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百田尚樹パクリ疑惑検証スレ【2パク目】

994 :無名草子さん:2015/02/09(月) 00:54:15.32 ID:F2Y3+LCOh
 海賊のパクリ一部
百田
「実は緊急にお知らせしたいことがありまして、やって参りました」
林は国岡商店のことを説明した。長野はじっと聞いていたが林が説明を終えると、
穏やかな口調で言った。
「門司支店は、君の発意でこれまで国岡商店に多大なる貸し付けがおこなわれていますね」
「はい」
「たしか、私の記憶では総額はニ十五万円だね」
「そうです」
林は長野頭取が一支店の融資額まで把握していることに驚いた。
「林くんはどうするべきだと思います?」
「私はーー」林は緊張しながら言った。「第一銀行の融資を肩代わりしたいと思っています」

長野の目がきらりと光った。その目はさきほどまでの柔和な目ではなかった。
林は気圧されながらもはっきりと言った。「国岡鐡造という人物は立派な男です。
国岡商店もまた立派な店です。できれば、われわれが支えてあげたいと思います」
「林くんがそこまで言うのなら、そのとおりにすればいい」
林は驚いた。まさかこれほど簡単に許可が下りるとは思っていなかった。
「頭取、よろしいのでしょうか」
「武士に二言はないよ」長野はそう言って笑った。「もう武士の時代ではないがな」
林は長野が安政の生まれだったことを思い出した。たしか武家の出だったと聞いている。
「しかし第一銀行の融資を肩代わりするとなると、総額で五十万もの額になります」
「林くんが言い出したことじゃないですか。銀行家は立派な商人を援助することが使命です。
話は終わりです」
「有り難うございます!」
林はまるで自分が融資を受けたように喜びを感じた。

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