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ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【212】
- 895 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/06(土) 11:50:02.42 ID:bpbzwN2r0.net
- 第五十六回ワイスレ杯参加作品
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只今、二十六作品!(`・ω・´)
- 896 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 13:03:51.58 ID:bu51C+3D0.net
- 力作が続々と! 面白い!
30作いきそうですね。
- 897 :第五十六回ワイスレ杯参加作品 :2021/03/06(土) 14:28:24.88 ID:Tg4wsWEP0.net
- 突然の出来事に立ち尽くす。
写真館にあるようなカメラを急に構えられた上に、慌てて逃げようとするのを『動かないで』と制されたからだ。
顔が引き攣る。まだ涼しい春先なのに、汗が浮かび上がってくる。
「せ、先生、お止しになって。カメラで撮られたら魂が抜かれると、婆やが言っていたわ」
「ふん。今時、そんな迷信を信じているやつが本当にいたのか」
応えたのは先生ではなかった。涼やかな声は、私の後ろから。振り向くと、環さんが小馬鹿にしたようなお顔で立っていた。
環さんは私の横を通り過ぎると、カメラを下ろした先生に話しかける。
「先生、そいつは独逸の新型かい? 大量に作られ、日本にも五百台ほど入って来たと聞いたけど」
「詳しいね。そう、独逸で作られたものでライカという」
「やっぱりそうか! うんと小型化したんだねえ」
「うん。こうやって手に持っても苦にならん。操作もずっと簡単になった。大量生産は、素人にも広く使ってもらおうという考えだろう」
「でも、高かったんだろう?」
環さんの指摘に、先生は苦笑いを浮かべる。
「……私の二か月分の給金と同じくらいだ」
「へえ! よく細君が許したね」
先生は、ふいっと視線を逸らされた。奇妙な間が開く。
私は『こほん!』と咳払いすると、二人にすすっと近づく。カメラ談議に置いてけぼりにされていたので、丁度良い間であった。
「環さんは、カメラの事にも詳しいのね?」
「うん? この前、新聞に載っていたじゃないか」
新聞なぞ読んだ試しがない。あれは、どこのお家でもお父さまだけが読むものではなかろうか?
「新聞なんて読んだことがないわ」
環さんはしかめっ面になる。
「婦女子は世間のことを知らなくていい。そんな事を考えていないだろうね? 時代遅れだ。これからは、そんなことではいけない。良子、君も教養の一つでもだな……」
環さんが滔々と語り出す。
人によっては憎まれ口に聞こえるかもしれないが、これが環さんの親切心の発露だった。
環さんはいつも仏頂面で、直截な発言ばかりが目立つ。そのせいで、彼女を敬遠する学友も多い。
環さんの男の子のような口調も、それに拍車をかけていた。
でも、本当は彼女が優しい人であることを私は知っている。不器用なだけなのだ。
私が机の上に忘れ物をして帰ると『また忘れたぞ』と追いかけてくれるし。裁縫の授業で云々と唸っていると『どれ貸してみろ。こうするんだ』と手本を示してくれるし。私が学校でうたた寝していると起こしてくれる。
……普段からどこか抜け過ぎかもしれない。いや、偶になんだけど。偶に。
んん! つまり、私のような少し抜けた所のある娘だけしか、環さんの優しさに気付けないのだとしたら、それはとても不憫なことだ。
ならばせめて、私だけでも環さんの学友としてお傍にいて上げよう!
そう決意を新たにすると『分かったのかい?』と、環さんが聞いてくる。
「ええ、勿論! そうだ環さん! 今日は一緒に帰りましょう。さあさ! ……あっ! 先生、無断で私を撮るのは本当にお止しになってね!」
去り際、先生に釘を刺しておいた。
決意を新たにした私は、今まで以上に環さんに話し掛けるようになった。
先日起きたお父さまの情けない失敗談を語って聞かせる。にこりともしない。
必死に頭を捻って機知(ウィット)に富んだ話題を振る。何故か呆れられる。
お母さまと見た落語を再演してみせる。記憶の不備を指摘される。……上手くいかない。
「先生、環さんのように賢い人は、あれもこれも馬鹿馬鹿しくって、詰まらないとお思いなのかしら?」
教員室で偶々先生と二人っきりになったので、そう尋ねてみる。
「そんな事はないと思うけどね」
「本当に? それなら、私が嫌われているのかしら?」
先生はびっくりした顔になる。
「どうしてまた?」
「だって、私と話していても、ちらっとも笑わないんですもの。私に付き纏われて、迷惑に思っているんじゃ……」
うう、と泣き言を漏らす。
ふむ、と先生は少し頷かれると、机の引き出しを開ける。
「良子君、先に謝っておこう。絶好の被写体だったから、つい、ね」
そう言われて、一葉の写真を取り出すと、私に手渡してくる。
そこには、机ではしたなくうたた寝する私と、それを見下ろす環さんのお顔が映っている。
薄っすらと笑みを浮かべていた。
- 898 :第五十六回ワイスレ杯参加作品 :2021/03/06(土) 14:44:49.29 ID:UVgjw8vj0.net
- 突然の出来事に立ち尽くす。
「って、もー難しいわねー、今回のお題!」
夕食を用意している俺が振り返ると、スマホ片手に立ち尽くしている美穂が見えた。
「突然の出来事に立ち尽くすなんて、ヒトの生き死にとか、スマホを落とした時くらしか思いつかないわよ。どう思う?」と、突然に俺への問いかけ。
「へ?」夕食用の魚をさばいているのに、こちらこそ突然の出来事に立ち尽くすだよ。「いや、なんのこと?」
「えーとね、この一行から始まる物語を書かなくちゃいけないのよ、5ちゃんで」
「あー、美穂がいつもの見てるスレのやつ?」
「そ」
「立ち尽くすような出来事が、人の生き死にかスマホって美穂の振り幅ヒドくない?」
「だってそれぐらいしか思いつかないもん、……殺人とかの話じゃあ、ゼッタイ他の人とカブるわよねー」
「かぶっちゃ悪いの?」
「当たり前だよー、ショートストーリーは驚きがキモなんだから。人とカブちゃ驚きも半減だよ」
ふ〜んと包丁を動かしながら俺は気のない返事をした。
美穂はブツブツ言いながら、リビングに行きソファーにドカッと座り込んだ。
さて料理に集中しよう。アラは煮つけにして、身は刺身かカルパッチョにしようか。そういえば初めてカルパッチョを食べたのは、美穂にプロポーズしたその時のディナーメニューだったな。
あの日は大変だった。稼ぎの少ない俺はやっと金を貯め、婚約指輪を買ってマリーンルージュのクルージングディナーを予約したんだっけ。美穂もいっぱい喜んでくれてたな、指輪を出した時の顔は今でも忘れられない。
そしてあの出来事……。クルーズも終わりウキウキ気分で下船しようとした美穂が、船と桟橋を繋ぐステップでつまずきコケそうになり、かろうじて手すりに手をついて持ちこたえた。
「大丈夫か?」後ろから俺が聞くと。
「……とした」と美穂は立ち止まった動かない。
「え? ほら後ろがつかえてるから進んで」
「アイホン落としちゃった……」
「どこに?」
黙って海を指差す美浦。とりあえず立ち尽くす彼女を後ろから押し船から降ろした。
桟橋からのぞき込むと、船と岸壁の間に黒い海面が見えるだけ。
「あーこりゃダメだ」
「あーん! 2人の思い出がーっ」
「でもほら昨日バックアップとったばかりじゃん」
そう美穂が写真をたくさん撮ると思って、容量確保のためアイホンの中の写真をパソコンに移させたのだ。
「あーん! 今日の思い出がーっ」
「うーん……、じゃあもう一回乗るか?」
「え……」
「今日のことをやり直すんだよ、もう一度この船に乗るんだ。いつになるか分からないけど、待っててくれる?」
「うん……」
「じゃあやり直すんだから、とりあえず指輪返して」
「えーそこまでやるのー」
半べその美穂がニッコリと笑った。
そんな思い出に浸りながら料理していると突然。
「ア"ーーーーーーーーッ!」
美穂が大声を出した。
何だ!どした?と見るとさっきまで難しい顔をしていたのに、マァーリンルージュで愛されてぇ〜と、ご機嫌で歌を口ずさんでいる。
「思いついちゃった」
薄っすらと笑みを浮かべていた。
- 899 :第五十六回ワイスレ杯参加作品 :2021/03/06(土) 14:49:17.29 ID:UVgjw8vj0.net
- 突然の出来事に立ち尽くす。
今日は彼とのクルージングデートだったのに、最後にやってしまった……。
マリーンルージュのナイトクルーズで豪華なディナーを食べて、デッキで彼にプロポーズされて、最高の指輪も貰って。私は幸せの絶頂だったの。
でも船から降りる時につまずいちゃって、その拍子にアイホンを落としちゃったの、……海に。
あー今日の思い出がーって相当落ち込んだわ。でも昨日、彼が写真をバックアップしてくれてたおかげで過去の思い出は無事だったのが救い。
それでも諦めきれずに入場口のデッキのベンチに彼とずっと座ってて、もう辺りには誰もいなくなって……。隣の彼もいつの間にか静かに寝息をたてて、眠っちゃったみたい。
あー私も眠くなっちゃったなと思った時、海の方が明るくなったから立ち上がって見ると、海面の下の方から光が。その光の中からひとりのビショビショのおっさんが(失礼、老人)出てきたの。
長い白髪が白いひげの顔にまとわりついている。格好と言えば、濡れて身体に張り付いた白いローブ、アクセントみたいに海藻がところどころ付いている。
その老人は光る海面の上に立ち、両手に何か持っている。
「お前が落としたのはこのアイホンか?」と左手を掲げその老人が言う。
「それともこのアイホンか?」と遅れて右手を掲げて聞いてきた。
すぐに分かった、スポンジボブのカバーが付いてる右手のやつが私のだ。でも左手に持ってるのをよく見るとカメラのレンズが3つ見えるし大きい、あれはiPhoen 12 Pro Maxだ。ああ私が欲しいやつだ。
「そっち……」と私は自分のiPhone8の方を指さしたが「あのー12の方にデータとか入ってないですよね、私のとか?」と尋ねた。
「うむ、新品じゃ」
「そうですか……、じゃあ8の方で」
すると老人は無言でデッキの端にiPhone8を置き、海の中に消えて行った。あれれ?正直に言ったと12もくれる流れじゃないんだ……。
私は急いでアイホンを取りに行って、彼を起こした。
「ねえねえ、今変なおっさんが私のアイホン拾ってくれた」
「ん〜何?」ボーッとしちゃって彼。
「アイホン見つかったの!」
「え!よかったじゃん。でもどいうこと?」
「変なおっさんが海から出て来て―」私は説明するの面倒臭くなって、彼の手を引っ張り。
「いいからいいから、さ、帰りましょ」
「う、うん」
