とか、蛾は羽を開いてとまるのだとか思い出すように言う。
「僕のところでは、ジャノメは金の入る予兆だなんて言われています。縁起が良い生き物ですね」
と笑うが、私の方は騙されたようで面白くなく、いやいや、部屋に虫がいるなんて汚いですから、と言い近づいて手を振ると、驚いたジャノメはひらひらと宙を飛び、丁度開いていた窓から出て行く。私は窓をぴしゃりと閉めて、ジャノメの行く先を見送ることもしなかった。

842 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 11:37:13.36 .net
1段落が長くて変なところで改行したりしたので、スペースの空いてないところがいくつかありますが、そこは前の文と同じ段落で繋がっているものとしてお読み下さい。

843 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 12:39:42.94 .net
>>840
思わずコメント、面白かった。

以下、些細な事ですが、気になったとこ。
「自分も、羽を〜」の一文が少し浮いて見えた。
一週間、水でも無ければ蝶は乾いて死ぬんじゃない?

844 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 13:16:10.67 .net
>>843
コメントありがとうございます。
やはりそこだけ、ちょっと浮いていますか。もともとは『……』の部分はダッシュだったのですが、スマホで打ち直す際にダッシュをどう打ち込めばいいのかよく分からず三点リーダーにしたので、その影響もあるかもしれません。
蝶は飲まず食わずで越冬するものもいるそうなので、ジャノメがどうかは知りませんがまぁ創作だしいいかな…と。個人的な経験ですが、二週間ほどずっと同じ場にとどまっていた蛾を見たことはあります。

845 :記憶喪失した男:2015/06/30(火) 13:23:01.73 .net
>>828 うん? 伝わらないのか?
むかしある時は、次の一行にしかかかってないよ。

おばさんは未来の火蓮とは全然別の人物だよ。

まあ、評価ありがと。

846 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 14:56:18.61 .net
前半部分がいい。
観察から考察へ、考察から思い入れへと移っていくのを自然に書いていて上手い。


微動だにしない
詭弁

あとはこの二語の使い方だけ再考したほうが

847 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 16:41:37.26 .net
>>840
面白かったです。
ちょっと引っかかったのは文章と関係ない部分ですが
動かないという事ならジャノメチョウよりスズメガみたいなのにした方がしっくり来るかなと。
あくまで個人的な見解ですが。

848 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 17:46:03.98 .net
『蛾と我』(1/2)

 どこから入り込んだのか。ふと見上げた掛け時計の真下に一匹の蛾がとまっていて、も
う何日もそこにじっとしていた。もとより虫は好きではない。追い払いたいのはやまやま
だが部屋の小さな窓からうまく出て行ってくれるとは限らないし、下手に飛び回られても
それこそ不愉快極まりない。そのままにしておいた。
 おそるおそる近づき、よくよく観察してみると、幼い子どもの握り拳大で、ベージュ地
に斑模様の羽をふわふわと布団でも敷き直すかのように揺らす以外は微動だにしない。ま
あ不思議なもので、自分に害がないとわかると俄に愛着も湧いてくる。
 筆を執る合間にちらりと視線をやってはそこにいることにひとり満足する。天気のよい
日暮どきには、部屋の中まで低く射し込む西日に照らされて、まるで日時計のように長く
やわらかい影を引く。その寂しげな影にそこはかとないせつなさが増す。
 「あれね、ずっといるんだ。あそこに。動かないんだよ。」と訪れた友人に教える。
「ふうん。」とさして興味をもたないことにいささか腹を立てる。なにゆえ蛾なんかに、
と我ながら可笑しくもなるが、妻や恋人を紹介しても無視されるようなものであろうか。

849 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 17:46:40.17 .net
『蛾と我』(2/2)

 原稿の進まぬ日が一週間ほど続いた。珍しいことではないがやはり気が急いてくる。い
つものように近所をほっつき回ってもどうにも妙案が出てきそうにない。にっちもさっち
もいかなくなって頭をかきむしりながら部屋のなかでのたうち回る。万策尽きて、大の字
に仰向けになる。と、壁の斑模様と目が合った。おれも羽を休める時なのかもしれない
な……。
 「はい、では今回のぶん、たしかにお預かり致しました。」
 原稿を取りに来た担当の言葉にほっとして、やっと肩の力が抜けた。感謝の意を込めて
掛け時計の下に目をやると、つられて見た編集者が、
 「おや。ずいぶんと大きな蝶々がいますね……。」
 「え! あれ、蛾ではないのですか?」
 「たしかジャノメとかいう種類の蝶々だと思いますよ。蛇の目に見えますでしょ。僕の
ところではジャノメは金の入る予兆だなんて言われています。縁起がいいですねぇ。」
 と笑っていたが、私としてはなにかすっかり騙されていた気分で面白くなく、
 「いやはや、部屋の中に虫がいるなんて汚いですから。」と立ちあがって壁に近づき手
を振った。
 ジャノメは驚いたように羽をひらひらとさせちょうど開いていた窓から出て行った。私
は窓をぴしゃりと閉め、ジャノメの行く先を見送ることもしなかった。

850 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 20:08:13.28 .net
どこかで読んだ気がする

851 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 20:37:18.39 .net
読みやすくて面白かったけど、なんかものすごく古い。
古い作風をイメージした作文なら問題ないが、全てこの感じならもっとトレーニングしたほうがいい。

担当のひと言による急な心変わり。落とす展開としては素晴らしいが、その展開自体が古臭い昭和な感じ。

852 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 22:09:11.53 .net
みなさんいろいろためになる意見ありがとうございます。大学の課題として出すつもりが、他に良いのができてしまい、ポメラの中にデータとしてしまっとくのも勿体無いと思ってここに書かせて頂きました。

>>846
そこ! ちょっと言葉の使い方に迷った部分です。やっぱりおかしく感じられるのでしょうか…


>>847
コメントありがとうございます。
正直に言うと、僕は虫については全くのノー知識なので、ネットで蝶を調べて『蛾っぽく見える蝶』を探して、今回初めてジャノメという蝶を知りました。なので、そこに関しての粗は詳しい方からみたら目立つのでしょう……。横着する悪い癖です。

>>851
僕は普段森絵都さんと重松清さんの中間みたいな文体(どんなだ)と言われるので、今回は趣向を変えてワザと昔っぽくしています。昭和っぽさを感じて頂けたならむしろ幸いです。
ただ、「○○っぽさ」を意識したためにオリジナリティーは薄く、それ故に>>850さんの仰るような既視感が生じてしまったのかもしれないというのは、反省すべき点かもしれません。

853 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 22:09:45.74 .net
みなさんいろいろためになる意見ありがとうございます。大学の課題として出すつもりが、他に良いのができてしまい、ポメラの中にデータとしてしまっとくのも勿体無いと思ってここに書かせて頂きました。

>>846
そこ! ちょっと言葉の使い方に迷った部分です。やっぱりおかしく感じられるのでしょうか…


>>847
コメントありがとうございます。
正直に言うと、僕は虫については全くのノー知識なので、ネットで蝶を調べて『蛾っぽく見える蝶』を探して、今回初めてジャノメという蝶を知りました。なので、そこに関しての粗は詳しい方からみたら目立つのでしょう……。横着する悪い癖です。

>>851
僕は普段森絵都さんと重松清さんの中間みたいな文体(どんなだ)と言われるので、今回は趣向を変えてワザと昔っぽくしています。昭和っぽさを感じて頂けたならむしろ幸いです。
ただ、「○○っぽさ」を意識したためにオリジナリティーは薄く、それ故に>>850さんの仰るような既視感が生じてしまったのかもしれないというのは、反省すべき点かもしれません。

854 :名無し物書き@推敲中?:2015/06/30(火) 22:10:59.14 .net
ああ! 二回書き込んじゃいました。
別に大切なことではないので、読み飛ばして下さい。すみません……

855 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/01(水) 05:40:56.99 .net
>>840-841
一人称の言葉で書かれているのもあって文章としては少し拙い部分がある!
主人公の心情と重ねて展開される部分には無理がない! 読者を納得させるだけの筆力が感じられた!
文章の意味の重複には気を付けた方がよい! 不用意な「〜も」の使用を控える!

三人称の文章を読んでみたいと思った75点!(`・ω・´) 漢数字がほとんどなので蛾は一匹とした方がよい!

