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web歴史・時代小説を語るスレ 34口目

646 :この名無しがすごい! :2021/07/01(木) 23:38:00.65 ID:YO9E3pxw0.net
1452年、当時のローマ教皇ニコラウス五世は、アメリカ大陸に住む先住民族であるインディアンの土地を侵攻し、
殺害することを許可する教皇勅書を発行した。14世紀には、欧州の伝統ある諸教会の一部で、ノンクリスチャンの人間を
拘束し、支配し、彼らの持ち物を押収してクリスチャンの君主のものとすることを正当化する文書が出されていた。

他にも、アメリカ大陸を発見したコロンブスについて
「発見と支配、従属下、遠隔の地を占拠する」ことについて書かれた歴史的な文書が残されている。
スペイン、ポルトガル、英国、フランス、オランダなどがインディアンを支配下に置くことを認める教皇勅書を政治的に使用してきた。
またこの教皇勅書は米国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの法律にも歴史的に導入されてきた。

それゆえにエグゼクティブ委員会の声明文では「世界の土着民族の現状は、法的な慣例である
発見の教説に基づく土着民族を従属させることを合法化させる政策に基づく結果生じたものである」と述べられた。
声明文では、同教説による「キリスト教徒は土着民族の土地を侵攻し、土着民族を支配する権利を享受する」ことを
現代のキリスト教会は否定することがはっきりと明示された。

「発見者の権利」は人権を濫用するものであり、キリスト教会は「土着民族の生活や伝統文化、領土を保護する」ことが
明確に示された。これまで土着民族の権利を保護するために多くの教会がこの教説を無効にするための努力を重ねてきた。
声明文では、米国、カナダの諸教会において教説の無効化のための努力が重ねられてきたことが言及されている。
「発見者の権利」は第11回国連先住民族常設フォーラム(UNPFII)のテーマにもなっており、
エグゼクティブ委員会では、諸教会が国連で開催される議題に注意を払う必要があると呼び掛けている。

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