濡れたアイホンは大丈夫かしらとボタンを押してみる、一応ホームは表示されるわね。写真はと立ち上げてみると……、一番上にあのおっさんの自撮り写真が。
薄っすらと笑みを浮かべていた。
- 900 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/06(土) 15:12:43.72 ID:bpbzwN2r0.net
- 第五十六回ワイスレ杯参加作品
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只今、二十九作品!(`・ω・´)
- 901 :美世だが :2021/03/06(土) 15:21:06.44 ID:80qIaGm60.net
- うわ、もう30越えるやん
スレ跨ぎ確実やん
- 902 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 15:36:35.27 ID:kd+wenxOp.net
- >>898
>>899
上手いうえにおもろい
ちょっとこれは凄いねぇ
- 903 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 16:00:09.41 ID:CnudHJLXd.net
- >>897
いいな、これ好き
- 904 :第五十六回ワイスレ杯参加作品 :2021/03/06(土) 16:22:17.50 ID:TvRF+huDa.net
- >>902
もうちょい上手く自演しろよw
- 905 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 16:26:17.18 ID:bcuz7nFKa.net
- みんな面白いもの書くなぁ
- 906 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 16:27:57.08 ID:v2rwVnoD0.net
- すごいね
- 907 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 16:35:25.36 ID:aW7ZBeCrH.net
- あげ
- 908 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 16:35:41.47 ID:aW7ZBeCrH.net
- あげ
- 909 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 16:36:13.52 ID:aW7ZBeCrH.net
- あげ
- 910 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 16:47:33.76 ID:kd+wenxOp.net
- >>906
いやいや、あんたの作品も好きだぜ
- 911 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 17:12:42.41 ID:ANvQFnD+H.net
- あげ
- 912 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 17:13:05.13 ID:ANvQFnD+H.net
- あげ
- 913 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 17:13:20.08 ID:ANvQFnD+H.net
- あげ
- 914 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 17:16:24.65 ID:gpbe+nKi0.net
- なんで無駄にageてんの?
スレがもったいないだろ
- 915 :美世だが :2021/03/06(土) 17:32:21.12 ID:80qIaGm60.net
- 読もうと思ったが、読み切れんわ
- 916 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 17:39:02.12 ID:cXQMKxmXF.net
- あー。これは次スレ必要なパターンだ。
そんで転載できなくて詰む人が出る。
- 917 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 17:43:50.15 ID:pnKyNymX0.net
- 転載なんかしなくていいよ
レス番が滅茶苦茶になるし、下手すりゃ規制に引っかかる
- 918 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 17:50:41.52 ID:cXQMKxmXF.net
- そうだね。とりあえず後6時間か。面白いのが沢山あって嬉しい。
高い難易度と身構えたけど、蓋をあけてみれば良作が豊富な良いお題だった。
- 919 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/06(土) 18:00:09.32 ID:bpbzwN2r0.net
- ワイが書き込みを控えていてもスレを跨ぐのか!
移動は時間が掛かる上に規制に引っ掛かり易い!
そこで作品の移動は諦めて以下のような表記にする!
前スレ
>899
よろしく!(`・ω・´)ノシ もう少し書いて精米を始める!
- 920 :不浄場に鎮座三郎DOPNESS :2021/03/06(土) 19:37:31.01 ID:hpFvMZ9h0.net
- 第五十六回ワイスレ参加作品「身勝手」
突然の出来事に立ち尽くす。
彼女と彼女の荷物を乗せて、山へとドライブした帰り道だった。
スコップやらなにやらを積んで走らせていた車が壊れてしまったのだ。
行きでは快適に進んでいたのに、急にぷすりと、止まってしまい、しまいにはエンジンすらかからなくなってしまった。愛車ならこうなっても、何が原因かとか調べられていたかもしれないが、あいにく今日はいつもの車とは違う。修理業者を呼ぼうとスマホを確認するも、圏外。周りを確認しても山ばかりで、電波塔が一本も見当たらない。どうやら、辺鄙な場所に来すぎてしまったらしい。なす術もないとはこのことである。
彼女の鞄を開けて、魔法瓶を取り出す。コップに熱いままの紅茶を注いで、口をつけた。そして助手席に置いた彼女の顔を見る。月夜に照らされたその横顔は美しく、私はそっと口づけをした。
冬のせいか少し冷えてしまったその肌はとても滑らかで、私は自身の腕の確かさに惚れ惚れする。キスをするシチュエーションが車のシートでなければ、なお盛り上がっただろうことだけが不満だった。
そのためには早く家に帰って彼女を飾ってあげなければならない。それに、他の二人にだって紹介してあげなくては……。
とにかく時間が惜しかった。こんなところで立ち往生している場合ではない。
それに、もしこの場面を誰かに見られてしまっては大変だ。
そんな時だった。シャラン、と何か鈴のようなものが鳴った。街灯もなく、先ほどまで照らしてくれていた月も雲に隠れていた。だと言うのに、音の鳴った方にいたそれだけははっきりと見えた。
それはゆらゆらと揺れていた。初めはただ木か何かが風に揺れているだけだと思っていたが、すぐにそれは誤ちであることに気づいた。
女だった。
着物を身につけた女が踊りを舞っていたのだ。
滑らかに、穏やかに、一分の迷いもなく、ゆったりと、しかし隅々まで神経を通わせて、舞っていたのだ。
この世ならざるその光景に、私はすぐに目を離さねばならないとそう思った。しかし、すでに手遅れなのだ。
舞いながら少しずつ、女は近づいてくる。私はその場から一歩たりとも動けないまま、それを眺めていた。あまりにも美しい光景を、目に焼き付けようと必死だったのだ。
そして、今何が起こっているのかが理解できた。女は彼女だった。彼女達だった。
なぜなら、女には目も、鼻も、口も、何もない。まるで無くしてしまったようにのっぺらぼうだったのだ。だから気づいた。
あぁ、取り戻しに来たのだ。彼女達の顔を、私が奪ってしまったから。
しかし、それでも、女は顔があった時よりも美しく見えた。私が必要ないと切り捨てた顔以外の存在であるのに、生前よりも、魅力的に思えたのだ。
だから私は混乱する。
そして同時に悟った。
私に近づいてきている女は完成しているのだ。顔がないということが、そこにもし顔があればという想像心を生み出す。未完であり、しかし、これ以上を超えることはない。ある種の、ミロのヴィーナスなのだ。
私は即座に車に飛び返り、助手席に乗せた顔皮にライターで火をつけた。タンパク質の燃える独特の匂いが鼻につく。
いつのまにか、顔のない女は私の後ろへと回り込んでいた。そして、私の首に手を触れる。取り戻しに来た顔を燃やされて、怒っているのか?いや、それは違う。
私には、今、彼女がどのような顔を浮かべているのか見なくてもわかる。たとえ、顔がなくてもわかる。
顔を取り戻すことで今の美しさを損なわれなくなったのだ。これで女は完全に完成したのだ。だから、嬉しいに決まっている。
女が私に迫り、首を絞める力が強くなる。
何もない顔が私を覗き込んでいた。
そこには思い描いた最上の顔があった。
酸欠で苦しくなる中、ミラーに映る私の顔が見えた。
薄っすらと笑みを浮かべていた。
- 921 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/06(土) 19:48:04.36 ID:bpbzwN2r0.net
- 第五十六回ワイスレ杯参加作品
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只今、三十作品!(`・ω・´)
- 922 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 19:51:49.76 ID:AC4nY0P20.net
- https://itest.5ch.net/mevius/test/read.cgi/bookall/1615027844
ワイスレ杯ヲチスレ
- 923 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/06(土) 20:44:45.46 ID:bpbzwN2r0.net
- https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1615030985
本スレの移転先!
現行のスレが埋まった場合、
こちらで作品を受け付けている!(`・ω・´)
- 924 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 21:00:18.33 ID:0Pkj34N40.net
- ワイさん、第五十六回ワイスレ杯の優勝賞金百万円は、小切手ですか?それともアマゾンギフト券ですか?