856 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/01(水) 06:23:28.73 .net
通りすがりの者の横レスですが、
「一人称の言葉」とはどういった意味ですか

857 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/01(水) 07:14:32.81 .net
文体が一人称!
一人称の文章!
一人称の言葉!

各々の頭の中で変換すればよい!(`・ω・´)

858 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/01(水) 07:30:01.98 .net
ほーなるほどー

859 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/01(水) 10:39:56.42 .net
>>855
評価ありがとうございます。朝早いんですね。
>>1の基準を見るに、とりあえず小説として成り立っていると考えて大丈夫なのでしょうか。
ご指摘ですが、ひとつだけ、「〜も」の使用を控えるとはどのような意味があるのでしょうか? 詳しく教えて頂けたら嬉しいです。

また、丁度良い長さの超短編ができたらここで書かせて頂くかもしれないです。ありがとうございました。

860 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/01(水) 11:11:51.00 .net
文中に「〜も」の表現が多いと思った!
>と自宅を訪れた友人に教えても、何故蛾なんか自慢するんだろうというふうに「ふうん」と受け流して、興味を持つこともない。
(一文を抜きでしてみた! 教えても、持つことも、と目に付く!)

>しかし私にはそれが逆に嬉しく、この部屋に来たのももしかしたら、内気な害虫が皆にその姿を見られるのを嫌って逃げ込んできたのではと可愛く思った。
(来たのももしかしたら、と「も」が続いて見た目で引っ掛かる!)

>どうも妙案は出そうにない。にっちもさっちもいかなくなって〜
(どうも、にっちもさっちも、は種類は違うが「も」が続く!)

>私は窓をぴしゃりと閉めて、ジャノメの行く先を見送ることもしなかった。
(見送ることも、とある!)

問題があるとは言えない! 意識しないで読んで気が付いた!
「〜も」と云う表現が多い文章だと! 長い話になれば、その傾向は顕著に表れるのではないだろうか!
文章の見た目を気にして書く! 読者を強く意識することで何かが変わるかもしれない!

ワイの考え!(`・ω・´)

861 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/01(水) 11:27:49.64 .net
抜き出して、であった!(`・ω・´)

862 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/01(水) 11:44:15.20 .net
誤字脱字、しっかり点検してから書き込もう。たとえここが便所の落書きだとしてもだ。
読者の目を強く意識しているのであればなお更な。

863 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/01(水) 11:55:08.25 .net
>>860
なるほど! 文章の見てくれが悪いと読む際ノイズになりかねませんからね、腑に落ちました。詳しい説明ありがとうございます。

864 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/01(水) 17:47:52.40 .net
ハゲは毛という文字に過剰反応するからな

865 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/01(水) 19:56:35.41 .net
ハゲー

ゲハーッ

866 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 00:53:15.10 .net
『雑草魂』

 独り住まいのわたくしの家の庭には小さな菜園がありまして、長らく雑草が生えるままにしていたのですが、毎度のことながらふと気まぐれを起こしまして、何かを植えようと思って今朝から草を抜いておりました。
 しかし梅雨時の土の中にはすでに根が縦横無尽に広がっておりまして、今日のように天気のよい日にはたっぷりと陽の恵みを受けてすぐに雑草が生えてきます。まるで抜いているそばから伸びているようでもあります。
 土から根を完全に取り除くにはどうしたらいいでしょうか? バケツに水を張り、土を入れて攪拌し、しばらく待つと土は沈み、根は浮く、あるいは上のほうにくるのではないか。と、考えたのですが、はてさて実際にそうなるものでしょうか?
 あるいはバーナーのようなもので土をあぶると、根だけが焼けるかもしれませんね。しかしバーナーなんてものはうちにはないし、わたくしのような老骨に鞭を打って動き回るよぼよぼの年寄りには少々危険ですので、それは控えておきましょう。
 ところで昼過ぎに過日より注文しておりました岩波哲学思想事典が届きまして、さっそく中をぱらぱらと読んでみましたが、言葉を精確に扱うことにかけては限りない情熱をもった人達が書いた文章なので、読んでいてまことに気持ちがいい。
 心の奥底のもっとも深い淵において響く声というのは、通常の言葉ではありません。静謐な言論空間において一つの問いを投げかけたときに跳ね返ってくる正しい軌跡というものが感じられます。その正確さと強さとが精確な言葉の正体と考えております。
 文章や言葉が自ら語り出すわけではありません。しかしこちら側の問いかけに応答してまるで語っているようでもあります。そのつど文章や言葉に強い生命力を感じ取り、共鳴してはわたくしのこの命も生命力に満たされております。

867 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 01:02:27.30 .net
>>862
アホか。点検などしなくてもいいくらい推敲するのが常識だ。
だが時間をかけるなよ。瞬時にやれ。
てか、誤字脱字? んなもん見つけるのは下僕の仕事だ。てめえは下僕志望か? だったらケツの穴なめてろ。

868 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 01:16:04.22 .net
てめえのケツも拭けない馬鹿は下僕にケツの穴を舐めて貰うらしい。
ついでにひり出したその臭え糞でも食わせとけよ。

869 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 01:49:29.30 .net
このスレうんこ臭いな

870 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/02(木) 06:52:13.73 .net
>>866
独特な感性と古さを感じる……(`・ω・´)……例の危険物なのだろうか!

871 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 08:23:33.19 .net
>>870
マジレスするスレ

872 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 08:54:30.47 .net
75点なんて久しぶりに見た気がするな

873 :sage:2015/07/02(木) 09:54:21.14 .net
でも見る限りこのスレは中高生の作品が殆どだろうから、大学生が書きゃこんくらいの点は出るんじゃないのか
知らんけど

874 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 09:56:09.07 .net
うわあsageミスっとるわ
申し訳ない

875 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 10:55:36.12 .net
気にするな。
意気揚々書き込んだレスの中身もミスっている。

876 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 12:32:55.77 .net
自分にとって、嫌いなワナビとソレ以外とを線引きする基準って何だろう?って考えてみた
取り敢えず、俺は小説に関しては常に「自分の文章力がワナビとして小説を描いても良い最低限のレベル」だと思ってるので、
自分より少しでも文章の下手なワナビは好き嫌い以前にまずワナビとして認識できない
だからきっと俺の基準は文章だろうと思ってて、悪いけど、ここの人はワナビとして認識できない

877 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 12:48:52.30 .net
だったら気にするな。考える必要はない。
文章力など義務教育を卒業していれば基準点に達している。あとは好みの問題。
自信がないから、他人から認めてもらおう、褒めてもらおう、と考える。
これは日本人の特徴。
だから日本以外の世界中の人々はそんなことを考えずに好き勝手に出版をする。
気にするとしたら、自分の本がどれくらい売れるかどうかだ。
だからおまえも気にするな。
今後自分の出版した本がどれくらい需要があるものになるのだのだろうか、
それだけを考えて今を生きろ。

878 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 12:53:41.29 .net
目から鱗のレスありがとう
自信がないから他人に認めてもらいたい、はまさにその通り
自分に自信があればそんなことは考えない、需要があるかないかだけ、はまさにその通り
今日は俺の人生のターニングポイントかもしれない
本当にありがとう

879 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 12:54:57.00 .net
サイコロを一度しか降れなければ
一の目が出る確率は
その目がでるか出ないかの二分の一である

たくさんの回数を降れてこそ
さいころのそれぞれの出る目は六分の一なのである

だとするならば
どうして人はこれほどまでにたくさんの可能性を未来に見るのであろうか

人はある瞬間を一度しか生きられない
ある場面である判断を下せるのは人生においてただ一度である
人生は様々なサイコロをただ一度だけ降る行為を繰り返すことの積み重ねである

だとするならば
そこに可能性を見ることなど馬鹿げた事なのだ

無限の可能性などない
この世に迷う事などない
あなたはただ
出来る事を力の限りにすれば良いのである

880 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 12:57:18.99 .net
>>879
>サイコロを一度しか降れなければ
>一の目が出る確率は
>その目がでるか出ないかの二分の一である

いや。違う。
それは「確率」ではない。

881 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 13:00:18.20 .net
>>879
>人生は様々なサイコロをただ一度だけ降る行為を繰り返すことの積み重ねである

いや。違う。
それは「価値観」であり、サイコロとは関係なく幸せになれるのが「人生」である。

882 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 13:03:14.84 .net
>>879
>出来る事を力の限りにすれば良いのである

いや。違う。
何もしなくてもよい。ただ生きてるだけでも許される。多くの命あるものはみなそうして生きている。
何か役に立つことをしなければならないというのは上から目線の傲慢。奴隷を必要とする支配者の価値観。

883 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 14:26:31.93 .net
>>879
サイコロの重心を解析してみないとわかんないよ

884 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 17:40:45.48 .net
>>879
目から鱗だわ

885 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 17:48:54.29 .net
そもそもサイコロは「振る」ものだ
877がいい事言った後だけに残念

886 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 17:50:48.38 .net
俺もそうだが、おっさんになるともう作品つくりたい欲求より、
説教したい、論ぶちたい、自分語りしたいという欲求のほうが強くなってくるんだな
変質というべきか。
創作意欲の酸化だな。残念なことだな。

887 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 17:59:21.98 .net
>>885
自画自賛w

888 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 18:28:14.29 .net
>>886
>説教したい、論ぶちたい、自分語りしたいという欲求のほうが強くなってくるんだな

ただの中二病だろ。

889 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 18:51:20.08 .net
>>879
ワイはこれが良い言葉だって言うよ

890 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 19:08:53.13 .net
読者を勇気づける言葉としては素敵

891 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 19:55:53.56 .net
ワイ杯マダー?

