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【小説家になろう】なろう系主人公 最強議論スレ ★3

698 :この名無しがすごい!:2022/07/29(金) 09:56:16 ID:pujWeIas.net
>>697
ここらへんの戦闘は世界改変で防御してることにならんのかな、スキルとかも使ってないっぽいし

「あ、あのぉ……大丈夫ですか? かなり勢いよく顔からこけましたけど……」
「……」
 そのうえ、戦うべき相手であるはずの誠一にすら心配され、ザキアは顔が熱くなる。
 しかし、その感情を少しでも表に出さないように取り繕いながら、その場に起き上がると静かに剣を抜こうとした。
「ふっ――――ふんぐぅ!?」
 そして剣は抜けなかった。
 どんなに力を込めても、ザキアの誇る【魔宝剣フィフティア】は鞘から抜けない。
 まるで剣としての役割を放棄するかのように、今まで戦場を共にしてきたはずの魔宝剣が動かなくなったのだ。
 ――――なんだ。何が起こっているんだ!?
 ザキアは自分の身に起きている現象に混乱していた。
 そのままある意味敵の前だというのにザキアは必死に剣を鞘から抜こうと頑張る。
 だがそれでもザキアの剣はまるで誠一と戦うことを拒否しているように動かなくなった。
 そんな剣を抜くことに必死になってるザキアに対し、誠一もどうしていいか分からないのでただ黙って見ていることしかできない。
 すると業を煮やしたザキアが剣を抜くことを諦め、鞘の状態で剣を上段に構えた。
「剣が抜けずとも、これで十分だ……! くらえ、【覇天衝】! ぐあああああああああ!?」
「えええええ!? 自滅ぅ!?」
 ザキアは上段に構えた剣を振り下ろし、誠一に対して技を発動させるが、何故かその技は誠一に向かうことなくそのままザキアに返ってきた。
 本来ザキアを中心に大気を震わせるほどの暴風を生み出すはずが、そのザキア本人を暴風が巻き上げたのだ。
 意味が分からないまま吹き飛ばされたザキアは錐もみ回転しながら地面に顔から落ちる。
「うわぁ……痛そう……」
「……」
 またも誠一の憐みの声が聞こえるが、今のザキアは羞恥ではなくただただ混乱していた。
 一体何が起きているのか分からない。
 その場から立ち上がろうとすれば、今度は自分の足がその役目を放棄するかのように力が抜け、それを耐えて何とか体を支え、一歩踏み出せば今度は何の変哲もない地面が急に摩擦力を失い、ザキアは地面にしっかりと足をつけることができずに再び盛大にこけた。
「なんだ……俺の身に何が起こってるんだ!? 俺の体はどうしたというんだっ!?」
 混乱するザキアは自身の身に起きている現象がただ怖くて仕方がなかった。
 何せ、今のザキアにはまともに立ち上がることすらできないのだ。それも、全く原因が分からない。
 この異様な光景を見ているバーナバスやサリアたちだが、ザキアと同じようにただただ困惑するしかない。
 何せ、この模擬戦が始まってから、ザキアはずっと自滅しかしていないのだ。
 特にザキアの率いている第二部隊の面々は目の前の光景が信じられず、呆然とするしかない。
「な、ならば魔法で……!」
「あ、それは止めた方が……!」
 近づいて攻撃ができないと悟ったザキアは、すぐに魔法で攻撃する方向へと方針を変えた。
「これならどうだ……【フレイムバレット】! ぐああああああああ!?」
「言わんこっちゃねぇ……」
 ザキアの発動させた魔法は、誠一の懸念通りザキア自身に襲い掛かり、まぐれだと思ったザキアがその後も諦めずに魔法を使用するも、そのすべてがザキア自身に襲い掛かっていた。
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ただ読んだ感じ誠一は意図してやってなくて世界の方が勝手に変わってる感じなんだよね

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