- 925 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 21:03:14.10 ID:Tg4wsWEP0.net
- >>924
百万円分の米と野菜が送られてきますよ
- 926 :56回参加作品 :2021/03/06(土) 21:52:49.44 ID:4wQOZ3Aup.net
- 突然の出来事に立ち尽くす。
数秒。
そして駆け出す。
視線の先、埃っぽい大気の中をひらひらと舞い落ちてくるものが多数。
その落下域に人だかりが出来ている。ゴミの転がる通りで、万歳するように両手を空に掲げる人、ダンクシュートよろしく跳び上がる人。地面に這いつくばる人。道を塞がれた車がクラクションを鳴らしている。
金だ。まちがいない。頭上を走る高速道路の側壁が壊れ、横倒しになった自動車のライトが見える。
何があったのかは知る由もないが、おおかた現金輸送車が事故を起こしたとか、そんなとこだろうと見当をつける。
僥倖だ。
夏の陽射しの下で、人だかりはさらに温度が高い。
僕はそのただ中に飛び込むと、脇から押され、後ろから蹴られ、前から倒れ込んでくる人を押し返しながら、やっとのことで跳び上がって空中を舞っていたものをつかみとった。
跳び上がった瞬間、それが自分の思っていたものと違うことには気がついていた。
握った手を開く。
それは金ではなかった。
羽だ。
柔らかな、白い羽。
僥倖どころじゃない。それは奇跡だった。神性の顕現。
僕は隣にいたみすぼらしい身なりの男の腕をつかむと、なにがあったのかと訊いた。
「天使が逃げたんだ。ほら、あそこ」
男は横たわった車を指さす。僕の思ったとおりだ。運んでいたものが現金ではなかったというだけで。
「襲撃されたのかもしれない」
「それで、天使はどうしたんだ」
「そこらにいるんだろ。非実体化して。パニクってるのかな。羽だけ落ちてくる」
男は上空を見たまま、横顔に笑みを浮かべて言った。天使の羽以外は相手にする価値がないといわんばかりに。
喚くようなサイレンがいくつも近づいてくる。警察の到着だ。
「おい、逃げたほうがいいぜ」
人だかりが入浴剤のように外周から崩壊していく。男も走り去る。
警官たちが逃げた人々を追いかけていく。もう一枚、と思っている間に逃げ遅れた。まるっとした警官が僕に目をつけたのがわかった。
警官は無表情に不審と怒りをこめて羽を渡すように僕に命じた。羽を手渡すと今度は所持品検査だ。僕は抗わない。警官に逆らうのは愚の骨頂だ。もし仮に人生を終わらせたいとしても、もっといい方法はいくらでもある。
もう行っていい、と警官は来た方向に踵を返しながら、吐き捨てるように言った。
僕は夢から覚めてふたたび歩きだす。
超富裕層の間で天使が飼われるようになって長い。上級天使なら小都市がひとつ買えるほどの値段がする。ひどい扱いを受けているという話も聞くが、さもありなんだ。ちなみに両性具有の天使は単性の天使より高い値がつく。
あの羽を換金できたら、それなりの額になったはずなのに。そう思うと悔やんでも悔やみきれない。最近はろくな仕事がないのだ。喰いつめ者はそこら中にあふれている。羽は極上の向精神薬の材料になるし、ちょっとしたノウハウと機材があれば出来るから、逃げおおせた人たちは自分で使うのかもしれないが。
背後から爆発音が聞こえて振り返った。高架の向こうにそびえるビルの高層階から煙が上がっている。上空に点滅しながら窓に取りつこうとする天使の姿があった。けたたましいサイレン音が通り過ぎていく。
いつのまにか周囲の薄汚れた建物の入り口に、窓に、人々が顔を出して状況を見ている。誰かが「蜂起だ!」と叫ぶと、歓声が上がった。
通りに人がなだれこみ、あっという間に祭りのような騒ぎになった。西5番街でも36丁目でも天使の蜂起が始まったと声がする。
軽い破裂音がして、悲鳴が上がる。人々の表情が変わる。まるでリバーシブルの仮面のようだ。直ちに解散して帰宅せよと、拡声器を通して割れた声がする。どこかから石が投げ返され、うねるような怒号が起こった。
僕は後ろから押されて歩き出した。人々が群衆となって動き出したのだ。何を考えているのだろうか。僕は必死で人並みに抵抗するが、簡単に押し流されてしまう。
雷鳴のような銃声がして、阿鼻叫喚が始まった。背の高い装甲車の屋根から機銃を水平に撃ちまくっている男がいる。
銃声とともにまさに雷に打たれたような衝撃が胸に走る。僕の左隣を歩いていた女が、短いうめき声を上げて倒れた。世界が回り、崩れ落ちる。倒れた女の顔が目の前に合った。
薄っすらと笑みを浮かべていた。
- 927 :第五十六回ワイスレ杯参加作品 :2021/03/06(土) 22:04:54.52 ID:UPd9cGsHp.net
- 突然の出来事に立ち尽くす。
状況を素早く理解しなければ。
いや、それより一刻も早くここを立ち去るべきだ。
三月の澄んだ夜空。立ちのぼる湯けむり。全裸の俺。
そして、脱衣所の方から聞こえてくる……女の声。
誤って女の露天風呂に入るなんて、俺はとんだ間抜け者だ。
もっとちゃんと入り口で確認していれば、こんな事にはならなかった。
先客がいなくて貸し切り同然だ、とつい浮かれてしまった事が油断に繋がったのだ。
頭を抱えてうなだれる。手には心許ない手ぬぐい一枚だけ。
目の前にあるのは、広々とした露天風呂。
前にも後ろにも逃げ場はない。
俺は露天風呂の真ん中で膝から下、湯に浸かったまま動けないでいる。
くそ、どうすれば。
と無駄に考えている間に、二人の女が湯船に近づいてくる。
隠れるスペースなんてある訳なかった。
相手が気づいて、こっちを見る。もろに目があった。
「きゃー、男がいるわっ」
「ち、違うんだ。待ってくれ、訳を……」
「やだ……気持ち悪いっ、近寄らないで!」
「頼む……!」
誤解だ、と言う前に俺は、女から顔面を拳で殴打されていた。
ザッパーン!!
思い切り後ろに吹っ飛ばされ、俺はそのまま沈み、挙句に湯船の底で後頭部を強打し、意識が途絶えた。
気づいた時には、脱衣所だった。
そばには風呂屋の店主がいて、仰向けの俺を険しい顔つきで見下ろしている。
気絶した俺を湯船から抱え出し、パンツを履かせたのは店主のようだ。
「女の露天風呂に入るなんて変態野郎が」
「勘違いだっ、話を聞いてくれ!」
「五月蝿いっ」
「そんな……本当に悪意はなかったんだよ」
決して意図した事ではなかったのに、まるで犯罪者扱い。
ひどい仕打ちだ。
いくら独身でハゲで中年太りしてるからって、見た目で判断するのは如何なものか。
折角の一人旅だと言うのに、これじゃあ思い出もクソもない。
別に若い女の体を見ようとした訳ではなかった。ただ少しだけ視界に入っただけだ。
俺は三次元の女よりも、二次元の女を愛すると決めた。もう随分と前に。
いや、そんな事を考えている場合じゃない。
そうこうしてる間に、耳を塞ぎたくなるようなサイレンの音が響いてくる。
数分後、正義感溢れる若い警察官が脱衣所にやってきた。
さしずめ店主が通報したのだろう。
警察官は挙動不審の俺の姿を見つけるや否や、見下した表情で言った。
「事情は詳しく聞いた。あんた良い歳して恥ずかしいと思わないのか?」
「だから、そういう気はさらさらなくてですね」
「被害者の話を聞いたら、そういう気満々としか思えん。取り敢えず詳しい話は署で」
「そんな勘弁して下さい。俺は悪くないんです!」
そうだ。俺は悪くない。ただ本当に間違って女湯に入った。
そして、後から入ってきた若い女と鉢合わせてしまっただけで。
なんでそれだけで変態扱いされるんだ。おかしい。何故だ。何処に落ち度がある。よく考えろ。
……あぁ、そう言えば。
裸の女が近づいてきて、向こうがこっちに気づく前、俺は相手の顔を見て、ふと思ったな。
俺の愛する魔法少女センチメンタルの霧崎ライムちゃんにちょっと似てるって。
そしたら、ライムちゃんの限定フィギュアを一昨日ゲットした事を思い出して、再び喜びが込み上げてきて、帰ったら存分に愛でてやろうと思って……。
それだけのはず。
帰る楽しみが出来たってだけの事。
女と目が合った時も、ライムちゃんの事しか考えていなかった。女に手を出そうとしたり、何か卑猥な事を言ったりもしてない。ただ純粋にライムちゃんの事で頭の中がいっぱいだっただけで。
いや、待てよ。あぁ、違う。大事な事を忘れていた。
……なるほど。確かに。それなら合点がいく。ふむふむそうか。
間違いない。ライムちゃんに想いを馳せていた俺は多分、女と目が合ったあの時。
薄っすらと笑みを浮かべていた。
- 928 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/06(土) 22:04:58.68 ID:bpbzwN2r0.net
- 第五十六回ワイスレ杯参加作品
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只今、三十一作品!(`・ω・´)
- 929 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 22:05:17.16 ID:0Pkj34N40.net
- ああ、あの過疎の村でひそかに人気という「ワイさんこだわり農薬野菜セット」なら変更してください。なんならスタバカードでもいいです。
- 930 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/06(土) 22:06:21.67 ID:bpbzwN2r0.net
- 第五十六回ワイスレ杯参加作品
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只今、三十二作品!(`・ω・´)ちょっと寝る!
- 931 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 22:12:56.35 ID:lTXkhK2G0.net
- これってワイ君からのお題の解説あるの?