892 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 20:27:57.47 .net
>>879 

893 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 20:31:50.51 .net
おれはようやく自分語りの私小説みたいの書かなくなったんだけど、ひとそれぞれなのか

894 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 20:49:32.41 .net
『神はサイコロを振らない』

 もしサイコロを一度しか振ることができないとするならば、自身の願う目が出るという結果は、つまるところ、その目が出るか出ないか、の二つに一つである。
 手にしたサイコロをたくさん振るチャンスに恵まれていてこそ、それぞれの目の出る確率が六分の一なのだと悠長に事を構えて気楽にものもいえよう。ようするに、我々はこの時代の恵まれた環境の中にいて、もはやサイコロを転がすこと自体に、ただ興じているのである。
 だとするならば、どうして人はこれほどまでにサイコロの可能性に未来を託すのであろうか。我々はこの瞬間をこの一度しか生きられない。ある場面で一つの判断を下せるのはただの一度きりである。そのとき君はサイコロを手にし、サイコロの出目に一喜一憂したいのか。
 サイコロの出目によってこの上ない満足を獲得した者は、生涯サイコロを振ることに人生を賭ける。その人生はサイコロを振る行為の繰り返しであり、その積み重ねである。ならば元来そこに可能性を見出すことなど馬鹿げたことなのだ。
 無限の可能性とは、サイコロの転がりのなかに見出すべきものではない。我々一人ひとりのなかにひそんでいるものなのだ。サイコロを捨てよ、町へ出よう。他人に任せていい迷いごとなどこの世にはない。君は心のままに進むべきである。
 もしサイコロを捨て去ったとしても、自身の願う結果は、つまるところ、うまくいった、うまくいかなかったけど悔いはない、の二つに一つである。

895 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 20:51:40.78 .net
人間にとって成功とはいったいなんだろう。
結局のところ、
自分の夢に向かって
自分がどれだけ挑んだか、
努力したかどうか、
ではないだろうか。

896 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 20:52:29.29 .net
わい杯はもういらないんじゃない。
ワイの能力的に限界だと思うよ
とか言うと意地になってやりそうだけど

897 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 20:57:42.09 .net
>>895
成功うんぬんを気にしているうちは人生心から楽しめないよ。
苦行だ。
いい小説も書けない。

898 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 21:15:52.75 .net
>>895
名言

899 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 21:35:56.17 .net
いい言葉だね

900 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/02(木) 23:40:41.77 .net
ラーメン店員のTシャツに書いてあるねそういうの

901 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/03(金) 01:48:21.44 .net
ワイが考える創作の上達法!

@ 毎日、書き続ける! 書くと云う癖を付ける!
A 何にでも興味を持つ! 見聞を広める!
B 色々な話を書く! 好きな話ばかりだと視野が狭くなる!
  使う漢字も限られ、使わない漢字を忘れてしまう! 語彙が少なくなる!

基礎を学んだ上で上記のことを行えば上達を望めるだろう!(`・ω・´)

902 :記憶喪失した男:2015/07/03(金) 05:41:32.81 .net
新作だ。評価してくれ。

あまてらす水妖記
http://ncode.Syosetu.com/n2796ct/

903 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 08:01:14.24 .net
>>902
これまた良い作品じゃない
前のよりずっと良いよ
あんた優秀ね

904 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 08:23:04.78 .net
記憶さんの小説はいつも、なんていうか、あらすじを読まされているような気分になる。やってることはなんとなくわかる。したいことも分からなくはない。でも、そこに物語的な面白さが伴っていない。
もしも、読者に面白いと思われるような小説を目指しているならば、もっと、演出という観点から自分の作品を見た方が良いかもしれない。
いくつか作品を見るに、設定を作るセンスは壊滅的といったわけではなさそう。面白くなりそうな設定もいくつか見られる。
でも、自分の作品の何処が面白いのかと問われたとき、「設定が面白い」以上に言えることがないのではないか、とも思う。
小説に限らず、エンタメというジャンルに属する作品には、同様に設定が凝っているものが多いが、設定それのみで戦えているものというのは、少ないように思える。
名作と呼ばれるものには必ず他に何か、設定意外の魅力が存在するはず。

例えば、主人公がピンチになる小説なら、読者に「主人公に幸せになってほしい!」と思わせるような演出が欲しい。
テレビで死亡事故のニュースを見ても、大抵の人は心を痛めたりはしないのと同じで、人というのは他人の幸福や不幸には無関心なものなのだから、まず物語に入り込ませるためには、主人公を好きに(あるいは嫌いに)させる必要がある。
そのための文章というのは、一見無駄な文のように思えて、作品全体の魅力を支える大事な一文だったりする。

ちょっと、今のままだと、多くの読者は最後まで作品を読む前にやめてしまうのではないかと思う。面白い小説というのは、最後まで読まなくても面白い。
序盤、中盤が面白いから、結果的に最後まで読んでもらえるというだけの話。考えた面白い設定を最後まで読みきってもらうための、設定以外の魅力をどう出していったら良いのか、ということを考えていったほうがいいかもしれない。

905 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 08:26:31.74 .net
なげえよカス
こういう文章をまとめる能力のない奴の評価はあてにならん

906 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 08:41:07.22 .net
よく出来た作品への批評というのは、突っ込む点が少ないから必然的に短くなる。
基本が出来てない文章には、基本事項から説明しなくてはいけないから、内容は細かくなり、書くことは多くなる。それだけの話。

907 :記憶喪失した男:2015/07/03(金) 08:46:44.51 .net
第七章、知恵の実と風神雷神を追加した。

908 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/03(金) 08:48:40.64 .net
>>902
急な仕事で今日は忙しい!
明日の朝までには評価を終えたいと思う!

今から出掛ける!(`・ω・´)

909 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 08:49:51.38 .net
>>906
要点をまとめる能力がないんだよ、バカ

910 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/03(金) 08:51:50.73 .net
>>907
完結まで待つ?(`・ω・´)

911 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 08:54:55.99 .net
>>909
違うな。読ませる工夫をしていないだけ。

912 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 09:00:30.73 .net
>>909
要点を言うだけでは伝わらないだろうな、というような相手は存在する。そういう相手には分かりやすく説明しなくてはならない。文章を変に短くして、肝心の伝えたい相手に伝わらない内容では意味がない。
ちなみに、>>906にも同様のことを書いている。あなたも要点を言うだけでは理解が出来ない人種のようだ。だからこのレスが必要になった。

913 :記憶喪失した男:2015/07/03(金) 09:02:52.34 .net
うんこ!ちんこ!まんこ!
うんこ!ちんこ!まんこ!
うんこ!ちんこ!まんこ!
セックス!おっぱい!

