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【オーバーロード】丸山くがね435【IPあり】

284 :この名無しがすごい! (ワッチョイ f002-XrjK [124.209.186.63]):2020/05/16(土) 02:00:22 ID:TwLGsbYK0.net
レメディオスのユニークな最期を想像してみる。
長くてすまないけどせっかく書いたから貼らせてね。

顔なしネイアちゃんが力をつけ、神殿勢力を飲み込み聖王国の最大勢力の最上位者となる式典が行われた時、その場に出席していたレメディオス・カストディオは声高にカルカとケラルトの事を叫ぶ。
自分と前聖王カルカの理想「弱き民に幸せを。誰も泣かない国を。」の崇高な理想をお前みたいな魔導王の手先が叶えられる訳がない!と。

静かに聞いていたネイア最高神殿勢力長は、以前と違う落ち着いた声で答える。
「私がまだ聖騎士従者だったころ、一緒に行ったではありませんか。エランテルに住む魔導王陛下の国民達は安全で、ひとりも泣いていませんでした。
慈悲深く絶対的な魔導王陛下の指導なされた国こそが、貴女の、そして先代王であるカルカ様の理想なのです。」
レメディオスの目が見開かれる。

「そして魔導王陛下は、まだ弱い私達にも救いの手を差し向けられています。その手を取る事こそがカルカ様の理想への道だと、レメディオス様はまだ気付きませんか?」

その夜、過去の色々な事、聖王国への様々な想いが頭をよぎり、頭をかきむしり自我が崩壊しかけているレメディオスにカゲから語りかける声が。
「お久しぶりです。
いかがでしたか?私が敬愛する主人、魔導王陛下にこの聖王国を貢げるための一連の芝居は。なかなか楽しかったとは思いませんか?」

気が狂いそうになっているレメディオスは、部屋の物陰に最初からたたずんで居たようにそこに居た悪魔の柔らかい声に目を向ける。
(私は…本当に気が狂ってしまったのだな…)

限界だと思われていた今まで以上に目を見開いてその場に固まる。その視線は、この国…この世に居るはずの無い生き物、魔導王に滅ぼされ消滅したはずのヤルダバオトに張り付く。

レメディオスは、その初めて見た時と同様の微笑みを見せるヤルダバオトを凝視し、視線を外す事ができない。
先程の、ヤルダバオトの言葉。
脳裏を離れない言葉を咀嚼し、そして理解してしまった。
……ヤルダバオトは魔導王の部下………………。

翌朝、前カルカ聖王女から賜った自慢の聖剣で自らの喉を貫き絶命した聖騎士団長、レメディオス・カストディオの遺体が発見されたのであった。

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