無かったらモヤモヤするから、あると嬉しい
- 932 :美世だが :2021/03/06(土) 22:43:29.90 ID:i1Y5Uy/j0.net
- お題の解説って何言ってんだ
投げられたら拾うだけの構造に気がついてないなら終わってる
- 933 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 22:52:11.68 ID:UPd9cGsHp.net
- 818を投稿した者ですが、バグを起こして同じのを投稿しました。927がそれです。すみません。
- 934 :美世だが :2021/03/06(土) 22:59:58.65 ID:i1Y5Uy/j0.net
- あ、つい舌がすべっちゃった
もう何も言わん
- 935 :美世だが :2021/03/06(土) 23:02:02.64 ID:i1Y5Uy/j0.net
- 今は11時だけど
ここから秀作が10作品は滑り込んでくるから怖いよね
- 936 :不浄場に鎮座三郎DOPNESS/第五十六回ワイスレ杯参加作品 :2021/03/06(土) 23:02:52.66 ID:kY9Peerma.net
- ワイ
突然の出来事に立ち尽くす。
玄関を開けると殺したはずの女がそこに立っていた。
外では雨が降っていて、彼女はまるでその中を歩いてきて、雨宿りをしにきたみたいに、そこに立っていた。髪からは水滴が溢れ、濡れたワイシャツから肌が透けていた。なんとも言えない存在感がそこにはあった。生前の彼女から考えられないほどのリアリティが目の前の女にはあったのだ。
頭の中は疑問符でいっぱいだ。殺し損ねたはずもない。首を絞めた感触はまだ僕の掌に残っている。動いていない心臓の音は鼓膜に焼き付いている。死体は重たく、雨の日を選んで埋めた。証拠もなく、彼女は行方不明として扱われた。だから、こうやって目の前にいるはずがなかった。
双子の姉妹もいない。彼女は天涯孤独の身だった。つまり、彼女は生前から死んでいたも同然だった。違いがあるとすれば、生きているか、死んでいるか、それだけだった。
僕は気を取り直して彼女に微笑み、部屋へと歓迎する。
「まぁ中に入れよ、ずっと待ってたんだ」
彼女はにっこりと笑って、玄関へと足を踏み入れた。
「何か飲むだろ? 簡単なカクテルでもいいかな?」
僕がそう聞くと、彼女は「いいわよ」と、一言だけ返した。
僕らは机を囲み、グラスを手に取って乾杯する。適当に作った名もないカクテル、それを飲んで、注いで、二杯目を飲み、また注ぐ。
話しているうちに僕らの距離は近づいていって、ついにはゼロへと至る。彼女の青白い肌は血が通っていないかのように冷たく、綺麗だった。
肌に触れて、軽くくすぐると、彼女はまるで生きてるかのように声を上げる。首筋には赤くなった絞殺痕があり、それがタトゥーのように美しくて、そっと口付けをする。
それからはいつもの流れだった。
しれっとビデオカメラを設置して、僕は彼女へと覆い被さる。幽霊とは思えない生々しさが僕をさらに加速させる。
裸になった彼女は僕に尋ねた。
「ねぇ、私は死にたかったんだと思う?」
「毎日言ってたよ、死にたいって」
「本当に死にたかったのかな」
「君はなんの抵抗もしなかった。あの時の表情を今でも覚えているよ」
「これだけははっきりわかるわ。あなたが殺してくれたから私は生きているの」
僕が彼女に内没したまま、ゆっくりと首へと手を伸ばす。アルコールが入ってることもあり、体は熱く、興奮は覚めない。
「ほら、こんな風に……」
細い首の、赤い跡の上に手を重ねる。ゆっくりと力を込めていく。彼女は静かに僕を眺めていて、あの時の繰り返しだと僕は思っていた。雨の音と、とても近くで鳴る水音だけが部屋に響いていた。
いつのまにか行為は終わっていて、僕は彼女の中に欲を吐き出していて、彼女は事切れていた。僕の部屋の布団の上には、幽霊の死体が横たわっていて、そして、その中と上には生が撒き散らされている。相反する二つがこの部屋では共存していた。
彼女は安らかに目を閉じていて、まるで寝ているように死んでいた。僕は二度死んだ彼女を横目に、グラスに残っていたカクテルを飲み干す。やはり、先ほどまでと同じ味がしていた。
いつの間にか僕は寝ていて、朝が来ていた。布団に彼女の姿はなかったが、確かにそこにいたと言う痕跡だけがあった。机の上にグラスは二つあったし、残していった飲みかけは氷が溶けて、色が薄くなっていた。
試しに回していたビデオを確認するも、暗闇しか映っていなく、うまく撮れていなかった。
殺したはずの彼女が現れた。
そのことについて疑問はたくさん残る。しかし、それは消えてしまった彼女の幽霊だけが知り得ることだ。だから、深く考えずに、窓を開けてタバコを吸う。雨が上がりの青い空に煙を吐いていると、灰が床に落ちた。
一週間が経った。昨日から曇り空で、どうやら今日は雨が降るらしい。僕は帰りにスーパーに立ち寄ってお酒を買った。
簡単なカクテルを作ろう。カクテルの名前はきっとこうだ。
「人殺しのカクテル」
僕がそんなことを呟きながら、グラスを用意していると、チャイムがなった。外では雨が降っていた。玄関の扉を開けると、殺したはずの彼女が立っていた。
「まぁ、中に入れよ。ずっと待ってたんだ」
そう言うと、彼女はうなづき、中へ入ってくる。
「何か飲むだろ? 簡単なカクテルでも良いかな?」
「いいわよ、私も飲みたくなったの。人殺しのカクテルを」
僕しか知らない名前を彼女は何故か知っていた。僕は驚し、背筋を冷やす。だけれども、振り返ったりはしなかった。用意していたグラスにお酒を注いで、それに映った彼女の表情を覗き見る。
薄っすらと笑みを浮かべていた。
- 937 :美世だが :2021/03/06(土) 23:13:39.09 ID:Vigmjxxua.net
- 今から小屋に行くわ
- 938 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 23:15:13.19 ID:lTXkhK2G0.net
- 終わってるも何も、まだ始まってもない人間としては勉強の機会が欲しいだけなんだけど……
- 939 :美世だが :2021/03/06(土) 23:19:37.23 ID:Vigmjxxua.net
- >>938
ああごめん
本当にワイスレ杯知らないんだな
お題の解説はない
出されたお題で自由に書くだけ
正解は無い
ワイが面白いと思った人が優勝
- 940 :美世だが :2021/03/06(土) 23:21:13.09 ID:Vigmjxxua.net
- これでわかるかな
- 941 :美世だが :2021/03/06(土) 23:21:50.35 ID:Vigmjxxua.net
- 小屋に着いた
- 942 :美世だが :2021/03/06(土) 23:24:13.00 ID:Vigmjxxua.net
- 薪とりにいく
- 943 :不浄場に鎮座三郎DOPNESS/第五十六回ワイスレ杯参加作品 :2021/03/06(土) 23:30:59.50 ID:kY9Peerma.net
- >>936
文頭にメモが紛れ込んでいたので修正いたします。
『人殺しのカクテル』
突然の出来事に立ち尽くす。
玄関を開けると殺したはずの女がそこに立っていた。
外では雨が降っていて、彼女はまるでその中を歩いてきて、雨宿りをしにきたみたいに、そこに立っていた。髪からは水滴が溢れ、濡れたワイシャツから肌が透けていた。なんとも言えない存在感がそこにはあった。生前の彼女から考えられないほどのリアリティが目の前の女にはあったのだ。
頭の中は疑問符でいっぱいだ。殺し損ねたはずもない。首を絞めた感触はまだ僕の掌に残っている。動いていない心臓の音は鼓膜に焼き付いている。死体は重たく、雨の日を選んで埋めた。証拠もなく、彼女は行方不明として扱われた。だから、こうやって目の前にいるはずがなかった。
双子の姉妹もいない。彼女は天涯孤独の身だった。つまり、彼女は生前から死んでいたも同然だった。違いがあるとすれば、生きているか、死んでいるか、それだけだった。
僕は気を取り直して彼女に微笑み、部屋へと歓迎する。
「まぁ中に入れよ、ずっと待ってたんだ」
彼女はにっこりと笑って、玄関へと足を踏み入れた。
「何か飲むだろ? 簡単なカクテルでもいいかな?」
僕がそう聞くと、彼女は「いいわよ」と、一言だけ返した。
僕らは机を囲み、グラスを手に取って乾杯する。適当に作った名もないカクテル、それを飲んで、注いで、二杯目を飲み、また注ぐ。
話しているうちに僕らの距離は近づいていって、ついにはゼロへと至る。彼女の青白い肌は血が通っていないかのように冷たく、綺麗だった。
肌に触れて、軽くくすぐると、彼女はまるで生きてるかのように声を上げる。首筋には赤くなった絞殺痕があり、それがタトゥーのように美しくて、そっと口付けをする。
それからはいつもの流れだった。
しれっとビデオカメラを設置して、僕は彼女へと覆い被さる。幽霊とは思えない生々しさが僕をさらに加速させる。
裸になった彼女は僕に尋ねた。
「ねぇ、私は死にたかったんだと思う?」
「毎日言ってたよ、死にたいって」
「本当に死にたかったのかな」
「君はなんの抵抗もしなかった。あの時の表情を今でも覚えているよ」
「これだけははっきりわかるわ。あなたが殺してくれたから私は生きているの」
僕が彼女に内没したまま、ゆっくりと首へと手を伸ばす。アルコールが入ってることもあり、体は熱く、興奮は覚めない。
「ほら、こんな風に……」