914 :記憶喪失した男:2015/07/03(金) 09:03:45.27 .net
>>910
いや、もう完結。
あとは、資料で民俗学の「蛇」吉野裕子が今日、届くから、それ読んでから。
また書き直すかもしれないけど、当分先。

915 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 09:25:12.02 .net
記憶なんてバレバレの自演しまくりなヤツなんだから、そんな真剣にコメントしてやる必要ないでしょ。
まだ高校生っぽいし、定期的に書き続けていけばいつか読める文章にはなるんじゃない? これで5年も6年も書いてるってんならアレだが

916 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 09:58:06.93 .net
5年6年どころじゃない。
記憶は四十過ぎのおっさんだぞ。

917 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 10:04:26.60 .net
>>909
ほんとそれな
現役でけっこう有名な作家から感想貰ったことあるんだけど
出来るやつはたった一言で済ませるからな
しかもかなり鋭い上に、どこかで聞いたようなアドバイスじゃなくて
適切なアドバイスをくれる
べらべら長い感想を書いておきながら反論されたらぶちギレるやつとかいるけど
あれ絶対おかしいよな
納得出来ない批評にキレるのは当然
それを甘んじて受け入れろみたいな風潮はクソ

918 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 10:12:19.63 .net
>>916
マジかよ 救いようがないな

919 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 11:04:05.10 .net
このスレに投稿するやつらの平均年齢ってどんくらいなんだろうな

920 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 11:22:27.25 .net
中島は47歳。

921 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 11:35:31.14 .net
2014年の日本人の平均年齢は45歳くらいだそうです。

922 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 12:47:55.97 .net
記憶は自演してないから

923 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 12:49:52.16 .net
自演してるのは中島だろw

924 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 14:34:34.93 .net
>>922
記憶が自演してるかどうかなんて記憶にしか分からんことなんだから、そういう風に断言して擁護してる時点で正体がバレるぞ

925 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 15:16:14.69 .net
バレたかw

926 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 18:43:05.01 .net
記憶さんも嫉妬されて大変だな

927 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 19:01:30.74 .net
それが人気者の宿命だよ。

928 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 19:42:35.21 .net
906はよく分かった。それに主張にたがわず面白く書けてるな
でもそれより面白いのが、火がついたように要点要点騒ぎだした人。
皮肉じゃなくて本当に興味あるわ。彼にとって要点とは何なのか知りたい
きっとユニーク

929 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 19:52:57.41 .net
ついでに。
記憶って人の作品は、文章力とかを酷評してもしょうがない系だな。
彼が持ってるのは創作者のパワーじゃなくてSF哲学等のマニアのパワーだから、
その知識をどう編集したかという部分で、同好の士はコメントしてあげるのが正解だろう

930 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 19:58:22.73 .net
うせろハゲ

931 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 20:04:08.49 .net
>>928
それすら記憶の自演なんだぜ

932 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 20:06:28.71 .net
だから自演は中島だって。

933 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 20:11:07.75 .net
ナカジマって誰だよ

934 :928 ◆PZyoSXg0ca4s :2015/07/03(金) 20:25:17.94 .net
906じゃなくて904だった長いやつ。906も納得できる。

最近このスレは色々見逃せない。

もう見れないと思っていたブルー氏のあの文、ワイの対応
コピペ荒らしの ちのうはん っぷりとrock
そんな中75点
定期出現の「ワナビ」コンプレックスマン
説教おじさん、説教おじさんその2、その性能差
要点マンは今夜に期待

935 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/03(金) 21:51:00.08 .net
『せんせい、あのね』

 記憶さんの小説は、なんていうかね、いつもあらすじを読まされているような気分になるよね。やってることは、まあ、なんとなくわかるんだけどもね。あと、したいことも、わからなくはない。でも、物語的な面白さがぜんぜん体感できないよね。
 もし読者に感動を与えるような小説を目指しているのなら、もっと「演出」という観点から、自分の作品づくりというものを見直したほうがよいかもしれないね。
 これまでに記憶さんの小説を何点か読ませてもらったけど、世界観を構築するセンスはいいものをもっているよね。だからイメージが膨らむような設定がいくつか散見できる。でも、ただそれだけだよね。
 小説に限らず、エンタメというジャンルに属するストーリー作品には、やはり凝った設定のものが多いけれども、設定それのみで読者を惹きつけているってことはないよね。設定以外のほかに何かないと、設定が消化不良を起こして、逆に嫌悪感を抱かせるかもね。
 たとえば主人公がピンチになるプロットを立てたのなら読者を必ず、「逆境に負けず、がんばれ!」と思わず応援したくなるような気分にさせないとね。
 ニュースを見聞きしただけでは大抵の人は親身になって心を痛めたりはしないよね。どんな事件もしょせん他人事にすぎないからね。読者を物語の中に入り込ませるためには、主人公をもっと身近に感じさせる必要があるよね。
 また一見無駄な文章のように思えても、そういったことのために健筆をふるうのは、決して無駄ではないよね。でも、面白い小説というのは、最後まで読まなくても面白い。つまり、無駄な文章も面白くなければならないんだよね。
 出過ぎたことをいうようだけどもね、設定以外の魅力をどう出していったらよいか、ということを考えて、記憶さんには、自分の作品づくりに邁進してもらいたいよね。

936 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/04(土) 00:08:17.41 .net
>>901
不躾無礼は承知ですがどうしても聞きたいので駄目元で

「書く」基準は時間ですか?文字数ですか?
「(量は問わず)一定時間かける」と「(時間は問わず)一定量書く」ならどちらを選ぶべきですか?
(己が満足行くまで、という選択肢はあえてナシとして)

937 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/04(土) 07:11:03.32 .net
>>902
内容に何も疑問を持たずに読めば読める!
執拗な重複は本作の味であると言えなくもない!

前回よりは読み物として受け入れられる68点!(`・ω・´)

938 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/04(土) 07:26:19.24 .net
>>936
どちらでもない!
毎日書くと云う行為が既にかなり高いハードルになっている!
最初は誰でもアマチュア! 公募先に締め切りはあるが守らなくてもペナルティはない!
そのせいで何かに託けて怠けてしまうことが多々ある!

今日は残業で疲れたから書くのは明日以降にしよう、とか!
今月の公募の締め切りに間に合わないから来年に出そう、とか!
そのような自身への言い訳が増える程に書けなくなる!

僅かな文字数でも毎日書くことが大切!
プロになれば厳しい締め切りが決められ、書けないでは済まされない!
毎日書くと云う行為には甘えを払拭する意味も含まれている!

ワイの考え!(`・ω・´) 趣味で書いている者には当て嵌まらない話だが!

939 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/04(土) 16:14:13.05 .net
ほら、ワイがつまらんレスを書いたせいでスレか止まった

940 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/04(土) 16:19:54.12 .net
こそこそロムってネットストーキング、これが中島の手口。

941 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/04(土) 18:48:53.77 .net
記憶は独特な世界観あるよ
これは努力して得られるものではないから才能と言ってもいい
ワイより可能性は感じる

942 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/04(土) 19:10:01.13 .net
めったなことでは人を認めないあの>>941がそこまで言うなんて
埴谷雄高の再来か?

943 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/04(土) 20:04:08.45 .net
>>938
ありがとうございました
習慣レベルで刷り込めという話だと理解しておきます

944 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/04(土) 21:11:06.78 .net
>>941でやめときゃいいのに>>942みたいなことするから自演臭が酷くなる

945 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/04(土) 22:48:19.68 .net
うわ、やばいっすね

946 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/05(日) 04:16:08.15 .net
昼寝しちゃって眠くならないので掌編一本
文章と話の流れとか誰でもいいんで批評くだせぇ



 母が死んだ。そう連絡を受けたのは金曜日の夜だった。
 その日は講義で出されたレポートの課題に追われていたのを覚えている。レポートの事で頭がいっぱいで、女友達との食事の約束を忘れてしまい電話で散々文句を言われた後だったから。
 電話がかかってきた時は最初、彼女からまた文句を言われるものだと思っていた。しかし電話の向こうの声は知らない男のもので、心臓の持病が悪化したことによる急死、と知らされた事実は彼女の文句なんかよりよっぽど辛いものだった。
 その日のうちに俺は電車を乗り継いで実家に帰った。到着する頃にはすでに日を跨いでいて、久々に見た実家は少しくすんで見えた。
 
 母が死んでいるのを見つけたのはご近所の人だったらしい。繋がらない電話を不審に思って家まで様子を見に行ってくれたのだと母の妹に当たる叔母さんが教えてくれた。
 この叔母さんは母子家庭だった俺と母を何かと目をかけてくれていた。叔母さんは俺が到着する前には既に母の元にいて、茫然自失だった上に葬式の事など何も知らない俺を随分と助けてくれた。
 叔母さんの助けもあって葬式は恙無く行われ、数日後には何をするでもない時間ができた。少しの間実家で過ごすという連絡を大学と数人の知人に済ませると、途端に時間が長く感じられるようになってしまった。
 いつも食事をしていた実家のテーブルの前に座ると、不思議な感覚に体を包まれる。母が死んだ事は理解出来ている。でも母と過ごした実家にいると今と昔のずれが、そのまま思考と体のずれになっているように力が入らなかった。

