小説かいたから評価してくれ

この名無しがすごい！

静かな夜だった。男は走っていた。何かから逃げていた。もっともそれが何かはわからないが、逃げていた。何もいないようにも思えたが、確かに何かがいるはずなのだと必死に逃げていた。
男は人気のない、静かな道を走っていた。途中、女性を見つけたので助けを求めようとしたが、彼女も男の背後にいるはずの何かから逃げるように走った。男は確信した。自分の背後に何かがいると。
彼女は何度も振り向き、それが何かを確認していたように見えた。
しかし、男にそれは出来なかった。男は人一倍臆病な性格だったので、振り返った瞬間、自分が死ぬように思えた。男は叫んだ。何度も、何度も。「助けてくれ！」叫べば少しは気が楽になった。しかも、力が湧いてくるような気もした。
そして彼女に問いかけた。「俺の後ろに何がいるんだ？」その声は震えていたが、確かに彼女に届いたはずだった。しかし、彼女は答えなかった。より一層、男は怖くなった。
彼女は人通りの多い繁華街へ入っていった。男も入っていった。そうすると悲鳴があがった。男は叫んだ。「助けてくれ！」誰も助けてはくれなかった。
何故かその、背後にいる何かは自分だけを狙っているようだった。それがまた一層、男を怖がらせた。
しかし、男は決心した。後ろを振り返り、それが何かを確かめようと思った。我慢の限界だった。なぜ自分にこんなことをするのか腹が立った。男は堅く決意した。勇気を振り絞った。叫んだ。
男は振り返り、立ち止まった。
しかし、背後には何もいなかった。だが、男はショーウィンドウに映る自分の姿を見て驚愕した。それは、人とは思えないような形をしていた。
男は走りだした。それを自分だとは思いたくなかった。男は逃げている。何も追いかけてきてはいないのに。

初めて書いたから変な所沢山あると思うので、
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