細い首の、赤い跡の上に手を重ねる。ゆっくりと力を込めていく。彼女は静かに僕を眺めていて、あの時の繰り返しだと僕は思っていた。雨の音と、とても近くで鳴る水音だけが部屋に響いていた。
いつのまにか行為は終わっていて、僕は彼女の中に欲を吐き出していて、彼女は事切れていた。僕の部屋の布団の上には、幽霊の死体が横たわっていて、そして、その中と上には生が撒き散らされている。相反する二つがこの部屋では共存していた。
彼女は安らかに目を閉じていて、まるで寝ているように死んでいた。僕は二度死んだ彼女を横目に、グラスに残っていたカクテルを飲み干す。やはり、先ほどまでと同じ味がしていた。
いつの間にか僕は寝ていて、朝が来ていた。布団に彼女の姿はなかったが、確かにそこにいたと言う痕跡だけがあった。机の上にグラスは二つあったし、残していった飲みかけは氷が溶けて、色が薄くなっていた。
試しに回していたビデオを確認するも、暗闇しか映っていなく、うまく撮れていなかった。
殺したはずの彼女が現れた。
そのことについて疑問はたくさん残る。しかし、それは消えてしまった彼女の幽霊だけが知り得ることだ。だから、深く考えずに、窓を開けてタバコを吸う。雨が上がりの青い空に煙を吐いていると、灰が床に落ちた。
一週間が経った。昨日から曇り空で、どうやら今日は雨が降るらしい。僕は帰りにスーパーに立ち寄ってお酒を買った。
簡単なカクテルを作ろう。カクテルの名前はきっとこうだ。
「人殺しのカクテル」
僕がそんなことを呟きながら、グラスを用意していると、チャイムがなった。外では雨が降っていた。玄関の扉を開けると、殺したはずの彼女が立っていた。
「まぁ、中に入れよ。ずっと待ってたんだ」
そう言うと、彼女はうなづき、中へ入ってくる。
「何か飲むだろ? 簡単なカクテルでも良いかな?」
「いいわよ、私も飲みたくなったの。人殺しのカクテルを」
僕しか知らない名前を彼女は何故か知っていた。僕は驚し、背筋を冷やす。だけれども、振り返ったりはしなかった。用意していたグラスにお酒を注いで、それに映った彼女の表情を覗き見る。
薄っすらと笑みを浮かべていた。
- 944 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/06(土) 23:34:33.82 ID:bpbzwN2r0.net
- 第五十六回ワイスレ杯参加作品
>742
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只今、三十二作品!(`・ω・´)
- 945 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/06(土) 23:35:58.46 ID:bpbzwN2r0.net
- >>938
全ての順位が確定したあとに明かす予定!(`・ω・´)
- 946 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 23:37:27.62 ID:lTXkhK2G0.net
- >>939
あ、マジで無いのね
来たばっかだから知らなんだわ
とはいえワイ君自身が高難易度と言うぐらいだから、せめてどういう意図でこのお題を投げたのかぐらいはワイ君から聞きたいのが本心……
- 947 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 23:38:24.92 ID:lTXkhK2G0.net
- >>945
おっとマジか
待ってるよ!
- 948 :美世だが :2021/03/06(土) 23:44:12.78 ID:Vigmjxxua.net
- ワイと常連の付き合いを四捨五入したら10年以上のやつばっかし
その中で出たり入ったり
君は入って来たん
よく沼に片足突っ込んだね
- 949 :美世だが :2021/03/06(土) 23:45:31.22 ID:Vigmjxxua.net
- 15分切った
- 950 :美世だが :2021/03/06(土) 23:45:49.03 ID:Vigmjxxua.net
- ゴングはもうすぐ
- 951 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 23:50:24.91 ID:elTsT7SL0.net
- 突然の出来事に立ち尽くす。
「まじかよ……」
なんと気の迷いで買った宝くじが当たってしまったのだ。
事の発端は5分前に遡る。
休日の昼下がり、食材の買い足しのためにスーパーに来ていたのだが、
入口付近に新設された宝くじ売り場の赤文字に視線が吸い寄せられた。
魅入られたと言っても過言ではないだろう。なんともいえない魅力が俺を捉えて離さないのだ。
それにしても宝くじか、懐かしい。
ちっちゃい頃やりたいやりたいと喚いてよく親を困らせたものだ。
現在の俺は金欠でギリギリなのに、何を思ったのか、「すみません、1枚下さい」とつい口にしてしまった。
「はい、この中からお選びください」
と店員さんが返答をする。どうやらスクラッチ形式のようだ。
ふと、我に返るも今更このタイミングでやっぱもういいですとは言い出せない。たかが200円、されど200円。
だが恥と200円なら俺は200円を捨てる。
このスーパーを利用する度に白い目で見られるのは耐えられない。まあ我ながら自意識過剰とは思うが。
スクラッチを受け取ると、財布から硬貨を1枚取り出し、カリカリと削って行く。
マス目は全て25マス。俺がここでスクラッチを楽しむ人種ならば1マス1マス削り、一喜一憂していたことだろう。だが、俺には使命がある。
使命というとさぞ大層なことをするようにでも聞こえるが、実の所ただのタイムセールで他のおばちゃんと戦うことである。
そういうわけで、どうせ当たるはずもない、当たっても数百円のスクラッチに時間を掛ける訳にはいかず、大雑把に削っていく。
削る度に、変なタヌキやよく分からない鹿のキャラが現れてきた。
全て削り終わったあと、どうすればいいのか店員さんに尋ねるとどうやら横にある機械の挿入口に入れればいいとの事。
どうせ当たっていないだろうと、ぶっきらぼうに機械のチェックにかける。
ウィーンという機械音と共に1枚の明細書と入れたスクラッチが出てきた。
そこに書かれていたのは……【高額当選 】との文字が。
「え?」
「どうされました?」
「え、いや当選って書いてあったので……」
「おめでとうございます」
問題はそれがいくらなのかだ。宝くじの高額当選はなるべく伏せといた方が良いとよく聞く。
スクラッチをもう一度確認し、貼り付けられていた当選金額が書いてある紙と見比べてみる。
「まじかよ……」
端的に言うと1億円だった。
100万円でも、1000万でもなく1億だった。
まあ100万でも1000万でも現実味がないのは変わらないが。
「は……はは」
思わず高笑いでもしそうになってしまった俺はその場を逃げるように、タイムセールが行われるコーナーへと向かうことにした。とりあえず、暫くしないとこの混乱は収まらないだろうと思い、元々の目的を遂行することを優先したのだ。
しかし、少し時間を掛けすぎてしまったのか、値引きのシールが貼られた商品をおばさんたちが丁度取り合っていた。
間に合わなかったのだ。
だが、特に後悔という気持ちにはならなかった。
そりゃ1億円も当たったのだ。今の俺にとっては簡単に買えるものを取り合っているのだと思うと滑稽にも思えてくる。
ふと視界に入った金属のプレートに男の顔が反射していた。
それはもう気味悪く。
薄らと笑みを浮かべていた。
- 952 :この名無しがすごい! :2021/03/06(土) 23:52:36.37 ID:elTsT7SL0.net
- すみません、951は第56回ワイスレ杯参加作品です
- 953 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/06(土) 23:54:58.28 ID:bpbzwN2r0.net
- 第五十六回ワイスレ杯参加作品
>742
>743
>747
>758
>759
>760
>804
>808
>818
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只今、三十三作品!(`・ω・´)これで打ち止めか!
- 954 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 00:03:28.06 ID:pF9HuaYa0.net
- 第五十六回ワイスレ杯参加作品は三十三作!
上位は十作!
今日の夕方に全作品の寸評を書いてスレッドで公開する!
晩の八時に選ばれた十作を発表!
その後で今回のお題の意味を少し語る!
おやすみ!(`・ω・´)ノシ
- 955 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 00:06:23.18 ID:AbJ1O5NK0.net
- 皆様、お疲れ様でした
- 956 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 00:31:25.82 ID:Jmvk5p5K0.net
- (・ω・`)乙
- 957 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 00:50:52.44 ID:MdR9KKe30.net
- ありゃ、しばらく来なかったらワイスレ杯やってたのか
んで今回はシャム猫は参加したん?