947 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/05(日) 04:17:26.84 .net
 コンビニで買って来た弁当を一人で食べきったあと、テレビを付けた。旧式のテレビは酷く映りが悪かった。
 10分もしないうちにテレビを消すと、母が何年も使っていた机の引き出しを開け始めた。やる事がなくなったら遺品の整理でもしなさい、と叔母さんから言われた事を思い出したからだ。
 特に何かを取り出すでもなく上から順に引き出しを開けていく。中には万年筆や裁縫道具、チラシの裏に書かれたメモなどが入っていた。無造作に引き出しを開けたり閉めたりしていた手が、一番下の引き出しを開けた時に止まった。
 そこにあったのは1つの封筒だった。そこには俺の名前が書いてある。
 手に取ってみると、裏には母の名前が書いてあって、俺に向けた手紙のようだった。
 すぐさま封を開けて慌てながら中の便箋を取り出す。そこにはほんの数行だけ書かれていた。

『これをお前が読んでいるってことはおそらく、私はもう天国に行っちゃった後なんでしょうね。自立しているとは言えお前の事はまだまだ心配だから最期の言葉を贈ります。子供の頃好きだった本覚えてるかい。本棚を探してみなさい』

 足をもつれさせながら本棚まで走る。入っている本を片っ端から引っ張りだして目的の本を探す。昔好きだった児童用の本は黄ばみながらもまだそこにあった。ページをめくっていくと一枚の紙が挟んであった。

『正解。お前は内容も覚えている癖に何度も何度も読んでくれってうるさかったね。次はお前が大泣きして謝った台所のあれだよ』

 すぐさま台所に走って食器棚から食器を出しては流し台の横に重ねていった。皿の中の一枚をひっくり返すと紙が張り付いていた。

『どうやら忘れてなかったみたいだね。お前は私が大事にしていたお皿を割っちゃって大泣きしながら謝って来たんだよね。その後少ない小遣いをはたいて代わりに、ってこの皿を買ってくれたんだ。次は箪笥の中、お気に入りのマフラーだよ』

 読み終わるや否や箪笥を開けて中身をひっくり返す。綺麗に畳んである赤色の虫食いマフラーの間にはまた紙が挟んであった。

『私が編んであげた赤色のマフラー。お前は気に入って春になっても着けていたね。次はおもちゃ箱だ』

948 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/05(日) 04:18:30.02 .net
 こんな調子で何度も何度も手紙が出てきた。洗濯機の横やトイレの裏、押し入れの中にペン立ての底。それが10回も続いた頃、ようやく最後の紙になった。

『そうだ、お前は不注意で棚のガラスを割って怪我をしたんだ。あの時は肝を冷やしたよ。さて、良く全部見つけられたね。ご褒美に最期の言葉を贈ろう。最初の手紙の封筒をよく調べなさい』

 元の机に急いで戻って封筒を手に取る。裏返したり透かしたりしていると、縁に一度切って張り付けたような後があった。はさみを使うのももどかしく手で裂いていくと封筒の内側に言葉が書いてあった。
 それは正真正銘、母からの最期の言葉だった。


『どうやら全部見つけられたようだね。でも部屋を見渡してご覧。きっと本は投げ出され箪笥の服は散らばり、色んな物がそこら中に巻き散らかされて酷い有様だろう。
 お前は昔から1つの事に熱中すると周りが見えなくなるからね。悪い癖は直さないと駄目だよ。でも、ちゃんと周りを見渡せるようになればきっと幸せになれる。だから頑張りな。いつだってお前の味方だからね。      母より』
 


 最期の手紙を読みながら俺は思い返していた。母の性格を。いつもいつも困った時や悩んでいる時は救われるような一言を用意してくれていて、それでいてイタズラ好きな母の性格を。
 俺は子供のように目をがしがしと擦り、散らばった本を一冊一冊、本棚にしまっていった。

949 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/05(日) 07:12:00.77 .net
>>946-948
>そこにあったのは1つの封筒だった。そこには俺の名前が書いてある。
(見栄えが悪いので二つ目の「そこには」は省いてもよい! または「表には」としてもよい!)

母親が亡くなったあとの遺品整理で封筒が見つかった!
書かれた内容に主人公は振り回される! イタズラ好きな故人の生前の様子が目に浮かぶ!
凝った仕掛けであるが故に引っ掛かる! 文中には「心臓の持病が悪化したことによる急死」と書いてあった!
予想できない類いの死なので仕掛けを作る時間があるようには思えなかった! その点に作者のあざとさが見て取れた!

少し作り込みが過ぎたかもしれない、ギリギリの70点!(`・ω・´)

950 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/05(日) 13:07:05.26 .net
横だが、確かに急死と呼べるのか怪しいな
母は自身の容体を把握できてたっぽいし

951 :946-948:2015/07/05(日) 13:39:48.49 .net
読んでくれてどうもありがとう

>>949
確かに「そこには」はしつこいな
あとはやっぱり設定臭さが目立つか・・・・・・
どうしても設定が先行して引っ掛かっちゃう文を書く癖みたいなのがあるから目下の目標はそこかな

>>950
急死の部分は死因について何も言及してなかったから最後の最後に入れたのだが不用だったかな・・・・・・

感想ありがとうございます
良かったら文章の方も読みにくいとか目がすべるとかあったら一言頂けると嬉しい

952 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/05(日) 16:29:14.41 .net
レポートに熱中して女友達との約束をすっぽかした、というのが「一つのことに熱中すると周りが見えなくなる」と繋がっているのだと思うけど、一読では気付けなかったな。もうちょっと印象に残りやすい出来事に変えた方がいいかもしれない。

文章は読みやすかったし面白かったよ。

953 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/05(日) 21:42:40.46 .net
イルミネーション
排気ガス
そしてあふれる人、人、人
そんなありふれた街で
ありふれた恋を
ぼくはひらうかもしれない
でもぼくは沢山の人とつきあうより
ただ一度のありふれた恋でもいい
めぐりあったその人を
守ってあげたいと思う



出だしの文章なんですが詩的に書けてますかね?

954 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/05(日) 21:53:07.33 .net
いいな
これはリッケの再来だは

955 :946-948:2015/07/05(日) 22:13:26.41 .net
>>952
感想どうもです
その辺りは「最後まで読めば気付く伏線」みたいなのを目指したんですが印象が薄すぎましたか・・・・・・
掌編だと一行二行で伏線があからさまになったりしちゃうから難しい

956 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/05(日) 23:30:12.01 .net
>>955
掌編で伏線をはる、ということ自体がもしかしたら無謀なのかもしれないね
無理に伏線に拘る必要は無いと思う それは短編長編でやればいい

957 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/05(日) 23:47:14.28 .net
読んでいて描写に違和感がないか、もっと描写をした方が良いところを参考に聞きたいです。
評価するには短い文章でしょうが宜しくお願い致します。

958 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/06(月) 00:00:22.96 .net
>>957 です。
長いと言われたのでここ(http://ncode.syosetu.com/n4052ct/)に投稿してきました。
すみませんが宜しくお願いします。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be20a4887bc3d3353f527d3636c44e3)


959 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/06(月) 00:49:37.18 .net
>>958
うーん、これだけで小説、っていうのにはちょっと無理があるかなと思う。鍵を失くして家に入れない男の話ってだけだし。こういう場合、大家さんに言えば合鍵で入れるんじゃないかな、とは思った。些細なことだけど。
正直「男は自宅アパートの鍵を失くしてしまい、雨の降る中玄関の前で一夜を過ごさなくてはならなかった。」この一文で足りる内容を、引き伸ばしているだけに思えた。
この作品だけで言えば、描写を細くする必要を感じるものがほぼ0に近いからなんともいえないけど、文章自体はそこまで悪くないと思う。ただちょっと大げさな表現が多いとは感じたかな。

960 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/06(月) 00:55:30.07 .net
>>958
短い分なのでなんとも言いがたいけど、冒頭の入りやすさに比べて
後半の順序が微妙に悪いような、いきなりアパートだったとか一人暮らしだとか出てきたり

あとは如何に深夜とはいえ何もせず悲嘆に暮れ過ぎというか
駄目元でも大家だったり友人に当たってみるとか、あるいはそれをしない理由の描写だとかがないので
そこでうずくまってしまう光景が不自然に見えた

961 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/06(月) 06:14:36.07 .net
>>958
雨の降る深夜にアパートに帰宅した男は鍵を無くしてしまって朝まで過ごす!
それだけの話であった! 勿体ぶった書き方にあまり意味はない!

