【小説家になろう】女性読者視点雑談スレ84【話題無制限】

この名無しがすごい！

・ミュリエル・ブランシャールはそれでも彼を愛していた

ドアマット詐欺って言うほどではないけど
騙されたような微妙な読後感ではあった

親の決めた婚約だし、弟も使用人も実家も味方だし
ドアマットだとは全然思ってなかったから
ヒロインがヒーローの姿を認識できなくなるのが唐突で首傾げたんだ

ヒーローのことは見た目が気に入って婚約者として好意は抱いてたけど
嫌われたら生きていけないほどの恋してたわけでもなかった

夜会でヒソヒソされたりしたけど弟がぴったりくっついてて味方だったし
（ヒロインを救えるほど有能ではないが味方ではあった）
ヒロインがヒーローにされたことって嫌味を言われた事だけ

でも急にヒーローの姿が見えなくなったから
そんなに酷い事されての？ドアマットだったの？って
実際には大したことされてないけど、酷い事されてたような錯覚に陥った

ヒーロー実家の母親が病気で倒れて
タウンハウスの実権（）をヒーローに譲り
そして何故かタウンハウスの実質の仕事はヒロインが丸投げされてやってた
ヒーローは呑気に学校に通うだけで暇だったので
ヒロインに「頼られたい」っていう遊びをはじめてしまった
元は両親がヒーローにちゃんと仕事を任せなかったせい

ヒロインを痛めつけた一番の戦犯は
実子の仕事をヒロインに押し付けたヒーロー両親だけど
ヒーロー両親のことはふつうに見えてる謎

目の前にいて嫌味を言ってくるあいつがムカツク、って程度で
ヒーローだけを認識できない心の病になったわけだけど
心が壊れるほどなんだからさぞやドアマットだったんだろうって錯覚する