- 958 :丁寧に全部は無理だから上からやっていく :2021/03/07(日) 09:38:54.06 ID:5XVWXc09a.net
- 突然の出来事に立ち尽くす。
「どうして、なんで……?」
私は震える声で、辛うじてそう口にした。
残業疲れで自室のアパートに帰れば、既に時刻は深夜零時近く。
冷蔵庫に入れていた野菜炒めを食べていたら背後から物音が聞こえてきて、振り返った先には青白い顔をした男が立っていたのだ。
驚きのあまり言葉が出ない。心臓の鼓動が痛いほどに激しい。
「お、俺にもわからない。気が付いたら、ここにいた。それに、何も思い出せないんだ。信じてくれ」
男は泣きそうな顔で、必死に弁解を始める。
私は彼の顔を見る。普通の人間とは思えないほどに青白い。いや、顔だけではなく、全身が青白かった。そして何より、彼の足許はぼやけていて見えなかった。
「幽霊……? いや、そんなの有り得ない。夢、幻覚……?」
「幻でもなんでもない。本当に、気が付くとここにいたんだ。信じてくれ」
私はとにかく彼に部屋の隅へと離れてもらい、落ち着いて考える時間を取った。
今日一日を思い返せば夢ではないことは明らかだ。幻覚の方は否定できない。ある日突然幽霊がでてきたなんてことより、私の頭がおかしくなったと考えた方がずっと筋が通っている。
時間を取って話し合うことで状況を整理することができた。どうやら彼は自身が幽霊であることに気が付いているらしい。いつの間にかここにいて、何も覚えてはいないのだという。
彼の方がずっと慌てて申し訳なさそうにしていて、不思議と超常現象への恐怖も薄れてしまった。
そして彼は、なぜかここの部屋から出ることができないらしい。強迫観念のようなものがあり、どうしてもここにいるべきだと考えてしまうようだ。
「……はぁ、ここ事故物件だったの。前の入居者の人が自殺したんですって。あなた、地縛霊なのよ、きっと」
私は頭を押さえながら、彼へとそう説明した。
「君は冷静だな。俺なんて、まだ混乱している。それに女性の部屋に居座っていることへの罪悪感でいっぱいだ」
「昔から、動物の生き死にへの忌避や嫌悪があまりなかったの。占いや幽霊なんて信じたこともなかったし、お墓参りに意味を感じたこともなかった。さすがに突然幽霊が立っていたのには驚いたけど、別にあなた、怖くないもの」
そんな私が幽霊騒動に直面するとは皮肉なものである。或いは、そんな私だからこそなのか。
「随分と変わった人の許に出てしまったものだ」
「で、どうしたいの?」
「どうしたい、とは?」
「何かあるでしょう? 未練や自分ことを思い出したい、だとか」
「突然そんなことを言われてもな……。君に迷惑を掛けないよう、早く成仏したいとは思っている」
大真面目な顔でそんなことを言うものだから、つい吹き出しそうになってしまう。
「別に気にしなくて結構よ。何かしたいことがあるなら協力してあげる。とにかく今日は遅いから、私はシャワーを浴びてくるわ」
「君は強いんだな」
私は晩飯の食器を片付けると浴室へと向かった。彼は私の手にした下着を目にしたことへのバツの悪さからか、気まずげに目を伏せていた。
私は服を脱ぎながら、深く息を吐き出した。
まさか、殺した相手が自室に化けて出るとは思わなかった。
私は仕事のストレスから、定期的にホストクラブに通っていた。
彼はそこで勤めていた三流ホストで、よく私の愚痴を真摯に聞いてくれていた。
彼は今の職は向いていないため一般企業へ転職したいと考えており、それから落ち着けば私と結婚を前提に付き合いたいとまで言ってくれていた。
だが、それは嘘だった。彼には別の婚約者がいたのだ。近い内に辞めようと考えていたことだけは事実であった。
私は彼を殺した。彼を恨んでいたわけではない。婚約者のものではなく、私だけのものにしたかったのだ。
だから私は、こうして彼が私のアパートに出てくることなんて、別に不快でもなんでもない。いつまでも居座ってもらって結構だ。
事故物件なんて彼が真相に気づかないように咄嗟についた嘘っぱちである。
私のアパートに出たのは復讐のためなのだろうか? 或いは、彼が復讐に来ると思い込む私の見せた幻覚か。婚約者への未練より私への恨みが大きかったということならば、それほど嬉しいことはない。
私は浴室で鏡を覗き込む。
薄っすらと笑みを浮かべていた。
- 959 :丁寧に全部は無理だから上からやっていく :2021/03/07(日) 09:39:38.88 ID:5XVWXc09a.net
- 間違えた
- 960 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 13:59:42.95 ID:K59bjtRB0.net
- 気になったやつだけ寸評。読めてない言う奴は読まんでいい。
>742 突然の出来事といえば幽霊。ご都合主義でありきたりな展開をみせたあと、こじつけがましく着地。着地してない。1/5
>743〜760 ぜったいウ○チ漏らすネタが出てくるだろう。そしてそれをやるならこの人だろう、と思わせておいてやらなかった。読者を失望させた罪は重い。 0/5
>804 テーマに新鮮味はないけど、文章がわりといい。スタイリッシュ。月の光に透けそうな黒い長髪は意味わからない。二重人格設定をうまく織り込んでいると思う。 3/5
>818 人は過ちを犯すもの。痛恨のミスに気づいた序盤は切迫感が出ててよかった。てめえのクソ裸なんてどうでもいいんだよ、くそ女とかタンカ切ってぶっちぎってよ、ファンタジーなんだから。 3/5
>821 純愛ものか。完成度でいえばこれが一番かも。ただネタに飽きた感。4/5
>831 昭和風味の終末SFを5ch脳が語るとこうなるという。SFじゃないかもだけど 3/5
続く、かな
- 961 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 17:34:17.56 ID:pF9HuaYa0.net
- 第五十六回ワイスレ杯全作品の寸評
>742
主人公は突然に現れた男の幽霊を見て驚いた! 震える声を漏らす! 鼓動が激しくなる! その恐怖にも似た言葉は上手く隠され、
最後の真相に自然に繋げる! 全身が青白い男は主人公が殺したホストであった! 婚約者がいながら主人公に結婚の話をちらつかせた!
食い物にしていたのだろう! 最後の一行は鏡を使って見事に収めた! ただし本文に痛恨のミスが潜んでいた!
「〜不思議と超常現象への恐怖も薄れてしまった。」と書いてしまった! 「〜それほど嬉しいことはない。」と内容が食い違う! 実に惜しい!
>743
主人公が部屋に一人でいるとする! 最初の一行目の言葉を云いたくなった経緯が書かれていない! なんとなくであっても、
何か切っ掛けになる内容があるのでは! 無理矢理、お題を消化しているように感じられた! 最後の一行にしても不自然に思える!
今日も風俗に行くと書かれていた! 連日、風俗に行くものなのだろうか! 動機となることが書かれていないので強引な展開と云える!
最初の一行と最後の一行を乱暴に嵌め込んで作った少し歪な掌編に見えた!
>747
この短い文章の中で矛盾がある! 「ああ、俺がニートをやめる日も近い。」と書かれていた! 支援団体が強制的に入所させることができるとは思えないが!
観念したような言葉のあとに「だが俺は絶対に働かない。」とある! やめる日は近くないのでは! 主人公は錯乱しているのだろうか!
最後の一行の笑みは信念を貫いて勝ち誇る意味があるのだろうか! 狂人が浮かべる笑みなのか! かなり雑な作りと云える!
>758
この話にも矛盾が潜んでいる! 主人公は自身の異常な食欲に気付いていない! ふだん通りの食事量なのだろう!
そうなると最初の一行目がしっくりこない! 血糖値が二百四十は当たり前! 暴飲暴食に慣れているので、突然に数値が撥ね上がるとは考え難い!
更に何故、鏡を見るのだろうか! 表情よりも頬の肉や首周りの肉のだぶつきを気にする方が自然に思える!
もう少し内容にも考えを巡らして貰いたい! まずは矛盾のない文章を心掛けた方がよい!
>759
この話にも矛盾がある! 主人公は暴食によって重度の糖尿病で失明した!
では、最後の一行はどのようにしてわかったのだろうか!
自分の姿を鏡で見ることはできない! 人称の選択を誤った感がある!
>760
何をしてそのような事態になったのか! 何も書かれていない! 連作短編になっているのだろうか!
施設だけではわからない! どのようなところなのか! 何をする場所なのか!
作者がやけくそになってなっているように思えた!
>804
どこか現実離れした話であった! 自室で寝ていた主人公がいつの間にか教室にいた! 夢遊病なのだろうか!
ここからの描写がかなり甘い! 教室内は暗いが月光が僅かに射し込んでいる! 薄暗い程度に思える!
故に倒れている少女の姿が見えた! ただし自分が握り締めていたナイフは目を凝らしてもはっきりしない!
暗闇に目が慣れてようやく理解した! 見える距離が曖昧で夢の中の話に思えた! そうなると整合性が関係なくなり、笑みの意味もどこかぼやけた!
- 962 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 17:35:31.44 ID:pF9HuaYa0.net
- >808
この話は意味が理解し難い! 主人公のプリンが誰かによって食べられた! 犯人探しが始まる! その結果、妹のところに向かう!
口元の汚れを指摘! 妹はプリンの名を出して自ら自白した! そこに母親が騒々しく現れて買ってきたプリンを勧める! 口元のプリンの食べかすが犯人と仄めかす!
そうなると妹の口からプリンが出たことに疑問が生じる! 母親はプリンを買える状態にいて、何故、娘のプリンを食べたのか! 嫌がらせに思える!
食べられたプリンの個数が気になる! 二個であれば母親と妹が食べたことにできる! ワイには微妙な内容であった!
>818
女湯に間違えて入ることがあるのだろうか! 焦っていながらも心の声は冷静であった! 入ってきた女が声では嫌がりながらも女傑で主人公の顔面に拳を叩き込む!
若い女が逃げずに全裸で向かっていくだろうか! その後、警察が到着! 主人公の容姿が明かされた! ハゲの中年太り! 二次元をこよなく愛するオタクでもある!
ライムちゃんを想った時の自身の笑みについて考察! 成り行きを納得した! 現実と非現実が混ざり合った、ありそうでいてなさそうな話であった!
>821
鮮烈な出会いが脳裏に焼き付き、主人公は一目惚れした! 丁寧な言葉で心情を綴り、彼女を求めて探して回る!
二度目も同じ! 風でスカートが捲れ上がった! 水色のショーツを二回も見たことで主人公の口が滑る!
女性は口汚く罵る! 主人公は歓喜に包まれる! サドとマゾの運命的な出会いを最後の一行で示した!
「そして」の多用が気になるが、お題の消化と内容は存外悪くなかった!
>824
大人のファンタジー作品であった! 主人公は一方的に婚約を破棄された! 用意したものが全て無駄になった!
傷心の状態でタワーマンションに帰ると人の気配が! 泥棒相手に鬱憤を晴らそうとしたが相手は少女であった!