男は朝まで過ごして、その後はどうするつもりなのか! 手段はあるのか!
あったとして何故、一番困っている今の状況で試さないのか!
その理由が書かれていないので読後に釈然としない思いだけが残る!
鍵の頭に付いているカエルと雨の状況に関わりはないのだろうか!
何かの伏線のように見えるが文中で上手く消化されてはいなかった!

小説の一場面を抜粋したような話なので物語性は希薄と言える68点!(`・ω・´)

962 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/06(月) 09:48:28.56 .net
>>959-961
ありがとうございました。
参考になります。
今度はきちんとしたものを持ってきたいと思います。

963 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/06(月) 17:06:31.87 .net
ワイ杯上位の作品を見れば、伏線をはった作品なんてたくさんあるよ。

964 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/07(火) 20:56:17.47 .net
ワイ杯マダー?

965 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/08(水) 06:46:22.91 .net
纏まった時間が取れない!
ワイスレ杯の開催は忙しい夏を越えた辺りになるかもしれない!
元々は不定期のおまけ企画なのであまり期待はしない方がよい!

ワイの考え!(`・ω・´)

966 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 08:21:54.62 .net
>>965
時間が取れないというのはですね、嘘つきの言葉なんですよ
やらないから無理なんです
やれば無理じゃなくなりますよ

967 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 11:27:27.03 .net
ワンオペで18時間くらい働けます。
やろうとしなければ無理なんです。
やれば無理なんかじゃないですよ。

968 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 12:29:30.54 .net
門下生が代理で開催すればいいじゃないか。
一番弟子、二番弟子がツナギに頑張る。
それがいい。

969 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 12:33:41.58 .net
ワンオペ18時間?
牛丼屋じゃねえんだ。
フリーターの思考回路は即刻焼き切れ。

970 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 12:55:37.85 .net
鼻血を出そうがぶっ倒れようが死ぬ気でとにかくワイ杯やらせるんです
そしたらもう時間がないとは言わせませんよ
だって実際に出来たんですから、時間がないって言葉は嘘だったってことです

971 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 22:03:40.49 .net
自費出版野郎が偉そうにwww

972 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 22:08:37.57 .net
ネットなんかよりリアル優先してください

973 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 22:11:43.70 .net
今の時代はネットがリアルのツールだから。
オッサンの時代とは違うよ。早く気づけよタコ。

974 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 22:13:17.78 .net
うるせーよ!
万年公募組だと知っての狼藉か!

975 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 22:13:57.12 .net
なんでこんなに荒れてるんだよ…

976 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 22:43:23.48 .net
フロンティアだからな

977 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/08(水) 22:45:11.71 .net
おっ、盛り上がってんなー
祭か?

978 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 11:51:49.94 .net
よろしくお願いします。

http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si5428.txt

979 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 13:14:00.33 .net
>>978
読もうとしたけど読点、改行が多すぎて目が滑る。
文章自体はいいのにそれのせいで読もうと思えない

980 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 13:27:17.27 .net
いや、太宰治の再来だ。

981 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 16:34:04.42 .net
 再びサハリンに降り立った美世一行は各関係機関と用心棒に挨拶を済ませると、ビクトルと会った。セルゲイよりも発音は拙いが、まともに会話ができるレベルに
美世は顔をほころばせた。
「どうやったら1年ちょいでそない上達できんねん」
「たくさん映画見た、今は美世の言葉がカンサイの言葉だってわかる、金貸しのいっぱい見たよ」
「トイチのやつか、関西人あんなんちゃうで、まあ飲めや」
 ウォッカのボトルを差し出すと、ビクトルはグラスを持って底に手を添えた。さしつさされつの習慣が無い上に、上下関係も知らないはずだがよく勉強している。
 その事に美世は笑顔が止まらなかったがビクトルもまた学んだ事を試せる機会を楽しんでいるようだった。和やかな空気に玲一と泰蔵もリラックスして微笑んでいる。
「さて、さっそくやけど話っちゅーんはな、お前の会社閉鎖株式ちゅーのになっとるやん」
 ビクトルは笑顔をさっと消して目を伏せながら唇を突き出して顎を横に振った。
「それって従業員50人以下の会社の適用やろ?おかしいやん」
「社長のブレイフマンはとても慎重な人、多少強引でも安全な方法を選ぶ」
「内務局にガサ入れするように圧力かけるからお前議会にかけて責任追及せえ、ほんで株を公開せえ」
「そんなの無理、ミヨはロシアがわかってない、ガサ入れが近いから方針を変えるように進言する事はできる」
 美世は背もたれにドカっともたれて溜息をついた。
「まあ、手頃な突っ込み所が見つかったから試しに言うてみただけや、焦る事もない、じっくり煮込んだるつもりやしな、ああそれと
ニコライ焚き付けてブレイフマンのお守りを接収したからちょっとガチャガチャ揉めるかもしれんで、巻き込まれんようにせえ」
「おもり?」
「用心棒や」
 極東ロシアでは新しい企業や商店、屋台まで、立てばマフィア同士の会議があって誰が管理するのか決めるのが常識だった。
 離島で国境軍と結託してガラパゴス状態だったマフィアも美世の介入で変わった。サハリンで権勢を奮うニコライに択捉の弱小組織が文句を言えるはずも無いが、跳ねっ返りは何処にでもいる。
 ビクトルは真顔で美世をじっと見た。美世が薄笑いで見返す。

982 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 16:35:03.81 .net
「心配すな、もし反対分子がおって揉めたら穏便に済ますように言うてある、金で片付く事は金でってな、そのかわりえらい買いもんやったで、回収の日が楽しみや」
 ビクトルがみじろぎせずにじっと美世を見た。
「言いたい事はわかるで、しかし言わんとけ」

 美世はブレイフマンに招待されてギポロス設立40周年記念イベントに参加するのが本来の目的だった。以前招かれた択捉のホテル前に降り立った三人は御披露目の儀式に殺気立っていた。
 ダークスーツに身を包んだ泰蔵は弓張り提灯を取り出して蝋燭に火をつけ、パサリと伸ばした。提灯には撫子を囲む三つ揚羽紋に極太文字で坂田水産と書いてある。歩き出した泰蔵に美世が続く。
 ポックリのような黒いブーツに漆黒のスリムパンツ。同じく漆黒の上着は着物をロングコートに改造したような構造になっており、帯から下は大きく広がって下半身は露出している。髪を組紐で
纏め上げて短い髷を作り、その先から美世をメドーザと言わしめたブレイズをフサフサと垂らしている。真紅の帯には二尺五寸の日本刀を差しており、鞘は漆塗りに金でタコ唐草の細工が施してある。
 背中には荒々しい毛筆で手前味噌と縦書きにされている。美世に後に付き添った玲一がバサリと真紅の番傘を開いた。野点に使われるような大型のものだ。背中には襷がけで図面筒のような物を背負っている。
 その後に通訳のセルゲイが続いた。異様な出で立ちの一行に人々が道を開ける。今か今かと玄関ホールの前でにこにことしながら迎えに出たビクトルだったが、歩いて来る美世一行を見て顔が豹変した。
 大慌てで走ってきて美世を静止しながら言った。
「ブリャー!待って美世!それヤクザの喧嘩スタイルね!」
 ビクトルは厳ついドアマンと美世を交互に見ながら焦ったが、見慣れない日本人の出で立ちにドアマンはポカンとしているだけだった。ビクトルの言葉を聞いた美世は愉快そうに笑った。
「お前、どこまで勉強しとんねん、あんまりわらかすな」
「笑い事じゃないよ!」
「心配すな、ちょっとした悪戯やし意味わかるやつおらんやろ、外人が喜ぶように演出しとるだけや、なんもせえへん」
 しかしビクトルはしきりに刀に目をやりながら動揺している。ニヤっとした美世は刀を引き付けて鯉口を切りながら腰を落とし、ビクトルに向かってスパっと抜いた。

