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読むのがツライいろいろを晒し上げて墓標にするスレ 三冊目

37 :この名無しがすごい!:2020/08/13(木) 11:44:17 ID:7UOmBpKT.net
>>27
 タートルモールの叫び声が聞こえてくる。大分効いたみたいだ。だけど、なんだ? タートルモールの回転が段々早まってきている。
 それに、何か太陽の光が甲羅に集中しているような――まさか!
「グォオォォォォオオオオオ!」
 しまった! 眩しい! こいつ甲羅を鏡のように変化させて光を反射させたんだ。
「グォオォオオォォオオォオオオ!」
 更に勝ち誇ったような咆哮。目くらましで?
 いや、違う。キュイイィイィイィン、と奇妙な音が集束している。何かが来る。何だ? 太陽の光、この状況! まさか――刹那、凄まじい轟音で周囲の砂が焼き焦げていった。砂の柱も砕けて僕は砂の上に落下した。
 光線が四方八方に放出されている。太陽光線だ! 太陽の光を甲羅に集めて回転しながら放つ。とんでもない攻撃だ。
 本来のタートルモールの甲羅は硝子ではないようだけど、この場所に居着き石英の成分を取り込んでいるうちに適応して変化したんだろうな。
 だから危なかった。後一歩遅かったら、そうこの鏡の壁を作成するのが少し遅れていたらきっと僕も焼かれていたよ。
 危なかったね。そしてこの辺り一帯が石英の砂で良かった。砂魔法で砂を硝子にしてガードが出来た。
 太陽光線は強力な攻撃だけど硝子で反射出来る。
 これで光線を受ける心配はないけど、ただ、あいつは回転しながら光線を辺り一帯に撒き散らしているから、この状況じゃ僕も迂闊に動けないや。

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