タイムスリップをして未来にきたと考えられる! 主人公もまた、リザとの出会いで元婚約者と同じような状況となる!
最後の一行から想像を膨らませてモナリザの微笑みに辿り着いたように思える! 説明に多くの文字数を割いている為、読み物としての面白さは程々!
>831
あまりにも内容がストレート! 住んでいるところに弾道ミサイルが着弾すれば被害は甚大! 身の危険を感じている様子はよくわかる!
場所はよくわからない! 家でテレビを観ていたのだろうか! 立ち尽くすは路上を思わせる! スマートフォンで観ていたのか!
ニュースには続きがあり、東京ではなくて大阪と修正された! 主人公はへたり込む! まだ混乱の中にいて最後の一行に繋げる!
その部分だけは冷静で自身の僅かな表情を感じ取った! 感情の起伏を考えると少し引っ掛かる!
>834
一目でわかる! 相当に書き慣れている! 後宮物らしい名称や衣装が内容に華を添える! それでいて堅苦しいと思わせない軽妙な書き方がされていて、
読者の目を意識して作られていた! 主人公の目から見た騒動を描く! 真の主役は月英で最後の笑みは陛下の暗殺を仄めかす!
異国から連れ去られた恨みを忘れなかった! 陛下の寵愛を一身に受けながら機会を窺っていたと思われる!
一レスながら中身の濃い話を読んだような気分になった! 若干、後半の主人公の口調が砕けすぎているような気がしないでもない!
>840
緊張感を維持した状態で男女がぎこちない遣り取りをする! 交わす言葉で徐々に二人の関係が見えてくる!
元恋人で女は先輩に強姦された! 男は現場を目撃したが恐怖から声を上げることができなかった!
十年の時を費やしてようやく真相を明かして謝った! その過程で女は笑うと云う行為には屈服の意味があると伝える!
女が人前で笑わない理由にもなっていた! 男が帰ると過去を思い出す! 男達に云いようにされた時、女は笑った! 最後の一行が際立つ!
修正に修正を重ねた労作ではあるが「女が相冷たい言葉を放つ」は変換ミスに思える! あと感嘆符のあとに文章が続く場合は全角の空白を入れた方がよい!
- 963 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 17:38:35.04 ID:pF9HuaYa0.net
- >850
目にした者に死が訪れる、あのドッペルゲンガーなのだろうか! 家に帰ると自分とよく似た人物がうつ伏せの姿で倒れていた!
息はあり、会話が可能であった! 妖怪の覚のように心の声を読み取る! 逆撫でするような言葉に主人公の怒りが頂点に達した!
自死を嫌い、もう一人の自分の絞殺を強行する! またしても目の中に最後の一行が! この話では最初と最後の一行は無くても問題なく読める!
お題が機能していないことを示している! 話の内容としても理由がわからない! 何の為に現れたのか! 主人公に腹を蹴られた時、蹴った本人が痛がる様子はなかった!
その為、もう一人の自分を殺害すると、どうなるのか! 読者の想像の余地がない! もう少し最後に繋がる何かが欲しいところ!
>863
読み易いが意味はわからない! 詰まらなそうな顔文字が宇宙人とどのような関係があるのか!
穴のようなところから顔を出した人物は顔文字の目に当たるところにいた! 真っすぐな線は口の部分! 相棒は別の目にいると思われる!
主人公がいると線が真っすぐにならないと主張! 光と同じと云うが意味はわからない! 犬の登場は必要だったのか! これもよくわからない!
最後の顔文字はやはり主人公の影響でスマイルマークのようになっていた! この話は理屈抜きで感覚に頼って読んだ方がいいのかもしれない!
>872
最初の一行は機能してハイジャックの様子が克明に描かれていた! その後、機体は海に不時着! 主人公は砂浜に流れ着いた!
何故なのか! 急に描写が不明瞭となる! 胡蝶の夢を出しているので敢えてぼんやりさせているのだろうか!
最後の一行は打ちミスに思えた! 手前に「笑みを浮かべていた」と書かれていた! 取って付けたような歪な状態なのでコピペの失敗に思える!
あと太平洋のど真ん中に落ちてどこかに流れ着くことがあるのだろうか! 書き過ぎた弊害と云える!
>874
主人公は残酷なシーンをカメラに収めた! 顧問の勧めもあってその一枚をコンテストに出した! 見事、大賞を射止めた!
それが切っ掛けで取材攻勢を受ける! ちょっとした有名人となった! その熱が収まる頃、主人公はカメラから遠ざかる!
切っ掛けとなった鴉を憎み、無気力な生活を続けていた! ある日、屋根にいる大きな雛鳥を目にする! 鴉の子供で巣立ちの瞬間に立ち会う!
危なっかしい様子に思わず声援を送り、スマートフォンのカメラ機能でアップして飛び立つ瞬間を収めた! 暗くなった画像には相応しい笑みが映っていた!
最後から二行目で「笑う」と書かれていた! 最後も笑みなので「そんな感情はもう忘れたはずなのに」くらいにとどめた方がいいだろう! それと姑息に卑怯の意味はない!
>875
アスタリスクの文字化けが意図的に行われ、ゲシュタルト崩壊に凄みを与えていると頭に過ったがそうではないのだろう!
ワイスレ杯のお題をそのままに作品へ反映させたメタフィクションの一面を併せ持つ! 執拗に繰り返されるお題の一行!
不安定な文章と内容がよく合っていた! 常習性のある安価なスナック菓子のように頭を無にして読める!
メインにはならないが箸休めにちょうどよい! ただし人を選ぶ! 今回はそういうことで!
>880
孤独に馴染んでいた主人公に君と云う人物が声を掛ける! 一緒にいることが多くなり、孤独ではなくなった!
その君にたくさんの友人ができて主人公と疎遠になる! 振り向かせたい一心で主人公は決意する!
屋上からの飛び降り自殺! その死にざまを君に見せることで忘れられない存在になる! そこまでするのか、と思わなくもない!
君の性別が気になる! 少し乱暴な言葉遣いをする女子であれば、ただの親友ではなくなる! 恋愛感情まで発展して死を願う気持ちに重みが加わるのでは!
>881
王子が生きた剣を手に入れた状態で物語が始まる! 過程がない為、ここまでの王子の考えがよくわからない!
剣を所持していれば不死! そのはずなのだが行き倒れとなって少女に助けられる! 倒れていた理由がはっきりしない!
剣は手放さずに持っていた! 剣で人を斬ることで魂を吸い取り、主人公の命に変換しているのだろうか!
生きた剣は王子に人を斬らせて何を得るのだろうか! 王子は永遠の命を求めて今の姿になったのか! 戦闘に特化した話でもないので内容がぼんやりした!
- 964 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 17:39:55.37 ID:pF9HuaYa0.net
- >882
寿限無を思い出す名前ネタ! くすりとした笑いを引き起こす! 次に日本に馴染もうとする息子の漢字ネタ! 読者を飽きさせない工夫が盛り込まれていた!
徐々に息子の日本語も上手くなる! 取って置きの内輪ネタに突入! なるほど、確かに最後の一行は合っている! ただの内輪ネタではない!
今回の参加者、全てが理解できる内容となっていた! 文章は少し粗いが読み物としては面白い!
最高のテンションを維持するのではなく、程々の緩急がよい! 考えられた構成と云える!
>884
コロナで復讐する話! 別れても恋人を愛していた! 未練を断ち切る意味が酷い後ろ向きの発想であった!
コロナに感染したことを自覚した主人公は元彼との濃厚接触を試みる! 想像以上の効果を発揮して元彼は命を落とした!
新しい彼女も陽性となり、身内にまで感染が広がった! 最後の一行は復讐を果たした者の心情を表している!
少し引っ掛かるのは行き当たりばったりでコロナに感染! その結果、行動に起こした! 計画性がないので少し落ちが弱いように思う!
コロナに感染する目的で男達と肉体関係を持ち、具合が悪くなってきたところで行動を起こせば怖さが引き立つのではないだろうか!
>886
原因がわからない不思議な話! 兄妹は幼い頃に同じ悪夢の中に迷い込む! 奇妙な顔が浮き出た壁に囲まれた通路は不気味で、
恐怖を募らせる! 兄妹は手を繋ぎ、一緒に逃げる! 妹を逃がす為に兄は身を捨てて逃がす! 朝になると逃げ遅れた兄は突然死に見舞われた!
その後、成人した妹は不気味な洞窟に向かう! 苦悶の顔が浮き出ていて夢の記憶と重なる! その中に兄の顔があった! 妹を助けることができて、
薄っすらと笑みを浮かべていた! スーダンの洞窟と兄妹の関連性はわからない! 何か関連付ける設定があればと思わなくもない!
>889
ネタとしては面白い! ちょっと緩い時代物! 主人公は最後までござるを通して貰いたかった! 戦場が炊事場に変わっただけで、
男の心は武士である! 包丁を刀に見立てて左腰に差して構える! 抜刀して根菜類に挑み掛かり、見事な包丁捌きを見せる!
仕事で実演販売をしてもよい! 二刀流でミンチを作ってハンバーグに活かす! それでいて心は武士のまま!
そのギャップを際立たせることで立派なコメディに仕立てることができるように思った!
>894
亡くなった養父の書斎で宝物の在処を示した便箋が出てくる! 書かれた内容の通り、移動をするが宝物は出て来ない!
最後の物置では喜びの声を上げた! 主人公が好きな蜜柑の段ボール箱に期待が高まる! 世話焼きの葵と共に中を確認する!
高価ではないワインが出てきた! それらの全ては主人公に纏わる物で養父にとっては宝物に等しい!