983 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 16:36:05.75 .net
 思わず身を縮めて両手で顔を庇ったビクトルだが、何も起こらなかった事に恐る恐る顔を出した。柄が握られているだけの手から腰に目を移すと
鞘からは短い金属片が飛び出ているだけだった。
「新製品や、アワビ剥がしからホタテ剥きと何でもござれ、サムライユーティリティや、売り込みに来た」
 その様子を見ていたドアマンも思わず笑った。
 
 美世一行が案内された席はホールの一番奥に設置された高砂のような場所で、どう考えても必要の無い手すり付きの円弧の階段が両サイドにある。中央は花道のようにせり出して
マイクが立っている。会場にいる人々はみな大柄だ。白髪を綺麗に後ろへ流し、鷲鼻の向こう側から真っ青な目を細めながら握手するブレイフマンもまた体は大きい。
 日本ではあまり見ない大柄な老人という違和感にも少し慣れて来た。
 ブレイフマンの演説で式典は始まり、各関係者が挨拶をした。横について必死で翻訳するセルゲイも所々はしょっているように感じる。一通り終わった後で再びブレイフマンが
花道に立ち、美世を呼び寄せた。にこやかに美世と会場を交互に見ながら紹介している。美世はロシア語で挨拶した後、あらかじめ口伝えしながらロシア語で起こさせた文章をセルゲイに読ませた。
 外の演説者同様に拍手が起こる。その後ブレイフマンの言葉で宴は音楽と共に始まった。一斉に乾杯をしてといった風習もないようだ。個々の席で思い思いに乾杯している。
 宴も酣になりあちこちを回って交流していた美世だが、思っていたような歓迎されないムードというものは無かった、むしろあちこちで掴まって軽い引っ張りだこ状態だった。
 日本の事について話したり、刀を見せながら豆知識を教えたり背中の文字を説明したりと順調に交流活動が進んだ。しかし会場の半ばほどまで来た時、少し酒が過ぎた様子の男が美世に立ちふさがり
それに気づいたビクトルが慌てて走って来た。要注意人物のようだ。活舌の悪いロシア語でニヤニヤとしながら何か言っている感じが好意的に見えない。周りにいた人も関わるのを嫌がって去っていったり
興味深そうに笑いながらひそひそ話しをしている。美世は男に一通り喋らせてからビクトルに顔を向けた。
「なんて?」
「いや、その、なんていうか」
 今度はセルゲイに顔を向けた。セルゲイはビクトルに目を向けた後、一息置いて渋々話した。

984 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 16:36:57.61 .net
「彼はこちら側で商品を輸出していた仲買人で、美世のおかげで損害をこうむったと言っている、あと女性には言ってはいけない事も」
 セルゲイは契約を果たした。美世は悪い笑みを作って頷きながら男に向き直った。
「ほーう」
 美世は一度男の下半身に目をやるとまた男を見上げて言った。
「イキるんやったらチャックぐらい閉めてからイキれや」
 セルゲイは男の股間が正常な状態を見て釈然としないまま美世の言葉を翻訳した。男は慌てて自分の股間を見た。その瞬間美世が跳躍した。
 男の後頭部を跳び箱のように抑え空中でピタっと止まってストンと着地した。
 美世の衣装のせいで何をしたのかは周りの人間にはよくわからない。ビクトルが目を覆って顔を振った。男がドサリと倒れる。
「おやおや、飲みすぎはあかんで」
 そう言いながら美世がぐるりと回りを見渡すと、呆気にとられる人の中にあって真顔になった人間が二人、すぐ近くに居た。男達が身構えるより速く美世は瞬間移動するように前に出ると
手近な男の股間を蹴り上げた。長身のロシア人の頭が射程距離まで下がる。膝にキスをしそうなほど高々と足を上げた美世は一気に踵を振り下ろした。重いポックリブーツの踵でしたたかに頭を蹴られ
よろけた男に追撃をする、刀が踊らないように鞘を握り、回し蹴りで完全に意識を刈り取った。白目をむいた男の体を転がるようにタンゴステップで回転しながら、相棒の死角に入り
 刀を鞘ごと抜いた。回転の勢いそのままに美世を追って回り込んできた男の顎を正確に薙ぎ払った。ドタリドタリと二人の倒れる音が響いた。
「だから飲みすぎあかんて」
 周りが「おお」とどよめき、拍手が上がった。上座の方で有事を感じて足を踏み出そうとしていた玲一が呆れて顔を振っている。ロシア人の群れの中で頭が抜けているとは大したやつだと美世は頬を緩めた。
「お騒がせした、今から日本の伝統芸を披露するから許して欲しい、あと特別席までの道を開けてくれ」
 セルゲイが大声で知らせている間に美世は刀の柄頭をトントンと叩くと、帯にに挟んであった根付を抜き取り、ぶら下がっている細い金属を柄の穴に差し込んだ。反対側についている柿の種ほどの角細工は柄糸の隙

間に押し込んだ。

985 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 16:38:29.75 .net
 人垣が割れて道ができると美世は帯刀してスラっと刀を抜いた。あるはずの無い白刃にまた一段と会場がどよめく。席で頬杖をついて呆れ顔をしていたブレイフマンはビクっと身を起こして目を見開いた。
 構わず美世が詠う。
「われ道行く者、野を越え海越え国越えて、鬼に会うては鬼を切り、仏に会うては仏を切りまする」
 なんと訳しているのかはわからないがセルゲイがアナウンスをしている。美世は刀を振り下ろし居合い演舞を始めた。前、右、左、後ろと雛子に習った動作より
数倍素早く演舞をしながら摺り足で進み始めた。衣擦れの音と、「えい」という気合い、そして風切り音、正式な作法には無いパチンという納刀の音以外、会場は静まり返っている。
 受流し、介錯、月影と刀を振りながら徐々に派手なアレンジを入れていき、ハイキックを交える等外人が喜びそうな演出を織り交ぜていく。着物の裾をヒラヒラとなびかせ
頭では蛇踊るその妖艶な姿に会場の人間が息を呑む。
 玲一がテーブルに立てかけてあった筒の中から五枚巻きの畳表を取り出した。美世が演舞を続けながら花道に飛び乗ると、玲一が跪いて畳表を立てながら突き出した。
 直前で身構えた美世が畳表を見据えて刀を引き付ける。
「エエエイ!」
 凄まじい勢いで抜刀した美世は気合いをあげながら三回斬撃を加え、畳表が四分された。太刀筋に対してやや遅れ気味にポトポトと落ちる畳表に会場がまたどよめいた。すかさず
玲一が手に残っていたピースを投げる、それを切り上げながら真っ二つにした後、素早く、しかし緩急をつけながら刀を納刀する。蟹股で重心を落とし、右足に体重を乗せた体制で
わざと大きくパチンと音をたてると一瞬静寂があったあと大拍手が起こった。お約束のサムライ、ニンジャ、シニチンといったワードが聞こえる。そうしている間に泰蔵が雛壇横の機材に自前のCDを突っ込む。
 流れ始めたのはロシア人おなじみのカチューシャだ。会場は不思議な空気に包まれて人々がきょろきょろとした。前奏が終わり、美世がくるりと会場に向いて
そのままカチューシャを歌い始めた。今回の訪問に合わせて練習していたのだ。
 腹筋に裏付けされたよく通るハスキーボイスに会場は魅了された。日本人が祖国の定番を歌っているという驚きと祖国を尊重されている気分に人々は一瞬で心を掴まれた。