この手の話はベタでよくあるが、王道でもあって悪くない! あと主人公が実年齢よりも幼く思えた!
>897
ライカの廉価版が出てくるので昭和の時代! 微妙な年代もあってあまり古いような気がしない!
カメラで写真を撮ると魂が抜かれる! 迷信ではあるが少し古さを感じる! ただ舞台を現代にしても内容はあまり変わらないように思う!
スマートフォンで写した一枚を主人公に見せても最後の一行に繋げられる! 服装や当時に流行った物を出してそれらしい雰囲気を作ってもよい!
写真を一枚と書かずに一葉としたところには好感が持てた! 全体的に微笑ましい話であった!
- 965 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 17:41:01.08 ID:pF9HuaYa0.net
- >898
ワイスレ杯のネタ! 二作目である! ネタが被ったのだが、いいのだろうか!
微笑ましい夫婦の遣り取りをつらつらと読んでいくと、話が途中で終わっていた!
最後の一行はあるがすっきりとしない! どうなっているのだろうか!
>899
ワイスレ杯のネタ! 三作目で連作掌編! 上の続きがこちらであった!
泉の女神ネタを海で行う! 若さは微塵もない老人! 両手にiPhoneを握り、落とした方を訊いてくる!
主人公は正直に答えた! もう一つのiPhoneは貰えなかった! 早速、中を見るとちゃんと画像は保存されていた!
そこに老人の自撮りが残されていた! 最後の一行に上手く繋げていた! 連作ではあるが一作でもちゃんと読めた!
>920
人の顔の皮を剥ぐ! そのようなシリアルキラーは色々な話で書かれている! 定番とは云えないがあまり珍しいネタではない!
ただし亡くなった女達が踊りながら主人公の元に現れる展開は見たことがない! 斬新と云える!
女達の全てがのっぺらぼう! 剥がされた皮を取り返しにきたのだろうか! 主人公は奪われる前に焼き払った!
女の一人が主人公の首を絞めるとミラーに顔が映る! 最後の一行! 復讐をしたいのであれば男の顔の皮を剥いだ方がいいのでは!
>926
この世界は何なのだろう! VRなのだろうか! 現代に似た異世界なのか! 遠い未来の話なのか!
まず土台がわからない! 説明しないで物語を進める! 天使とはどのような存在なのだろうか!
ただの愛玩動物なのか! どのようにして仕入れるのか! 悪魔の存在はどうなっているのか!
全てが不明で物語は進む! 日常の一場面を切り取ったような作りなので深みはなく、読後の余韻が希薄!
>943
彼女を殺しても雨の日になると蘇って家を訪ねる! 主人公の驚きは束の間で部屋に上げる! カクテルを飲み、語らって過ごす!
死体の痕跡を残した彼女を抱き、また縊り殺す! 酒と安堵が綯い交ぜになった状態で眠ると、彼女は姿を消していた!
その場にいたと云う証拠を残して! また雨の日に彼女は淡々と訪れる! 彼は迎え入れてオリジナルブレンド、人殺しのカクテルを差し出す!
不思議系ではあるが、味がある! 書き方の妙! 双方の心の籠っていない会話が想像力を掻き立てられる! 雰囲気のある掌編に仕上がっていた!
>951
読み終わった瞬間、え、と声が出そうになった!
宝くじは買わなければ当たらない! 一枚でも買えば当たる可能性はゼロではない!
主人公は何を血迷ったのかスクラッチに挑戦した! その場で確認すると一億円が当たっていた!
落ちや捻りもなくタイムセールス目当てにスーパーへと入った! そんなことをしている場合ではない!
現実を舞台にしていながらどこか浮世離れした話になっていた! キャラ設定を間違えているのでは!
- 966 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 18:09:24.57 ID:foJLA4C3a.net
- 乙です
- 967 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 18:58:11.96 ID:Jmvk5p5K0.net
- 寸評ありがとうございました
精進しようと思います
- 968 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 19:37:09.60 ID:wBQKuZCTF.net
- >>962
面白さはほどほどって(泣)
そりゃあ、9割省いてりゃ、そりゃねって感じ。
てのは負け惜しみっすね。
楽しんでもらいたかったけど、残念。
でも月英様の濃厚さを見ちゃったら何も言えないw
哀しみ。でも久しぶりに作品を書けて良かったです。
- 969 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 20:03:03.03 ID:pF9HuaYa0.net
- ふむ、時間になったが!
人が少なそうなので先に熱燗を取ってくる!(`・ω・´)
- 970 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:04:15.78 ID:YoOrOBsBd.net
- こら!
- 971 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:06:25.79 ID:foJLA4C3a.net
- おかのした
- 972 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:08:04.94 ID:saL+cIcW0.net
- いってらっさい。俺はウォーキングに出てます。
- 973 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 20:08:42.97 ID:pF9HuaYa0.net
- 爽やかな合の手をありがとう!
では、時間になったので発表する!
今回の第十位は出だしからは想像できない展開を迎える!
何故、そこまで思い詰めた行動に出たのか!
君の性別がとても気になる! 作中で女性を匂わせても良かったかもしれない!
第十位は>>880である! おめでとう!(`・ω・´)
- 974 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:10:43.80 ID:foJLA4C3a.net
- おめでとうございますー!
- 975 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:11:17.06 ID:AbJ1O5NK0.net
- おめ!
- 976 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:11:37.32 ID:uMll42WLp.net
- おお、おめでとうございます!
- 977 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:11:44.86 ID:HVBBZRIK0.net
- おめでとう!
ショッキングなラストで印象に残っています
- 978 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 20:14:46.55 ID:pF9HuaYa0.net
- 次の作品はかなり惜しい!
自暴自棄と思わせて虎視眈々と機会を窺う!
自身がボロボロになったところで相手を罠に掛ける!
と云う秘めた計画性を匂わせていれば順位はゴホゴホになっていた!
第九位は>>884である! おめでとう!(`・ω・´)
- 979 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:15:43.78 ID:AbJ1O5NK0.net
- >>884
おめ!
- 980 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:15:59.63 ID:foJLA4C3a.net
- おめでとうございます!
- 981 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:16:45.39 ID:wk8viFoAd.net
- >>973
880です
初参加でした
ありがとうございます!
- 982 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 20:16:47.89 ID:pF9HuaYa0.net
- ちょっと鯨の尾の身を取ってくる!(`・ω・´)
- 983 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:17:25.44 ID:AbJ1O5NK0.net
- >>982
こらおっさん!
- 984 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:18:56.91 ID:HVBBZRIK0.net
- >>884
おめでとう!
>>978
この字数制限でそれはあまりにも酷!
- 985 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:18:59.93 ID:uMll42WLp.net
- >>981
おめでとうございますっ!
- 986 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:19:18.63 ID:gb+MLZbfd.net
- >>880
おめでとー
>>884
おめでとー
- 987 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:21:09.43 ID:gb+MLZbfd.net
- >>981
初参加で入賞ですか
すげー
- 988 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 20:21:37.09 ID:pF9HuaYa0.net
- ぴえええん!
発表を続ける!
この位置に内輪ネタの登場!
しかも前振りで一レスを使っている異色作!
過去のワイスレ杯を振り返っても思い出せない!
斬新なアイデアの勝利と云える! もちろん自撮りは少し笑った!
第八位は>>899である! おめでとう!(`・ω・´)
- 989 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:22:30.62 ID:AbJ1O5NK0.net
- >>899
おめ!
- 990 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:24:13.67 ID:YoOrOBsBd.net
- 皆さん、続きの会場はこちらになります。
https://itest.5ch.net/mevius/test/read.cgi/bookall/1615030985
- 991 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:25:56.49 ID:foJLA4C3a.net
- おめでとうございます!
- 992 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 20:27:44.69 ID:pF9HuaYa0.net
- セブンーセブンーセブンーセブンーマイルドセブン!
勢いがついたところで第七位を発表!
接続詞の多様を指摘したが内容を阻害する程のものではない!
むしろ隠れ蓑として使わせて貰った!
偶然が二度! 見られた相手は怒る! 自然な流れ!
ただし怒り方が徐々に激しさを増し、何かおかしいことに気付く!
最後はお似合いのカップルを想像して見事に締める!
第七位は>>821である! おめでとう!(`・ω・´)
- 993 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 20:28:47.89 ID:pF9HuaYa0.net
- 多用であった!(`・ω・´)リアルで書いているので目にきたのかも!
- 994 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:29:22.04 ID:AbJ1O5NK0.net
- >>821
おめでとうございます!
- 995 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:30:03.69 ID:Jmvk5p5K0.net
- おめ!
上質な豚ミーツ女王様でした
- 996 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:30:07.80 ID:uLOvJXBy0.net
- >>978
ありがとうございます
- 997 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:32:06.54 ID:x04Xxc8JF.net
- おめでとうございます!
怒涛の発表!
- 998 :ぷぅぎゃああああああ :2021/03/07(日) 20:33:22.04 ID:pF9HuaYa0.net
- この作品は読み物として楽しめた!
おそらく読者を選ばない! 誰が読んでも一定の面白さを秘めている!
古典を参考にしたのか! 作者の発想から生まれたのか!
嫌味でない程度に知識をひけらかし、読み易い文章で駆け抜けた!
第六位は>>882である! おめでとう!(`・ω・´)
- 999 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:33:57.89 ID:YzcA8gZv0.net
- >>821
おめでとう!
二人とも幸せそうでなにより
- 1000 :この名無しがすごい! :2021/03/07(日) 20:34:56.95 ID:x04Xxc8JF.net
- おめでとうございます!
- 1001 :2ch.net投稿限界:Over 1000 Thread
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