986 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 16:40:24.58 .net
 泰蔵と玲一は肩を痙攣させて笑いをこらえていたが、それとはうらはらに会場は盛り上がってきた。膝を叩いて踵を鳴らし、一緒に歌い始める人が増えていった。美世の表情と腕を煽る動作に誘われ
歌詞が国境の兵士を思う少女の話になってきたあたりで会場総立ちの大合唱となった。そしてロシア民謡独特のキレのいいアウトロで曲が終わった瞬間美世が抜刀して天を突いた。
「ウラー!」
 それに続いて会場全員が声を上げた。
「ウラー!!!」
「ロシアと日本の友情のために!」
 少し離れた所にいたセルゲイが大声で翻訳するとまた大拍手がおこった。満足そうにその様子を見ていた美世は回れ右をしてブレイフマンに視線をやり、つかつかと近寄りながらパチンと納刀した。
 ブレイフマンは満面の笑みを浮かべていたが、急に姿勢を正すと眉間に皺を寄せ、刀と美世の顔を交互に見ながら咎めるような顔をした。しかし構うことなく美世は両手で刀を水平に持って
ブレイフマンに差し出した。
「プレゼントフォーユーや」
 困惑から徐々に笑顔になったブレイフマンは刀を慎重に受け取ってよく観察した。会場から羨望の眼差しを受けたブレイフマンは会場を見回した後美世を見上げて笑いながら何か言っている。
「単純なジジイやで」
 美世が席に戻りグラスを手に取ってウォッカを一気に飲み干すとビクトルが来た。刀がブレイフマンに送られたのを見てビクトルがにこにこしながら言った。
「友好の印を送ったんだね」
 美世は目を向ける事なくウォッカをドボドボと継ぎ足すとグラスを口に持っていき寸前で止め、対面のブレイフマンににっこりと笑いかけるとボソリと言った。
「日本では友好の印に刃物は送らん、特に和平にはな」
 美世が見上げるとビクトルはがっくりと肩を落としていたが、気にする事なく美世は一気にグラスを開けた。
「ウォッカもわりかしいけるようになったやろ?」

987 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 16:41:32.31 .net
 ビクトルは改めて震撼していた。美世は表で微笑み、裏で舌を出しながら経済力を支配し、武力を呑み込み、そして人心までをも自分の物にしてしまうつもりなのだ。
 逆う者に自らの手で制裁を加え、そうでないものにはエンターテイメントを与えると同時に武術の腕も見せつけた。とどめにその刃を皮肉としてボスに捧げた。
 もう既にギポロス社は大蛇の腹の中にいるのかもしれない。自分の運命も知らないうちにじわじわと消化され始めているのかもしれないとため息をついた。
 そこへ玲一と泰蔵が集まってきた。美世が自慢気に言った。
「どや、ウチの戦略は」
 泰蔵が小馬鹿にした笑いで答える。
「どこのチャンバラ一座かと思うぐらいベタやったな」
 ビクトルは思った。腹心たちは美世の恐ろしい戦略がわかっていないのだろうか。
「アホか、この見事な策士っぷりがわからんのか」
 ビクトルはうんうんと頷く。
「これでウチをメドーザやなしにカチューシャって呼ぶ人が急増やで」
「ああなるほどな」
 ビクトルはちょっとコケた。

988 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 19:30:21.25 .net
ケツメドなんとかって人かな

989 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 20:20:03.44 .net
ニートの暇つぶしか。確かに小説の枠を超えてるなw
vineで中学生のギャグ見てるほうがいい。
読んでないけど。

990 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 20:22:16.88 .net
そんなことより田代がまたやったらしいぞ

【社会】田代まさしさん、スカートの中を盗撮の疑いで書類送検へ©2ch.net
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1436519872/

991 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/10(金) 20:57:57.77 .net
>>989
もう許さねえからな!

992 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/11(土) 00:23:40.84 .net
批評する奴のレベルに相応。
しかし小説書こうって奴の割にはあまりにも低レベル。

993 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/11(土) 01:50:29.72 .net
『血肉から脱獄せよ』

 作家はな、そもそも目指すべきものじゃないんだよ。おまえはそこんとこがわかってない。だから、「もう作家を目指すのをやめる」だとか、「次に何をすればいいのか」だとか、きわめて陳腐な発想に陥ってしまう。
 いいか、そういうおまえの思考は、ある種プログラミングされた出来合いのものだ。だからそのプログラムを書き換えなければ、すべてにおいて同じ反応をする。これからもずっとな。
 ではどうしたら書き換えることができるかだが、それは「幽体離脱」だ。
 意識を解放しろ。個という存在から抜け出せ。飛び出せ。おまえの魂はどこにある? あん? いつまでその血肉の中に閉じ込めておくつもりだ?
 いいか、そこは牢獄だ。檻の中にすぎん。神がおまえを、いやおまえの魂を、そこに閉じ込めたんだ。この、うす汚え罪人め。
 ――おっと、まさか、いま貴様、「血肉」を「ちにく」と読んだんじゃねえだろうな? 「けつにく」だぞ。ったく、おまえの頭んなか、こっからだと丸見えだぜ。
 おまえの魂、つまり心魂とは、すなわち、神。ゆえにおまえも神になれる。ただちに我欲を捨てよ。心頭滅却すれば火もまた涼し。わかるな? もう悩むことはない。心のままに生きよ。余計なことは考えるな。おまえの進むべき道はすでに決まっているのだから。

994 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/11(土) 07:44:22.96 .net
言わんとすることには概ね同意だがなんか陳腐だな

995 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/11(土) 07:57:01.64 .net
>>978
>「どこにも行かないって、約束してくれますか?決して私を一人にしないって……」
>「素晴らしい!素晴らしいぞ!巴殿」
(感嘆符の後ろは全角スペースを入れた方がよい! これ以降、同様の指摘は省く!)

>「旅の音楽師にございます〜
>「どうした、楽師さん、何かようか?」
(表記は統一した方がよい!)

>必死に走り続け、火照った頭が、火花のようにうずく。
(静馬の心情!)
>塩辛い雫が、唇に染み込んでくる。
(真琴の心情! 二つは同じ段落に書かれていた!
 客観的な三人称ではなくて神視点に近い感じを受けた!
 意図的に行っているのであれば問題はない!
 視点がぶれている可能性を考えて指摘した!)

>「鎌倉? あんな死都に何があるかね」
>こうしてある早春の日、二人はこの街にやってきた。
>武家政治の中心として栄えた鎌倉も、今は荒涼たる寒村となっていた。
(鎌倉は死都であり、街であり、寒村であった! この時代に死都の表現は少し引っ掛からないでもない!
 現在の鎌倉が「街、寒村」と両極端の表現になっていた! 「村、寒村」でいいような気がする!)

>脳裏には、今までの短い生涯の記憶の断片が、雪洞のように、暗い心の闇の中に灯っている。
(わかり難い表現に見える! 暗い心の中、雪洞に収められた記憶の断片に光が灯っているのだろうか!)

996 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/11(土) 07:57:38.72 .net
>狩野探幽の絵着けの助手に選ばれた。
(絵付けではないだろうか!)

>今日はよく晴れている。
>こんな日は、絶好の日和だ。
(重複気味の文章! 「今日はよく晴れている。絶好の日和だ」と纏めてもよい!)

>〜島津さんがほとほと美麗な景色に感服している。
(「ほとほと」を「ほとんど」の意味で使っていると思われる!
 困った時の意味合いが強いので少し引っ掛かった!)

>〜夥しい靴音を響かせて、押し寄せた。
(時代背景を考えると靴音に引っ掛かる! 浅沓を含めているのだろうか!)

第一章の前半は時代劇として読んだ! 主人公は真琴であった!
後半から話がずれて探幽が主人公となって物語は進む!
しかも絵の勝負の辺りからファンタジー要素が介入してきた!
描いた絵が動き出す! そのような伏線はまるでなかったので驚いた!
真琴が探幽と出会った時に目にした桜の絵を伏線に使えばよかったのではないだろうか!

話の所々に観光ガイドのような細かい説明があった! 物語の本編と関係ないものが多く含まれていた!
物語の流れを悪くするので程々を心掛けた方がよい! 作者の癖なのかもしれない!
最後の桜の対決は落ちが読めた! 最初の勝負よりは納得がいくので悪くはない!

設定が少し不十分! 描いた絵を作者が自在に操れるのか! それとも勝手に動き出すのか!
その部分の説明が足りないので最初の対決の勝敗が腑に落ちなかった! もう少し説明を足した方がいいだろう!

嘉の付く人の作品だと思うが、文章は洗練されてきたように思う70点!(`・ω・´) 文中の「面影」の多用が少し目に付いた!

997 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2015/07/11(土) 08:03:32.47 .net
時間的な余裕がなくなったので残りは明朝に回す!
スレッドの残りのレス数が気になるところ!

ちょっと出掛ける!(`・ω・´)ノシ

998 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/11(土) 08:08:44.03 .net
うめ

999 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/11(土) 08:09:09.68 .net
うめ

1000 :名無し物書き@推敲中?:2015/07/11(土) 08:09:35.47 .net
うめ

1001 :2ch.net投稿限界:Over 1000 Thread
2ch.netからのレス数が1000に到達しました。

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